【科捜研の女 season19】第22話 感想

科捜研の女
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File.22 ミステリーの達人

ゲスト:大和田伸也、今野浩喜、吉本菜穂子、麻乃佳世、佐川満男、山本道俊、榎田貴斗

脚本:岩下悠子
監督:兼﨑涼介




 今回のアンケートです。投票してくださった方、ありがとうございました!
 別に今回は謎解きイベントじゃないけど、今年の夏に実際にイベントやったし、いいかなって。前にも似たような質問した気もするが、そこもまぁいいかなって。「適当すぎる」って本当のことを言うのはやめてください。

 結果。
 信頼の風丘先生と亜美ちゃん。亜美ちゃんは作中内のイベントで実際に、風丘先生も人質回で名探偵スキルを見せているので、信頼と実績がある。納得の結果である。こういうイベントを楽しめそうだし、ふたりとも楽しみながらズバズバ謎解きして進んでいけそう感。
 最下位がマリコさん&土門さんというのは、残当。残念ながら妥当だし当然。むしろマリコさんというハンデを抱えながら、そこまでイケメントリオから引き離されなかったとも言える。完全に土門さんが頑張るしかないチームですが、頑張っていただきたい。
 この結果は、むしろイケメントリオが不甲斐ないのだろうか。宇佐見さんが引っ張っていくしかないのかもしれないチーム。呂太くんがどこまで機能するかにかかってそう。蒲原刑事は、残念だけどあんまり期待できそうにもないのかな……あからさまにポンコツってわけじゃないんだろうけど、推理力がどうってキャラでもないし……


 はい、今回!


全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ


 「謎」はきっと、それを解こうとする人のものなのだ。生み出した人のものではなく。



 ――岩下悠子 『水底は京の朝』「鬼面と厄神」より

 作品に触れて新しい「何か」を見出すのが、読書や視聴をすることの何よりの価値であり、喜びなんじゃないかな。





20の見どころ



◆1.マリコさんたちもノベライズ化ですか


 序盤の現場検証。小説っつーか、あれは台本の台詞だろうか。台詞の頭にキャラ名をつけて許されるのは中学生の二次創作までらしいです。
 っつーか、マジで『科捜研』はノベライズ化しねーんですかね。誰が書くんだよって話になるかもしれんがそれはさておき、円盤化が難しいならせめてノベライズ化に希望を見出したい視聴者です。
 でも、『科捜研』って意外とノベライズ化難しいかもしれない。画面に映ったもので謎解きとか印象的な演出とか、結構ある気がするし。ノベライズにしても面白い話って、どれがあるだろうなぁ。




◆2.あおぞら探偵団


 表紙の画が、思い切り『ズッコケ三人組』だぁー! 表紙のふたりはハチベエとハカセだよね。じゃあ、今回の彼はモーちゃんポジションになるのかな。うわぁ、懐かしい。
 小学生の頃、めっちゃ読んでたなぁ。ホラーとかミステリジャンルの話も結構あって、ホラーのヤツは本当に怖かったし、ミステリジャンルの話も面白かった。怪盗とは長年やりあってたよね。ラストの話では一応、ハカセが勝った……んだっけ? うわー。久々に読みたくなっちゃった。
 「ズッコケ三人組」だけじゃなく、小学生の頃は図書室でよく本を借りて児童向けの小説とか繰り返し読んでたなぁ。あの頃から、気に入ったシリーズや作品ばかり読む偏った趣味の子どもだった覚えがある。他に何を読んでたっけな。
 学校で借りてたわけじゃないけど、青い鳥文庫の「パスワードシリーズ」と「夢水清志郎シリーズ」とか、ハマりましたなぁ。そんな、自分が幼い頃の読書体験を思い出す今回でした。
 そう、小学生や中学生の頃は、曲がりなりにもそれなりに活字を読んでいたのに、今となっては少年ジャンプぐらいしか定期的に読んでいるものがない。知性が低下している……こんな大人になってはならない……




