File.30 100円の殺人!?
ゲスト:松岡依都美、日野陽仁、菊地美香、佐渡山順久、西村匡生、平山咲彩、山内陽葵、筒井真理子
脚本:瀧川晃代
監督:森本浩史
前回は早めに感想をあげてしまったので、なんか実際に経った日にち以上に前回からの感覚が空いていて、軽く『科捜研』飢餓状態でした。そういうときって、ないですか?
今回は、前回の感想で募集した<『科捜研』バレンタイン投票の結果発表から行います。
「興味ないよ! 感想だけ読ませろ!」って方は、20の見どころまで飛んでね。
『科捜研』バレンタイン投票 結果発表
【もう一度、前提】
『科捜研の女』S19-29時点のレギュラー陣で仁義なきバレンタイン投票!1.投票したいキャラを選ぶ
2.プレゼント(投票ポイント)を選ぶ各キャラごとに
・票数
・合計ポイント
・各ポイントの割合を集計します。
男女関係なく、あなたの推し・ガチ恋・とりあえず好き、どんなキャラにでも投票してください。
「その他」の選択肢は、レギュラー以外の人に投票したい方はこちらから。
皆様にはたくさん投票していただきまして、本当にありがとうございました!
有効票は188票!
結果のグラフ画像はこちら!
一応、クリックすると大きめのサイズで見られます。
というわけで、このブログ+私のツイッターアカウントを見ている方々が推す『科捜研』最モテキャラは、蒲原刑事に決定しました!
めちゃくちゃ大差で草生やすしかない。蒲原刑事の女、多すぎ問題。「イケメンはパワー」をシンプルに体現する男。本当に漫画の「憧れの白馬の王子」みたいな結果になってる……
なんか一昨年に似たような投票をやったんですが、そのときの蒲原刑事って、実は佐伯本部長に僅差で負けてるのよな……私は覚えてたぞ。
それを思えば、この2年間での蒲原刑事の大躍進ぶりですよね。秋クール初回や秋クール最終章、冬クール初回などで、すわ退場かと騒がれたのは伊達じゃない。本気の推しだけに貢げるお菓子を一番多くもらっているのも彼である。
実際、蒲原刑事はいいキャラだもんな。私も好きだよ。これからも頑張ってほしいし、刑事としての在り方で悩んでほしいとも思っている。
そしてホワイトデーのお返しで苦しんでほしい。破産しろ! 羨ましいわ!
何はともあれ、おめでとうございます。
まぁ、こんな辺境ブログが行った投票企画で1位をとったからって、何がどうなるわけでもないんですが。毎回言ってますが、これはあくまで非公式のお遊びなので、信用しないでね。こういう遊びは、ファン同士でしか楽しめないよ。
以下の結果はさくっと。
2位は呂太くん。
こちらも「イケメンはパワー」であることをシンプルに体現している。王位からは陥落しても強い。イケメンはパワー。そして甘い物好きのキャラも強い。あざとかわいいは正義。
3位。マリコさん。
若手のイケメンふたりは別格として、主人公が前回よりランクを上げてるのがビビるw すごいよなぁ。確かに、『科捜研』キャラで人気投票やっても漫画の人気投票だと主人公が4~5位らへんにいるとかもザラだけど、マリコさんはちゃんと上位にいそうだもんな。
4位。土門さんと風丘先生。票数同じ。
土門さんはなんだかんだ強いよなぁ。そりゃ人気のキャラじゃなきゃ、あんなに退場だの卒業だので騒がれないとは思うんだけど。そして「お徳用詰め合わせチョコ」をもらっていない人でもある。投票した方々の本気度合いがわかりますね。さすがですわ……
風丘先生、前回より順位落としてるけど、もはやイケメンふたりは存在がバグみたいなもんだと思うし……というか、毎回出てるとはいえ出番的には他レギュラーより少なめなのに、それでも上位に食い込むあたりがすごいよな。さすがですわ。
6位。宇佐見さん。
い、イケメンがぁー! 個人的には一番衝撃的だったかもしれない。なんだかんだまたトップ3に食い込むのかなぁとか思ってたらそんなことなかった。でも確かに、S19だと若干影が薄い気もしないでもない。あと、実は土門さんと同じく、「お徳用チョコ」をもらっていない。土門さんと宇佐見さんのファンはガチ勢が多い、ってことかもしれない。知らんけど。
7位。亜美ちゃん、藤倉刑事部長、佐伯本部長。票数同じ。
亜美ちゃんかわいい票。少なくない!?
