【警視庁・捜査一課長 season3】最終回 感想

警視庁・捜査一課長
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最終回 さらば大岩一課長~命を懸けた最後の捜査 死を呼ぶ銀座NO.1ママのネックレス!! 衝撃のラスト…刑事殉職!?

ゲスト:中村梅雀、片瀬那奈、山崎銀之丞、坂口芳貞、佐渡稔、葉山レイコ、西田健

脚本:安井国穂
監督:池澤辰也

内藤剛志、安達祐実との“別れ”に「祐実ちゃんロスで寂しい…」

「警視庁・捜査一課長season3」最終回を迎える内藤剛志を直撃!

今更これを乗せる意味あるのかリンク。とりあえず記録で。

初夏どころか本格的に夏が始まっちゃったよ最終回!


◆新しい季節の春の終わりは、夏の装いで終わる。
当たり前の話ですけど、そうだよな、これ春クールのドラマでしたね……
ブランクさんの目の前で唐突にブランクさん就任当初のことやらseason3の始まりを振り返りだし、ブランクさんを弄ぶ大岩一課長とヤマさん。酷いw
ブランクさんの出した画像は、あれは実際に現場で塙さんをお祝いしたときの画像かね。持ってる色紙がそうだよね。しかもブランクさんの年齢=塙さんの年齢じゃなかったか。それすらドラマに組み込んでくる。今期は色々メタネタ多すぎじゃろw
この冒頭の3人のやり取りが、鈍い私にもわかるほどのフラグぶりで、「うわぁ、昨シーズンのデジャブを5分弱で見せられてるよぉ……」とか思ってたらガチでアレ展開だったし、これから運転担当は必ず最終回で刺されなきゃならんのですか? ヤバくないです?

◆大岩一課長がいじり芸を覚えた回。大岩一課長もギャグ言うのな。
奥野「真正面から褒められると、なんだか居心地悪いですね。まるで、肩たたきされているみたいです」
大岩「………………」(気まずそうに目を逸らす)
奥野「えっ、いや、そこは否定するところですよね?」
大岩「ハハッ、冗談だ。ブランクは、イジられて輝くタイプだからな
奥野「一課長、この際、本当のことを仰ってください。やはり運転担当刑事は、若くて、背が高くて、シュッとしている方が、何かとよろしいのでしょうか?
大岩「………………」(体ごと背ける)
奥野「いや……ですから……」
最後のブランクさんの問いに対して、大岩一課長もヤマさんもハッキリ否定してあげない(挙げ句、話を逸らす)の本当に酷いw なんでや、ブランクさんもええやろ! 若手イケメン刑事枠は天笠くんで埋まっとるし!
実際、私はブランクさんのこと、今までの『一課長』にいなかったキャラで好きです。ぬるっと場に入ってくる平熱の存在感が好き。みんな基本的に熱血な『一課長』ワールドでは、この平熱ぶりは貴重。

◆小山田「油断するな。物事順調すぎて浮かれてると、思わぬところで足すくわれるぞ」
それ、去年も聞いた……
それはともかく、ブランクさんの娘さんの現在の年齢が今までの話の中で想像してたよりも大きい(大学生くらい?)のにも驚いたし、娘さんの彼氏が大企業の御曹司で、東京オリンピック関連で高級マンション高層階に引っ越しできるとかいうハイパー勝ち組ルートに突き進んでるのにも驚いた。
しかも娘さんと1日ごとにお弁当を作ったり作ってもらったりな関係。羨ましい……ブランクさんに一生勝てる気がしない……涙出てきた……

◆おそらく今期で一番マトモだった臨場要請電話、「指紋のないご遺体」。これなら普通の刑事ドラマでもあり得るね!
……今までの臨場要請電話がおかしかっただけ、とかそういうことじゃない。そういうことだけど。

『一課長』ワールドの科学捜査を一手に担う武藤さんが激務すぎる。
スーパーインポーズ。『科捜研』でお馴染み。

◆萌奈佳ちゃんが未だ広報課を兼任してる状態なの、忘れられてなくてよかった。こういうセルブラ兼任してる設定、っつーか広報課シーンはもっと欲しかったよなぁ。
萌奈佳ちゃんの記憶力が半端ない。28年前の記憶。たぶん5歳前後でしょ。そんな頃の記憶、ちゃんとあります?

