【科捜研の女’10】第4話 感想

科捜研の女
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CASE.4 刑事の闇! 歩行分析が暴いた殺意の謎!?

ゲスト:古谷一行、小島可奈子、木下通博、大林丈史、押谷かおり

脚本:櫻井武晴
監督:石川一郎

『科捜研』サントラのジャケが決まったようです。

今年のポスター使うのかー。
ジャケ……地味……だな……
まぁ、正直、ドラマのサントラなんてジャケ買いする人って5%以下だろうし(いることは否定しないけど、ほぼいないだろうなぁ)、これでいいんでしょうね。下手に浮ついたジャケットにされるよりは、マシだと思うことにする。うん。
でも、収録曲72分(amazon参照)って、すごいな……本当にギリギリまで詰め込んでやがる……
これは期待できるサントラやで。

ということで、『科捜研の女』オリジナル・サウンドトラックは9月1日に発売しますっ!(notアフィリエイトリンク)
『科捜研』ファンの方も、川井憲次サウンドファンの方も、ドラマサントラマニアの方も、要チェック!
よーろしーくねー!

で、今回の感想はー。

CASE.4 科学を胸に 今、事件を終わらせる時……!
(前略)
マリコ「お……お前が犯人だったのか……感じる……ベンガラの波動を……」
犯人「マリコよ……戦う前に一つ言っておくことがある。お前は私を捕まえるのに『物的証拠』が必要だと思っているようだが……別になくても逮捕できる」
マリコ「な、何だって!?」
犯人「そして、青酸カリのビンは危ないので、1つ隠しておいた。あとは私を倒すだけだな。クックック……」
(ゴゴゴゴ)
マリコ「フ……上等だ……私も一つ言っておくことがある。決め手が『歩容認証』から導き出した『最後に犯人と会っていたから』だけってのは弱すぎると思っていたが、別にそんなことはなかったぜ!」
犯人「そうか」
マリコ「ウオオオいくぞオオオ!」
犯人「さあ来いマリコォォォ! 実は私は違法な状況証拠だけで落ちるぞオオ!」

マリコさんの勇気が、事件を解決すると信じてますん。

なんか今、去年の拳銃立てこもりの回を初めて見た時と同じ気分です。
※お察しください。


「いくら身内だからって、庇うようなことは絶対にしないぜ」(要約)と佐久間部長に言い切った主役コンビはカッコよかったよ。

◆新しい科学ネタ「歩容測定」
歩き方ひとつで、身元がバレる時代ですよアナタ。何それすごい。確かに、歩き方って人それぞれ、結構特徴あるよねー。
でも、警察でいきなりあんなテストさせられたら、緊張とかで歩き方なんてすぐに変わっちゃいそうではあるな。そこらへんは、何回もテストしなおしたりするのかなぁ。と、そんなことが気になった。

◆なんか知らんけど、今回はやる気満々の泰乃ちゃん。ヤミ金の塚原さんでしたっけ、彼の遺体が発見された時に塗料発見したり、複数の神社仏閣を回ったり。
というか、初回で「京都に神社や寺がいくつあると思ってる」とか何とか誰かが言ってたのに、いくらある程度絞り込めているとはいえ、それに真っ向から立ち向かっていきましたね。これが若さゆえのバイタリティですか。
でも、ボケボケ。
君、科捜研でも(おそらく)話題になってたであろう沢さんの顔を知らんかったのか。っていうか、誰か教えておけよ。
で、たぶんこの子は、ひとりにしちゃいけない子だと思った。いくら警察官でも、知らない人に無警戒に証拠品渡しちゃいけません。

◆久々にマリコさんの必殺技:『徹夜強要』を喰らって撃沈する日野さん
所長たちにも見捨てられてるし、泰乃ちゃんの餌食にはなるし、私はこれらのコンボを『日野さん殺し』と命名したいと思う。相変わらず、成分を聞いただけでそれらが何に使われているかを即答できたりと優秀なのに、報われないなぁ……そこが大好きです、日野さん。
マリコさんというキャラは大好きですが、仮に『科捜研』という作品内に限定したとしても、『理想の上司ランキング』を取ったら絶対にマリコさんの名前は挙がらないと思う。マリコさんが日野さんの上司なのかは知りませんが(旧2の設定そのままならマリコさんは主任なんだろうけど、今はどうなんだろう)。

◆沢さんが家族に捨てられた、って時の描写が何か知らんけど、ものすっごい胃に来た
どんな罵詈雑言を吐かれるより、「理解できませんでした」と突き放されたのに冷蔵庫には煮物があったっていうのがね……アレは、かなり来るものがあると思うんだ。うわぁ……