藤倉刑事部長カッコいい票。少ないよ! S19-19よかったじゃん!
佐伯本部長ステキです票。……これは……妥当なんじゃろか……
10位。日野所長。
実質最下位ではあるものの、日野所長にはえっちゃんという愛妻がいるのでそれだけで勝ち組です。結局、大事なのはリアルですよ。日野所長からしても、えっちゃんからもらえるものが一番嬉しいと思うし。
番外。相馬さん。表記ゆれはまとめてあります。
レギュラーから外れても、3票入るあたりがさすがの存在感。『科捜研』元レギュラーの中でも、一、二を争う人気キャラなんじゃなかろか。そりゃ満を持してS19序盤のGWに再登場回来るよなっていう……おめでとうございます。
ちなみに、投票結果をポイント数で見た場合はこちら。
こちらも、クリックすると大きめの画像で見られます。
上位陣はぶっちぎりなのであんまり変わってないですが、票数は同じでも土門さんと風丘先生、亜美ちゃん・藤倉刑事部長・佐伯本部長に差がついていたり、藤倉刑事部長と佐伯本部長を日野所長が追い抜いていたりと、色々順位変動が起きているのが面白い。いやまぁ、これを狙ってポイント制にしたんですけど。票数ではトップでも、ポイント制だとひっくり返るかな? とか。
しかし、実際は蒲原刑事がグランドスラムよろしく各結果で圧倒的にぶっちぎって勝ってしまったのでw、これはあんまり意味なかったかな……とかちょっと反省。そりゃ蒲原刑事のイケメンぶりとか人気ぶりは知ってたつもりだったが、まさかここまで圧倒的大差がつくとは思わなんだ。
ということで、蒲原刑事には「ホワイトデーのお返しで頭を悩ませる呪い(まじない)」をかけておきます。
そんな呪いの一助になるかもしれないオマケの画像、リンクだけ置いておきます。
桁が違う……
はい、ここから先が今回の感想!
全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ
節約の基本は創意工夫、トリックも創意工夫。
20の見どころ
◆1.どういう検索術?
こんなに事件が頻発する京都で犬の散歩をする勇気。違う、これは無謀。
亜美ちゃんが事件現場であっという間に被害者のブログに辿り着いておった。前から見てたって感じでもないし、どういう検索術なんだ。「頭にヘッドライト」とかで見つかるもんなのかな。
◆2.風丘先生の美しさが理不尽な暴虐の域に
個人的な好みの問題ですが、私は最近ネットでよく使われている「顔がいい」って表現があんまり好きじゃないんです。これは本当に個人的な好みの話。
なんだけど、解剖中の風丘先生の美しさがまさしく「顔がいい」としか言えない美しさでちょっとビビる。理不尽だ……「美の暴力」っつーか「暴虐的なまでの美しさ」っつーか。
なんで虐げられる側に回ってんだって話ですな。失礼だよ。
◆3.亜美「マリコさん、もしかしてこのブログ、全部読んだんですか?」
マリコ「ええ」
しれっと答えるマリコさんにドン引きする亜美ちゃんの図。
そうか……そうだよな。マリコさんって、必要があればブログ全ページ読むぐらいはするよな……
ってことはもし万が一、私が事件の被疑者になった場合を想像すると、これは恐怖でしかない。こわい。このブログも全部読まれちゃうんだよ。うわ怖っ。
その後もブログの内容を即座に、自由自在に引き出してくるもんだから参る。
めちゃくちゃ今更な話ですけど、マリコさんって、センスが必要なこと以外はスポンジ並の記憶力だもんなぁ。
ってことはもし万が一、このブログを読まれたら、このブログの中身もマリコさんの記憶に収められてしまうのか……うわ怖っ。怖いし、なんか申し訳ない気持ちになる! それは嫌だ!
◆4.マリコさんが完全に不審者なんだが?