◆3.全身の擦過傷や衣服の乱れ


 服がところどころ切れるぐらいの乱れ。ここらから、まぁ真相はろくでもないものだろうなっていうのは早い段階で推測できるんだよなぁ……辛い。
 大抵はろくでもない犯人枠の今野さんも、解剖台に乗せられる被害者枠になる時代。昨年の『カクホの女』では最後まで主人公側のコメディリリーフ、『刑事ゼロ』ではラスボス、そして『科捜研』ではメインゲストの被害者。
 コメディリリーフとラスボス犯人とメインゲストの被害者、どれが一番ランクが上かというのは議論が分かれるところでしょうが、今回の今野さんは兼崎監督が惚れ込むのもわかる存在感であった。今野さんレベルの存在感と演技力があれば、そりゃ俳優業やるわな……という謎の納得。
 全然関係ないんですけど、今回の風丘先生が美人だった。いやいつも美人だろっていう至極当たり前のご指摘はそのとおりなんですけど、とにかく今回の解剖時が美の権化であった。角度も表情も全ての瞬間で完璧。マリコさんもそう。髪隠してるのにこれ。いつも以上に美人。なんなんだ……今回……話もいいし、画面も綺麗だ……なんなんだ……




◆4.人は見た目が100%?


美咲 「たまに来るのよね。こういう変なファン」
日菜子「でも、警察手帳出してますよ」
美咲 「あら。本当だ」
日菜子「顔も、いかにも刑事ですし……」

 高柳さんの奥さんの美咲さんと、編集の日菜子さんがいいボケツッコミしてて笑う。奥さんがふんわりぽやーっとキャラなのが好き。妙に仲いいし、長年の付き合いなのだろうか。なんかキャラが濃くてかわいいw
 でもこの台詞、意外と闇深いかもしれん。有名人になると、警察の身分を語る頭おかしいファンもどきが来かねないってことでしょ? なにそれホラーじゃん。
 「いかにも刑事」な顔の土門さん。人は見た目が100%。警察手帳を見せてくれない自称警察は信用しちゃダメですよ話。
 内藤さん御本人も、刑事役のやりすぎで、街中で出会う本物の警察官に敬礼や挨拶されるとか、冗談なのか笑っていいのかよくわかんないこと言ってたしな……日本の警察の人、茶目っ気ありすぎじゃろw




◆5.土門さんイライラタイム


 全てを見透かしたような、思わせぶりな言動を繰り返す高柳さんにイライラする土門さん。土門さんは自分のペースを乱されるの嫌いっぽいもんな……
 高柳さん、超然とした存在のまま終わるのかなと思ってたら存外に人間っぽくて、最後には彼自身も救われていた。いやぁ、本当によかったよね今回……




◆6.蒲原「勝手に取るな」


 被害者の持ち物である「あおぞら探偵団」シリーズを勝手に取り出し、勝手に読み直していた呂太くんへツッコむ蒲原兄ちゃんのお言葉。ここで蒲原兄ちゃんが呂太坊の頭を叩いているわけですが、「そこ代わって!」って蒲原刑事過激派がそう申していた気がしました。
 勝手に証拠品を持ち出すのは物理担当の伝統なのじゃろうか。とか言うと、相馬さん以外の過去物理担当への風評被害が凄まじい。乾くんは言うまでもなく証拠品の取り扱いは真面目だったし、鶴ちゃんも勝手に持ち出すようなことはしてなかったはず。時を経るごとに証拠品の扱いが雑な物理担当になっていく……!
 冗談です。




◆7.窪塚さんの家でも根付く「あおぞら探偵団」


 お父さんが若干うんざりするほど、娘さんが好きな作品になっている「あおぞら探偵団」。
 世代を超えて愛される作品って、素晴らしいですよね。今回の話は作家と読者がお互いに救い合う話だけど、こうやって時を超えて次の世代の読者が生まれていく描写もよかったですよね。まるで命が脈々と繋がっていくようで。




◆8.今回も狭い部屋でわちゃわちゃする皆さん


 日野所長の部屋とか宇佐見さんの部屋とかマリコさんの部屋とか。普段見られないアングルで見られるの、私も好きです!(東映公式)
 今回、マリコさんの声が所々で掠れ気味。掠れ気味のマリコさんの声は妙に色っぽい、という私の趣味はさておいて、最近いきなり寒くなったからな。心配である。しつこくても何度でも言うが、マリコさん、というか沢口さんには健康でいてほしいっすな。ゆっくり休んでほしい。もう通年放送も終盤なので、このままフルマラソンを走りきってほしいっす。




