【科捜研の女 season20】第2話 感想

科捜研の女
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第2話 マリコのハロウィーン大作戦

ゲスト:村田雄浩、宍戸美和公、清水昭博、行澤孝、奥田ワレタ、小出優子、笠松祐介、大脇あかね、三浦康彦

脚本:李正姫
監督:西片友樹

 10月26日と28日は、呂太くん役の渡部秀さんと日野所長役の斉藤暁さんのお誕生日!
 おめでとうございました!
 公式ツイッターや公式LINEに、2人のバースデーツーショがあるよ。チェックチェック。

 『科捜でんの女』第2回。今回は「剣山と紙やすり実験」。
 沢口さんの悲鳴が聞けます(最低の感想)。悲鳴かわいい(最低の感想)。

 今回のアンケートです。投票してくださった方、ありがとうございました!
 長い歴史を持つ『科捜研』ですが、ベタな季節ネタって案外少ないよな?ってことでこの質問です。
 なので夏で「浴衣」とか「(祇園)祭」とかは、すでにやってるので除外しました。
 冬の「クリスマス」はいいのかって? あれはクリスマスに放送したってだけで、内容にクリスマスっぽさ皆無だからいいんです……(トラウマ)
 というわけで、結果は「冬のクリスマスやバレンタイン」トップ。挙げてて思ったけど、なんで冬ってイベント盛り沢山なんだろ。そりゃトップにもなるわな。
 次点。「春のお花見」。京都でお花見したいよなそりゃ。実際に行ったら観光客すげーだろうけど、ドラマで観光気分満たせるならお願いしたい。
 「夏の水着」。さっきも書いたけど、浴衣は昔やった。今メンで見たいってのはあるかもしれない。そして水着。誰が着るんだ問題ですが、『科捜研』の場合は若手男子2人じゃないでしょうかね……たぶん。間違っても、水着を着て恥ずかしがる女性陣なんてのは見せてくれないでしょ『科捜研』は。よいこのドラマですから。
 「秋のレジャー」。これは私の選択肢の出し方が悪かったと思う。レジャー以外に主要イベント思いつかなかったんだ。ごめんよ。

 そんな感じで、ベタな季節ネタ?のハロウィン回の今回!

全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ

 普通のハロウィン……じゃない!

20の見どころ

◆1.ハロウィンなご遺体

 ご遺体発見は総じて嫌ですけど、この発見の仕方はすっげー嫌だな……廃墟でこんなコスプレしたご遺体は、不気味すぎて嫌だ。
 おもちゃの斧は一目見ておもちゃだと思うが、凶器だと間違えるのは職業病と言っていいのかな、蒲原刑事よ。

◆2.カッコいいOPキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 前回第1話と、OPに使われているテーマ曲が違う!
 第1話はS18、今回はS17でいいのかな。テーマ曲の聞き分けに自信がない。記憶力に自信がない。音楽プレイヤーとテレビを行ったり来たりしてます。
 それはともかく、OPに使うメインテーマは毎回変わるってことでいいのかな。そういえば今期、まだS20のテーマ曲はかかってない……と思うんだけど、こういう演出のためなら納得かも。最終回あたりにS20のテーマがOPに使われたりしたら胸アツ。

◆3.「File」表記が消えた

 ドラマ中に表示されるサブタイね。
 前回1話の感想で、何も考えずにいつもどおり「File」表記使っちゃってたんだけど、ドラマ中でも東映公式でも「File」表記が消えちゃってる。なんでだ。
 ってことで、今回から東映公式に合わせて「第○話」表記にします。こういうところで公式表記と違っちゃうと、個人的にムズムズして嫌なので。あとで第1話も変えておこう。

◆4.スキルマーケット

 要するに「ココナラ」とか「クラウドワークス」とかそういうヤツのことじゃろ? 現実のあれらはPC作業が多めだけど。
 呂太くんがロタとしてスキルマーケットに潜入。実際にやってみて、日野所長にスキルの買い方を教えてくれた。
 ……お前さん、ネット上だと敬語使えるのな……「お願します」って誤字ってるけど……
 マリコさんたちが真顔で「ダンディー部長」だの「普通の中年」だの言ってるの、なんか笑っちゃうな。本人たちも状況も至って真面目だけに、余計に。