◆ヤマさんが萌奈佳ちゃんの異変を察知して、さりげなく、でもきちんと気を使ってるのきゅんってしますな。ヤマさんだって立派な「理想の上司」。ヤマさんが上司として存在する世界に生まれたかった……
萌奈佳ちゃんの異変はブランクさんも心配するほどだけど、そこから一課長が何かを知っていると察知できるのは、一課長とも付き合いが長いヤマさんだけ。ヤマさん素敵! 抱いて!
序盤の方は大岩一課長は過去のことにそこまで詳しく言及しなかったし、萌奈佳ちゃんは情報(過去)をある程度持ちつつも知らないからこそ過去を追い求めてる側だったので、その辺りは視聴者の目線(情報量)に一番近かったのはヤマさん・ブランクさんぐらいの人々、そこからそれぞれの持つ情報のすり合わせで視点が統一されていく、って作りが面白かったです。

◆現場に来て盗撮までしてくる週刊誌記者に、熱くならずテンプレ対応で流せる大岩一課長とブランクさんコンビ強い。ブランクさんの平熱っぷり、やっぱ好きだわ。

◆最終回ってことで、捜査本部の規模が最初からテンションマックス。ここは理屈抜きのテンアゲシーン。
今回の被害者・佐原さんが関わってた34年前の事件の時効が1999年、つまり初回の過去の事件、谷中警部補が亡くなった事件の1年前だったのが悲しい。谷中警部補が残したものが大きすぎる。
っつーか、今回の事件は谷中警部補の死が初回の犯人じゃなかったよ、実は今回の事件の真犯人が谷中警部補を殺したんだよという話になるかと思ったら、そこには言及なくて驚いた。初回で直接的に誰かが殺したシーンがなかったのは、最終回のためだと思ってたのに……じゃあ、やっぱり谷中警部補の死の真相は初回通りってこと?

◆最終回はさすがにシリアスムード、と思いきや、ネーミングセンスはいつも通り。
先代である父親から会社を継いた人の名前は「継雄」だし、銀座の高級クラブの名前が「アッカバーネ」だし……

◆“谷中”警部補と結婚する“根津”美奈子さん。
じゃあ、どっちかの親御さんの旧姓は“千駄木”なの?
そもそもなんで谷根千縛りなんだ……

◆萌奈佳ちゃんのお母さん、5歳の頃に亡くなってたんか。病死。
それで高校生でお父さんを亡くしてる。え、じゃあほぼ天涯孤独なの……?
萌奈佳ちゃんの抱えてるストーリー重すぎ問題。それがこのS3のメインストーリーだからなんだけど、ここまで萌奈佳ちゃんに不幸を集中させなくてもええじゃないかぁ!

◆安達祐実のセーラー服姿、初回以来再び。いくら回想フィルタがかかってるとはいえ、未だセーラー服が似合うアラサーマザー……すごいな……

◆1回目のCMで、今期最後のマリコさん東京出張キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
……いや、夏SPであるかもしれないけど……

◆笹川刑事部長のお部屋、いつ以来だろう。
……S3どころかS2で見た覚えもないので、もしかしてS1最終回以来だろうか。マジかよ。
真面目テンションの笹川刑事部長も今期初回ぶり。
笹川刑事部長の「情報漏えいしたヤツが警察内部にいるかも」という疑念は懸念に終わったけど、あの電話は一体、誰にしてたんだろう……

◆初回の意味深な手帳がキタ。赤いアレは血痕じゃなくてマニキュア。そりゃそうか、何年経ってんだって話ですもんな。血痕だったらもっと赤黒くなってるよな。
萌奈佳ちゃんが依頼した時点ではかなり私的なことなのに、きちんと鑑識作業を請け負ってくれる武藤さんがすごい。しかも『一課長』ワールドでは、科学捜査を一手に担っていると言っても過言じゃないのに。多忙なはずなのに。聖人かよ。
しかし手には最中。以前は大福(人物)に大福(食べ物)で餌付けされてたこともあるし、実は武藤さんは甘党・和菓子派だった……?

