CASE.7 死の紋章
ゲスト:七瀬なつみ、渡辺梓、黒川芽以、井田國彦
脚本:瀧川晃代
監督:新村良二
今週の週刊『テレビジョン』で、青柳さんこと吹越満さんのミニインタビュー。矢沢さん(田口さん)と公私ともにラブラブか! そうか! そして「アクションあるかも」って本当なのか、いつなのか。
今週。
女って、面倒くせぇー! 出てくるゲストの女が大体面倒くせぇー!
こんな女たちに振り回された被害者が可愛そうです><
そんなこんなで感想へ。
◆倫子ちゃんとラブラブしててテンション高くなっちゃって上機嫌に電話に出たら事件のお知らせでした。
倫子ちゃんの手料理を食べられて、倫子ちゃんを見ながらニマニマできて、倫子ちゃんとイチャイチャできる青年爆発しろ!!!!!!!!
青柳さんに一生からかわれ続ければいいのに。
◆青柳さんに頼まれたのにこっそりライトを持ってこない(お願いしない)し、車の下の鞄に手が届かない矢沢さん。
そんな様子のおかしい青柳矢沢コンビには敢えてその場じゃツッコまない小宮山主任は実に大人だ。
◆小宮山さんの「マネージング・ディレクターって……どういう仕事?」に「簡単に言えばアレだよ、銀行員だよ」と教えてあげる村瀬さんに、「……銀行員だと思った」と知ったかぶる小宮山さんかわいいよ小宮山さん。
そんな小宮山さんを仕事中なのにさりげなく(でもないけど)温泉旅行に誘おうとしたら、小宮山さんがその場にいなくて壮大な独り言になってた村瀬さんの明日はどっちだ。っていうか、私も結構これをよくやる。友達とかと話しててふっと見ると、友達がいなくなってたりする。私と村瀬さんは同類なのか……
◆いつも通り情報隠そうとする青柳さんではなく、主任小宮山さんに従う矢沢さんは空気が読める大人。くしゃみで誤魔化そうとする青柳さんは子ども。青年のくしゃみは……まあ、確かに青年は青年だ。
◆捜査会議中に係長が色鉛筆削ってるところで、やたらコトコト音がしてるのはたぶん、青柳さんと矢沢さんがコップを何度も置いたりまた飲んだりしてるんだろうなぁ。矢沢さんが青柳さんを振り返ってるし、たぶん青柳さんが矢沢さんの真似してたんではないかと思う。
◆隠し事をする青柳さんはくしゃみをする。
◆小宮山さんが奥さんを怪しんで頬杖をついたのを真似してその空気に流されて2人の真似する村瀬さん。3人ともかわいいね。姉と弟と……姉に惚れてるお兄さん?
◆青年のマンションの名前は『champ pierre』でいいのかな。今更だけどいいところ住んでるよな、青年。
で、わざわざ車で係長を家まで連れて来ちゃった青年。別に「自分の家に友人から借りた資料があるから、それを持ってくるので待っててください。どこかで待ち合わせしましょう」でいいんじゃないかね。
そして倫子ちゃんにも理由言わないでコントする青年。わざわざタイムセールのことをでっち上げなくても。いやでっち上げなのかはしらんけど。
つまりこのことからわかるのは、青年は嘘が下手、という……いやまあ、元から知ってたけど。でももう殆どルームシェアについてはモロバレだろうから、思い切って言っちゃいなよYOU。たぶん最終回で係長が「知ってたよ」的なことを言うに100万ペソ。
◆いちいち画面の前を横切りながらぶつぶつ文句を言うから、小宮山さんに「邪魔」扱いされる村瀬さんが可哀想です。
私は村瀬さんのことを、空回りしてても小宮山さんに思いが届かなくて見栄張っちゃったりしてても、それでもカッコいいところがあると思っているのでもう少し頑張ってほしいです。
◆現場検証の時、別に早瀬川さんを呼ぶ必要もなければ村瀬さんが死体役をやる必要もないという……村瀬さんが普通に逃げればいいんじゃなかっただろうか。東映公式でもツッコまれてはいたけれども。
◆係長の「ラブ」発言は、いつぞやかの早瀬川さんへの「ラブ注入」を思い出すよね。いや、今回は至って真面目なシーンなんだけど。
◆矢沢さんがインクに詳しかったのは、(売れっ子)漫画家を妻に持ってる超有能アシスタントだからだろうか。前々回で早苗ちゃんが漫画業に復帰してたのがわかりましたけど、やはり矢沢さんは今もアシスタントをしてるのだろうか。そしてそれに青ちゃんと妙子さんが駆り出されたりしてんのかしら。
◆青年がフランス語にかぶれてるのは、やはり倫子ちゃんの影響か。端々で惚気けてんじゃねーよ! ふざけんな! 青年なんか、倫子ちゃんとの会話中に頻繁に天使が通ればいいんだ!