なんか今回、意外とマリコさんのテンションが高め。鑑定結果報告や逸子さん宅に向かうときの台詞の言い方の端々から、どことなくウキウキした感じを受ける。
なんじゃろ、全く未知の分野(節約)ながら、数字(金額)で成果が見えるから、マリコさんにも理解しやすくて(できるとは言ってない)から楽しいのかしら。そう考えると、意外と「節約」ってマリコさんの好奇心と達成感が同時に満たされる分野なのかも。
そのせいかどうかわからないですけどテンションが高めのマリコさん、逸子さんへのコンタクトの仕方が完全に不審者のそれ。
いきなり知らない人が窓の外から話しかけてきたら怖すぎるんだが!? その後も、なんかストーカーみたいにいきなり現れるのが怖いんだが!?
◆5.節約ってパズルみたい
と思ってしまった。「あそこをああやって工夫したら、これだけ成果が得られる!」みたいな。で、その工夫は意外と単純な作業が多かったりする。
実は今、Switchで初めてマインクラフトに手を出したんですけど、あれも単純作業と創意工夫のゲームじゃないですか。ちょっと連想するところがある。
必要に迫られての節約というよりかは、逸子さんの場合は幼い頃から身に染み付いたものであり、夢のための手段でもあり、たったひとつの趣味でもあると。一石三鳥じゃん。
ちなみに図書館勤務とは言ってるけど「司書」とは言ってないので、月給に関してはツッコまない。数年前に話題になった、企業がやってる図書館みたいなものかもしれないし。
それにぶっちゃけ、職業がなんであろうと、月給なんていくらに設定しても誰かしらからツッコミが入るもんだと思うし……でも刑事ドラマで、メインゲストの職業をボカすわけにもいかないしなぁ。しかも「節約」って金がテーマの話で。
◆6.逸子「殺人ってお金かかりますよね?」
『金田一少年 犯人たちの事件簿』でも、「トリックって金がかかる……!!」ってモロな台詞がありましたけど、まさしくそれですよね。
殺人なんて一番コスパ悪い悪手、ってのはそれ一番言われてるやつ! なんなら同局他枠でそんなこと言ってるの見た!
でも凶器になり得るものをひとつずつ挙げて、その損失した場合の額を羅列していくのは、ちょっと今までにない発想で笑った。まぁでも、そうだよなぁ。コスパ悪いし、手間もかかるよなぁ。
◆7.気になる亜美ちゃんの個人情報
志乃さんに「お姉さんさ、さぞいいお母さんに育てられたんだろうね」って言われる亜美ちゃん。
だけど、亜美ちゃんは就職浪人時に平然とネカフェ泊してたし、見かねてたのが木島っち先輩だけだったっぽいんで、たぶん親御さんとはそう簡単に会えないぐらいの距離で離れて暮らしてるっぽいんだよなぁ。
思えば、亜美ちゃんって家庭環境がどうとかそういう話が全くないんだよな。呂太くんもそうだけど、なんかおばあちゃんっ子だったみたいな話はしてたし。というか、むしろ呂太くんよりプライベートがわからないんじゃないかな。もう6年以上はここにいるのに、驚きのノンプライベートぶりである。
乾くんは幼馴染や家庭環境、泰乃ちゃんは幼馴染や出身地、相馬さんも出身大学やら同期やら友人やらが出てきて個人回をやっているので、いつかあるかもしれない亜美ちゃんの個人回時には、亜美ちゃんの個人情報開示もあるかもしれないと楽しみに待っていよう。
まぁ、若手組の場合、個人回ってイコールで卒業回になったりもするんだけど。それを(一旦含めて)回避した泰乃ちゃんやら蒲原刑事がすごいw
◆8.「パンの耳ステーキ」の発音が気になる
いや、それだけなのでここから話を発展させることができなくて申し訳ないんですけど。
なんか作中の発音だと、「パンの耳」と「ステーキ」の間に「の」が入りそうなアクセントじゃないかなぁって思う。
マリコさんだけかと思いきや、他の人もこのアクセントで発音してる……私の認識が変なんじゃろか。
◆9.呂太くんのポーズはなに?