「偶然かもしれませんけど」、しかし「偶然が重なると必然になる」
ブランクさんの「偶然かもしれませんけど」という気遣いも無駄に終わる。不吉な予感当たりすぎ。

◆「高級クラブ」といえば定番の場所に萌奈佳ちゃんが大岩一課長を連れ立って聞き込みにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
制作陣の皆さん(っつーか内藤さんか)が仰ってるのでわざわざ言うことでもないんですけど、大岩一課長と萌奈佳ちゃんは擬似的な父娘なので、初回や今回みたいな重大事件のときにはまるで父が娘を守るようについてくる。
そういうところも含めて、様々なしがらみから開放されて未来へ歩みだすのが今期最終回。
つまりS3は初回から最終回までひっくるめて、壮大な「萌奈佳ちゃんのカウンセリングシーズン」だったわけですな。通常回は「萌奈佳ちゃんの過去がヤバい……」って提示する期間。
これもうほぼ総括みたいになりますけど、S3は今まで以上に遊び部分がふざけてんなーと思うこともかなりあったけど、それは萌奈佳ちゃんの抱えるドラマが重たすぎて、そういうところでバランス取ろうとしてたのかなぁと思ったり。だって萌奈佳ちゃんのトラウマって根深すぎるもん。トラウマを刺激されてるシーンとか、よくよく見てるとおふざけフィルタと木8枠縛りをはずしたら見てらんねっすよ。キツすぎて。

◆大岩一課長は小春さんを捕まえるために女運を全て棒に振っているので、銀座でモテなくても無問題だと思います。小春さんさえいればいいじゃんな! ホント!

◆人救け(正しいこと)した人間を排斥しちまうヒーローなどあってたまるかって話だよ! 綺麗事!? 上等さ! 命を賭して綺麗事実践するお仕事だ!
大岩「(綺麗事だという)あなたの仰ることもよくわかります。ですが我々警察官は、正直に生きることが大切だと、言い続ける義務があります。なぜならそれは、誰もが心の中で、そう望んでいるからです」
大岩一課長、マジオールマイト。即ち今回は『僕のヒーローアカデミア』ならぬ『私のヒーローファザー』ですよ。王道少年漫画。

◆安達祐実半端ないって!
萌奈佳「弥生さん! ……私は、父と母の本当の姿が知りたいんです。たとえそれがどんなに格好悪くても、必死で生きようとしていたことさえわかれば、私は生きていけます」
この台詞の言い方、特に「弥生さん!」のところの声の震え方がホント半端ない。半端ないって……!

◆同情するなら。
萌奈佳「事情聴取する相手に同情されたら、刑事もおしまいですね」
大岩 『同情するくらいなら、本当のことを話せ』か……萌奈佳も立派な刑事になったな」
この台詞に反応した人はアラサー以上。メタネタの入れ方は、最終回ぐらいのテンションがちょうどいいです。前提を知らなくてもきちんとシーン・描写として成り立ってるってのがいいよね。

◆ドMコンビが揃って聞き込みに行くとこうなる。
小山田「どうか、どうか捜査にご協力お願い致します」
板木 「ご協力いただけるのなら、土下座でもスクワットでも、何でもやります
ん? 今「何でもやります」って言ったよね?
それは冗談として、あの、ちょっと仰ってる意味がわかりませんね……
板木管理官は美人だし好きにできるものならしてみたいもんだが、目の前で土下座やスクワットされても、それは特殊性癖の持ち主しか喜ばんだろ……
そりゃ継雄さんも「面倒くさくなりそうなんで、どうぞ」と投げやりに言うしかないw ドMが性癖で圧かけて脅迫してくるの、めっちゃ怖いw
その後の板木管理官の切り替えっぷりも好き。言っただけかよ、と思わなくもないんだけど、これ実際に「やれ」と言われたら絶対やってるよな……モノホンのドM怖いw