◆ものすごく正直に言うと、被害者の桜田さんが由里子さんをここまで愛する理由がよくわかりませんです。私が結婚していないからでしょうか。だって由里子さんの「失ったものを数えてた」っていうのがめちゃくちゃねっちょりしてて怖いよ。それらは全て自分が選択したことだろうに。別にそれを考えるな、思うなとは言わないから、それを正直に他者に話すのはやめろ。
ラスト、路代さんに「私、どうしたらいいの?」と尋ねて「甘えるのもいい加減にしなさい! そんなの、自分で考えなさい」と突き放されたところとこれらの出来事で、由里子さんの大体の性格がわかる。好きな相手に対する依存心が強いタイプなんだろうなぁ、その柱が無くなるとダメになっちゃうタイプなんだろうなぁ。とか思うと、たとえ浮気疑惑がなくても、桜田さんが由里子さん自身に刺される日もあったかもしれないって思っちゃうよね。
◆私はデザイン系のお仕事にご縁がないのでなんとも言えませんけど、たったひとつの契約が反故になったから一気に経営傾きます、なんてことがあるんだろうか。そして子どもの急病による納期の延期に対応できないぐらい人員がカツカツ、なんてことはあるんでしょうか。
よく知らないけどそもそもこういう系統の会社の社長の役割って、そういう仕事のマネージメントなんじゃないかと思うんだけど、それができなかったのは結局自分のせいであってそれを全てデザイナーひとりのせいにするってなんだべや。と思うんだけど。いや別に、納期守らないことを擁護してるわけじゃないんだけど。
◆そんな親から生まれてくる娘も娘で、なんだコイツ。コイツもコイツで面倒くせぇ! 「たったひとつの幸せな時間だったんです」ってなんだよコイツ!
自分のそれが、他人の「幸せな時間」を意図的に奪って壊した上に成り立っている関係であることは自分がやり始めたことだからちゃんとわかってるはずなのに、いざそれが終わりそうになったら逆ギレしてその「幸せな時間」を作ってくれた恩人を殺す。ってなんだよ。何コイツ、気持ち悪い。
◆そして桜田さんはちゃんと由里子さんを愛してましたよオチ。それ自体は定番だと思うけど、由里子さんが非常に気持ち悪いので、泣いても喚いても夫を偲んでも、その泣いた面をひっぱたいてやりたくなるだけだな。路代さんが突き放してくれて、ようやく少しスッとしたぐらいです。
◆カリグラフィーまで習得している係長は本当に手先が器用だな。事件が起きる度に、何か新たなスキルを体得している気がする。この人は刑事辞めても色々な方面で食っていけそうだから困る。
そんな係長の粋なメッセージカード。係長は愛情深いけど不器用だねぇ。
◆そういえば青年の中の人ってジャニだったんだよね、と思い出す最後のプレゼント応募の告知。スケートボードに乗りながら告知。
そうだよな、朝イチやってても青年やってても、かんぽさんやってても顔芸やってても、この人はジャニなんだよな……
渡辺梓が、昔の松下由樹みたいに見えたことは言わせてほしい。髪型のせいかな。
なんか今回は小宮山主任が大活躍でしたね。やはり女性によるドロドロ愛憎劇だったからかしらん。
もう出てくる女どもが面倒でどうしてくれようかと思うよな。
由里子さんは夫を疑った上に愛情を試すし路代さんには引っ叩かれても文句言えないのに暗に励まされてるし、犯人のアシスタントのやってることも言ってることも面倒くさい。というか、気持ち悪い。ついでに言えばアシスタントのお父さんの社長も気持ち悪い。路代さん以外全員気持ち悪いよ! なんだコレ!
今回ってアレだろ、「他者に依存しすぎるのはバカ」ってそういうことだろ。そういう話なんだろ。そう思わないとやってられない。
次週ぅ!
お馴染み撮影所回。
浜田学に遊井亮子に大浦龍宇一、って一体何が起こるんです?
そんなこんなで、次週以降も期待!
ちなみに今期は全10回だそうです。ソースは月刊テレビ雑誌。