◆9.葛な奴


 屑な奴、ではない。最高級の吉野葛を使っているらしい。相変わらず高そうな差し入れである。
 差し入れを心待ちにしていたのが明らかな呂太くん。仕草もさることながら、宇佐見さんを呼びに行くところとか、犬だ。大型犬だ。最近、ようやく「お菓子はひとりで食べない! みんなを呼びに行く!」っていうのを躾けられたアホ犬だ……ポケモン剣盾で言うなら、「イヌヌワン」で有名になったワンパチ……ではなく、アホな性格のウインディみたいな感じ。モフらせろや!
 そんなあざとすぎる呂太くんもかわいい枠なんでしょうが、私は呂太くんの陰からしれっとその場を見つつ、風丘先生のお土産には真っ先に飛びつく亜美ちゃん派なんで!
 どっちにせよ、若手組はいつも熾烈にあざと可愛い枠を競い合っている。あなたは亜美ちゃん派? それとも呂太くん派? もしかして蒲原刑事派? ポケモン亜美・呂太・蒲原。あなたはどのバージョンを買う!?
 いやスマン。最近、ポケモン剣盾が楽しくて現実になかなか帰ってこられないもので。ガラル地方楽しい……ワイルドエリア楽しい……キャンプ楽しい……ファッション楽しい……マリコさんコスして遊んでます。




◆10.春は食用、秋は風流


 なーんだ。正解は七草。

マリコ「陸上植物のグルコース貯蔵の一形態、つまり、デンプンですね。デンプンは水を加えて加熱すると、水素結合が破壊されて分子が規則性を失い……」
日野 「まあまあまあ……風流を楽しもうよ」

 どんなときも科学オタクトークしたくてたまらない「風流」を知らぬマリコさん、の話を最初から聞く気なさそうな亜美ちゃんに草。一応、一瞬顔を向けはするけどすぐに諦めて、しれっとくず餅に取り掛かってるのがもう「慣れ」しか感じさせない。亜美ちゃんも、もうこの科捜研に6年いるからなぁ。
 そんな亜美ちゃん(と、たぶん画面外の呂太くんも)の反応を見て、マリコさんのオタクトークを打ち切らせる日野所長が優しい。マリコさんは別に気にしないだろうが、若手の反応をちゃんと汲めるあたりが日野所長の真髄。日野所長はこの科捜研の屋台骨、バランサーですよ。




◆11.宇佐見「食べられる草……」


 別に博識な宇佐見さんがこれ気づくのは全然おかしくない、んだけど、中の人がバラエティで言ってたエピソードとかを連想しちゃうのは、我ながら嫌な視聴者だなぁとは思うw




◆12.呂太「なんかのインタビューで、作者の高柳先生がそう言ってた!」


 インタビューまでチェックするオタクの鑑。呂太くんも、見た目は爽やか系イケメンで通せるビジュアルだし、性格はゆるふわで女子会常連らしいのに、この科捜研に来るからにはそれ相応にオタク気質だよね。この科捜研、オタクしかいない……!
 全然関係ないし、『科捜研』に限らないけど、ドラマ関係のインタビューだと役者さんのインタビューはそれなりに見つかったりするけど、それ以外の制作側の方のインタビューって、なかなか貴重ですよね。テレビ雑誌やエンタメ系雑誌、新聞の片隅に至るまでをくまなくチェックしてないと、なかなか出会えない。そして、発売日になると日々に押されて、まるっと存在を忘れてたりする。
 「お前のアンテナが鈍いだけ」「お前がズボラなだけ」と言われるかもしれんけど、「お前が好きな製作者さんのインタビュー、これに載るやで。発売日当日にもう一度お知らせするやで」的なbotがほしい。それこそ、TwitterとかSNSを有効活用して、ファン同士で有意義に情報交換しろやって話なのかもしれない。でもそれ、陰キャぼっちには辛いんですわ……
 テレビ雑誌とか、インタビュー載ることいっぱいあるから、毎週・毎月チェックする癖がいつの間にかついたなぁ。毎週水曜と毎月24日前後は、本屋やコンビニへGOっすよ。




◆13.マサハルくんとタケシくん


 この名前が、どこかのメインライター陣の名前由来説好き。東映公式。タケハルくんとマサシくん……
 そこに最後ひとり加えられる古田さんはじゃあ、誰になるんじゃろうな。今、『科捜研』のメインライター第三位争いが熱い! 冗談です。




