【新・科捜研の女’04】 とろんと感想。

科捜研の女
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新1以降、唯一見たことないのが新1初回。
いや、正確にはリアルタイムで見た気がする……何かネットだかサイトだかがどうこういう話だよね。
でももう5年位前でよく覚えてないので、今回は割愛。ゴメンなさい。ああー、もう1回見てみたい……

ということで、相変わらずのいい加減感想でよろしければどぞー。今度は新4感想上げたいなーと。そろそろタイトルのネタが尽きてきたけども。


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file.2 ダイエットケーキに秘められた甘い殺意

『科捜研』って金かけて、丁寧に作ってるからクオリティ高いんだなぁと思った回。あの実験ですよ、大規模な。アレ、絶対ものすごく金かかってるだろうなぁ。なんつーか、今のテレ朝の経費削減傾向だと、特に機材やセットに金取られそうなこのシリーズにとっては結構厳しそうだよなぁ……なんて、身もフタもないこと考えてしまいました。
というわけで、櫻井脚本お得意の職人モノ。今回はパティシエールさんですね。そのプライドを「時代遅れ」と傷つけられたので、自分のプライドの象徴である砂糖で人を殺すという何とも奇抜……というか、現場となった会場にとっては大迷惑なお話。被害者も被害者で性格悪いんでアレですけど、砂糖使わないケーキは美味しそうだなーと思った。
『相棒』ガイドブックの櫻井さんインタビューで言うところの、『プロとしての誇りを失ってしまったから、それゆえに自分の道具で人を殺せる』ってことなんでしょうね。もうあの犯人は、パティシエールではないんだよと。
粉塵爆発の話自体は知っていたので、途中からなんとなくオチが読めてしまったのが……いや、私の問題なんですがね。
で、気になるのはマリコさんの作ったケーキのお味。いつだったか旧でも料理作ってたけど、アレは無口な白鳥さんが喋るぐらいまずかったし、あのケーキもひょっとして……でも、犯人さんは褒めてたっけか。
じゃあ料理はダメだけど、お菓子なら作れるのかな。それとも仕事以外については案外がさつなマリコさんだから、レシピ通りに作らないから不味いのか? 見た目は普通なのになぁ。


file.3 殺しのスーツ! ねじれた死亡推定時刻

土門さんとマリコさんは公式で夫婦だそうです。
いや違う違う。これはそんな回じゃないと言いつつ、あのシーンで茶を噴き出した私はもう完全に手遅れだ。
ということで、櫻井脚本・職人モノ第2弾。今回はテーラーさん。緑内障にかかり、手術も難しいため段々と視力が低下してしまい……
そんな、最後まで自分の意地を貫き通そうとするまさしく『職人』の犯人を演じる秋野さんがカッコいい。今年のゴリさんといい、こういう役はやっぱりベテランがやってこそだよなぁと再確認。この犯人さんは前の話と同じく自分の仕事道具を凶器に使ってしまいましたが、それは突発的だったから。自分のプライドの象徴だったが故に、犯罪の証拠であろうとも捨てられなかったという、なんとも悲しい犯人でした。でも、人を殺すくらい思い切り首を締めたら、アレ伸びて使い物にならないんじゃあ……
鉄壁のアリバイも、故意ではなく偶然生まれてしまったというのが救いっちゃあ救い……なのかな。でも電気料金って、あんなに細かく調べられるもんなんですか。電子ちゃんすげぇ(←東京○力ではありません)。
今回のツッコミどころ・土門さんはスーツの似合う男。後のシーズン見れば「似合ってるよ!」と言いたいところですが、アメちゃん刑事時代の土門さんには似合わないな……


