【科捜研の女 season21】第3話 感想

科捜研の女
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第3話 マリコのラーメン大作戦

マリコ決死の爆食!? B級グルメ検索アプリ遠隔殺人!!

ゲスト:松尾諭、兵頭功海、智順、西ノ園達大、や乃えいじ、伊島空、三角園直樹、U.K.

脚本:李正姫
監督:西片友樹

 今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
 めちゃくちゃどうでもいいお遊びアンケートなわけですが、トップは「若手@とんこつラーメン」でした。
 すげー関係ない妄想だけど、風丘先生はラーメンはみそ派だと思ってるし、若手は絶対とんこつ好きだと思ってる。超偏見。
 あなたはどのラーメンが好き!?(そういう番組じゃねぇよ)

 ってなわけで、今回の感想です!

全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ

 私はラーメンは塩が好き(ぶっちゃけなんでも好き)。

この話の見どころ

◆アプリコンテスト

 なんでマリコさんと亜美ちゃんが会場にいるんだべか。マリコさんは亜美ちゃんに着いてきただけだろうけど、亜美ちゃんがコンテストに来たがったのだろうか。やっぱり亜美ちゃん、開発とか興味あるのかなぁ。既に色々自作してるし、純粋に興味あってもおかしくないよね。
 アプリコンテスト主催の社長の口癖、「セクシー」。つまり社長は進次郎だった……?
 もっとこう、「アプリコンテストで優勝ってことは、1位ってことですよね」とか、「ラーメンの匂いで散歩するってことは、ご飯がないってことですよね」とか、そういう構文を期待してしまった。なかった。
 優勝アプリ、ヘルシー・ソトメシ。別に3食分完璧にナビゲートしてくれなくていいから、似たようなのは欲しい、とダイエット中のズボラがほざきます。京都限定とか地区限定でも無理だろうし、それが全国区になったら、もっと無理だろうけども。

◆石畳に躓く蒲原兄ちゃん

 を、プークスする呂太くん。その反応にキレ気味になる蒲原兄ちゃん。君ら、ホント仲いいな。
 現場の石畳、躓くほどガタガタに見えなかったけどな……蒲原兄ちゃん、足元不注意すぎでは?そんなことしてると足元すくわれるぞ!(ドヤ顔)

◆スマホが7台!

 呂太くんは「さすがIT社長!」みたいなこと言ってたけど、私から見ると「ポケGO廃人か……?」にしか見えなくて困る。複垢滅べ。
 単純に道交法とか違反してないのか、ってところも気になる。1台でも自転車につけてるのを見るとヒヤヒヤするのに、7台とかさぁ。
 被害者のスマホがそんなにあると、スマホ解析をする亜美ちゃんがパンクするのでは……と思ったけど、亜美ちゃんは優秀なので並列処理とか優先順位付けとか完璧なのでした。別に亜美ちゃんに限った話じゃないけど、基本的にここの科捜研の人たちって口ではどう言っててもなんだかんだやるし、言わなくても優秀なんだよなぁ。

◆今回は隠れ日野所長回

 隠れということは、すなわち不憫ということ。そうか?
 蒲原刑事が差し出したリストを受け取ろうとしたら呂太くんに奪われる、なんていうのは序の口で、メインはマリコさんとの掛け合いだった。そのせいで、現場に臨場して爆発物の破片を探す羽目になる。マリコさんに押されて「わかりました」しちゃうとか、今回の日野所長は所長になる前の日野さん時代の面影があった。
 マリコさん、ホントそのうちパワハラ告訴されたりするんだべか……いや、日野所長はそんなことしないだろうけども。

◆呂太くんカフェ情報

 1話でも飲食店に詳しかったし、呂太くん、京都中の飲食店情報を網羅してそうな勢い。さすがにラーメン店は知らなかったみたいだけど。オシャレなお店が好きということなのだろうか。
 じゃあ、呂太くんをsiri代わりにして、作中の案内をさせたいところっすな。Heyロタ、京都府警の周りのオシャレなお店を教えて?

