【警視庁・捜査一課長 season3】第3話 感想

警視庁・捜査一課長
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第3話 スクランブル交差点殺人!? 誰にも見えない地味な女!!

ゲスト:青山倫子、森田涼花、中林大樹、久世星佳、建みさと

脚本:田辺満
監督:池澤辰也

今週のアンケートです。投票してくださった方、ありがとうございました!
「萌奈佳ちゃんの本当の父親」トップ。まあ、S3の縦軸だしな……萌奈佳ちゃんの視線や言動に注目して見るのも面白いかも。

よくよく考えれば、これ以外は全てネタ選択肢な気がする今回。
「笹川刑事部長の毎回の登場の仕方」が2位。今回もアレでしたね……
「最中を差し入れする人がいるのか」。大福は験担ぎのあだ名としてそう呼ばれてたから差し入れもあったけど、萌奈佳ちゃんは本名だからなぁ。難しい気がしてきた。ここまで3話の間、そのネタがないし。
「ブランクさんがヤマさんの奥さんのことを知っている理由」。票入った! すげぇな! ありがとうございます! ブランクさんの闇は深い。闇深ブランクさん。

ってなわけで、今回!


◆冒頭電話……じゃない!
あの交差点、舞台設定は新宿(東新宿5丁目)になってましたけど、実際のロケ地はどこらへんだろ。新宿はたまに行くけど、あの交差点は見たことないや。でもビルの壁面にドコモタワー(とんがった時計塔みたいなアレ。住所的には代々木)が映ってるので、新宿近辺なのは間違いないんだけども。
知ってる場所のはずなのにわからないのが悔しいw ってだけです。はい。

◆交差点のど真ん中で人が倒れても、声をかけるのが女子高生だけって現代の闇かよ。
そこまで東京人は冷たくないって! 駅でゲロ吐いてても心配して声かけてくれる人、結構いるって!

◆臨場電話。今回の呼び出し文句はトンチキ、いや失礼、珍妙ではなかった。ちゃんと意味がわかる。わかる……

◆今回のヤマさんネクタイはピンク地に白の水玉模様。かわいい。

◆萌奈佳ちゃん≠萌奈佳ちゃんの濃密な人生経験。
萌奈佳「こういう、見た目と中身にギャップがある人って、かなり胡散臭いことしてるんですよね」
小山田「それ、被害者に対して失礼だろう」
萌奈佳「私じゃなくて、私の濃密な人生経験がそう語るんです」
ごめん、ちょっと何言ってるかわかんないw

とりあえず小うるさいヤマさんを黙らせとけば勝ちみたいなスタンスは嫌いじゃないけどさw 自分の意見を押し通すためなら屁理屈を平然とこねる萌奈佳ちゃん。

◆武藤「渋谷のスクランブル交差点の通行量は1日約50万人。1回の青信号で渡る人数は多いときで約2000人と言われてますから、ここ新宿の交差点も、1000人近い人が横断していたはずです」
渋谷駅前のスクランブル交差点で自撮り棒振り回してるヤツは、全員漏れなく自撮り棒で頭ぶつけろ。邪魔だよ!
あのスクランブル交差点、外国の方から見ると物珍しい(あれだけの人数が渡っているのにぶつからない、整然と狭い交差点を渡る光景が珍しいらしい)ようだけど、スマホやら撮影機器やら掲げながら歩くのは本当に危ないのでやめてほしい。
と、渋谷に行く度に思う。あんまり行かなくなったけど。

◆今回、ほぼヨーヨーキルト説明のためだけに出てきたと言っても過言じゃないブランクさん。他に印象的なシーンって言ったら、秘密のセルブラルーム作戦会議ぐらいしか。
そのヨーヨーキルトの説明をしたのが「女子力高い」おじさんだったんだから、犯人が女性とは限らないのでは……とはツッコんじゃダメだ。

◆小山田「はいはい。あっそう。ああ。はい、ご苦労さん。谷中、大当たり」
萌奈佳ちゃんにもフランクなヤマさん好き。なんだあのサムズアップw
あと、現場資料班伝統の捜査会議サボりをする萌奈佳ちゃんに、「会議、ちゃんと出なきゃ駄目だろう」って注意してたのも好き。お父さんが娘に注意してるのそのままのテンションw 大福に対してはもう少し諦めた風であり同僚的なニュアンスもあったけど、対萌奈佳ちゃんだと「コイツはまだまだ捜査一課の新参者だから……」的ニュアンスがあるのが面白い。なんだかんだで面倒見のいいヤマさんである。で、褒めるべきところはちゃんと褒める。理想の上司かよ。

