【科捜研の女 season19】第19話 感想

科捜研の女
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File.19 刑事部長の憂鬱

ゲスト:菅原大吉、小澤亮太、白石糸、永沼伊久也、坪田秀雄、竹下健人

脚本:戸田山雅司
監督:濱龍也

 1週空いたので、アンケートを2つやってみた。どちらも、投票してくださった方ありがとうございました!

 その1。サントラ買ったべか。
 結果。既に購入済み、或いは購入に前向きな方が多数な一方、迷われてる方も結構いらっしゃるんだなぁという印象。
 私はこういうのを迷いなく買っちゃうので「買った方がいいですよ!」って無責任に言いますけど、今は配信もあったりするので、そこで試聴して決めるのもひとつの手だと思う。っていうか、配信サイトで買えたりもする。
 ブックレットの川井憲次さんのコメントは、ファンなら読んで全く損のない代物だと私は思う。川井さんの愛の深さに震えて聴け。

 2つ目。藤倉さんは鑑識だったんだぜ質問。
 再放送含めて、藤倉さんの鑑識姿を見たことある方が大多数。
 実は、もうちょっと見たことある人少ないかな? って思ってた。呂太くん加入後に見始めた人とか、知らん人もいそうだよなと思ってた。そうでもなかった。
 確かに、関東再放送だけでも「S13何回やるねん」みたいな感じではある。もう藤倉さんは刑事部長になった後だが、うどん屋は再放送視聴者に再放送ループを嘆かれるぐらいには爆発してたからな……
 その上で言うことでもないが、藤倉刑事部長が鑑識であることはもちろん私も知っているが、そこまで現場にいるのが印象深いかっていうと実はそうでもない。藤倉さん、鑑識(課長)だったのはS13前半だけだし、その前半も鑑識として強キャラだったかっていうとそうでもないし。
 立場が変わったことで存在感を増した、割と珍しいキャラなんじゃないかと思う藤倉刑事部長。登場した当初から刑事部長ルートは決まってたのかどうか知らんが、上手いことキャラ交代したよなぁって。クリスマスSPそのものの衝撃もデカかったんだろうけども。

 ってな感じで、S13から待ち望んでた(私が)藤倉刑事部長回の今回!

全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ

 「道具」は使いよう。そして小さな悪事は大きな事件になる、かもしれない。

20の見どころ

◆1.証拠品の返却とかあるのか!

 普段は鑑識さんから取りに来るらしいが、こういうのもあるんだね。
 こういう、『科捜研』ならではの日常描写っつーか、今まであるものとして扱われてきたけど描かれなかったようなところが見られるのは、長期シリーズや通年放送の賜物のような気がする。
 「通年放送を謳う割には放送回数が少ない」とか色々言われている『科捜研』S19ですが、私は今のところ、放送スケジュールとかに関しては例年通りだと思ってるんで特に不満はないです。バラエティとかスポーツで潰れるのなんて毎年のことだし……的な。改良されるなら嬉しいが、もう慣れたという方がデカいな。あんまり無理言うのもなんだし。

◆2.呂太「刑事部長って、実はすごい偉い人なんだね……」

 じゃあ、今まで呂太くんは藤倉刑事部長のことをどう思って接してきていたんだろうかw
 ここでこう言う呂太くんは無知なだったからこその今までの態度なのでまだマシの部類であり、真の邪悪は「警察は階級社会だから、刑事部長ともなれば雲の上の存在なのね」と理屈は理解しているマリコさんの方。そんな雲の上の存在と対立したり、真っ向からモノ言ったり、挙げ句「道具」扱いした科捜研研究員がいるんだってよ。
 マリコさんは決して人の上に立てない人よな、と思わせる。なんじゃろ、物事を考えるときの視野が結構狭いんだよねマリコさんって。近視眼的というか、オタク脳。そこが藤倉刑事部長とマリコさんの一番の違いかもしれん。

◆3.みんな物珍しがる藤倉刑事部長の笑顔

 えっ、最近は結構笑ってない!?
 そんなことないらしいです。金田さんいわく、「おねえさん」回のラストのデレ以来だそうです。そうなの!?
 いや、藤倉刑事部長のデレぶりは最近すごいから……もっと笑ってると思ってた。そんなことなかった。デレはともかく笑顔は安売りしない藤倉刑事部長。ミステリアス系アイドルの売り出し方だ……

◆4.平野さんのキャスティング、ズルくない!?

