【科捜研の女’09】第7話 感想

科捜研の女
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CASE.7 疑惑の被害者! 四つの名前を持つ男の謎

ゲスト:田村亮 黒川芽以

脚本:松本美弥子
監督:辻野正人

こちらも、1話以来の高視聴率だったらしいけど、個人的には2、3話よりは面白かったけど……という感じ。前期の二重派遣親子人情ものと脚本家が同じだからか、色々共通点もあり焼き直しみたい。
相変わらずの人情もので小ネタも少ないし、こちらも既に興味は来週の話へに行ってます。


◆様々な名前を使い分けていていた被害者。
ホワイトボードの被害者の名前の軌跡一覧
 高山信夫(偽名)
アンクル・ジム(仮名)←所長命名
タダノさん(あだ名)←デパ地下店員命名
吉田社長(偽名)←ホームレス命名
森川和弘(本名)
デパ地下の店員がつけた名前より、マリコパパがつけた名前の方が色々素敵過ぎる件。

◆被害者の身体には、白黒黄色の塗料と海岸の砂、ダリアの花粉、猫の毛が付着していた。
そして、被害者の歯の治療痕は昔の物で、1本100万円だそうな。

今回のスーパー日野さん
〇被害者の胃の内容物から即座にデパ地下と言い当てる
〇公園の砂場の砂は全国各地の海岸の砂だと豆知識披露
そして、マリコさんが被害者の話聞いてる横でパクパク試食してる日野さんが可愛らしかった件
久しぶりに、日野さんが思いっきり食べているところ見たなぁ。

◆被害者の身体についていた塗料、砂から犯行現場を特定、凶器とコインロッカーの鍵も発見する。

◆被害者の正体は、身なりのいい教養あるホームレス。
慈善事業のフリをして不要品を集めて売って金を得ていた。
そこで、被害者は富山出身で、「みどりちゃん」というボランティア団体の女性が来てから急にいなくなったことを知る土門さん。
それはそうと、ホームレスのおっちゃんたちが何だか可愛い件。

◆所謂ネカフェ難民、ではなくジム難民ってヤツですか。考えましたね。
確かに、ある程度のデメリットさえ受け入れれば、ネカフェより快適だし安いかもなぁ。
将来ホームレスになったら参考にでもしようかしら

◆森川みどりは花屋の店員。店頭には、被害者が死んだ月曜に入荷したダリアの花が。
そして、被害者が死んだことを伝えると、何故か様子がおかしくなり……
黒川さん、「相棒」シーズン7の詩人の回に出てた時より可愛くてよかった。

◆被害者のロッカーに入っていたワイングラスについていた指紋から、容疑者・佐久間刑事部長説急浮上
……だったら面白かったんだけどねぇ。ただ、刑事部長が知り合いのパーティーに出ていた時、被害者も(どうやってか)紛れ込んでいたらしい。
しかしそこから、被害者が盗品を質屋に入れ、金を得ていたということがわかる。

◆花屋のみどりが犯行時間前後、現場の近くにいたことがわかる。
被害者(本名:森川和弘)は失踪宣告で戸籍を抹消されていた。その森川には、「みどり」という娘がいた……

◆しかし花屋のみどりは、「慧」という字を書く岡山出身。つまり、森川の娘とは別人。
だが年頃が近く、同姓同名だということで被害者は勘違いをした。
本人いわく、“そこにつけこんだ”。ボランティア団体への寄附を貰ったり、花屋の経営のために、100万円を貸してもらったり。
ただし、慧は被害者がホームレスだと知らず、会社社長だと思っていたらしいが。
すごく人間臭いけど、嘘をついて騙すのはなぁ……

◆100万円が入っていた封筒の指紋と、猫についていた血液、猫の爪についていた肉片から犯人を割り出す。
猫を抱く土門さんにきゅんと来たなんて内緒だよ絶対内緒だよ
そして櫻井ばりの唐突な犯人。
犯人→デパ地下食品店の店員
動機→いっつもタダ食いばっかしてるくせに金持ってんじゃねーかクソが寄越せコラ
しかしその金は盗品売って得た金で、慧に渡す金だった。
犯人が殴った後、被害者はしばらく動けた上に、金を慧に渡すため走り去ったので、自分が殺した自覚がなかったらしい。
考えてみると、この脚本家の書いた話、3本ともキレやすいDQNが出てくるねぇ。

◆宝石店に、高山の名でオーダーが。
高そうなペンダントの裏には、「慧さん 結婚おめでとう」
つまり、被害者は慧が実の娘ではない、とわかった上で金をかき集めていた。
その方法は、決して褒められたものではないが。
人情ものとして、ややいびつかなぁ……ペンダント買った金は違うとはいえ、あの100万円は盗品売った金だし……盗難被害者に返してあげれ。

◆ラスト、マリコさんの言葉がやたらファンタジックだった件
「猫は全てを見届けて安心した」って
やたら今期のマリコさんはロマンチストですね。悪くはないが、むず痒い。

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