◆自分の勤め先の社長でもある舅から性的対象として見られて迫られて、プレゼント攻撃・パワハラ・セクハラ受けるとかかなりの地獄だな……えげつない……
やられた当人も当然キツいが、それを34年越しに明かされる継雄さんもキツい。
こんな話を聞いてるヤマさんと板木管理官が、ちょっと下世話にニヤニヤしながら視線合わせてるの草。やめれw

◆板木「そのネックレスを見せていただけないでしょうか? 探すのが大変でしたら、私が喜んでお手伝いします
だから性癖で圧かけんのやめろよw
その後、実際にネックレスを捜索してるときの板木さんも、なんかバシューっと正座しながら滑り込んで飛びついてくるし……
板木さん、こういうところ好きだけど、実際やられたらビビって泣くわw

◆ブランク△
奥野 「きっと佐原は、逃走資金にするために、萌奈佳ちゃんのお母さんのネックレスを盗んで、質に入れたんですよ」
萌奈佳「……奥野さん、優しいですね。でも……私は大丈夫です」
奥野 「萌奈佳ちゃん……」
小山田「谷中の濃密な人生経験の前では、奥野の芝居も形無しだな」
「芝居が下手」とは言ってないからセーフ(何)。
萌奈佳ちゃんが元々国民的な有名人で以前から知ってたということも作用してるのか、ブランクさんは萌奈佳ちゃんに何かと優しい。大岩一課長とは違う面で父親っぽい。父性愛というよりは母性愛って感じだけども。

【遅報】萌奈佳ちゃんの元にくるファンからのプレゼント、全部が最中
萌奈佳「日持ちしないから、全部食べるの大変なんだよね。いただきます」(ご飯を食べる)
茶碗のご飯がすごい。昔から大食い。今も大食い。柔道やってた学生時代より、確実に今の方が代謝量落ちてるだろうに大食い。多少は量が変わってるかもしれないけど、それでも大食い。そしてあの体型。
……萌奈佳ちゃんって、『ネウロ』の弥子なの? いやゲテモノは食べてないけど……

◆谷中さんの、誰に対しても飄々としていても誠実なキャラが好き。
やっぱり梅雀はアホの子キャラじゃなくて、こういう食えないキャラの方が似合ってるし好きだなぁ……

◆小春さんと旅行いこうとしたら事件が起きておじゃんになった昨年最終回のことをお忘れか、大岩さん。
そういう話じゃなく、これは遠回しの大岩さんの一課長としての弱音であり、それを汲み取りつつも支えてくれる小春さんがマジ良妻すぎて泣ける……みたいなシーンなんですけど。大岩さんの「一緒に旅行いこう」は基本的に弱音。
小春さんは「皆を守る一課長(刑事)である大岩さん」が好きみたいなので、それでも支えたいって感じなんだよな。良妻すぎるわ。ご飯食べろや大岩さん!
そんな良妻を捕まえられた大岩さんが平凡な男なわけないので、大岩さんは嘘つき。嘘つきー!

◆最終回で、やっとブラックコーヒーではなくラテアートにありつけるヤマさん。両手でカップ持ってんのかわいい……しげしげとラテアート眺めてから飲み始めるのかわいい……味わって美味しそうに飲んでるのかわいい……飲み方かわいい……なんか知らんけど涙出てきた……
はい、落ち着こう。
ブランクさん、とことん萌奈佳ちゃんを気遣う。優しい男性はモテる。さすが娘を男手一人で育て続けてきたのは伊達じゃない。
ヤマさんも萌奈佳ちゃんを気遣う。
今回は萌奈佳ちゃん総守られルートですよ。乙女ゲーヒロインかよ!