◆捜査会議に出ていないのに、捜査会議終了時には既に出版詐欺被害者4人の所在を掴んでいたということはつまり、天笠くんは萌奈佳ちゃんに情報をもぎ取られ、いやわからんけど、とにかく事前に情報を教えていたことになる。
それを頭に置いて該当のシーンを見ると、ちゃんと天笠くんは気まずそうに俯いてたり、ヤマさんの「そうか、よくやった」にパッと顔上げたり(許された!と思ってる?)してんのなw 細かい。

萌奈佳ちゃんの特性:「煽る」
「(リアリティー)ありますね。欲かいて騙されるリアリティーも
「詐欺被害に遭われたのは事実なんだなぁって。いい意味です!
「ご存知ありませんか? あなたより趣味が悪くて、印象深くなくて、普通に星川さんに騙されちゃいそうな人
「(「知りません」を受けて)ですよねー。ご自分以外に興味ないですもんね!

笑顔でむちゃくちゃ煽ってくスタイルやめろw そりゃヤマさんも制止もツッコミも放棄して力なく「谷中……」と呟くしかないワケで。ヤマさんの胃が心配になるレベル。でも作中で増えてきた変人たちに満遍なくツッコミを入れられるのはヤマさんだけなので、負担は大きいだろうが頑張ってほしい。ヤマさんはこれに加えてボケなきゃイカンから大変である。ひとりでボケツッコミをこなす管理官。中間管理職は辛いよ。

◆ところでここのBGM、新規ですかね? サントラに収録されてた?

◆机に座るなんてお行儀悪いよ大岩一課長!
でもカッコいいんだ……

◆最近、聞き込みのときはなんか突っかかられがちな気がする天笠くん。貴重な一般人枠なので、天笠くんには頑張ってほしい。主にリアクション担当として。
本当、いつの間にここまで変人が増えたんだべか……

◆萌奈佳「平凡な主婦の多治見さーん?」
煽りスキルMAX。
この煽りを平然と聞いてられる透子さんは、果たして本当に「平凡」なんだろうか。
もっと言うなら、見つけのヤマさんですら初見で気づかなかったそのスニーキングスキルは、もはや異能・才能の類では? 活かせる場面があまり思いつかないけど……
ここで萌奈佳ちゃんが透子さんを見つけたとき、驚きのあまり「小山田管理官」じゃなくて「小山田さん」っつーてんの好き。驚きがわかる。

◆だんだん周囲も各回の容疑者も変人ばかりになっていくので、ヤマさんですらリアクション担当になっていく。ヤマさんがマトモ側になっていく……
いや、まあ、ヤマさんだって古参レギュラーだけあって、ギリギリ常識人枠ではあるんだろうけど……
でも正直に告白するけど、女性に振り回されてるヤマさんが、とても好きです……相手問わず。なんかかわいくないですか?

◆大岩一課長が萌奈佳ちゃんの単独特攻捜査の許可したぁー! ずるいー! 不公平だー!

◆私はたぬきよりきつね派。
関係ないけど、京都だとたぬきってあんかけとか聞いたことあるんだけど、本当なのだろうか。

◆あそこまで人の目に留まらない・忘れられてしまう透子さんをちゃんと尾行できる萌奈佳ちゃんの尾行スキルを見るに、「なんで今まで広報課の片隅で燻ってたんだろう……」感が改めて。対象に近すぎる気はするけど、見失わずにきちんと尾行できただけですごいだろ、あそこまで行くと。
大丈夫? この警視庁の人事課、無能じゃない?

◆死んだ女よりもっと哀れなのは、忘れられた女。
小山田「それはあれだ……マリー・ローランサンの詩だな。」
萌奈佳「小山田管理官、詳しいですね!」
小山田「それ昔、フォークソングになっててな。俺、軽音楽同好会だったから。『退屈な女よりもっと哀れなのは、悲しい女です。悲しい女よりもっと哀れなのは、不幸せな女です』……って、こういうのがずっと続いていって、それで最後に『死んだ女よりもっと哀れなのは、忘れられた女です』」
マリー・ローランサンの『鎮静剤』より。
ヤマさんの音楽趣味が役だった瞬間。前は大福に笑われてたのに……