志乃さんにパンの耳ステーキの鑑定結果を突きつけてるところ。腰に手を当ててる。
なにそれ、あざといアピールなの? 呂太くんは自分のことをあざとかわいい枠と自覚してるの?
そういうとこか呂太坊。そういうところが一般的にウケるんか。ちくしょう。でも私にとっては亜美ちゃんの方があざとかわいいからぁ!(謎の主張)
◆10.本日のルヴァンCM枠
取調室版。ヤッパリオマエカ。
◆11.家宅捜索後の後始末
って、やっぱりその家の住人が自分でやらないといけないんだろうか。警察の人が元通りにしてくれるとはあまり思えない。
逸子さんが言ってた通り、清掃代だのなんだのかかるんだろうし、そこらへんを突っ込む話は見てみたいかもしれない。
でもそれをやったら、その後の話で家宅捜索する度に「ああ、この家の人たちにはこの後、こんな手間が待ってるんだな……」とか考えるようになっちゃうのかなぁ。じゃあ、いいですw
◆12.実験してみましょう!
わからないことがあったらまず試す。
この話では節約がパズルのように扱われているので、その節約術に使う道具を使った死体運搬トリックも当然パズルちっく。物と物を組み合わせる。
ここらへんの発想というか創意工夫するあたりは、マリコさんが得意とするところかもしれない。上でも書いたけど、結果が金額という数字でわかるから、マリコさんも飲み込みやすいだろうし。
なんて考えれば、むしろマリコさんこそ節約スキルは身につけられそうなもんだがなぁ……と思うw なんでマリコさんは節約できないんですかね……
とはいえマリコさんが散財するのは鑑定(科学)に関することだけであり、住まいを見てもそれ以外でマリコさんが普段から散財している様子は見受けられない。そして、マリコさんにとって科学や鑑定は大事な職務であり、同時にどこまでも突き詰める趣味の面もある。
今更だけどマリコさんが厄介なのは、好きと得意と職業が全部直結してるところなんだよなぁ。だからこそ日野所長が制御しきれないぐらいのパワフルさを発揮できる。それらを活かすものならどんどん吸収していくけど、それ以外には目もくれない。
まさしくオタクだ……他の人からの理想にはなりえないけど、生き方としては最高に幸せなオタクのそれだ……
◆13.女性陣がえっちじゃないですか?
呂太くんにあれこれされる(語弊あり)亜美ちゃんがかわいい。むちむちしててえっち。これは健全な肉付き。
たらいに入ってるマリコさんがえろい。首筋が見えるのドキッとする。なんなんだ……マリコさんってたまに無防備さを晒すからそこがえろいと思う。ドキドキします。
遺体に残った痕跡を元に若手中心であれこれ実験するの、ちょっと『法医学教室』っぽい。横浜の早紀さんとマリコさん、一緒に働くならどっちだろうなぁ。究極の選択じみてる。
◆14.風丘先生がいい人
別にたらいに入ってるだけだし、あの状態ならそんな血相変えて駆け寄るような感じじゃないと思うが、それでもマリコさんを心配してくれる風丘先生はいい人。
見るからにそれなりにお高そうなモナカを差し入れてくれるから、やっぱり風丘先生はいい人。マンマルモナカ。画面手前にいる関係上、亜美ちゃんが豪快に口を開けてモナカを頬張ってるのが大写しになってて私歓喜。いいんです。美味しそうに食べる女の子はそれだけでかわいいんです。風丘先生とリアクションを交わす亜美ちゃんマジかわいい。
最近、通常回の半数以上で「亜美ちゃんかわいい」botと化している自覚はある。いやだって、亜美ちゃんかわいいんだもん……
◆15.日野「これは経費で落ちません」
日野 「言っとくけどね、あれ全部、経費で落ちないからね。科捜研も、年々厳しくなってるんだよ」
そうなんだ。あんなに毎年毎月のレベルで新機材を導入してるかに見える今の科捜研でも、予算とかそういう概念があるんだ……
たぶん検挙率とか目に見える結果を出してるだろうからそこらへんでなんとか上を説得して予算をもぎ取っているんだろうが、マジで新機材やらを導入する際のプレゼンの様子を見てみたい。
私の妄想では、今の面子だとこういう流れなんじゃなかろうかと思っている。
・マリコさんが「これを導入したいです!」という熱意をぶちまける
