第8話 紅葉が見た殺人
ゲスト:真飛聖、入来茉里、尾崎右宗
脚本:真部千晶
監督:兼﨑涼介
話がつまらなかったので、感想もそれなりです。
あらすじ
イチョウの木の下で男性の遺体が見つかった。ツリークライミング中の事故死かと思われたが、鑑定の結果、男性は別の木から転落し、何者かが遺体を移動させたことが判明。マリコは、樹木医・曽根くるみ(真飛聖)に協力を依頼し、男性が転落したと思われる木を調べる事に。それは“血を流す木”として話題になっている木で…!?君嶋(小池徹平)はある事を検証するため“木登り実験”を行うが…そこで、思いもよらぬ真実が浮かび上がり!?
見どころ
◆寝袋亜美ちゃん
新しいラボでも寝袋inしてる亜美ちゃん。っていうか科捜研に泊まり込んでる亜美ちゃん。おうちに帰ろうよ!
寝転びながら迷惑系?の動画を見ていた。亜美ちゃんってむしろ心霊系苦手じゃなかったっけ。心はアナログなんです!
苦手だけど興味はある! みたいな話だろうか。よくわからんw
そして朝からマリコさんの顔面ドアップ。羨ましいのか、逆に怖いのか……どうなんだろ。
臨場要請が来て、亜美ちゃんを叩くマリコさんとぴょんぴょん跳ねる亜美ちゃん。亜美ちゃんは寝袋から出ればいいのでは……? いや、かわいいけどさw
◆亜美ちゃんと日野所長が臨場
珍しいメンツ。今回は君嶋さんもお外に出てたし、そういう意味ではレア回。
鑑識さんが車輪の跡を踏みそうになってて、藤倉刑事部長激おこ案件だなぁと。再教育されちゃいますよ!
◆亜美「この一帯を管理している福森市に、立ち入り許可をもらいました」
今回、この手の台詞がやたらと多い。それだけ、「お前ら、ツリークライミングを気軽に違法行為してやるなよ!」と言われてるってことっすかね。許可、必要、絶対。
◆曽根「彼女が助けを求める声は、誰にも届かなかった……」
この語り口とかからして、曽根先生は怪談師とかも向いてるんじゃなかろうかと。後にこれは亜美ちゃんをからかってただけと判明しますが、いい大人がお客さんをからかうってのがまずどうなのよ感。
しかも、「血を流す木」の原因も知ってたみたいだし、いやだからこそなのかもしれないが、それを知った上で怪談風に語って亜美ちゃんを脅かすってのはマジでどうなのよ感。亜美ちゃん、一応今回は捜査に来たお客さんなわけだし。
これがあの動画撮影に来てた女の子たちみたいに、興味本位で来てたってなら脅かしてしまおうみたいな魂胆もわかるんだけど。でも今回の亜美ちゃんは(以下略)。
ということで、私は曽根先生を信用しないことにしましたw いい人みたいな描かれ方してたが、絶対そんなことないぞ。
◆亜美「殺された女性の怨念が取り憑いている……?」
マリコ「亜美ちゃん」
亜美 「ヒッ!」
なんまいだーする亜美ちゃんにALSライトを渡すマリコさん、あまりにも通常運転で大好き。叱るでもない、そういうところが好きよ。
◆スライム・フラックス
で検索をかけてみると、結構たくさんの画像が引っかかるので苦手な人は要注意。
すごいな、自然。
◆土門さんの出席開始時間は13分30秒頃
重役出席っすな……おかげで屋上も珍しく夜。
今回は出番自体が少なめだった。まぁ、最終回に期待というところで。あと、今期は頑張ってた方だと思います。
◆マリコ「船井さんがどのあたりの写真を撮っていたのか、木に登って確認してみるわ」
土門 「それがいい。……おい! まさか、お前が……! 登る……よな」
マリコさん相手に適当に返事するとこうなる好例。まぁ、どう返事してもマリコさんの場合は、決めたことには突っ走るだろうけど。
そんなマリコさんのことわかってるはずの土門さんなのに、適当に返事するなよw とは思いますけど。土門さんもおちおち考え事して上の空になれないから大変だな。
◆175,200円
これ、なーんだ。正解はツリークライミング道具代。
たけぇ! いや道具の相場は知らんけど、経費でぽんと落とす金額じゃねぇ!
しかしいつも経費に文句を言う日野所長はと言えば、
日野 「無理だよ……マリコくんに木登りなんて、絶対無理!」
と、所員の安全を第一に案じていたのだった。所長の鑑すぎねぇ?
でもマリコさん、崖からぶら下がったりしてたしな……
マリコさんがホントにツリークライミングやるのかな、と思いきや、
君嶋 「僕が、登りましょうか?」
と、ひょっこりイケメン。いわく、娘と一緒に講習を受けたことがあるとか。なんでもできるなイケメン!
