【刑事110キロ】第6話 感想

刑事110キロ
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第6話 あるべきものがない殺人現場! 京都に散った親子の絆

ゲスト:ミッキー・カーチス、高橋和也

脚本:中村由加里
監督:黒沢直輔

もうなんか、このシリーズの何がズルいってゲストがズルいよねぇ。
毎回ゲストが印象的すぎ。
今回でいえば、ミッキー・カーチスとか本当にズルいわw
いや、勿論いい意味でですよ。


◆開始4分でポパイドリンクタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
もはやこれが本シリーズの見所っすよね。私はものすごく心待ちにしてますよ毎回。

◆神出鬼没の花沢さん。
確かに花沢さんのように縦も横もデカい男がいきなり現れたらぎょっとするよねぇ。

◆花沢さんに当たり前のように命令されて苛立つ権ちゃん。
あれ、でも前回までは割と従順に従ってなかったっけ。文句言ってたっけ。
……あー、これはアレですか。ツンデレフラグ的な。
文句言っちゃうってことは相手をどういう形であれ意識し始めてたってことで、文句言いつつ(仕事だからだけど)ちゃんと命令聞いてくれて……って、これ間違いなくツンデレフラグですよ。
あー、これヤバいわ。立っちゃいましたわコレ。恋愛フラグですわ。4話のラストからも一目瞭然ですわ。あー、気づいちゃいましたわコレヤバイわねオイ。
もしそれが仮に実現したとして、その絵面は「美女と野獣」ってレベルじゃあねーな。

◆娘をスパルタ塾に入れようか悩んでた木内っちゃん家。
なんつか、木内っちゃん家は三人娘に対してほんわか系教育を施してそうとか思ってたら、習い事(しかもダンスですよ)までさせてて案外バリバリ教育家庭じゃねーか! なんだよ!
いやゴメン、私が勝手に期待してただけ。

「なーんか息苦しい。あー、息が詰まる」
2話の「この部屋、写真がないから寒いっすね」(意訳)といい、花沢さんは心や感情に関する慣用句を、そのまま体感として感じちゃう体質とかなんだろうか。
ちょっと方向性は違うんだけど、最近の週刊少年ジャンプの新連載に『SOUL CATCHER(S)』って漫画があるんです。その漫画の主人公の特殊能力が、まさに心の慣用句がそのまま映像として見えちゃう能力なんですよ。「心が閉じる」は本当に心のドアが閉じちゃったように見えるし、「心が冷える」も「心が壊れる」も本当にそう見えるっていう。で、どうやらその能力を活かして高校吹奏楽の指揮者になるっていう話らしいんですけど。
花沢さんのそれも、要するにそういう超能力の類なのかなーとかちょっと冗談交じりに。
いやだって、普通は花沢さんが言うような意味の「息苦しい」で本当に息苦しくなることないじゃない。本当に体感として感じちゃってるからああいう風に言ってるのかなって思っちゃうんだけど。
……いや、いいや。あの、普通に戯言です。

◆私は子どもは大好きですが、学習しようとしないガキはただの猿としか思ってないので、あのチビどもは全員動物園に送り返せばいいと思ってるよ。
まあでもトラップが非常に稚拙だし、トラップの結果がスライムだけっていうのはまだ良心的なような、気が……あー、でも、イジメダメゼッタイ。

「不器用じゃなくて、失礼です!」
花沢さんの言ってることそのものに文句をつけるつもりはないんだけど、それ前半を然るべき文言に変えたら間違いなく花沢さんのことだよねって。
いやだって、冗談交じりとはいえ「これでも、期待の新人だよ?」って言えちゃうような人だよ? もう私からしたら、間違いなく同種ですから!

◆自分の娘に「ただいま」と言っても、客人の持ってきたお土産(特大シュークリーム)に娘の関心を奪われる悲しき木内っちゃんパパ。大変だなあ。それに対して全く隠さず顔に出してムッとしてる木内っちゃんがかわいいんだよなあ。前々回も言ったけど、木内っちゃんは非常に素直な感情表現するから親近感がわきます。
さちえちゃんかわいい。しかし、「家の中で乗っちゃダメ」とか言うなら、なんで自転車を家の中に入れたんだよ。なんでだよ。

「権ちゃん。僕が依頼した調査結果、課長に報告」
言葉の選び方のセンスがもうね、まるっきり「デブじゃなくて、失礼ですよ!」なんだよ! 振り向いてポーズすんのもムカつくわw
波風立てないで報告するんだけど、彼の態度にムッとして花沢さんを押しのける権ちゃんかわいい。