◆14.それぞれの知識を活かす今回


 呂太くんは「あおぞら探偵団」ファン、宇佐見さんは「食べられる草はなにかの餌なのでは?」と閃く、日野所長は「ロールレタリング」と「左大文字」の知識、亜美ちゃんは「聖地巡礼」の閃き。それぞれの担当の鑑定以外にも、それを更に掘り下げたり、趣味の範囲の話で事件解決に役立つ展開ができる。
 今回、びっくりするぐらいちゃんと科捜研全員にキャラ立てされてる場面があったっていう話。誰も蚊帳の外に置かれてない。すごい……
 意外とこれ、他の普通の回だとできてないことがあったりすると思うんですが、45分弱できっちりみんなどこかで印象的な場面が用意されてるの、すごい……
 たぶんこう思うのは、この話のこの部分がすごいという真っ当な理由にプラス、私が今回を本当に好きだという個人的な加算が大いにあるのは間違いなくある。が、でもすごい……「今回、あの人なにしてたっけ?」がない。すごい……




◆15.ご住職とロールレタリング


 桜庭町のご住職とは別人らしい。そうだったんかい! 放送時、勘違いしちゃったわ!
 古田さんが「あおぞら探偵団」と出会って回想に色がつく演出が好き。古田さんが人を殺したところは鮮やかに血の色がわかるところも好き。それ以降、殺人まで犯してしまったことで、全てを失い閉ざされたと思ってしまったであろう古田さんの世界がモノクロになってしまったとも捉えられて、辛い。
 
辻  「君は、今初めて、読書の喜びを知った。新しい世界の扉を……自分の手で開けたんや」

 作品はひとつひとつが命そのものであり、そこには作者が込めた思いや世界がある。その作品への扉を開くことは、大いなる冒険への第一歩なのかもしれない。それは人類にとっては何の価値もない一歩かもしれないけど、その人にとっては大きく踏み出すための第一歩かもしれないんだよね。




◆16.亜美「あっ……聖地巡礼かも」


 亜美ちゃんの口から出る「聖地巡礼」の響きがガチオタのもので草。そのあと、昨今のオタクごとには知識がないであろう年長組に視線を向けられ、すぐに一般人にもわかる解説をできる辺りが、「社会人生活をしながらオタク活動を続けるオタク」のムーブそのもので……
 いやでも、ここの科捜研はオタクへの理解が高い方だと思う。みんな、どこかしらでオタク的だし。というか、人類は皆、何かしらのオタクなのでは?
 「作品の舞台になった場所を訪れる」って行為は別に昨今のオタク発祥ではないはずだけど、それを「聖地巡礼」と言い出したのはいつのどこからだろうか。やっぱり『らき☆すた』になるのかな。
 あっ、あと個人的な話なんですけど、私も11月の頭の三連休に京都へ行く機会があって、『科捜研』京都府警ロケ地でおなじみの積水化学工業や、四条大橋、巽橋、『京都地検』でおなじみの古川町商店街、白川の一本橋(行者橋)に初めて行ってきました。













 ので、今回の話は若干タイムリー。
 いやぁ、行ってよかったです。本当にドラマの風景が見える……! って。私、あまり旅行に行かない出不精なので、これが最初で最後になるかもしれない。20周年の内に行けてよかった。また機会があったら行きたい。
 聖地って、やっぱり行きたくなるもんですよね。本当、近ければ頻繁に行きたいんだけどなぁ。




◆17.推理小説家を実際の事件現場に放り込んだら


 絶対にポンコツだぞ、と言ってたのは確か東野圭吾だったか。確かに、ミステリー作品に出てくる推理小説家って、自虐込みなのかポンコツ扱いされることが多いかもしれない。有能なキャラってあんまりいないかも。
 今回の高柳先生、瞬間風速的にはマリコさんたち科捜研よりも推理力があるような描写だったけど、それが事件解決に活かされるというか、逆に引っ掻き回していっただけなのが笑った。そしてなんだかんだで事件の真相を聞かされて、高柳さん本人も救われている。その上、マリコさんに密着してもらえる(語弊あり)役得付き。ズルくない!?
 「あおぞら探偵団」が、出てくる登場人物ことごとくに愛される上に、ひとりの人生を救っていたくらいの名作なのでセーフ。今回、誰ひとりとして「あおぞら探偵団」を貶さなかったって、考えてみるとすごい。