・宇佐見さんがそれを万人にわかるように翻訳して下地を作る
・亜美ちゃんが綺麗に書類として整える(宇佐見さんが最終チェック担当)
・日野所長が判子を押す
・呂太くんはお菓子を食べながらそれを見ている
どうすか。別にこの通りじゃなくてももちろん構わないので、一度でいいから見てみたいプレゼンの様子。叶わないと思うけど。
というか、予算について口うるさく言うのが日野所長になってるんだなぁ。これを言ってもどうにもならんが、光子さんがいなくなって以降、この科捜研もだいぶ雰囲気変わったよなっていうのを少し前に考えていたんです。私はS9以前は主に再放送で見ているんだけど、やっぱり光子さんが出てたS3~7って、セットの作りもそうだけど全体的に明るいんだよね。
予算云々もそうだけど、光子さんは今の『科捜研』にも通じる、土台となる雰囲気を作ったひとりだと私は思っています。やっぱり、このあたりが一番色濃く印象に残ってるもの。
不毛なたらればになるけど、もしも深浦さんがご存命で光子さんがずっと出演していたら、たぶん『科捜研』は今と全く違った作品になっていたと思う。下手したら風丘先生も登場したかわかんないもんなぁ。とか思う。もしもが叶うなら、藤倉刑事部長や佐伯本部長にリアクションする光子さんとかめっちゃ見たかった……
というかこれ、もしかして私が光子さんのことを大好きなだけかもしれない。科捜研の中にいながら、経理という立場だから科学や鑑定には携わらない。でも、光子さんなりの視点とか思いがある、っていう構造も含めて大好きなんだよなぁ。そしてマリコさんを評して「科学バカ」って言ったのホント好き。深浦さんの言い方含めて大好き。あの話ホント好き……
と、これ以上語ると「もうわかったよ!」な感じになるな。今回にはあんまり関係ないし。
◆16.マリコ「亜美ちゃん、ちょっと我慢してね」
実験役にこう声をかけるだけ、横浜の早紀さんよりはマリコさんは温情だろうか。ただし女子に限る。
断言してもいいけど、仮に呂太くんがたらいの中に入ってたとしたら、マリコさんはこう声をかけることはなかったと思うw 亜美ちゃんだからだと思ってる。
たらいの中に遺体を入れて運搬。「なるほどぉ~」とは思うけど、1キロも運ぶのは体力的に大変そう。人の体ってたらいに入れて転がしても絶対重たいよね?
『金田一少年 犯人たちの事件簿』でもありましたね。「トリックって……最後はフィジカル……!!」。金がかけられないなら、手間をかけるしかないじゃない! 万事に通ずる真理だな……
もっと言うなら、あんな運搬方法で人目につかねぇってのは嘘だろ! 現場に何の痕跡も残さねぇってのも嘘だろ! とも思ってるけど、一応現場は枯れ葉が地面を覆ってて引きずった跡は残しにくい……のかな。全く痕跡がないってのは難しい気もするが、まぁそこはいいや。
人目は知らん。ライト点けっぱのまま、たらいに入れてたしなぁ。
◆17.21枚以上の小銭なのに受け入れてくれるご主人
お米屋のご主人、いい人だなぁ。逸子さんと仲いいんだろうな。パン屋のおばちゃんといい、円滑に人間関係を築けるコミュ力がないと節約もままならんのか……という現実を見るようでもある。
もちろん、これらは逸子さんの善人性を描くための描写で、そんな意図はないのはわかってますw
銀行にぶちこまなかったのは、小銭の両替は手数料かかるからかな。口座に入れて紙幣に替えられてたらアウトだった。でもそれも、確か小銭って一度に入れられる枚数決まってた気がしたので、そこらへんで回避したんだろうか。
そんな小銭の大量鑑定も、あまり目立たない扱いとはいえ割と狂気的。こういう地道な作業も細かくやってるこの科捜研です。根気と熱意がない人は続きません。
◆18.呂太「ご縁がありますように!」
なんか上手いこと言った風な呂太くんですけど、冷静に考えると凶器とご縁があるのは嫌だな……
これは呂太くんの元々のセンスもあるだろうけど、「だいぶこの科捜研に毒されてきたな……」ってのも感じる。そもそも、呂太くんのこれに誰もツッコまない時点で皆さんもだいぶ。
◆19.20年前の大人たちが全員ダメすぎない!?
