【科捜研の女’10】第2話 感想

科捜研の女
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CASE.2 多すぎる殺人容疑者 口唇紋と指紋の秘密

ゲスト:高橋かおり、八幡朋昭、真瀬樹里、長谷川真弓、竹中里美、藤田弓子

脚本:真部千晶
監督:森本浩史

『科捜研』のすぐ後に『警視庁継続捜査班』持ってきたテレ朝編成は、今すぐ紙飛行機になれ。
証拠第一主義のドラマの後に、あんなプロファイリングだけで話進めるドラマやるなって。方向性が真逆すぎるだろう。

それはさておき今回はー。

どんなにお話をいい話風に語られても、結局被害者は、お節介のとばっちり食っただけなんだよね。
とか思っちゃうからダメだ。
いくら子役や演出や役者の演技で誤魔化そうと、ダメなもんはダメ。受け付けない。ダメ。
そういう話なのはわかってるんですけど、話の後味悪い上にそういうところがムズムズしてしまう。
ただ、捜査の過程とか小ネタとか、そういうところは楽しめたので、悪印象はない。もうこれは、個人的な「合う」「合わない」のレベルだろうなぁと思います。
ということで、今回はもうほぼ小ネタ拾いに徹します。ゴメン。


◆初回では死体を見て、すぐ吐き気を催していた泰乃ちゃん。
今回はちょっと遠くからでしたが、一応死体は見れていました。
成長した……って言っていいのかね、これ。
でも、ゴミを漁るのにはまだ抵抗がありそうな泰乃ちゃん。
甘い。まだ甘いな。去年、美貴ちゃんはゴミ集積場でひっくり返ってたぞ(幽霊のお話)。
あのレベルまでいかないと、この科捜研じゃあやっていけませんぜ。とかいうと、すごいアレな環境だな京都科捜研。

◆今回の鍵のひとつだった『口唇紋』。新2の舞妓さんの回でも1回出てきましたね、そういや。
……で、泰乃ちゃんが『口唇紋』を知らなかったってのはとりあえずさておき、所長が口唇紋についての説明をしていたのは、笑いどころと解釈してよろしいか。ワイシャツに見事につけられてたもんなぁ、キスマーク。
しかし、新人さん入れると「それなんですか?」がスムーズに入れられていいなぁ。泰乃ちゃんの性格がぽややんとしてるせいか、あんまり「アホの子」って感じもしないし。
ただ、割とすんなり「元・美貴ちゃんポジ」に収まってる感じはちょっとなぁ……もう少し新人らしさというか、泰乃ちゃんっぽさを出してくれて構わないのに。

◆前回目立たなかった反動か、今回は地味に権藤刑事が頑張ってましたね。がしがし容疑者にツッコんだり、足使って地道に捜査をしたり。
というか、刑事課が普通に足使って頑張ってたのは、好印象なんですけどねぇ。事件そのものが(ry)
っつーか、今回やたらに任意提出じゃない証拠があったような……潮谷さんの使った紙コップとか、植田さん(虐待母)が使った湯のみの口唇紋とか。
いつものこと、といえばそれまでだけど、いいのかいな。特に後者なんぞ、ギャグかと思うぐらい素早くマリコさんが検査終わらせてて、噴いた。
その湯飲みを回収するときの、権藤刑事の「お茶を取り替えますね」って台詞を聞いて、一瞬「とうとう、土門さんの部下もお茶汲み扱いか……」とか思っちゃってゴメン本当にゴメン

◆被害者、ものすっごい女タラシですね。
甘言の使い方とかを心得てたっぽいし、だからこそ三股とか(もっといるのかな)できるんだろうなぁ。
揃いも揃って、いい感じの年頃の美女たちばっかりだったのは、やっぱ被害者は熟女好きだったとか、そういう年頃の女がつけこみやすかったとか、そんなかね。
でも、そんな男でもとばっちりで殺されちゃって、不憫だなぁ……終盤、ほぼ存在を忘れかけられてるし。

◆保存液にアメーバ繁殖とか何それ超怖ぇ
眼鏡でよかったー。だからコンタクトとか、入れる気しねぇんだよ。怖ぇよ、アレ……
あの植田さんとかいう虐待母。
乾くんが呆れるぐらい部屋が片付いてなかったり、女ったらしな男と関係持ってたりまでは、まぁともかく……
ドアにかかってる、怪しげな食べ物に手をつけるなよ。っつか、得体の知れない食べ物を他人に渡すな。
そんなんだから、保存液にアメーバとか繁殖させるんだよ。部屋見て「うわぁ、さもありなん」とか思っちゃったわ。

