【科捜研の女 season24】第10話 感想

科捜研の女

EPISODE.10 マリコ最後の鑑定

ゲスト:鈴木福、山谷花純、手塚真生

脚本:櫻井武晴
監督:兼﨑涼介

あらすじ

雑居ビル前で転落遺体が見つかる。身元は11年前の傷害致死事件で前科を持つ木本と判明。木本は被害者遺族へ賠償金を一度も支払っていなかった。土門が11年前の事件の被害者の娘・福原楓(山谷花純)を訪ねると、彼女は「ありがたいですね」と謎の言葉を口にする。そんな中、交番巡査の新開颯太(鈴木福)が楓とは幼なじみであることをマリコらに打ち明け、捜査情報を探りにくるが!?その矢先、楓が土門らの前に現れ犯行を自供し始めて…

見どころ

◆終始スマホと格闘していた君嶋さん

 前回の話で篠宮刑事と一緒に活躍したので、今回は難攻不落のスマホ解析で半退場。
 まぁ、実は今回、落下した時のシミュレーションとかでも活躍しているわけだが。実は今回、隠れ君嶋さん活躍回だったかも?

◆賠償金未払い

 残念ながらそういうケースは多いと聞く。客観的に考えても、犯罪を犯す立場になった人がちゃんと賠償金を支払い続けられる環境にいるのか……とかも考えてしまう。
 そういうことを思えば、「国が取り立てろ」は間違ってないのかもしれない。私は素人なので難しいことはわかりませんが。今回のような私刑じみたことから始まる事件を防ぐ意味でも、国はもう少し、民事に介入してもいいのかな。わからん。世間が私刑容認に傾くのは怖いんだけどねぇ。

◆黒谷組に強気に出る蒲原さん

 さすが元組対を目指してた刑事さん。今回の蒲原刑事は結構強気に出る場面が多かった気がする。

◆風丘「いや……おやつの人じゃないから」

 そう言った同じ回でおやつを持ってきてたりするし、まぁ、「自認はそうなんですね」ぐらいしか言うことがない。自認がどうあれ、周囲からの認識がどうなのか、という話。そこに乖離があるの、結構怖いなw

◆新開「その事件がまた、自分を追いかけてきた。運命だと思ってます」

 こう言っちゃなんだけど、今回は新開くんから首突っ込んできたけど、事件解決そのものには必要なかったんだよな……と残酷なことを。楓さんの心を解すには必要だったけれど、当初の彼の目的自体は彼自身には果たせていないんだなぁ。という残酷な話。
 はっきり言うと、「運命だと思ってます」は「何言ってんだオメー」ぐらいしか感じるものがない台詞だったな、と……一歩違えばドラマの主人公になれる台詞なんだけど、だからこそ、そののめり込みように釘を差してくれた、気を付けてくれてたのが土門さんなんだろうけども。君は運命の主人公にはなれなかったね……

◆廊下で取り調べるなよ!

 同じような画面を嫌う、面白画面が好きな兼崎監督らしいシーンではあるんだけど、仮にも「警察官から被疑者への情報漏洩があったのでは」みたいな話の流れになるのに、そういう画面の面白を優先していいのだろうか……とは思ったよ。廊下で歩きながら話を聞いている緩さなのに、「情報漏洩」もクソもねーだろ、と。
 いや、こういうツッコミは野暮なんだろうけども。野暮なんだろうけども、『科捜研』ってジャンルは刑事ドラマなので……

◆マリコ「この検査は鑑定から除外する!」

マリコ「私は科学者。検査の信用性のなくなることはできない」

 検査を鑑定から除外すると言われ、土門さんが素直に「わかった」と言っているので、別にこれは対立ではないです。どっちかといえば、身内に容疑がかかったので、疑り深くて身内に厳しい土門さんがちょっと暴走しただけ。マリコさんは終始冷静。だからそれを見た土門さんも頭冷えたんだろうな、と思うよ。

◆そうやってほいほい金を貸すな!!!!!

