【科捜研の女 season21】第16話 感想

科捜研の女
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第16話 マリコ先生の実験教室

死を呼ぶ卒業写真!! マリコVS小学生マリコの鑑定対決

ゲスト:三浦涼介、大島さと子、千原せいじ、石田登星、芹沢凛、吉田鼓太良、松本和真、岡嶋秀昭、行澤孝

脚本:真部千晶
監督:宗野賢一

 今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
 「藤倉刑事部長」トップ。幼い頃からああいう堅物だったら面白い……けど、どうなんだろな。たしかに気になる、見たい。
 2位は「土門さん」。今回出なかった人が上位に来る感じかな。土門さん、高校生時代は出たんだけどねぇ。
 3位は「マリコさん」。圧倒的「美」でした……(今回)
 惜しくも最下位は「風丘先生」。「無口でおとなしい」らしいけど、でもこちらも「美」だった……

 皆さんはどんな小学生でしたか?
 私は、ふざけた小学生でした……(どういうこと)
 ってことで、今回の感想へ!

全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ

 みんなかわいい!!!!!!

この話の見どころ

◆呂太くん、死す

 綺麗な顔してるだろ? 死んでるフリなんだぜ、これで……
 ということで、小学校の科学クラブ相手に出張するマリコさん・亜美ちゃん・呂太くん。
 こんな楽しいクラブ活動があるなら、小学生に戻りたいんですが!?
 しかし、今の小学生はマジで『科捜研』に虜になってる女子多いって話も聞きますしな……老若男女問わず虜にするマリコさん、やっぱ強いわ。

◆ミニマリコ

 こと坂木麻里奈ちゃん。かわいい。こんなかわいい小学生がいるのか……

麻里奈「科学って、答えが出るから大好き」
伊吹 「世の中、答えの出ない問題が多すぎますからね」
麻里奈「なんで、お母さんとお父さんは離婚したのか?」
都和 「なんで、僕はアレルギー体質なのか?」
麻里奈「考えてもわからないことで悩むより、科学のほうが楽しい!」

 別に説教しろとは言わないけど、麻里奈ちゃんたちのこの考えに対しては、マリコさんや呂太くんなりのアンサーが欲しかったところ。その考えは危ういと私なんかは思うんだけど。そんな笑って済まさないでよ、と思っちゃうんだけど。
 なんだろ、「若い頃の自分そっくりだなー」とでも思ってんのかなぁマリコさん。だったら尚更、なんかのコメントは欲しかった。

◆今回は土門さんの出番多め

 これは土門さんファンも満足でしょう。ちょくちょく科捜研のラボにも来ていたし。
 だからといって活躍してたかと言われると、微妙。まぁ、今回は呂太くん回なので仕方ないところではある。

◆呂太「アルミニウムという金属の特性、言ってごらん」

呂太 「自分たちが使った物質の特性も知らないで、こんな風に床にばらまいて。今回のは無害で安全なものだったからよかったけど……取り扱い間違えたら、危険な物質だってあるんだよ。人体に悪い影響を及ぼすもの。水に触れただけで発火する物質だってある。正しい科学の知識もないのに、好奇心だけで行動してはいけない!

勝又 「好奇心や冒険心を持つことは、決して悪いことじゃない。でも、正しい知識もないのに、好奇心だけで行動してはいけません」

 真面目呂太くんは非常によかった。それにまつわるエピソードもよかった。そのとおりだし、たくさんいるであろう小学生視聴者にも響いたと思う。
 よかったんだけど、このエピソードをもっと話の中で活かすことはできなかったのかと、惜しい気持ち。例えば、今回の犯人こそ科学の知識や科学捜査への理解が足らずに、なんらかの物証を残してしまっていた……とかね。
 望み過ぎかもしれないけど、櫻井さんやら戸田山さんあたりだったら普通にそういうことやりそうなんでね。今回を呂太くん回、もしくは小学生への教育回と捉えるなら、説教臭くなっても思い切ってそこらへんまで振り切るべきだったのではないか。そんな風に感じました。

◆みんなの小学生時代

亜美 「マリコさんは、どんな小学生だったんですか?」
マリコ「ん? 普通の小学生」

 そしてさらされる、マリコさん(沢口靖子さん)の小学生時代。
 こんな美少女小学生が「普通」にいてたまるか!!!!!!!!!
 完成された「美」じゃん。こんな小学生がいたのか……
 性格とかは、もしかしたら小学生時代じゃ案外普通だったかもわからん。過去に出た中学生マリコさんは、案外普通だったしな。

亜美 「宇佐見さんは?」
宇佐見「まぁ……まぁまぁ……真面目な小学生」

 怪しいな……子どもの頃は、結構やんちゃだったんじゃないのー?
 とかいう視聴者(私)のゲスい勘ぐりを吹き飛ばす、イケメン小学生。
 絶対モテるヤツじゃん……イケメンは幼い頃からイケメン。

宇佐見「そういう亜美ちゃんは?」
亜美 「……超かわいい小学生でした」

 真顔で言うことじゃないのよ。
 でもその言葉通り、亜美ちゃんも眩しいぐらいかわいい。
 女優さんになるような人は、幼い頃からかわいい。そんな当たり前の事実を突きつけられただけに終わったな……
 大オチは日野所長。ドン!!!!!!(効果音)

◆日野「経費の使いすぎだって、会計課に怒られちゃったよ」

日野 「獅子舞の道具だのなんだのって、マリコくんが買ってくるからさ」

 光子さんブチギレ案件だよなアレ、と思ってたら案の定。結局経費は落ちたんですか?