◆あの虐待されていた子、玲央くんの泣き声の演技が……あの……ちょっと胸に詰まった。子どもをネタにするな。卑怯だ。
最後、お母さんにしがみついて泣いてたのは「いい話」ではなく、「悲しいお話」なんだよなぁ……あの子は今更やっと介入してきた児童相談所に預けられるのだろうし、虐待されて育ってきた子ほど、逆に親を求めるものだという話を聞いたことがある。
被害者のとばっちりっぷりといい、こういう地味にえげつない話は……出来がよかろうが悪かろうが、好きになれません。ごめんなさい。
しかし、玲央くんとマトモにコミュニケーション取ってるマリコさん見て、旧2の2話の時とかよりは、やっぱり精神的に成長してるのかなぁ、と思った。あの時はほら……なんつか、「同じ者同士」って感じだったじゃん。精神的に同レベルだったっていうか。

◆泰乃ちゃんのマグカップを櫛入れにしちゃう日野さん酷い酷すぎる
そして、日野さんの櫛やそのマグカップをまるで汚物のように扱う泰乃ちゃん酷い酷すぎる
ゴミ漁りを嫌がってる描写とかからして、泰乃ちゃんって地味に潔癖症の気があるんですかね。それとも、もしかして、日野さんが嫌いなの? なんで?
もし前者なら、甘い。甘いな。そんなんじゃ、この京都科捜研じゃやっていけませんぜ。必要とあらば、この人たち京都中のゴミ漁るもんなぁ。それを察しちゃってる乾くん、日野さんの付き合いというか、諦めの早いこと。もう言うだけ無駄だってわかってるもんな。対して、察するのがやや遅れた泰乃ちゃん。ここらへんは付き合いの長さ(マリコさんの仕事熱心さへの理解)の差ですかね。
で、もし後者なら……日野さんの魅力を1日かけて語ってやるから、ちょっとこっち来い

◆ゴミ集積場を調べる時などにかかった、この新メインテーマリアレンジ。
カッコよすぐる。聴く度に鳥肌が立つ。絶対にサントラへ収録してほしい。
ちなみに『科捜研の女』オリジナル・サウンドトラックへのAmazonリンク(notアフィ)
是非是非、買ってね! って、私は東映京都の回し者か。

◆ものすっごい地味なこと言いますけど
去年より、エキストラさん増えてね?
後ろにいる鑑識さんとか、死体を発見した神主さんっぽい人とか
やっぱアレか、10作目だから予算増えてるのか。とか、そんなことが気になった。ものすごい地味なところですけど。

◆更に地味なこと言いますけど
マリコさん、また風邪ですか(去年の最終回も声が変だった)。
風邪ひきやすいのか、体調管理が甘いのかは知らんけど……ええと、とりあえずお大事に。

◆そして本当に地味だけど
マリコさんの黄色い自転車が復帰した……!
最後に出たの、新4・最終回だもんなあ。
この調子で行けば、きっとマリコママも復帰してくれる! そう信じてる! 期待してる!
ダメですか?

◆ひとつ叫ばせてください。
「この後は、『警視庁継続捜査班』」
どうしてこのジングル(?)に、内藤さんを入れないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

来週は……うーん……?
娘と義父の関係のお話らしく、そこらへんにマリコさんと所長の話がちょこっと絡んできたら面白そう。そう思った。それぐらい。
でも正直、あらすじ読むと規視感アリアリで、あんまり期待できないんだよな……なんだろね。
とかなんとか言って、私の予想は大概外れるので、気にしないことにする。うん。

◆最後に完全蛇足コーナー
本日の「きゅん」ってきたところ
・土門さんが権藤刑事からの連絡受けて、被害者の交際相手の1人の潮谷さん(英会話教室の生徒さん)のところへ向かうときの「あとは頼む」
なんでちょっと屈んで言うの? ねぇねぇ、なんで? なんで?

マリコ「でも、何かを隠してると土門さんは感じている」
紙コップを受け取る時に(たぶん、風邪で声出なかっただけだろうけど)こくんと頷いたり、こんなこと言ったり、信頼しすぎだろ……うん、ここはコンビ的な意味での「きゅん」ね。

・植田さんの目の病気について土門さんが調べに行く際の愛……じゃない、アイコンタクトっぷり。
そりゃあ風丘先生も、「何? 何? 今のアイコンタクト、どういう意味?」って聞くよ。しかもそれについてシカトですよマリコさん。もうあれが当たり前でしょ、と言わんばかりの状態。
もう付き合い長すぎて、互いに目でわかりあえる関係ですか。大好物です。ご馳走様です。
それにしても、目に付いて調べに行くから「アイコンタクト」なのかなぁ。違うか。

・虐待母、植田さんの眼鏡姿にきゅんとした
声質とか喋り方とか、ものすっごいツボなんですけど、どうしよう(*´д`*)
やってること、まるっきり鬼母ですけど。あの人はコンタクトじゃなくて、眼鏡の方がいいよ。絶対にいいよ

ちょっとだけ、この話について補足している記事→これ

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