◆18.マリコさんをご指名したい


 マリコさんに頬ぶっ叩かれたいし、胸ぐら掴まれたいし、顔を挟み込まれてぐいっとマリコさんの方に向けられたいし、なんだったら自分のためにマリコさんが必死になってるところを見たい。
 ホステスさん数人がかりでも抑えきれないマリコさんのパワフルさ。日野所長も夏クールのツアー回で言ってたけど、マリコさんはなんでこんなに物理面でも力強いんだろうかw どこからそのパワーは湧き上がってくるのさ!
 このクラブでのやり取り、沢口さんはノリノリだったそうで。カバン忘れるとかは現場で生まれたアドリブだったそうですね。東映公式。マリコさんなら普通にやりかねない。むしろカバンを忘れることで、余計にホステスさんのぽかーんぶりが完成しているので、やっぱ長年「榊マリコ」を演じている沢口さんのアドリブすげぇや……って話。




◆19.亜美「筆跡って言うんですかね……?」


 亜美ちゃんのツッコミ気質好き。ぼそーっとツッコんでるの好き。
 大文字は山によって「筆跡」が違うんだよ話。それによって挿絵の山の特定ができる。如意ヶ岳の「大」は右払いの長さが特徴的、左右のはらいがほぼ均等で上の横線の部分が真っ直ぐなのが左大文字。
 京都ならではの話……しかも筆跡鑑定の分野に持っていくこともできるから、『科捜研』である意味もある……すげぇ!!!!!
 なんか今回、締め方も好きなんだけど、話の持っていき方も好きなんだよなー。こういうネタをさらっと入れるあたりが更に好き。だってこのネタ、やろうと思えば話の中でずっとメインに扱われる一番の大ネタにもできそうなのに。確かにこれは事件解決の決め手のひとつではあるけど「ひとつ」というだけ。あくまでこれは「過程」のひとつでしかないっていう贅沢ぶり。
 捜査過程が面白い『科捜研』は面白い。これ真理。




◆20.作品とは希望であり、命そのものだ


 犯人は非ヲタの陰キャ3人組。いやあの3人が陰キャなのかは知らんけど、いじめをするような奴は陽キャぶってても陰キャだと思う。そして、人の好きな作品の価値を貶める奴は全員非ヲタ。今回は非ヲタがオタクを迫害した話だよ。悲しいなぁ。

土門 「本じゃない! お前たちが弄んだのは、本じゃない。ひとりの人間の、生きる希望そのものだったんだ」

 高柳さん自身が「本一冊のために」って言っちゃうのは、悲しいことだろうけど、そういうものかもしれない。作り出している本人は、自分が作り出したものにどれだけ価値があるのか自覚できないものなのかもしれない。
 陰になって見づらいけど、土門さんが3人組のひとりをしばいてるっぽいのがスカっとしますな。土門さんはオタクに理解ある人。

マリコ「でも、物語があった。あなたが生み出した、心揺さぶる物語があった」
   「たったひとつ、好きな作品があるだけで、ただひとり、好きな作家がいるだけで、人は、生きていけるんですね」


 この言葉に救われないオタクは存在するのだろうか。
 そうですよ。小説に限らない。たったひとつ好きなものがあれば、人は意外と生きていけるものかもしれないって、そう思いたいじゃないですか。それが「希望」なんだから。





簡単雑感


 はい、S19の名作きました。古田さんの話だけを追えば何の救いもないかもしれないのに、彼が景色に色を見出したことに、そんな存在に出会えたことに、確かな希望が持てる。
 私が岩下脚本贔屓でオタクなのを差し引いてもこれは名作ですよね? 自信ない。完全に信者脳で目が曇っている自覚はある。話の中で言及がなかった逃げ出したうさぎは見つかったんです、心の目で見ればわかる。と真顔で言う辺りが信者脳極まれリって感じだな我ながら。まぁでも、うさぎに関しては御本人もツイートで気にしてたのわかったし、いいかなって……これもまた信者脳か。そうか。
 よし、一旦落ち着こう。

