【科捜研の女 season21】第17話 感想

科捜研の女
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第17話 マリコのジビエデート

マリコ土門VS疑惑の解剖医!? 名物ジビエに潜む殺意!!

ゲスト:藤井隆、梶原ひかり、山田明郷、野添義弘、小松利昌、安澤千草、佐々木誠

脚本:櫻井武晴
監督:西片友樹

 今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
 票数が少ないけれど、このような結果になりました。皆さん、戦友大好きね。
 どもマリが男女の仲なのか、それはもう二次創作でお好きなように妄想してね、が正解なような気がしている。ただし、それを公式に持ち込むんじゃねぇよ、公式に求めるんじゃねぇよという話でもある。そういう視聴者は、私は嫌いですw
 ということで、今回の感想へ。

全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ

 ジビエって美味いんけ?(食べたことない)

この話の見どころ

◆最初のどもマリ振り返り

 で、これは結局なんだったん?

◆新法解剖

 要するに、風丘先生のような現役解剖医の負担が一応は減るみたいな認識でよろしい?
 佐伯本部長は基本的にいらんことしかしないけど、今回もいらんこと寄りな行動だった。いや、新制度を使っていこうみたいなのはいいことなのかもしれないけど……

◆山根町の人々

 私は苦手だわぁ……みんなうるさいw
 なんだろう、岩下脚本の濃ゆいゲストキャラとはまた違う存在感なんだよなぁ……苦手だわぁ……

◆呂太くん、解剖に立ち会う

 いつから呂太くんは解剖もOKになったんです!?
 いやもう何年いるんだよみたいな話なんだけど、検視の場面と解剖の場面ってまた別じゃないですか。けろっとした顔で写真まで撮れるようになって、お前成長したな……!(何目線)

◆いつかも見たような役場

 具体的には今期6話で見たような白い役場ですな……

◆3軒!?

 ジビエを出す店が3軒「も」ある……
 荷物を留置してくれる郵便局が歩いていける範囲にきちんとあったり、山根町が本当に限界集落(ってことでいいんだよね?)とは思えない……ほんまもんの田舎ではなさそう。腐っても京都、ってことなのか。いや、京都の田舎事情はよく知らんけど。

◆マリコ「今すぐジビエを食べに行くわよ」

 マリコさんからデートのお誘い。
 ではなく、捜査のお誘い。これが現実やぞ。
 しかし、沢口靖子級美人にこんな風に誘われたら、たとえ捜査だろうと財布を全て投げ出す勢いで「喜んで!」って返答しちゃうよな。男冥利に尽きるだろうなぁ。

◆あざとかわいい呂太くん

 おしぼりでなんか作ってる。何作ってんだろう?

呂太 「うん。鹿、大好き。鹿だけ食べたい。鹿しか勝たん! キャピッ」

 これでも呂太くん、一応はアラサーなんだよな……
 身近なアラサー男が「鹿しか勝たん! キャピッ」とかやってたらぶっ飛ばしたくなると思うんですが、呂太くんはあざとかわいいキャラだから許される。不合理。
 しかし「鹿しか勝たん」、オッサンが一生懸命考えた若者言葉ギャグって感じで好き。ここでの「オッサン」が一応はアラサーである呂太くんを指すのか、或いは脚本、現場での演出を指すのかはご想像におまかせしますw

◆食べ方が綺麗なマリコさん

 こういうところを見るとやっぱりマリコさんって育ちが良いというか、基本的なところはお母さんに厳しく躾けられたのかなぁとか想像させていい。片付けや料理が苦手なんてのはね、誤差ですよ誤差。

マリコ「わからない」

 アプリコットかどうか、って言われると、確かに自信なくなるかもしれない……

マリコ「大丈夫。鑑定すればわかる」

 しかしだからって「鑑定」を持ち出すのは、マリコさんだけなんよな。しかもめっちゃいい笑顔で。

マリコ「このソース、すごく美味しい! おうちで再現したいわ! こうして盗んででもしたい。私、いつもそうしてるの」

 最後の囁くような魔性の口調で誤魔化そうとしてるが、ただのDQN客じゃねーか。沢口靖子級美人じゃなければ、その場ではっ倒されるレベル。

◆土門「面倒だから夫婦ってことにしといた」

 ここに20年近い付き合いの重みを感じる。普通は面倒だからってそういうことにはせんのよ。
 でもまぁ確かに、ここ数年ぐらいはマリコさんも土門さんも、夫婦扱いされても苦笑とか「またか……」みたいな反応しかしてなかったので、これぐらいするのかもしれない。