◆社畜上等

 みつを? と思ったら全然違うじゃねーか!!!!! 装飾の大橋さんの映える&草生える一品。→東映こぼれ話参照。

◆少年の性癖を歪ませにかかるマリコさん

 絲さんの息子・大智くんに屈んで笑顔で挨拶するマリコさんを見て、今回もそうだと思ったら違った。
 でもマリコさん、今まで何人の少年の性癖を歪ませたんだろうな……視聴者含めたら、それはもうとんでもない数になるんだろうな……
 少年じゃないけど、マリコさんに憧れる小学生女子は確実に増えてるって話ですよ。「マリコの女」になってる小学生女子。科学の道や法医の道を目指す女子、増えてるらしいです。将来有望すぎる。

◆個性豊かなアプリたち

 「ミラクル製作所」の面々が作る個性豊かなアプリのラインナップ。


・満腹中枢応援ダイエット(ラーメンの匂いをかぎながら散歩しようぜ!)
・なんでも京料理(冷蔵庫の残り物から京料理のレシピを考えてくれる。でもなんでも炊いたんになってしまう)
・カモン、マッチョ(今、一番近くにいるマッチョの位置を教えてくれる、マッチョに会いに行けるアプリ。でも動物画像なんかも拾ってしまう)
・普通脱出アプリ(SNSでバズる呟きを考えてくれる。しかし、全て倒置法にしただけである)


 この中で、改善さえすれば一番バズりそうなのはやはり「なんでも京料理」だろうか。レシピの幅を広げればワンチャン。京料理レシピ投稿機能とか、レシピシェア機能とかあったらもっと一般的になるのかな。
 しかし、この中で一番バズると考えたら、やっぱり「カモン、マッチョ」になるんだろうか。ひとつだけ効果音が「マッチョ!」って気合入ってるし、マリコさんも土門さんも失笑してたぞ……マリコさんはともかく、土門さんが失笑するってのはめちゃくちゃレアなんでは。土門さんをも笑わせたアプリ、ってこれは事件ですわよ。

◆宇佐見さんのメガネ

 老眼鏡姿もすっかり板についた宇佐見さん。それでもイケオジだから許されるどころかプラスになってるのズルい。やはりイケメンは得……

◆土門さんは流行り言葉を知らない

 ×はえる
 ○ばえる
 「映える」の読み方。蒲原刑事がフォローしてたけど、「はえる」でも間違ってないから漢字的には!
 土門さんを……ジジイ扱いするな……カッコいいんだぞ!

◆ルヴァンプライムCM第2弾!

 相変わらずパティシエになる宇佐見さん、に加えて、マリコさんもコスプレしてる第2弾。かわいい。

 『ルヴァンプライムを食べながら科捜研の女を観よう!キャンペーン2』。オリジナルレシピもここに載ってます。
 どのレシピも美味しそうだが、私は魚卵が好きじゃないので亜美ちゃんのは食べないな……申し訳ない。
 逆にチーズ好きなので、マリコさんのヤツと宇佐見さんのは美味しそうに思う。やってみたいな。
 ってなわけで、みんなも『科捜研』のお供にルヴァンプライム! ……ダイエットには不向きだろうけど。

◆マリコ「所長~!」

 マリコさんがテンション高いとかわいい。視聴者から見るとかわいいんだが、マリコさんがテンション高いとぶっちゃけ科捜研メンバーや風丘先生あたりには碌なことないからな……

マリコ「そんなことより」
日野 「『そんなことより』?」
マリコ「この破片に」
日野 「これに?」
マリコ「犯人の指紋が付着しているかもしれません」
日野 「だよねぇ」
マリコ「早速」
日野 「早速鑑定すればいいんでしょ? ……くぅ。超マジムカつく……」
蒲原 「所長。ムカつくヤツは仕事のエネルギーになるって、越智弘基が言ってました」
日野 「こんなんでも、エネルギーになるのかね?」

 蒲原刑事、いくら人気キャラだからってマリコさんを「ムカつくヤツ」呼ばわりはすごいなw
 マリコさんと日野所長の掛け合いが好き。テンポいい。マリコさんのセリフにアドリブで合いの手入れた掛け合いってここなのかな?
 日野所長としては、たぶんマリコさんに「すみません」の一言でも言ってほしかったんだろうけど、マリコさんにそんな気遣いはないからな……
 でも、日野所長は広義のツンデレなので、嫌よ嫌よも好きのうちだったりする。しない。しないけど、なんだかんだ言いつつやってくれる。ホント、マリコさんは人たらしやでぇ……

◆石畳の道が起爆装置

 ガタガタしてる道を自転車で走っただけで死ぬ。怖っ。別に爆発するのはあの石畳の道じゃなくてもいいわけで、仮にあの道で爆発しなくても他のところですればいい。
 確実性はないけど、いつかは死ぬだろうみたいな仕掛けだった。この仕掛け自体はめちゃくちゃ怖い。他の装飾品(カモン、マッチョとか)がアレなだけで……

◆満腹中枢応援ダイエットの仕組み

 さすがにスマホに匂い探知機はない。ので、お店の営業時間を元に通知を送ってもらっている。
 なんでそこはめちゃくちゃロジカルなんだ……
 バズらなさそうなインディーズアプリに協力してくれる尊いラーメン屋の皆さん。少しでも客足が店先に向く可能性があるなら、ってことなんだろうか。このアプリ自体はお店で飲食することを想定してないのに。めっちゃいい人たちじゃん、ラーメン屋の皆さん……

◆土門さんが科捜研にいる!!!