◆刑事部長部屋に召喚される小山田管理官。刑事部長室に行くのは初めてだっけ?
……『科捜研』じゃねぇっつってんだろ!
それはともかく、この状況はプレッシャー半端ないだろうなぁ。胃が壊れそう。私だったら壊す。
笹川刑事部長、存在感がオカルトだなと散々言ってきたけど、とうとうオカルト的な直感で危機を察知する。もうこの世界の神は笹川刑事部長だと言われても納得するレベル。
小山田「……本人がいないと、『ブランク』って言えるんですね」
すげーなヤマさん、ボソッと本人に聞かれない配慮はしてるけど、笹川刑事部長にまでツッコめるのかw 上記の「胃が壊れそう」発言、撤回します。
ヤマさんは全方位に絡める万能掛け合いキャラだからなぁ。ツッコまないのは大岩一課長にだけ。

◆また刺される一課長運転担当。理由も「他人をかばう」で一緒。やべぇ、運転担当が魔のポジションになりつつある。
来年もまたこれあったら、「大岩一課長の運転担当に配属された時点で死亡フラグ」とか言われる。もう現時点で言われててもおかしくないレベル。

◆小山田管理官の「必ず、ホシを挙げる!」いただきました━━━━(゚∀゚)━━━━!!
もう細かい理屈とかどうでもいいです。最終回のお約束でもいいです。理屈抜きのテンアゲシーンです。
ここからヤマさんの指示で天笠くん運転担当復帰→主題歌流れながらの捜査員たちが駆けずり回るシーンは、理屈とかどうでもいいんです! テンアゲシーンだからそれでいいんです!

◆で、その主題歌が流れつつ、「見つけのヤマさん」が新たなご遺体発見。「僕は大丈夫」……じゃなかったぁー!
しかも殺された継雄さん、真相を知れば、何も悪くないのにとばっちりで殺されたようなもんだし……酷すぎる……

◆最終回も野口さんいた……! よかった……!
主題歌流れながらの捜査員決死の捜査シーンにもいてよかった。

◆取調室で弥生さんを問い詰める萌奈佳ちゃん、じゃなくて安達祐実半端ないって!(二度目)

◆最終回の終盤の捜査本部が巨大すぎてテンアゲシーン続きすぎてテンションが保たない。でもテンアゲしまくってて脳汁ヤバい。脳内麻薬ドバドバ。アドレナリンがヤバい。
今回のキーアイテムのネックレスは、34年間も真実をしまい込んできたタイムカプセル。壮大なタイムカプセル探しが幕を開ける……! これがテンアゲじゃなかったらなんなんだよ!

◆マンションの家の前に警察車両の自転車。
で、鍵開いてるとかなんなの……しかもドア開けたら読経聞こえるとかホラーすぎない……?
ヤマさんが「お坊さん?」って言ってたけど、まさかそれ、頭だけ見て判断してないだろうなw
よく考えなくても、留守中にお坊さんが無断で他人の家入って読経してても怖いよw しかも犯罪だよw
ってことで、皆さん待望(?)の再登場・本淵陽さん。今も「浅草中央署地域課 佐伯町交番」に勤めてらっしゃるのですね……
これについては、去年8話を参照のこと。
……大岩一課長たちのこのリアクションだと、再登場として認識してるか怪しいな……どうなんじゃろ……

◆そんなほんぶちようさんがネックレスを発見。タイムカプセルが自宅に眠ってるとは思わんじゃんよ。でも仏壇裏ってまたベタな……

◆マリコさんが目をきらめかせて「科学捜査は日進月歩なのよ! すごいのよ!」ってハイテンションになってる話。違う。
指紋を拭き取った時に汗や皮膚片も拭き取られそう、とか野暮なことはやめろ。ネックレスの飾り部分だけ拭く雑な証拠隠滅やめろとかやめろ。いいんだよ! そこはどうでもいいんだよ!

◆「34年前の事件について、情報漏えいした警察関係者がいるかも」という話が来たとき、「『一課長』でそれはやめてくれないかな……」とか思ってたんで、ご都合でも安心しました。
なんつーか、「警察の闇」云々は他のドラマでいくらでも摂取できるので、『一課長』でくらいは真っ直ぐなヒーロー見せてくれっていう、個人的な好みの話なんですけど。

◆というわけで、主犯の島岡さんは文句なしのゲス。
動機はとことんまで金と保身、「34年前の事件はとっくに時効ですよね?」という開き直りがすごい。だからペラっと喋ってくれたふてぶてしさもすごい。
しかも「今更34年前の事件蒸し返した伊能弥生、お前が悪いんだ!!!!!」ですからね。その上、罪をなすりつけるためだけに関係のない継雄さんも殺すし。
ここまで来ると逆にカッコいいわ。もちろん、スッキリ片付けられる悪役として。そりゃさすがの大岩一課長もおこですわ。