土門 「おい。『すぐ寝たい』とか『布団でテンションが上がる』とか、どんなキャラなんだ! 完全に変な奴と思われたぞ!」
マリコ「警察だってバレた?」
土門 「バレるか!」
マリコ「じゃ、どう思われたっていいわ」

 最後のセリフに、ずっと変わらぬマリコさんの強さを感じる。
 そうだよな。マリコさんは傷つかないわけじゃないけど、たとえ周りからどう思われようと自分の信じた道、自分のやるべきことを貫こうとするお人。だからこそ23年以上も突っ走ってこれた。
 それが時として周りから見れば疎ましく思えたり、こうやって面白おかしく見えたりするのかもしれないけど、間違いなくマリコさんのそういうところは長所のひとつなんだよなぁ。
 ……今回はただのギャグだけど。でも、最終回の前フリにはなってたと思う。
 意外と土門さんは人目を気にする。土門さんも捜査となれば気にならない人かと思ってたw ごめん。土門さんにはまだ「常識」が残っている……のか?

◆厚労省の役人って口下手でもなれるんか?

 町民の皆さんの前で、すげぇこと言ってたけど、いくら正しかろうが便利だろうがそういう言い方じゃダメみたいな計算が働かんところがダメなんじゃないかな……
 言い方次第でもう少し町民の心を動かすことはできそうだけどな、って思うんだけど、どうなんだろうね。
 ジビエの件に関しての対応といい、澤部さんはともかくとして伊江田さんはあまり優秀なお役人さんではないんだろうなというのはわかった。優秀じゃない人が人の未来を担うと大変そうだな……

◆魔性の不倫妻・榊マリコ

土門 「お前が夫と若い男に二股している悪女だと思われてるんだ」
マリコ「はあ?」
土門 「蒲原とジビエデートしたあとすぐ、俺と旅館で布団敷いたろ?」

 マリコさんから請われても釈明せず、どことなく楽しそうな土門さん。マリコさんをからかえるなら、自分の評判すらどうでもいいというのか……!
 それはともかく、沢口靖子級美人がそんな悪女だったなら、すごく興奮しますね。若い男とデートしたその日のうちにけろっとした顔で夫と旅館で寝る悪女。めちゃくちゃいいじゃないですか……!
 いつか沢口さんがそういう悪女を演じてくれる日が来ないかしら。『疑惑』の球磨子さんはまたちょっと違うし。

簡単雑感

 私自身に「故郷への思い」みたいなものが薄いせいか、この手の話はいつもピンと来なくて申し訳ない。この話のメインテーマなのに、どうしても「便利なんだったら移り住めばよくね?」みたいに思っちゃう。申し訳ない……これは私の問題。ただ、厚労省のお役人が、被害者以外がアホの子に見えちゃったのはあんまりよくないと思う……言葉をもっと選ぼうよ、選ばせてあげようよと思っちゃう。ダメなんかな。
 それはともかく、「マリコさんと土門さんの集大成」と言われたこれが、ギャグ落ちなのはまぁ……いいのかな。そこまで深刻になるなよ、みたいな。公式の煽りにいつまでも乗せられてる方が馬鹿、ということでよろしいか。私もあなたも馬鹿。
 でもマリコさんの根っこが垣間見えたり、やり取り自体は楽しかったりでよかったです。「ドモマリ」(「どもマリ」ではない)と言われて公式が煽るようになって、オタク視聴者としてはどうしても気恥ずかしさが出てしまうんだけど、それでもマリコさんは科学捜査のことしか頭にない、というのがあの最終回を前に改めて描かれることには意義があったと思う。
 最終回の感想でも書くつもりだけど、櫻井さんが描くマリコさんは正しく台風の目というか、「主人公」として扱われていると思う。あまり守られる立場、ヒロイン感がないw 周りを巻き込んで事態や話をとにかく動かし続けるキャラ、という一貫性がある。だからこそのあの劇場版だし、今期の9話(新春SP)でもあるのかなと思う。圧倒的主人公感を放つマリコさんも良きですよな。

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