 菅原大吉の時点で勝ち確じゃろ。
 こういう話ではキャスティングも命だよなと思わせる。菅原大吉のあの飄々ぶりがなければ、今回の話の魅力は半減もいいとこだろうしな……
 藤倉刑事部長にあんな飄々と絡める雰囲気を出せる時点で勝ち確。ズルい。

◆5.藤倉「誰が指揮を執ろうと、お前たちはお前たちのやることをやればいい」

 現場の捜査員や鑑識、科捜研を「道具」と呼んで憚らなかった頃の藤倉刑事部長を今の彼に見せてやりたい。どんな顔するんだ。変わらんのかな。たぶん、今も状況によってはああいうことを言いそうではあるか。そもそもあの台詞って、自らへの戒めや自分の職務へのプライドの意味も大きそうだしね。
 それにしてもデレてるな、ってのは同じなんだけどもw
 犬飼理事官って誰さ。姿さえ見えなかった。ちょっと見たかったぞ。どんな人だべさ。

◆6.現場叩き上げの職人から刑事部長へ

 異例の人事ってのは、S13当時も強調されてた気がする。気がする、だけで違うかも。
 藤倉さんは鑑識課長だった頃は全然出番なくて、刑事部長になってからが本番みたいなところがある。そして対立を経て共闘路線になったことで、組織と現場捜査と両立させる裏技見せたりする有能さも見えたり。
 藤倉刑事部長って性格は職人肌タイプだと思うんだけど、その割にそこそこ政治も上手くやってる感。大局も見られるところがやっぱりマリコさんとは違うところなんだろうなぁ。オタクと職人は違う。
 私は「強敵」と書いて「とも」と呼ぶガッチガチの対立路線とか見たかったけど、今の藤倉刑事部長路線も好きなので、またこういう現場スキルも見せてほしいし、責任問題とかで眉間にシワ寄せててほしいしw、そこでまたカッコいいところを見せてほしい。

◆7.なんで土門さんが曇ってんの

 今回は藤倉刑事部長回なんですが。
 確かに視聴者はキャラが曇るところが大好き(そしてそこから立ち直るのも大好き)だったりするが、土門さんは唐突に曇るねしかし。
 そして最近では、マリコさんより土門さんの方がメンタル案件多いな。
 でも確かに、今現在のマリコさんと土門さんなら、土門さんの方がメンタル案件やりやすそうではある。マリコさん、今までに色々経験しすぎて生半可なことだと曇る前に悩まないし。そこがいいところだし、実際、今やマリコさんを悩ませたり曇らせたりするならそれなりの大事件じゃないと説得力がないもんな。

◆8.奈良県警時代の藤倉さん、かもしれない

 夜の現場にひとりで来るんじゃねぇよ! マリコさんもそうだけど、藤倉刑事部長もそうですからね!? もし犯人が来たらどうすんのさ。
 奈良県警鑑識時代の藤倉さんがどんな人だったのかってのは、ほぼ描写がないので想像でしかないわけですが、この夜の藤倉さんは奈良県警時代の藤倉さんだったかもしれない。要するに、勝手に現場に来るような傍迷惑な……
 言い訳する藤倉刑事部長をやり込めるマリコさん。マリコさん相手に弱みを見せるとこうなる好例。マリコさんはホントいい性格してるよねw 自分の目的を通すためならマジでなんでもやる。犯罪じゃなければ大体のことはする。上司だって道具にする。知ってた……そこも好き……