file.4 この声は! 涙の声紋分析!!
file.5 二度絞め殺された女-解決編-

2話連続なのでまとめて。話は結構好きなんだけど、木場さん派の人(というか、私の母)には何故かウケが悪い。
こうやって、丁寧に過去レギュラー含めてキャラ設定を掘り下げるから、新キャラもすぐに馴染むのかなぁと思ったり。新1自体、新しいコンビ結成のためのシーズンだしねぇ。
ということで木場さんフィーチャー回でありつつ、マリコさんの微妙な心情を表してたりしているこの回。土門さんが「(木場さんに)惚れてたのか」とか尋ねてましたけど、実際のところはどうだったんでしょうねぇ。
うーん、微妙。微妙だけども、そこがいい。
個人的には、『憧れ』とか『尊敬』とか『同士』としての感情とかがごちゃ混ぜになってて、「傍にいるし頼りになるけど、どこか手の届かない人だな」とか思ってたらものすごく萌える。何だろうね、父と娘みたいな。
あー、そうかマリコさん、ファザコンなんだな。新2ではものすごくハッキリ宣言してたし。少なくとも、私の中では完全にファザコン扱いです。
そんな木場さんに殺人容疑がかかり、それを巡る事件が今回の肝。の割には、演技の問題か、マリコさんが淡々としてたように見えたり。いや、そんなことないのはわかってます。
事件自体には、自分的には面白みは特にないなぁ……悲しい女の性ってヤツですか、と。まぁ、木場さんメインなので全然構いませんが。何故か最後の取調べで、亡霊らしき被害者がぼーっと立ってたのが面白かったなー、とか、犯人たちが歌ってた歌が……とか、ところどころ挟まれる、キャラ同士の軽妙な掛け合いとか。全体的な演出や小芝居が、ああ、橋本監督だなぁってなんとなく思った。
新1の頃は、事件そのものよりキャラ描写が好きだった。最後の回想から花びらを風に舞わせるところの演出、大好きです。
進藤さんから引き継いだ木場さんの『意志』、後の話に出てくるかなと思ったけど出てこなくて残念……(´・ω・`)


file.6 京都殺人迷路の女・消えた指紋の秘密!

あー、そういやこの頃はまだこういうノリだったっけなー、っていうのをものすごくハッキリと表した回。旧っぽいコメディタッチのノリなんだよね。硬派っぽくなったのは新2以降じゃないかと思ってる。
ということで、見所は自転車関連のドタバタ。笑顔でみんなをコキ使う、無茶振りマリコさん素敵。それに従わざるを得ない皆にとっては大迷惑この上ない話ですが。そりゃあ後の話でガチ切れもするわ、って違うか。さりげなく光子さんが大活躍だったのでここは好き。
警察官不祥事モノでもあり、地味に美貴ちゃんフィーチャー回な気もするけど、それにしちゃちょーっと描写が少なすぎたので個人的には普通の回。この時のマリコさんを見て、美貴ちゃんは科学捜査に憧れたのでしょうかねぇ。菊池麻衣子の髪型が……なんか変。
というわけで今回のツッコミどころは2つ。まず最初、元気すぎる土門さん。むしろ犯人が心配になるぐらいです。過剰暴力にも程がありますよあなたはっ。
そしてもうひとつは、自転車は決められた場所に駐輪して、鍵はちゃんとかけようね! 最初の違法駐輪がなかったら事件始まらないじゃない、とか言わない。それにしてもあの自転車も長いよなぁ。今年は乗って……ないよね?


file.7 時効直前! 妻が見たDNA銃弾の謎!

何かこれ、リアルタイムで見たことある気がする。基本的には再放送視聴組なんですが、新1後半~新3前半は所々ぼんやり覚えてる。これがその内のひとつ。ちょうど、引越しのサカイがCMやってたような。ほら、あの徳井さんのヤツですよ。なのに人刺しちゃう役やってましたけど、いいんですかね。
というワケで、今回腹を刺されちゃった土門さんフィーチャー回ですな。それでいて科学ネタもうまーく絡めて、オチもやや人情に偏ってるけど綺麗にまとまってるなー、好きだよコレ誰だと思ったら櫻井脚本か!!
よくないと思いつつ、それでも脚本家である程度出来を判断しちゃうのは、やっぱ好みの問題なんだろうと思う。「ああ、この回好きだ」と思う時は、大体好きな脚本家さんが書いてる時が多いです。なので視聴前はハードル上がっちゃったりするんですよね。
と、全然関係ない話ばかりしてるのは、書くことがないから。何ていうか、こまけぇこたぁどうでもいいんだ! とにかく再放送してたら見てくれと言いたい回なんです。ゴメン、もはや感想でもなんでもないな、これ。それぐらい好きということで、どうぞご勘弁を。
今回のツッコミどころ・土門さんが刺された後のマリコさんの説明口調。あそこはどうにかならなかったのかな。


file.8 vs連続放火魔! もうひとつの発火トリック!

日野さんフィーチャー回。激昂する日野さんと、はぶられながらも事件の捜査を頑張るマリコさんが見所。
使命感って、火災現場のように命が危険な状況でも己を奮い立たせる力もあるけど、反面、それを達成したときに得られる強烈な達成感がいつしか脳内麻薬になっちゃったりするんですかねぇ。犯人の動機をまとめると、そんなお話です。
そういう意味では、マリコさんと今回の犯人は、似ているけど違うなーと思うわけです。使命感に溺れて見境がなくなるタイプじゃないよな、と。周りはよく見えなくなってるけど。
ということでもうひとつの肝は、マリコさんはぶられ展開。さすがにあそこまでコキ使われ、旧友を疑われたとあれば、科捜研メンバーがキレるのもわかる。というか、むしろ辛抱強いなぁと思ってた。でも、ドラマとはいえキャラクターがああいう態度取られてるの見ると心が痛い。結局正しいこととはいえ、日野さんの旧友を逮捕することになっちゃったし。しかし、本人は事件解決後、ちゃっかり実験に使った大量の浣腸の代金なんぞを経費として落としちゃってるので、どうやらそこまで気にはしてないようです。どさくさに紛れて経費で落とすとは、やるなマリコさんっ。
他にも最終回に向けての土門さん・アメちゃんデレフラグキターとか、乾くんが!とか、美貴ちゃん、心配しなくても君のお兄さんとマリコさんのフラグは絶対回収されないとか色々あるんですが、長くなるのでこの辺で。