 秋の読書強化回。もう初冬もいいとこだよ!
 きっと『科捜研』だって、どこかの誰かの希望となる作品になっていますよ。絶対に。マリコさんを始め、その存在に心救われ、支えられている人がいる。だからこそ、その命や世界を生み出す人たちは何よりも尊い。
 そんな尊さに救われた読者、或いは視聴者、お客さんも、もしかしたら作り出す人たちを支えているのかもしれないっていう話でもある。高柳さんが今回のことでスランプを抜け出し、また新たな作品を生み出したように。読者である現実の誰かの存在が、作家の描く世界の礎になる、かもしれない。
 もしかしたら私たちの応援や感想が、作り出す人たちの何かしらの力になっているかもしれないって、そうやって少しだけ自惚れたくなりますよね。
 だから、応援するのも感想言うのもやり得ですよ。やって損なことなんてひとつもない。
 見るだけで終わらせるのではなく、手元にある便箋、或いは目の前にあるキーボードやスマホで、作品に触れて自分の中に生まれた思いを大切に紡いでみるのもいいんじゃないでしょうか。それが本人に届く・届かないはさておいても、別の誰かに届くことで、またその誰かの世界を広げるかもしれないんだから。
 そうだよ。みんなも感想ブログをもてばいいのさ……(論理の飛躍)
 SNSだと感想でもすぐに流れがちだから、情報を溜めておける個人ブログやサイト最強! って自画自賛して終わりますw いやホント、今こそみんな回顧すべきよ……





次回予告とか。


 土門さんの元奥さん回です。アンタッチャブルかと思われてたネタにズバズバ切り込んでいくぅ!
 いや、土門さんの個人回自体は嬉しいんですけど、人がせっかく岩下脚本回の余韻に浸ってたのに、土門さんが主人公相棒格の個人回って特権とインパクトで視聴者からその余韻をぶっ飛ばしていくよぉ……
 ものすごいいちゃもんであることは自覚した上で言う。なんで次回なんすか!
 はい、いちゃもん終わり。

 時を超える殺人事件? なんかこれだけだと『一課長』的な雰囲気もあるキーワードである。
 美貴ちゃんも久々登場! 再々登場がマジで7年後とかにならなくてよかったw
 そしてなにより、これまで全然触れられなかった大ネタ・土門さんの奥さんのお話である。内藤さんが割とずっと前から「やりたい」っつーてたヤツだね。

元宝塚トップスター・早霧せいな、ドラマ初出演!『科捜研の女』で内藤剛志の元妻役を好演

 土門さんの奥さん役はこの方。なんで土門さんは美人にばっかりモテるんじゃろか。そりゃカッコいいけどもさ!
 上の記事で、穏やかな表情の私服土門さんが見られるのがもう今の時点で衝撃的である。マリコさんのことでデレてるのとはまた違う雰囲気なのがドキドキします。
 そんなわけで前後篇。これで秋クールは締めになるのか、或いは本当に25話までやるのか。そこも含めて超楽しみ! 脚本戸田山さん・演出森本監督の超王道コンビ! ひゃっふぅテンションぶち上げっすな!
 岩下脚本から続けて、この外れがないであろう王道コンビの話を見られるので、やっぱり次回が土門さん回でよかった……と、掌くるくるしまくりである。今、テンションぶち上がっててにやにやしながらこれ書いてるからな。不気味だな。





せっかくなので。


 信者らしく、自分、ステマしていいっすか?

 今回の脚本担当の岩下さんの小説、『水底は京の朝』『漣の王国』を読んだので、その感想を置いておきます。リンク先、ネタバレありです。

『水底は京の朝』 感想

『漣の王国』 感想

 相変わらずふざけた感想ですみません。私の感想はふざけてますが、作品は素晴らしいです。
 今回を見る前に、岩下脚本回放送週であることも特に意識しないままになんとなく思い立って買って読んだんですけど、本当に読んでよかったです。なんだろ、これも巡り合わせなのかな。
 「信者を名乗りつつ、今更読んだんですか!?」っていうぐらいの不敬な私ですみません。もっと言うと、本屋で探す手間を惜しんで電子書籍に甘えた不敬ぶりです。もうお前、信者名乗るなよ!








 買ってほしいから、リンクだって貼っちゃうんだぜ。
 岩下さん回が好きな人、「我こそはユウキスト!」な方、ぜひに。新たな岩下悠子ワールドがここにあります!


 こういうこと、SNSでやるとツイートをいくつも使ったりするから、やっぱりひとつにまとめておける個人サイトやブログが最強。またその結論に達してしまう。便利だよ。


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