 新開くんの明らかによくないところ。初回もそうだったけど、お金はそんな簡単に貸しちゃダメだよ……相手がどう思うのか、返してもらうまでにトラブルが起きないかどうか、ちゃんと考えないと……

◆薄情

マリコ「私たち科捜研は、誰かに有利になる鑑定は、絶対にできません」
新開 「科学って、薄情なんですね」
マリコ「……かもしれません。鑑定に情は持ち込みませんから」
新開 「以前、土門刑事に、人の心を探すのも警察官の仕事だと言われました。それなら、楓さんの心を一番知っているのは自分です。それを、『情』の一言で片付けないでください」

 マリコさんは使命を全うしているだけなのに、周りが感情的になって八つ当たりされるの可哀想だな。残念ながら、よくあることなんだけど。特に今回は、マリコさんが暴走してやり過ぎ鑑定とかもなかったわけだし、ただただマリコさんは使命を全うしているだけ。
 そういう意味では、感情的なはずの周りの方が薄情じゃないか。八つ当たりされたマリコさんの表情を見ろよ!
 それは、楓さんと新開くんの間にも言えることかもしれない。変に気を使いあって接していたら、楓さんは新開くんのことを「薄情」と言った。
 そして加害者家族の沙友里さんも、色々あって木本と縁を切る選択をしたら、きっと周りから「薄情」と言われたんだろうなとわかる。
 どちらも、別に当人からしたらそんなこと言われる筋合いないのにな。でも、言われた側は心に深い傷を残すんだよ。
 ホント、軽々しく人のことを「薄情」なんて言うもんじゃないよ……

◆地獄みたいな空気で話し始めてくれる風丘先生

 前から知ってたけど、風丘先生は天使か何か?
 その上で事件解決のヒントまで与えてくれる。風丘先生、so cute……

◆男女の違いどころか、個人識別までできてる!

 君嶋さんのスマホ復元ができたのもあるんだろうけど、CM前は「男女の違いがわかるかも」程度だったのに!
 いやまぁ、いいんだけど、そこは。

◆被害者の爪にあった木片は!?

 何の意味もないどころか、途中から触れられることもなかった!!!!!!
 いわゆる『チェーホフの銃』が必ずしも正しいとは思わないけど、あんな意味深に出てきたんだからなんか意味あると思うじゃん……
 加害者家族の沙友里さんの扱いといい、今回はなんか1時間に収まらない話を無理やり収めた感が強い。元が2時間とは言わないけど、もうちょっと長尺用のネタだったか、何か事情があって話の改変があったのでは……と疑うレベルで話の要素の扱いが雑な気がする。「薄情」と賠償金の話でうまくまとめたように見せてるけど、結構よくわからん話じゃないか今回?

◆土門「自分で説明しろ。警察官だろ? どんな罪になるんだ。辛い事実を伝えるのも、警察官の仕事だ」

 これは真面目に言いますが、土門さんから新開くんへの扱いが優しい……と思っちゃった。変に捜査を引っ掻き回され、もうちょっとおこかと思ったらそうでもなかった。身内びいき!(これは冗談です)

新開 「榊さん。科学って、人の気持ちまでわかるんですね。科学は、薄情じゃなかった。そんな警察官に、自分もなりたいと思います」

 少なくとも、すぐ人にお金を貸してしまう悪癖を直さない限りは、無理じゃないかな……と冷たいことを感じてしまう。
 新開くんには、「正義の味方にはなれたけど、楓お姉ちゃんの味方にはなれなかったね……」と耳元で囁いてやりたい願望は、正直ある。結果的にそれは楓お姉ちゃんを殺人犯にしなくて済んだかもしれないが、なんかこう、新開くんは虐めたくなるな。というか、私があまり新開くんのことを好きになれなかったのが大きい。今回、やっぱ変な話だよぉ。
 新開くん、割と感性がマトモすぎるところがあるので、「俺だけの正義を見つけます!」っつーて意地を貫き通して殉職するか、どこかで心折れる未来の2パターン見える。前者の台詞を言った蒲原刑事がまだ生きてるんだけど、蒲原刑事はなんかだんだんネジ外れてきたもんな……色々……
 要するに、新開くんは今回わーっと騒いだ他は何も出来なかったわけで、そこは大いに反省してほしいし、科学が薄情かどうかを言う前に、自分がどうかを省みてほしい。新開くんは話の主人公になれなかったゲストキャラなのだ……

雑感

 被害者遺族から賠償金の債権を買うヤクザ。めちゃくちゃなシノギの予感。ヤクザとは言わないまでも、そういう会社を作ったら引く手あまたなのかもしれない。
 「弁護士に頼め」? それは……そう。それでも難しかったのが今回なんだけどね。本当、流行らないでほしいこういう事件。
 それはそれとして、やっぱり今回は雑というか「?」になる感じの話だった。話が難しくて私が理解できてないだけの可能性もあるのだが、それにしても木片とか気になることいっぱい。
 これをS24最後にお出しされると、「ファイナル、大丈夫ですかね……」と不安になっちゃう。座組が一緒なのよ。

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