◆5.普通の中年

 いわゆる、レンタルおじさんみたいな感じか。
 でも現実では「なんもしない人」が人気なんだし、「普通の中年」こと迫田さんが人気無い、口コミ散々とかちょっと信じられん。たとえ目立つスキルが何もないとしても、甲斐甲斐しく話聞いてくれるし、それだけで救われる人はたくさんいると思うんだよなぁ。さすが修羅の都は民度が低い、ってことか。怖っ。

迫田 「とりあえず、栄養をたくさん取ると、ええよう……なんて!」
男性 「はぁ!?」
マリコ「……『栄養をたくさん取ると、ええよう』って?」
蒲原 「『栄養』と『ええよ』をかけたダジャレです」

 常々、私はマリコさんのことを「つまらないギャグに対して『それ、どういう意味ですか?』って尋ねるタイプだよな……」って思ってたんだけど、ホントにやっちゃったな……ダジャレの解説をさせられた蒲原刑事に50のダメージ!
 マリコさんもつまらないギャグには引きつり笑いするんだ、っていう発見。マリコさんも結構似たようなセンスな気がしないでもないけど。

◆6.風丘先生、S20初おみや

 前回、出番なかったからね。今回のお土産はかぼちゃ羊羹。なにそれ美味しそう。食べさせて……
 風丘先生がカウンターのところのアルコールでしゅしゅっと消毒してた。さりげないけど、『科捜研』はコロナ禍を描いております。ストーリー上でもコロナ禍が描かれることはあるんだべか。その場合、メインライターお二人はめっちゃイキイキして描いてくれそうである。

◆7.あなたのスキル、教えて下さい!

 スキルマーケットがテーマってことで、科捜研の皆さんと風丘先生の「スキル」発表会。

風丘 「10分でおかず4品作れます!」
   →普通にお願いしたい。呂太くんの言う通り、さすがベテラン主婦。
日野 「宇佐見くんなら、『美味しいお茶の淹れ方、教えます』だよね」
   →需要ありそう。イケオジなので更に需要アップ。
マリコ「10分で、内蔵切片のプレパラート20個作れます!」

 ピタッと止まる無慈悲なBGM。
 マリコさんのそれはとても貴重かつ熟練のスキルだとは思うけど、貴重すぎてスキルマーケットでの需要は……微妙かな……(精一杯のフォロー)
 ちなみに亜美ちゃんは、「外付けハードディスクの作り方」だそうです。

亜美 「……って、私もマリコさんと同じで、唯一のスキルを仕事にしちゃってるタイプですね」

 一般的な需要という点では、天と地ほどの差がある気がするけどな……亜美ちゃんなりのフォローなんじゃろか、これ。
 っていうか、外付けハードディスクを自作できるってそれこそスキルマーケットでは引く手あまたっぽい。亜美ちゃん、PC関連ならほぼオールマイティーだし。
 そもそも亜美ちゃんって「なんで一地方の公務員で留まってるんだろう……」レベルに出来る子である、みたいなことは忘れずにいたい。たとえ一時でも就職浪人してたのが信じられないレベル。この修羅の都の世界線、就職的にも厳しい。
 マリコさんの場合は、他にスキルがあったら科捜研にいないだろうな。唯一無二のスキル持ちだからこそ、科捜研の女たり得ているというか。

◆8.そんな涌田さんにお仕事です

 蒲原刑事は真面目なので、亜美ちゃんのことは前々からきちんと「涌田さん」呼びである。だよね?
 相変わらず蒲原刑事には奇妙な敬礼をしている亜美ちゃんといい、かぼちゃ羊羹のパッケを開けるのに苦戦してた風丘先生といい、今回はギャグ回、コメディ回だったからなのか、こういうゆるーい掛け合いや演技がイキイキしていた感じ。
 いいよねぇ、こういうの。シリアスな回もそれはもちろん見ごたえがあるんだけど、こういう軽い回で掛け合いや演技、演出がイキイキしてるのを見るのも大好きだ。