Last file まさかの検死ミス! もうひとりのマリコの完全犯罪

Q.マリコさんのこと、どう思ってますか?
A.「『戦友』だな」
ひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
というわけで、新1最終回。やや事件は無理やりだったかもしれませんが、新コンビ結成の集大成としては大好き。これもリアルタイムで見てた記憶があるなぁ。何か普通に書くと、ものすごく長くなりそうな気がするので、ここは箇条書きで。

・「まぁ、元がいいから」……その通りなんだよなぁちっきしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

・今回の相手は法医学のプロフェッショナル。その知識とプライドを悪用して、法医学にあるまじき行為をしたのでマリコさんがガチギレしてましたねぇ。決め手も法医学のプロらしく、細かいところにこだわったから墓穴掘っちゃったわけで。
しかしいくら女性相手といえど、ひとりで乗り込むから心臓止められかけて、墜落死しそうになってるマリコさん。倒れちゃったマリコさん、細いとはいえ軽々と抱き上げて車椅子に座らせるとは……さすがアンパンマンだぜ!というか、「頭いいけどバカ」なのはこの頃からなのか……
あそこで土門さんと米倉さん来たのは何故だろう。いや、筋弛緩剤のビン見たからってのはわかったけど、どうやら犯人に気づいてなかったらしい割にはあまりに手際がよすぎた……いやもういい。そこはどうでもいい。うん。

・最初に挙げた美貴ちゃんとの会話しかり、自信喪失しているマリコさんを彼なりに励ましてみたり、相棒刑事使って手助けしてみたり、グッドタイミングで助けてみたりと、もうなんていうかね、全体的にね、はいはいご馳走様でした!!!!って叫びたい。
個人的にすっごくツボだったのは、助け出した後に土門さんがマリコさんにかけてた上着、犯人の取調べ中もマリコさんの肩にかかってる!!!!
ひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
思わずごろんごろんしちゃったよ。
なんだろうねぇ、この距離感が今とはまた違う感じで、ものすごく好きだ。
ということで美貴ちゃん。この2人はくっつかないからいいんですよ。まぁ、この描写を見る限り、彼女自身そう悟ったようにも見えるけど。

・わずか数日で回復するマリコさんは、いくら主人公プロテクトがかかっているとはいえ超人だなぁと思った。宮前所長が、あきらかに「科捜研の平穏のためにも、もうちょっと休んでれば?」って言いたそうだったし。
で、通りすがりに土門さんが読んでいた本のタイトル→『3日でわかる法医学』(だったかな)。でも、これ以降のシーズンで再び設定変更が行われているとはいえ、この本が活かされている様子は(ry)

ラストは戦隊モノっぽく並んで〆。そうか、やっぱりこれがないから今年は(ry)
関係ないけど、これずっと戸田山脚本だと思ってたんですが、wikiと東映サイト見たら櫻井さんって書いてありました。あれ、そうだっけ? ってか、新1では戸田山さん、1本も書いてないっけ? 何で私、戸田山さんだと思ってたんだろう……?
というわけで、結論:tenragの脚本家センサーは当てにならない。適当ぶっこいていい加減な感想書いてるヤツなんて、こんなもんです。


【以下、個人的にまとめ】

・上にも書いたけど、この頃は事件描写よりキャラ描写が大好きです。今の主役コンビもいいけど、こういう風に可愛らしくツンケンしあってるのもいいよね。
土門さんの相棒も2人いたし、まだ賑やかだった頃だなぁ。
そして、みんなさすがにまだ若い……

・主題歌がよすぐる。基本的に科捜研の主題歌にハズレはないなぁ……基本的には、ね。

・宮前所長はいいキャラしてたなぁ。いや、マリコパパも好きだけど、できるなら2人の共演とか見てみたかった。新2初回はすれ違いみたいなもんだったし。

・好きなのは木場さん回、銃の回、最終回。嫌いな回はなし。
初回、見てみたいお……(´・ω・`)

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