◆9.藤倉「榊。海老芋は好きか?」

 藤倉刑事部長からお誘いを受けられる身分でありたかった。叶わぬ夢すぎる。お酌もしたかった。されたかった。
 マリコさんって、年上の男性に甘えてるときがめっちゃくちゃ可愛いと思う。木場さんしかり、マリコパパしかり。所長になる前の日野さんとわちゃわちゃやってんのも好きだった。今も、実はマリコさんと日野所長の掛け合いが一番好きだったりする。
 マリコさんは天性の姫オーラで姫ムーブをする。男性側が甘やかして可愛がりたくなるのもわかる。ビジュアルだけじゃない可愛さがあるよなぁ。
 実際、ここの藤倉刑事部長は完全に顔がデレている。そりゃ確かに沢口靖子級美人とふたりっきりでお夕飯とかニヤけたくなるのもわかるが、だからって顔に出すぎだよ!
 今回は全体的に「金田さんよかったね」案件だと思うが、こうやってふたりでお夕飯デートしてるところが一番の「よかったね」案件なのではなかろうか。
 対立路線時は外食行ったら視聴者さんに「マリコのこと、いじめるなよ!」って声かけられたと言うし、そこからするともう……今のこの状況、何かの間違いではレベルでデレデレである。もう藤倉刑事部長はマリコさんのこといじめてないですよ。いや元からいじめてはいないけど、でももう対立してるかも怪しいところですよコレは。
 繰り返すが、そりゃ沢口靖子級美人であるマリコさんとふたりきりでお夕飯デートなのでデレるなという方が無理な話である。世間一般の男性なら夢見るだけで終わるお話。その夢想をするだけで罪深いまである。
 その罪深いマリコさんとのお夕飯デートが叶いそうな、いや実際(捜査ではあるけど)何回かしたことある土門さんは、マリコさんと年が近いのであんまり甘やかしてるとかいう感じじゃないよね。言っても10歳ぐらい年離れてるはずなんだが、土門さんはもうちょっとマリコさんとの距離が対等。なんだろ、同年代の悪友っぽいというか。そこが土門さんと他の男性陣との違い。たとえるなら、幼馴染系男子ですよ土門さんは。

◆10.割れ窓理論

 塵も積もれば山となる。ひとつの些細な悪事を見逃せば、やがて大きな事件に繋がるかもしれない。
 問題は小さな芽の内に摘み取るに限る。大きく育ってからでは、手がつけられないもんなぁ。
 じゃあ普段から修羅ってるこの京都の場合、どこから手を付けたらいいんだってのはあるんだけど。年に1回は脈絡なくテロ並の事件が起きるこの京都……

◆11.栗羊羹!

 マリコさんが科捜研に帰ってきたとき、呂太くんが「こんなに入ってるんだ」とかなんとか言ってたけど、これは栗羊羹の話でいいんじゃろか。栗がぎっしり入ってるヤツなのかな。私も食べたい。
 風丘先生はどこで今捜査中の事件についての話を知るんじゃろか話。今回で言うなら、平野さんが藤倉刑事部長の親友ってこととか。いつものことなんだけど、たまに「それ、どこで聞いてきたの!?」みたいな話題の持ち出し方するときあるよね。今回は亜美ちゃんなり呂太くんなりから聞いたってことでいいんだけど、たまに科捜研より耳早くない?みたいなときがある。風丘先生のネットワークはどこまで広がっているんじゃろうか……

◆12.今回も取調室verなの!?

 ルヴァンのCMの話。風丘先生の差し入れ版、焦らすじゃねぇか……
 何度見ても蒲原刑事の「ヤッパリオマエカ」のとこだけ、めっちゃカタコト気味で笑う。いや、このCMの蒲原刑事は全体的に力入ってるけど、なんかここだけすごいカタコトに聞こえるw
 今のマリコさんもつまみ食いとかするのね話。あのマリコさんが誘惑に勝てないぐらいなので、ルヴァンマジ美味い。食べ始めると止まらない……いや、本当はたくさん食べると胸焼けするんだけども。美味しいよね。

◆13.鑑識の鬼、臨場

呂太 「……コスプレ?」

 鑑識の鬼の藤倉さんを知らないモグリ。やーいやーいお前の出演歴3年ー! って煽りを思いついたんですが、「出演歴3年」が煽りになる時点で色々おかしいな……
 でもなんだかんだで藤倉刑事部長の鑑識姿にあんまり「久々!」って感じがしないのは、意外にちょくちょく現場に出てるからだろうか。捜索とかで作業着姿は見せてるよね。あと、元鑑識の知識でマリコさんに助言したりなんだりってのもたまにある。あと、再放送も多いし。
 藤倉刑事部長の「元鑑識」設定は藤倉刑事部長の強キャラ感に直結する設定なので、瞬瞬必生・ライブ感重視の『科捜研』の中にありながら、もしかしたら今のレギュラー陣の設定の中では上位にくるぐらい大切にされてる設定かもしれない。
 これに限らず、そのキャラの根幹に関わる設定は、大切に扱っていただきたい所存です。