◆萌奈佳ちゃんが谷中警部補に最中をお供えして献杯。
ブランクさんが無事だった理由も、お馴染みのように突然現れて「ベリーグッドです」と褒め称えて帰っていく笹川刑事部長にも何のツッコミもなく流される。もう皆、大きな事件が解決したテンションでツッコミに疲れてるw
スカンク(笹川刑事部長)、クランク(ヤマさん)、トランプ(萌奈佳ちゃん)。
「トランプ」は安易だけど、今は無理じゃろうな……と思ってたら攻めてきたー! そして「大丈夫ですよ、目が笑ってないから」
さすが萌奈佳ちゃん、そういうところに痺れる憧れるぅ!

◆小春さんの愛の告白が良妻過ぎて泣ける。夫婦揃っての旅行も行けんけど、それでもええのんか……
あざといビビちゃんショットで締めるところに、意地を感じる。
前も言ったけど、実は色んな意味の「あざとかわいい」が詰め込まれてるのが『一課長』である。「あざとかわいい」を表現するためにリソースを割くのに躊躇いがない。

S3は萌奈佳ちゃんの開放・自己肯定に至るまでの話だから、今回の「結局、実の父親が誰か」は野暮すぎる話。「DNA鑑定をすればすぐわかった」も野暮。
要するにこれは萌奈佳ちゃん自身がどう決着をつけて心の整理をするかというカウンセリングなので、血の繋がりとかそこにはほぼ関係してない。

萌奈佳「私には……家族と呼べる人は、もうこの世に存在しません。でも……支えてくれる皆さんが、家族だったんです。ようやくそのことに、気づくことができました。本当に……ありがとうございました」

最後に主題歌が流れ始めるタイミングが完璧すぎる。主題歌の歌詞も、S3のために書き下ろされただけあってピッタリすぎて、逆にちょっと引いてしまうぐらいだw
初回に希望してたように、「過去から開放される萌奈佳ちゃん」が見られたのがめちゃくちゃ嬉しかった。よかった……
それだけに、夏SPに萌奈佳ちゃんが出ないっぽいのが本当に残念。
スケジュールとか色々事情はあるんだろうけど、「開放された後の萌奈佳ちゃんの捜査」を見たかったよ……ブランクさんは続投なのになんでや……悲しいで……

というわけで、夏SP!

すっげぇ失礼な話ですけど、『一課長』って単独SPやれるほどに人気だったんだな……
萌奈佳ちゃんが出ないけどブランクさんは続投なので、おそらくは「S3のオマケ」なんだけど、オマケ扱いでも2時間SPを初回・最終回・夏SPと3回やれて全10話+SPやれるほどには人気なんだよな。
すげぇ……むしろ枠のエース・『科捜研』以上の高待遇では。

今度の事件は30年前の誘拐事件が鍵になるそうで。また30年の時を遡る羽目になりそうな捜査員の皆さん。最終回で34年も遡ってるので、4年マイナスされてるからマシ!(そういうことではない)
夏SPのメイン女性刑事ポジションは宮崎美子、かな? 内藤さんと宮崎美子っつーたら、私の中では『曲り角』です。火サスの内藤さん主演の変則シリーズ。あの話の宮崎美子、めっちゃくちゃかわいくてショッキングだったw その時点では、女優の宮崎美子をよく知らなかったんで……話自体も、あのシリーズの中では一番好きだなぁ。

祝・ブランクさん続投。おめでとう。萌奈佳ちゃん……(まだ言ってる)
いや、ここは過去から開放されて、新たなフィールドに羽ばたいていったであろう萌奈佳ちゃんを祝福すべきだ。そうだ!

アカン。これ夏SPの話じゃない。

そういうわけで、夏SPは7月15日(日)夜9時から! 日曜プライム枠です。お間違えないように。
この夏も! ホシを挙げてください!
期待してお待ちしております!

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