◆地味にまた新しい音楽が追加されてました。

◆土門さんって、メインキャラのくせに扱いづらいキャラだと思った。
性格的にも、キャラの立場的にも。
今回はさておいて、普段の佐久間部長の気持ちがちょっとわかる気がする。
途中、権藤さんが遅れてきて「沢さんのスパイで忙しいか」とか厭味言ってましたけど、それはあなたが断ったからだよね。としか思えん。たぶん、この話が気に食わないからそう思っちゃうんだと思うんだが。
これが性格的な問題。正義感ある一匹狼は、組織には馴染みにくいよねってことで。
あと、キャラ的にっていうのは……
主人公であるマリコさんより活躍するわけにはいかない。
でも、あまりに役に立たないと「アホの子」になってしまう。捜一(刑事)側がアホの子の話って、大抵つまらん話が多いですよね。去年の乾くんの回とか、W誘拐の話とか。
そこらへんのバランスを取るのが難しそうだなぁ。
今年、久々に部下刑事の権藤さんがつきましたけど、そこらへんの「アホの子」成分(「それなんですか?」「それってどういうことですか?」という、状況説明を兼ねた視聴者目線のキャラ)をある程度権藤さんに回すことで、土門さんのキャラって救われてるのかなぁ。去年とか、時々アホの子成分のせいで悲惨な回があったし。
と、何故かぼんやり思った。

◆で、その土門さんのネクタイが珍しく青系なのが目についた。いつも赤系だよね?
あれ? でも、たまーに青だったっけ?
……そういえば、いつかどこかで、「土門さんの性格はネクタイの色で変わる」説を打ち立てているところがあったような……
ええと、確かの時が普通で、の時は活躍回。だったかな。うろ覚えだけど。
ああ、じゃあ今回は活躍回だったか。なるほど。

◆権藤くんの携帯電話は超高画質。
シ○ープもパ○ソニ○クもビックリだ!

いやマジで、あの京都府警は科捜研ともども、1回セキュリティについて再考すべき。
拘束してる刑事には逃げられるわ、科捜研にほいほい出たり逃げられたりされるわ……初回の騒ぎから何も学んでないだろう、コイツら。
しかも、いくら府警内部に潜伏してたからって、どこの監視カメラにも映ってないってあーた、そりゃあないでしょう。

◆今回、風丘先生の差し入れがなくて残念でした。

◆ちゃんと『監察官』について覚えてたマリコさん。

◆爪に塗料がある→苦しんで引っかいた
まではいいとして
「じゃあ、この中に爪の跡がある場所があれば」
……それ、普通に雨風でついたものや、行きかう人が悪戯とかでつけた傷とどう見分けたんでしょう。どうでもいいか。

◆途中、『京都地検』の成増刑事のご実家出ませんでした?

武田凛子さん鬱陶しい
生理的に好きになれないタイプ。無理。ついでに言うと、演技的にも無理。受け付けない。ダメ。

◆もういつものことかもしれませんし、本人の自白もあるんで野暮かもしれませんけど
監視カメラの映像(犯人の奥さんが普段着で映ってる方)と勝手に鑑定して、そこから導き出した「塚原と最後に会っていた」っていう結果だけで逮捕って、あーた、そりゃあないでしょう。
せめて、青酸カリのビンぐらい、どっかから見つけるとかさー。

◆もう本当、今回のメインストーリーほぼ全てが気に食わないんで
いくら沢さんと佐久間部長がいい感じにラスト締めようが、沢さんと凛子さんがいい感じにラストを締めようが、マリコさんと土門さんがいい話風にラストを纏めようが、気に食わないものは気に食わないです。

結局、何が主題でどこに視点を置いて感情移入したらいいのか、全然わからんままに話が終わりました。
沢さんが主役だったの? 今回はアレか? 古谷一行のPVと見ればいいのか? とか
3回も連続して「唐突な犯人」ネタやったらそら飽きるわ、しかもその唐突具合が前2話の比じゃねーぞ、とか
その唐突な犯人でも、ちゃんと物証あれば納得はしますけど、今回は物証ゼロだよね、とか
唐突な犯人でもいいけど、その代わりにしっかりしてなきゃならないキャラクターのドラマが何故かものすっごい薄っぺらく感じた、とか
正直、「沢さんと佐久間さん(と土門さん)」「沢さんと凛子さん」「沢さんと事件」、この3つの要素が上手いこと繋がってる気がしないんですけど、要素詰め込みすぎて消化不良感アリアリなのは最近の脚本の流行かなんかですか、とか

個人的には去年の拳銃立てこもり事件並に合わない話でした。ゴメン。なんだろうね。
あれか。また直前に書き直せって言われたのか、櫻井さん。知らんけど。

とりあえず次週ー。

ゲストの「柄本時生」って誰だっけ……なんか知ってる名前……
と思ってたら、『相棒』のサブリミナルの回で超印象的だった岡本くんだぁー!
『相棒』season8 第16話 「隠されていた顔」感想
あの話を見た8割の人が、夢に岡本くんの顔が出てきたって噂ですよ(※脳内調べ)。
なんか予告見る限り、またサイコな話っぽいし……
またこの人は、私たちの心に大いなるトラウマを刻んでいくんでしょうか。
っていうか、なんかどっちかといえば、この後にやる『警視庁継続捜査班』でやってそうな事件だなぁ……と思った。
何はともあれ、来週は期待してますよー。

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