◆14.マリコ「今から藤倉刑事部長には、道具になってもらいます」

亜美 「うわー、すごい挑発的発言」

 マリコさんが何でこれだけ平然と上司に挑発的発言を言えるかわかる? 脳内麻薬(シャブ)をやっているからよ。
 とまぁ、『金田一少年 犯人たちの事件簿』の定形はともかく、これはマリコさん、藤倉さん登場初期の「道具」扱いを結構根に持ってたんじゃねぇかな……意外とマリコさんって執念深いし……
 藤倉刑事部長の「何をさせるつもりだ?」が心底嫌そうなトーンでめちゃくちゃ笑った。マリコさんの思いつきって、事件解決にはそりゃ役立つけど、半数以上の割合でとんでもないからなぁ。今回は全然マシなヤツだった。
 挑発的発言に違わず、本当にマリコさんは藤倉鑑識員を、現場の違和感を探る「道具」にしていた。それも鑑識としての藤倉さんの腕を信頼してのことなんだけど、普通は思いついてもやらないようなことさせるそんなマリコさんに痺れるけど憧れはしないです!

◆15.藤倉さんの圧、すごいな!

 鑑識の菅野さんが藤倉さんの姿を見た途端に身を正している点から、やっぱり藤倉刑事部長の鑑識の鬼としても有名なんだろうな……
 マリコさんがものすっごい的確な推理で詰めてくるんだけど、それより藤倉刑事部長が後ろで黙って立ってることの方が怖い。マリコさんに詰められ、藤倉刑事部長に睨まれるこの状況で黙ってられるメンタルは常人にはないよぉ。
 それもこれも藤倉刑事部長の逆鱗スクラッチチャレンジでもするかの如く、現場の証拠を汚染してしまったので隠蔽するとかいう愚行をやらかしたせいなので自業自得なんだが、「やらかした!」ってテンパってワケわかんないことをやらかすのは私もそうなので、気持ちはわかる。
 でも隠蔽・ダメ・ゼッタイ。鑑識として証拠品遺棄まではできなかったぐらいにはプライドがあるんだし、この段階で咎められてよかった。小さな出世欲が、事件解決という大きな目標を阻んじゃうことがなくてよかった……
 記録表を鉛筆で書くメリットってなんだろ。有名なコピペじゃないけど、ボールペンだとインク切れとか現場の状況次第でインクが出なくなるとかあるかもしれないけど、鉛筆ならどんな状況でも書けるからとかだろうか。それに、なんだかんだで今回も筆圧の痕跡で隠蔽バレてるしな。悪いことは出来ないな。

◆16.殺意はありまぁす!

 供述と回想が違う系犯人。言うまでもないクズなのでとりたてて説明はしません!っていうスタイル好き。凶器持参しといて背後から不意討ちまでして、「殺意はなかった」は通らない。
 その前に、「自首しろとか言い出しやがるから」って言い方でもうアウト。全部にじみ出ちゃってる。
 土門さんがキレるでもなく、静かに諭すように突き放してたのめっちゃ好き。もうどうしようもないクズなので怒鳴る価値すらない、ってのが出てる。
 そもそも今回の話でメインなのは藤倉刑事部長の活躍と平野さんなので、殺人犯とかオマケなんですけどぉ!? というのを表す扱い。雑魚の言い訳とか特に詳しく説明しなくていいですよねー??みたいな。扱いでいうなら鑑識の菅野さんより下だよね、犯人。

◆17.事件は発生する前に食い止めたいよね

 マリコさんは名探偵ではあるので事件は必ず解決できるが、起きる前に食い止めることはなかなかできない。
 だけに、こうやって平野さんみたいに起きる前に食い止められる人がいるっていうのは、とても大事な話だと思う。ミステリは名探偵がひとりいればいいけど、現実は名探偵だけじゃどうしようもないんだぜって。
 平野さんの小さくも大きな活躍を見た幸乃巡査のこれからに期待っすな。こうやって誰かが平野さんのような意思を継いでいけたらいいよね。