◆9.殺人をパズルみたいに

 家具製作・コスプレ衣装制作・説教マシンガンと様々かつ一見繋がりがない悪意のない人たちを遠隔で操作して殺人を成立させるって、結構怖いな。
 いわゆる「困難の分割」ってヤツですな。マジックとかミステリとかでお馴染みのアレ。

◆10.事情通にはにこやかに

 強面なだけじゃない、ベテラン刑事の聞き込み術。
 私もにこやかな土門さんに聞き込みされたい……とお思いのあなた! 事情通のフリをすれば、土門さんがにこやかに接してくれる可能性が高まりますよ! これはライフハックです。

◆11.土門さんが科捜研に……いる!

 最近、あまり来てなかったからな。こういう、普段の捜査中に来ているのすら珍しくなってた。

土門 「だが、証拠がない……榊ならそう言うだろう?」

 すごく意地悪なこと言いますけど、最近マリコさんとの相棒感を蒲原刑事とか藤倉刑事部長に取られがちだからって、そんな「俺が榊の相棒だから!」感を露骨にアピールしなくてもいいんですよ土門さん。
 いやしてもいいんだけど、その前にまず出席率をだね(定期的ポスト)。

◆12.Dragonfly

 傍を飛んだトンボからビオトープまで辿り着く、その瞬発的な閃きがマリコさんのスキル。スキルマーケットで売るのは難しそうだけど……
 そして物事に真っ直ぐ立ち向かい、なんだかんだ言いながら人を動かすことが出来るのもマリコさんのスキル。これもまた、スキルマーケットで売るのは難しそうだなぁ。
 スキルマーケットで売れるものだけが「スキル」じゃない。役立たせるのが難しいものもあるかもしれない。それでも、誰にでも「スキル」やその種はあるかもしれない、が今回のお話。マリコさんはその体現みたいな存在であることは確かです。
 でもこれ、不法侵入にならんの? いや、大学は開放的なところ多いけど、なんか今回はドアとか開けて建物内経由してたじゃん。大丈夫?
 っていうか、許可取らずに採取しようとしてんのも笑う。警察だって身分明かせば一発なのにw

◆13.蒲原「ちょっといいすか」

 蒲原刑事には珍しく、ちょっとフランクにカツアゲ。
 イケメンだから許される所業……なのだろうか。蒲原刑事にカツアゲされたい民、絶対いるだろうな……

◆14.マリコ「みんなのスキルを貸してほしいの」

 (強制)
 いや、マリコさんに強制している気はこれっぽっちもないんだろうけど……

◆15.「イケオジ家具職人」「お説教マダム」「強面の兄貴」

 全て(自称)。
 「マダム」はともかくとして、「イケオジ」「強面の兄貴」は忖度を感じる名前ですねぇ……
 本人たちがこれを受け入れてたのがめちゃくちゃ笑う。そこらへん、絶対揉めたと思うんだけどw
 誰がこのネーミングをしたのかも含めてその裏話、スピンオフの3分動画とかで見せてくれませんか! ダメですか!

◆16.お説教マダム

 マリコさんがコスプレする意味は特にない。百歩譲って傘と眼鏡が必要だったとしても、メリー・ポピンズ風にする意味はどこにもないw ただの趣味だろこれ。誰のとは言わんけど。

マリコ「あなた、仕事のためならいくらでも人のことをこき使っていいと思ってるでしょ? 後先考えず突っ走ったら、周りが迷惑するんだよ」
   「人にものを頼むときは、相手の都合を考えてから頼むのが筋ってもんでしょ?」

それはひょっとしてギャグで言っているのか
 史上最強の「おまいう」である。マリコさん、ギャグセンスたっけぇな……

◆17.マリコさんの綿棒居合抜き!!!!!