 3話連続。やっぱり土門さん、出席率気にしてるんですか?
 いたからどうってことでもないし、昔は気軽に来ていたわけだが、まぁ最近はね。忙しいからね。仕方ない。
 そこを比べて単純に「昔は良かった」「今はクソ」みたいなこと言う人は嫌いです。そこまで強い言葉じゃなくても、何かを下げないと褒められない昔を持つ作品じゃないんですよ、『科捜研』は。
 と、話が逸れたけど、土門さんも出席率を気にしてるみたいだし、このままのペースが続けばいいですな。たぶん無理だろうが。

◆マリコ「ちょうど1週間前」

 アプリの検証のためとはいえ、事件発生から解決までに1週間以上を要している時点で、今回は結構な難事件ですよ。マジな話。
 だってそんじょそこらの2時間SPとか、なんだったら劇場版だって1週間足らずで事件発生→解決までいってますからね。逆に1週間以上かかってる話を挙げた方が早いレベル。
 それだけこの科捜研が優秀ということなんだけど、そんな優秀な科捜研が忙しくなるレベルで事件が起きる修羅の都であるということでもある。修羅の都・京都。怖い。

◆満腹中枢応援……?

 マリコさんと呂太くんがチャリで京都を巡る。呂太くんはともかくマリコさん、ホントにパワフルだよなぁ。
 ゆっくりボイスに案内されるラーメン店。じわじわくる。仕組み的には、観光アプリとして位置づけた方が良さげ。ラーメンの匂いついでに観光要素取り入れるとか。どうだろう。
 確かに、ラーメン屋の傍っていい匂いするんだよなぁ。私も駅前にある煮干し系ラーメンの香り、好きですわ。遠回りでも通りたくなっちゃう。

◆マリコ「あの……『横綱盛り』って、何人前なんですか?」

店主 「知りたきゃ、食べていきな!」

 呂太くんがドン引きする量。さすがのマリコさんも恐れおののいて……
 なかった!
 食い切った!!!!
 私も大食いには自信ある方だけど、アレは食べ切れないっすよ。5人前でしょ。何、マリコさんはデカ盛りハンターなの?
 マリコさん、あの華奢な体で超パワフルだから代謝が半端ないんだろうな……なんて、常々勝手に考えてたけど、やっぱり結構食べるのか。いや、結構っていうか……5人前なんでしょ。
 あの細い体で、上品に麺をすすりながらも食べるの早いし。店主たちが顔を見合わせるレベル。自転車漕いでお腹減ってたにしても、どこに入るんだよその横綱盛りは!

◆ムキムキの人

 風丘先生がマッチョを指すとこう言う。かわいい。

風丘 「おお~……おお! みんな、見事な上腕二頭筋に僧帽筋!」

 風丘先生がマッチョに興奮してるのは、解剖医的な話なんですか? それともマッチョがお好きなんですか? そんな風丘先生、今日も声がかすれ気味に聞こえた。お大事に。
 マッチョを10人雇って横綱盛り食わせて店じまいさせる。そんな、算数の問題みたいな……
 「マッチョ履歴」とかいうパワーワードをしれっと言うんじゃないよ、亜美ちゃん。
 全体的に「カモン、マッチョ」が出てくると一気にネタになる。やはり今回、一番力が入っていたのは「カモン、マッチョ」……

◆マリコ「この靴、覚えてる」

 事件発生の時点でアプリコンテストは「先週」だったし、このセリフのときには事件発生から1週間経ってる、つまりもう2週間近く経ってるのに、マリコさんの記憶力はホント半端ない。犯人も言ってたけど、割とありふれた形のスニーカーだったと思うし……
 まぁ、マリコさんが若年性健忘症になるのは、自分に関してとか都合の悪いことぐらいなんですが。なにそれ、めっちゃタチ悪いじゃん。

◆劇場版の劇伴もいいけど

 劇場版の劇伴使用がいいのはもちろんなんですが、やっぱり今までのテーマ曲も使ってほしい。
 そんなかゆいところに手が届くような劇伴選びをしてくれる『科捜研』スタッフである。メインテーマアップテンポ! 私これ好き!