◆18.小さな割れ窓、大きなお守り

 ガラスパイプが折れるほど強く握りしめたのか、平野さん……
 それを経て、ガラスパイプを袋ではなくケースに入れて持ち歩いてたところからも、深田さんの優しい性格が見て取れる。誰も傷つけたくなかったんだなぁ。
 そんな彼が「戒め」「お守り」としてガラスパイプを持ち歩いていたってのが、エモさの塊で……もう……なんか……これだけでズルい! うわぁもうズルい! うわぁ!
 自分に殺人容疑をかけられても、否定したのは深田さんは大麻なんかやってないってところだったもんなぁ。

◆19.多幸金連れてって!

 藤倉刑事部長と平野さんの何がいいって、最終的に割り勘になるところよね。エモい。
 ふたりが多幸金で海老芋食べてるのを、後ろでひっそり見守りたい。そう思ってしまう。あわよくばご相伴に預かりたい。ダメかな。それは望み過ぎか。
 藤倉刑事部長にもこんなに親しいお友達がいるのに、土門さんは……

◆20.土門さんはいくら曇らせてもよい

 またマリコさんが知らない間に土門さんを曇らせてる……いや別にこれはマリコさんのせいじゃないけどw マリコさんとしてはいつもの世間話のノリで話振ってるのにな。これはさすがにマリコさんが可哀想なヤツ。
 マジでここ最近の土門さんは何かと曇りがちである。なんなの、制作側に「土門さんを曇らせ隊」とかおるんか。少し前までは「土門さんを痛めつけ隊」だったし。あとたぶん絶対にいるだろうと思うのは、「マリコさんを追い詰め隊」。制作はドS。
 視聴者としては土門さんが曇るということはメイン回をもらえるフラグなので大歓迎と言いたいが、もしかしてこの発想はオタク特有のものなのだろうか。
 登場してから約15年、土門さん個人回って本当に少ないからなぁ。私はこの機会にもう少し、「土門さんってどんなこと考えながら刑事やってんのかな」ってのを知りたいので、土門さん回があるなら嬉しい。これでなかった方が泣くわw
 そしてその個人回がつまんなかったらもう、もっと泣く……

簡単雑感

 希望どおりのものが希望どおりのクオリティでお出しされることの安心感すごい。
 マリコさんもわからなかった現場の違和感を、体感で感じ取ってる職人肌の藤倉刑事部長はすごいな……と元鑑識の藤倉刑事部長の強キャラ感を強めた今回。
 藤倉刑事部長と平野さん、平野さんと深田さんの関係性も、エモさの塊だった……
 謎解き部分も、「実際の犯行時と現場検証時の違い」「現場検証時の落とし穴」とか、刑事ドラマでミステリしてる感が新鮮で、面白かった。
 あと個人的にお気に入りなのは、マリコさんの名探偵ぶり。今回のマリコさんはぶっちゃけそんなに科学捜査してないんだけど、藤倉刑事部長の存在感でとマリコさんの名探偵ぶりでカバーしててズルいw ってなりました。それでも話が成り立つからすごい。
 やっぱり捜査過程が面白い『科捜研』はいいな……と思いました。キャラ回だけど話の面白みは王道だったと思う。秋クール始まって3回目で王道剛速球投げられた感じ。

次回予告とか。

マリコ「ねばねばねばー!」

 人がせっかく「今回よかったなぁ」って余韻を噛み締めてたのに予告芸やめて!
 なんですかあのマリコさんかわいいですね!
 3秒予告がなくなっても、相変わらずキレッキレの予告芸ぶりである。
 なんですかあのマリコさんかわいいですね!
 次回は納豆菌vs乳酸菌。なんだそれふざけてんのかw
 なんですかあのマリコさんかわいいですね!
 ゲストの名前も『一課長』式ネーミングらしい(東映公式)ってことで、ギャグ回っすな。
 なんですかあのマリコさんかわいいですね!
 曇る土門さんについては、11月いっぱいはお預けっぽい(テレビ雑誌より)。秋クール最終回とかなのかな。こちらについても楽しみである。

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