 私これ、S15の落合刑事殉職回で見た。あの綿棒捌きは嘘だろうと思ってたんだけど、これは可能なスキルとして描いてるんだな。少なくとも、『科捜研』では。
 っていうか、綿棒捌きスキルについてはマリコさんは伝聞でしか触れてないはずなのに会得してるって、それは『めだかボックス』のめだかちゃんじゃん。マイナス寄りになりかけてるめだかちゃんじゃん。つまりS20は、マリコさんがラスボスになる……?(絶対違う)
 もっと言うなら、マリコさんが綿棒居合抜きをする必要もどこにもないw 最後に出てきて「あなたのDNA型と照合しますか」でいいんだよな。マリコさんのスキル、ホントスキルマーケットじゃ売れなさそうだな……

◆18.私がイケオジ家具職人です

わたしがイケオジ家具職人です
 いやごめん。さすがにこのAAは悪意を込めすぎた。後悔はしているが反省はしていない。
 これを真顔で言える宇佐見さん、自分がイケメンだと自覚している説。くそっ、イケメンが! イケメンがよぉ!!!!

◆19.またクレイジーサイコだよ

 「横領バレたし、関係者全員ぶっころor逮捕させたろ!」はクレイジーサイコ。そのための手際が異常に良いのもクレイジー。
 そりゃ蒲原刑事も怒って机蹴っ飛ばすわ。怒鳴るわ。土門さんのお説教、そのとおりなんだもんなぁ。
 先週よりパワーアップというかわかりやすいクレイジーサイコでしたね。とはいえ、私は先週の犯人は快楽殺人者ではないと思ってるんだけど……(結構そういう感想を見かけたので)

◆20.胃と肝臓は大事にしないといかんぞう

 ここで土門さんが「え?」って言ってるのは、ギャグの意味がわかんなかったっていうより、迫田さんがオヤジギャグを言った意味がわかんなかった……ってことだよね。土門さん、地味に迫田さんがオヤジギャグを言ってるのはここしか見たことないし。

簡単雑感

迫田 「だったら……もっとちゃんとわかるように言ってくれよ……!」

 マジでそれな。田部井さん、ツンデレは本人にわかりやすく伝えましょうね。いやマジで、素直になるだけでこの修羅の都の悲劇の何割が減ることやら。
 「『普通』ってさ なんだかんだで真ん中じゃなく 理想に近い でも普通じゃ物足りないの」とPerfumeも歌っている通り、みんなが口にする意味での「普通」なんて、本当は無いのかもしれない。なんの取り柄もない、なんてそんなこともないのかもしれない。
 やっぱり迫田さんは一緒にいると「なんか元気になる」人だよな。現実にいたら、めちゃくちゃ人気出る人だと思う。

土門 「自分では気づかなかった力が、時に人を救うこともあるんだな」
マリコ「『普通の人』……なんて、どこにもいないのかもしれないわね」

 もしかしたら、こんなくっだらねーことを書いているこのブログでさえ、誰かのお役には立てているのかも……なーんて、自惚れたくなっちゃいますね。ちょっとの間だけ、自惚れさせてください。

 ハロウィン+スキルマーケットで、こういうパズルミステリ的なお話を描いてくるの面白い。
 今回は犯人やその周りのドラマは割とどーでもよくて、手順をひとつひとつたどって明らかにしていく過程が面白かったです。そこにハロウィンを加えるだけで、こんな一見トンチキ風味になるのか……
 それでも最後は人情噺で落とすところが『科捜研』。肯定で終わる物語は後味が良い。
 ぶっちゃけると、初期の頃の李さんの脚本ってやや苦手だったんだけど、こういうコメディ+人情噺のお話は好きだなぁ。

次回予告とか。

 次回は「辛味」がテーマ!
 旨辛、激辛……色々あるけど、そこに科学捜査はどうカラムーチョ?
 格付けチェックさながらの目隠し食べ比べ! 宇佐見さんのグルメの沽券は守られるのか!?
 そこにインコはどう絡むのか……? 沢口さんとインコの組み合わせ、かわいい×かわいいで無限大のかわいい。いいね。

 テラサ告知に、土門さんっつーか内藤さんがいる!!!!
 ちょっとびっくりした。先週は沢口さんひとりだったよね?
 まさかこれ、毎回人が増えていく仕様……とかだったりしたら、私が喜びます。最後はレギュラー陣みんなで告知しようぜ。

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