所員の安全さえ確保できるなら、175,200円程度の経費は目を瞑ってくれる日野所長に泣ける。今回は割と大事な確認だったからといえど、いやでも175,200円は高額っすよ。
◆イケメンのツリークライミング
公式の記事はこちら。
『科捜研の女』小池徹平、ツリークライミングに初挑戦!抜群の身体能力を発揮
イケメンはなんでもできる。なんでもできるからイケメン。
そんなわけで小池さんも初挑戦ながら、するする登ってたそうです。すげー。
今回、宇佐見さんの影が薄めだったんですが、こういうところでキャラ被りしちゃうからなのかな……とか。なんでもできちゃうイケメン、というところで、意外と宇佐見さんと君嶋さんは被っている。
そんなイケメンのツリークライミングを見守る若手組が面白かった。
蒲原 「すごーい! 君嶋さーん!」
亜美 「登るの上手!」
ただの夢女子ファンコールでワロタ。蒲原刑事はこういうの苦手なんじゃろか。中の人はできそう感あるけどな。
◆かんあみ漫才
今や若手組はこのふたりだけなので(君嶋さんを若手と称するのはちょっと無理がある)、漫才はこのふたりに託されている。
蒲原 「どう見ても、船井のターゲットじゃないよな」
亜美 「いや。もしかしたら、誰か有名人と、熱愛中だったりして!」(手でハートマークを作る)
蒲原 「……本気で言ってる?」
亜美 (首を横に振る)
そりゃまぁもう7年以上も一緒に働いてるわけだから、仲いいのは当たり前だよなぁと。でもこんな息ピッタリ漫才見せられるとは。なんだ? M-1出るか?
その後も、
亜美 「この階に有名人っていますか?」
蒲原 「おい」
亜美 「聞いた方が早いよ」
と、普段のこの2人の会話のパワーバランスすらわかりそうな掛け合いも。仲いいな。
◆君嶋「パパ友に聞いてきたんです」
これ言い出したら、もうなんでもアリだからな。どんな話題でも引っ張ってこられるようになる。
お菓子もアイドルも好きな風丘先生みたいなもんよ。今後、君嶋さんはこの路線で行くのだろうか……
◆林の中から枝を探す
マリコさんの無茶振りシリーズ。そりゃあ日野所長も愚痴るわけです。
日野 「マリコくんのむちゃぶり、やめさせる方法……♪誰か~教えてよ~♪」
日野所長、美声を披露。劇場版での舞台挨拶でもオリジナルソング聞けたりしたよ。美声だよ。
そんな風に愚痴りながらも、リヤカーの跡を見つけてたどり、重要な物的証拠を見つけたりしちゃうわけなんですから、やはり日野所長がナンバーワンでは?
◆今回は君嶋さん大活躍
今度はシミュレーションでそこまでの捜査の誤りを指摘。なんだ今回、君嶋さん回か?
まぁ、最終回に向けてってところなんでしょうか。これで最終回で君嶋さんが対して活躍しなかったら、ちょっと笑うな。
◆TT-Nimo
宇佐見「以前、そのグループのオーディションで、事件があったね」
覚えてますか? S21-7のこの話です。
オーディションで事件起こるわ、メンバーに隠し子はいるわでずいぶんスキャンダラスなアイドルグループだな。そのうち、また事件に巻き込まれそう(小並感)。
日野所長はわからなくても、風丘先生はひと目でわかっててワロタ。その後の玉橋類(今回の隠し子がいるグループメインボーカル)語りもオタクの早口っぽくて。若村さん、すげぇ……
◆伝聞でピンと来ている……
聞き込みの現場にマリコさんはいなかったのに、それでピンと来ているのすごいな。伝聞だけでマイナスを完成させた『めだかボックス』のめだかちゃんじゃん(違うよ)。
◆ラストはマリコさんと君嶋さん
どもマリ派が憤死するヤツじゃん。
最後になんか君嶋さんの手持ち本(著者:古久沢さん)が映ってましたけど、これ、次回にちゃんと鍵になるんだろうな?
雑感
2メートル程度からの落下と、高所からの落下したご遺体の見分けがつかない風丘先生にされても困る。実際はどうなんだろ。見分けがつかない理由があったのなら、それを描写した方が面白かったのでは?
今期にはこんな2サス崩れみたいな話は求められてないと思う。樹木医である必要……あったか? それこそ4話みたいなアマチュアでも成り立った感。
途中から曽根先生の自白頼みになっちゃうし、「木のミステリー」みたいな要素もそこまで……と感じさせちゃうのがちょっとダメ。木に関する小ネタを詰め込めば職人モノになるんじゃね?みたいな意図すら感じさせてしまう。ダメ。
真部脚本回に、職人モノみたいなのは期待しちゃダメ、とわかっていたのでそこまでのダメージはないです。この人は人情話しか書かない(書けない?)。
いや、そもそもが雑木林と他人同士をなぞらえた人情話そのものが微妙だし、人情話としても好きじゃないですけどね。マジで真部脚本、今期の雰囲気を捉えきれてないのでは説。3話もメインライター以外だけど、次回に3話メインゲストが出るので、実質縦軸以外の話って4話と今回だけなのよね。そこでこんな今期のカラーじゃない話見せられるとなぁ……
次回予告
台詞はマリコさんの絶叫のみ。一体何が起こる?
次回は古久沢さんはもちろん、ゲストに声優の加藤英美里さんが出るよ。皆さんはどのキャラが印象的かな?
『科捜研の女』最終回に声優・加藤英美里が登場!“女優”として初の地上波ドラマ出演
第1話は謎の焼死、最終回は謎の凍死。謎にオシャレなことするなぁ。
というわけで、最終回に期待!