宝石店の店長こと桐生康介がクズなのは確定。手を出すロリコンに人権はないぞ。しかも筒井真理子の顔立ちを罵るんだから、そりゃ殺される。
今回の被害者、柴崎佐江もクズ。脅迫したらそりゃタダで済むわけがない。
今回の犯人、山本一史さんも自覚のないダメさが酷い。過去の事件では結果的に志乃さんが逮捕されて実刑までくらうし、今回の事件では母娘の絆の象徴と言ってもいいパンスト小銭貯金を凶器にしてしまうし。そりゃ土門さんもキレますわ。結果を見れば、母娘のことを一番蔑ろにしてるのはこの人だからなぁ。
志乃さんも、思惑はどうあれ彼女のせいで娘の逸子さんにクズ社長を近づけてしまったのだから、事件のことはそれはそれとしてダメじゃろ……と思うし。
犯罪がテーマの刑事ドラマだし、別に登場人物みんなが正しくあれとは思わないんだけど、でも真相を知ると逸子さんの不幸ぶりや人間不信ぶりは本当に周囲の大人の不甲斐なさによるものだなぁとしか言いようがない。なんでこんな……全部貧乏が悪いとでも言いたいのか……
◆20.マリコ「鑑定も節約の時代なの」
光子さんが聞いたらどう反応してたかな、と妄想してみたくなる台詞。そもそも、小銭貯金したいと思った理由が「小銭の材料って綺麗だよね!」(要約)なあたり、不純といえば不純な動機。いや、むしろ逆に純粋なのか?
っていうか、マリコさんも予算の概念を理解はしてるんだな。理解してるんだけどアレなんだな……そりゃ土門さんも苦笑しますわ。
どっちがより邪悪かと言ったら、そりゃ理解した上でぶっちぎってる方だと思うので、マリコさんはワルです。不良娘!
簡単雑感
なんか流されてるけど、20年前の事件って要するに冤罪なんだよね? もう刑期終えてしまってるんですが。えっ、それ流しちゃっていいの?
志乃さん本人がそれについては了承済みみたいなもんで追求しないだろうからアレだけど、相手が相手だったら京都府警のお偉いさんのクビが吹っ飛びかねない事案では。佐伯本部長のハゲが荒れ果ててしまうよ。
私、最初は「佐江さんが20年前の犯人」だと思ってたんですよ。言い方は悪いけど、「殺されたから20年前の贖罪はこれで終わり!」みたいな感じで流すのかなと。そしたら、20年前の事件まで喫茶店のマスターが犯人で驚いた。
今更、20年前の事件について追求できるんだろうか。再度言うけど、志乃さんはもう服役終えてしまってるんですが。一事不再理とか、そういうのもあるんだろうし。
なんか「お母さんと娘が和解しました! めでたしめでたし!」で押し切ったけど、本当にそれでいいのか。
そもそも、逸子さん側が諦めずに夢を持ってたからって、それはすなわち和解のきっかけになるのかどうか。確かにツンがデレるのにはロマンがあるが、先に夢と約束を反故にしたのは志乃さんじゃないのか。ここは志乃さん側が昔も今も貯金を続けていて、それが明るみに出る方が綺麗じゃない? 「志乃さんはこういう思いがあって、愛人やったりこんな態度だったんです!」の方がいいんじゃない?
なんか……よくわかんない……
アカン、2週連続で「よくわかんない」って言ってる。でも本当によくわかんないんだよ……
次回予告とか。
マリコさん、ファッションを鑑定する。
次回は岩下脚本!
はい勝ち確。これ以上言うことはないし、なんだったら次週はべた褒めしかしてないと思います。
こいつ、岩下脚本の度に同じことしか言わねぇな……と、そろそろ呆れられているかもしれない。しゃーない。信者なんてそんなもんです。
期待値が高すぎて、下手に事前の情報なりあらすじなりで見方を固定したくないので、少し情報シャットアウトしてるぐらいです。やっぱり先入観はよくない。