◆階段一段分の差があるだろうとはいえ、花沢さんと鬼久保さんっていうか石塚さんと石丸さんがあんなに体格差があるとは思わなんだ。横だけじゃなく縦にも。

◆取調室での小畑八郎さんことミッキー・カーチスが本当に好きだわ。机にうつぶせーの、「演説は終わったのかい」だもんなー。素敵。
いや勿論、それまでの石丸さんの『世界の車窓から』ボイスでの鬼久保さんの演説も素敵でしたけどね。相乗効果ですよ。

◆ドラマだから当たり前じゃん、と言われそうだが、出てくる子どもたちの見た目と声が悪くないのでそこらへんに救いがあるよなーって思う。
いくら台詞が棒読みでも(仕方ない)、その見た目と声がかわいければ大体許されるんだよね、子どもと若い女は。そこらへんは子どもと若い女の特権だと思いますよ。
現実だと救いようのないブッサイクがわちゃくちゃ人をからかってんじゃん。それがものすごく腹立つんだよなw 「てめー、ブサイクのくせに調子こいてんじゃねーわ!」っていう。
いや、イジメはどんな見た目でも許されませんけどね。本当にごめん。

「僕は嫌いです。大嫌いですね!」
花沢さんは強かな面と子どもっぽい感情表現する部分が混在してて(決してその2つは相反しないとは思うんだけど)、そこらへんが結構面白いなーと思います。
駆け引きとして感情を発露することもあるんだけど、誰かに喧嘩売る時は大体真正直につっかかってるだけなんだよなw

◆錦織課長に睨まれて、花沢さんを見捨てる木内っちゃんと権ちゃんひどい。

◆占い師おばちゃんの鈴春さんが今回本当にちょい役すぎた。

◆父親は子どもを全力で守るもの?
「当たり前だ。全力で守るさ。その時思いつく限りのことをしてな」
そう断言する木内っちゃんカッコいい。これは今までの木内っちゃんの中でもベストな感じのカッコよさだよ。そしてあかねさんに「子どもの笑顔を見たいだけ」と尋ねられて、少し照れながら「はい」とか言っちゃう木内っちゃんマジイケメン。
この台詞がどうやら木内っちゃん回っぽい(?)次回で活かされてると……いいね……

◆いちいち自分の手柄を「私、が!」と声高に叫ぶ権ちゃんかわいすぎてヤバいわコレ。なにこれ新境地……?
しかし、その声高な主張に見合うだけの活躍をしてる権ちゃん。防犯カメラの映像全てをチェックするとか、相変わらず根性あるよなあ権ちゃん。やっぱり私にも権ちゃんくれよ。

◆親の気持ちを知った途端に心を入れ替えちゃって、もう真反対のような人間になっちまってる上杉慶一塾長。その強情さと素直さのブレンドが成功の秘訣だったりするんですかねえ。

◆なんかCD告知の場面が、「仲いいように見えるんだけど、実はまだまだ打ち解けきってはいないのよ」的な雰囲気が発足したばっかりの異色チーム的な雰囲気出てて結構好きです。

今回のテーマは間違いなく「父と息子の和解(意思疎通)」なのよ。
もうそれを描いてしまったら、事件とかは正直どうでもいいんだよ。それはこのシリーズにとっては最早些細な事だから。
いやもう、そのある意味での潔さは最近の木ミスシリーズにはない特徴として認めるべきかなーと思ってます。それを肯定するにしても否定するにしてもね。
最後の塾長と小畑さんのやり取りも、結構好きなんですよ。八郎さんがちょっとだけデレる、その配分が絶妙なんだよ。
「俺は息子だから庇ったんじゃないよ。父親だから庇ったんだよ。俺はもう二度と、父親のいない子どもを作りたくなかったんだ」
なのでもう、この台詞があるだけで今回は好きです。「大好き!」ってほどではないんだけどw

次回ぃぃぃ!

ほらまたズルい感じのゲストなのよ。鶴見辰吾さんとかもうここらへんの枠の刑事ドラマとか見ちゃってる層にはドストライクなのよ。そこらへんのキャスティングの妙だけで十分見られるドラマだと思ってますよ、コレ。
木内っちゃん家大ピンチ! 木内っちゃんは活躍できるのか!
花沢さんはほら……いつも通りの無双でしょ、たぶん。それは「主人公特権」だから仕方ないんだよ。知ってる。別に嫌なわけじゃないんだけどw

そんなこんなで。期待しておりますよっ!

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