◆勝又校長の怪しい動きなに?

呂太 「『人は、間違えることもある。間違えた時には、素直に間違いを認めて正しい行動をとりなさい』。そう僕に教えてくれたのは、勝又先生だよ!」

 呂太くんにここまで言わせる勝又校長の怪しいセリフはなんだったん? 真相が明らかになればわかるのかなと思ったけど、別に勝又校長、事件については何も知らなかったしな……なんなの……

◆日野「今の小学校では、アルコールランプは使用しないはずだよ」

 そんな話は聞いたことあるけど、マジなんだな……
 使った記憶がある人は昔の人。悲しい。

◆本日のおみやは揚げパン!

亜美 「先生は、どんな小学生だったんですか?」
風丘 「無口で、おとなしい子だった」

 大トリは風丘先生。こっちも「美」じゃん。やはり美とは天より与えられた才能、幼い頃からその片鱗はあるものなんだな……
 当たり前のように揚げパンを食す蒲原刑事。お前、だからそういうとこだって!

◆穴を見つけたマリコさん

 なんか知らんけど、ここのマリコさんがseason9ぐらいのマリコさんに見えた。照明が暗いからかな。
 あの頃のマリコさん、なんかやつれてたよねぇ。あれはあれでいいのかもしれないけど、でも今のマリコさんの方が綺麗だと思う。

◆実験に土門さんがいる

 さっき「土門さん、活躍してないし……」とか書いたけど、実験では男手として活躍。確かに、この中では一番力強そうだしなぁ……もう中の人、御年66歳なんですけどね。若手ふたりが細いから……
 そして始まる、体育館でのピタゴラスイッチ。「どこまでも手間のかかることを」って感じなんですが、そこまでして校長のパワハラから逃れたかった、という見方もできる。
 あと、舞台が小学校だしな。色んなギミックを使ってトリック組みたくなる気持ちはわからんでもない。色々あるし。要するに、厨二病が「学校にテロリストが攻めてきた!」っつーて学校の備品使って撃退する妄想するのと似たようなものじゃなかろうか。

◆麻里奈ちゃんをたらしこむマリコさん

 マリコさんにぎゅっと肩を抱かれたら、オチる子たくさんいるのでは?
 通り過ぎる間際にぎゅっと肩を抱くマリコさんは、ホント人たらし。マリコさん、こういうことを普通にやるから強い。しかも同性にだけやる。自分の魅力をわかってらっしゃるw

◆頭を下げる土門さん

土門 「古江さん。警察の一員として、お父さんの誤認逮捕には責任を感じています。本当に、申し訳ありませんでした」

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 4話でもあったけど、頭下げる土門さんは流行りかなんかか? こういうの入れないとうるさいのだろうか。個人的にはこういうのよりは、もっと事件の詳細を詰めてほしいなぁって感じたけどな……

◆小学生に引かれるマリコさん

土門 「多少、人と違ってても気にせずに、好きなことに一生懸命取り組んでいくと、ああいう大人になれるぞ」

 指紋の照合について小学生相手に熱く語るマリコさん、に引く小学生たち。小学生たち、そこは素直に「ありがとう」じゃないんかw 小学生の方が社会性あって草。マリコさんたちに比べると、オタク度がまだまだ足りませんな。でも、小学生相手でも舐めてかからず、科学について真面目に語るマリコさんが私は好き。
 科学のガチオタ・マリコさんをネタにできるからか、土門さんめっちゃ嬉しそうでこちらも草。まぁ、小学生たちかわいかったしな。

土門 「あの子たちが、未来の科捜研メンバーになるかもな」

 まずは風丘亜矢ちゃんから……と思ったけど、そこまで続いてたらすごいなぁ。

簡単雑感

 呂太くん回、そして小学校舞台で実験アリ、過去の冤罪ありと盛りだくさんでしたが、なんとなくどっちらけな感じはした。どれがメインなんだよ! というか、メイン素材はもうちょっと絞ってくれた方が私の好みです。
 個人回としては、呂太くんが悩む姿が足りなかったですというドS視聴者です。やっぱり個人回は、悩む姿があってこそという個人的思い込みがある。悩み、迷い、どういう「答え」を選択するかが個人回の肝と考える私としては、呂太くんのいいところを見られたのはそりゃ嬉しいけど、でも物足りないんだよなぁ……という感想になります。
 でも、個人回圧倒的ワーストは宇佐見さんのお茶回があるんで、それに比べたら……みたいな気持ちもなくはない。あれはもう、通常回としてもヘンだったし。
 小学校舞台で小学生相手のところはよかったけど、過去の冤罪については掘り下げが足らないというか、犯人側が「よくもまぁのうのうと教頭できてたね!?」って感じだ。冤罪のせいで無関係の人まで死んでんねんで。やっぱり今回、詰め込み過ぎだって。
 ということで、総合的な評価としては「まぁまぁ」みたいな感じです。せっかくの呂太くん回なので高評価にしたいところではあるけど、素直に言うならこんな感じです。

次回予告とか。

 ドモマリついに……最終鑑定!!
 次回のサブタイは「マリコのジビエデート」
 こんなタイトルですけど、どうやら次回は「マリコさんと土門さんの集大成」らしく……?
 マリコさんと土門さんが偽装の夫婦になるようです。S5を思い出しますね。
 そんな過去を連想させるシーンがたくさんあるのかな? 楽しみだ。

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