◆日野「やっとできたよ。パズル」

日野 「そしたら立派な指紋がひとつ、採れちゃってね」

 さすが俺たちの日野所長は格が違った。あの爆発物パズルを完成させて、きっちり指紋をゲットする。さすがっすな!
 これにはマリコさんも「お疲れさまでした」と労う。こういうところでアメとムチ。
 っていうか、日野所長は肩揉みしてもらってドヤ顔してますけど、これでチャラにするとかそこらへんのチョロインよりチョロくない? 大丈夫か?
 大丈夫です。これがマリコさんと日野所長の信頼関係の証。S17-17でもやってましたね。ブラック企業になるかどうかは信頼関係が大事なのだと。このふたりにはちゃんとそれがあると。そういうことなのです。それはそれとして日野所長はチョロいと思うし、そこがかわいいんですが。

◆回想シーンがあっても

 なんか被害者の回想、すげぇ昔っぽいけどでも社長はそこまで年取ってない設定だよね?
 それはそれとして、優勝撤回はエグいっすよ……賞金1億でしょ。会社の名前を出してのコンテストだったんでしょ。それをそう簡単に撤回しようとか、さすがにそれは……
 殺されるほどのクズ具合ではないにせよ、クズはクズだよなw 回想シーン挟んでいい人アピールしてもそれはそれ、これはこれでしょ。

◆たった1日で殺害計画を!?

 その閃き力は本物だったけど、殺人に使うのはダメ・ゼッタイ。薬品とかよく1日で用意できたな!

◆マリコさんは食べるのも早い

 最後、越智さんとラーメン屋で。
 蒲原刑事はまだラーメン食ってるのに、マリコさんは完食してたっぽい。よく噛んでる? 大丈夫?
 「満腹中枢応援ダイエット」、何度も同じようなことを言うけど発想は悪くない……と思うので、頑張ってほしいっすな。この凸凹の4人でどんなバズるアプリ作るのか、楽しみです。

簡単雑感

 同じ脚本・監督コンビで同じようなノリなら、去年の『ハロウィーン大作戦』の方がはっちゃけてたし、人情噺もストンと腑に落ちて好きだったかな。

 上にも書いたけど、社長の「いいところもあるよ」アピールはちょっとハズしてたと思うし。

土門 「同じクラスに、どうしても仲良くなれないヤツっていただろう。だけど仕事だと、そういうヤツとも付き合わないわけにはいかない。だが、そういうヤツがいるからこそ、いい仕事ができることもあるんだよな」

 ムカつくヤツを見返したい、そんな負のエネルギーも活かし方次第。
 流行りの『呪術廻戦』で言うところの「反転術式」みたいな感じですかね。分かる人には分かるけど多くの人には分からない喩えだ。要するにマイナスとマイナスをかけ合わせればプラスになる。
 越智さんたちは、マイナス同士が集まってかけ合わさってプラスになった。犯人もマイナスの仲間がいて正常に掛け合わすことさえできていたなら、プラスになったかもしれないっすよな……
 とかいう少し真面目な話はともかく、土門さんはマリコさんをからかうことにご執心。
 でも確かに、マリコさんと土門さんは仕事がなければ共通点なさそうではあるよなぁ、とか思う。これは「どもマリ」の解釈的にとても重要な話ではないだろうか。
 仕事しか共通点がないふたりが、唯一の共通点である仕事の上では息ピッタリの名コンビになる。だからこそ尊い。萌える。そういうことなのかもしれません。知らんけど。

 全然関係ないけど、東映こぼれ話が唐突に太秦撮影所近くのラーメン屋紹介を始めてて必見です。京都観光するときのお供にどうぞ。

次回予告とか。

 次回も土門さんはいるぞ!
 そんなわけで、次回のテーマは「靴」。vs靴磨き職人です。
 我らがマリコさんは、靴もだいぶオシャレになりましたよね。今期のイメージビジュアルではハイヒール履いてます。作中では歩きやすそうなパンプスだけど。でも昔はスニーカーだったよね、確か?
 次回はキャラ各々の靴のオシャレについて注目できる回になりそうですね。宇佐見さんとか、いい靴履いてるんだろうなぁ。

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