◆そこから始まる「『忘れられて悲しかった時』発表会」。
奥野 「忘れられた男だって哀れですよ。前にママ友の集まりに私だけ呼ばれなかったことがありまして……」
小山田「あっ! 俺も同窓会の通知、俺だけ来なかったことがあって、あれもう……ちょっと寂しかったな」
ヤマさんのガチ感やめて差し上げろ。
ブランクさんの「ママ友の集まりに呼ばれなかった!」は、なんつーか「え、行きたかったの……?」と疑問を抱くんだけど(確かに行ったら普通に溶け込んでそうではある)、ヤマさんのそれは現実でやられたらキツいヤツだからやめて差し上げろ。
それをこんな軽い調子で言えるのは、ヤマさんが多忙な警察官だからかもしれない。「忙しいから仕方ない」と折り合いをつけられる職業だからかもしれない。むしろ、それが原因で誘われなかったのかもしれない。でも同窓会にひとりだけ誘われないのは本当に心に来るから……やめて差し上げろ……

◆飼い犬がいるのかなんなのか、とにかく「ドラゴン」と一緒に写ってる写真が今回も出てきたのに、「ドラゴン」に似ているラテアートを躊躇いなく食べる萌奈佳ちゃんは強キャラ。犬をも食わねば生き残れぬ。
よく見ると、相変わらずひとりだけラテアートをしてもらえてないヤマさん。やめて差し上げろ……

◆透子さんが万引きしようとしてたの、大福……だよな……
なんだかテレ朝刑事ドラマの常連ゲストになりつつあるせんだみつお。さりげなく出てんじゃねぇよw
これは本当に、万引きの動機には「寂しかったから」ってのも多いと聞く。人の気を引きたいから万引きしちゃう、と。だから孤独感を抱きがちな高齢者の万引きも多いと。
「万引き」なんてやんわりした言い方だから悪い。「窃盗」ですから! れっきとした犯罪ですから!

◆今週のあざといショット。ソファーの上で全裸のままくねくね。腹も胸も丸見え。
夜8時台だっつってんだろ! この現代にサービスショットが過ぎるぜ……
ビビちゃんの話です。しかしそれにしても本当にデカいな……

◆ご飯山盛り萌奈佳ちゃん。小さい体によく入るな! 燃費なんぼだ。それに関する「太らないのか? それで」「……そうですね、あまり」「なるほどね」とかの掛け合いはアドリブっぽいな。
仮にも捜査一課長と平然とお昼食べられる(はずだった)萌奈佳ちゃんがすごい。上司と一緒に御飯って緊張しないですか?
そう、それこそ笹川刑事部長への態度のように。
萌奈佳ちゃんは適当に席を選んだのに、まるでそこがわかっていたかのように事前待機していた笹川刑事部長。しかもいつもどおり、何もかも見透かしたようなヒントを与え、ついでに大岩一課長と萌奈佳ちゃんのツーショットまで撮影していく。
……存在感がオカルトっていうか、存在がオカルトっていうか……
笹川「記憶できないことは、記録するに限る」
いや全くそのとおりでございます。こうやって記録してても忘れるんですけどね、私は。脳みそ雑かよ。
笹川「記憶に残る刑事部長に、私はなりたい」
もうなってますけど……(困惑)

ってことは、笹川刑事部長は王派じゃなくて長島派か……

◆ドMで捜索大好きのヤマさん歓喜案件。違う。
超監視社会で記録デバイスどんだけあんだよ! と至極真っ当にツッコむ萌奈佳ちゃん。こうなったらゴッド・アイで探そうぜ!(ワイルド・スピード脳)
でも今回、決め手になった測量機はさすがにネット接続されてないだろうから、ゴッド・アイでは見つからなかった。最後は人の手。『ICE BREAK』でも、巧みに人の手で街中の記録デバイスの目をすり抜けてましたね……

◆金色と紫のストライプって、もうそれ仮装用じゃないの? ヤマさんのネクタイ。

◆詐欺師が護身用ナイフを奪われて逆に刺されて殺される、という、刑事ドラマの中でも間抜けな方の殺され方。まあ、出版詐欺をしてたドクズには相応しい末路。
10年前とはいえ、3年も同棲してた相手の顔を忘れるぐらいのドクズだし。今際の際にあんな思い出し方されてもなぁ。悪事は帳消しにはならんのやで。むしろ、今際の際じゃなきゃ思い出せないぐらいの存在って……

◆交差点を渡ってるだけで大岩一課長に「平凡な人生かもしれないが」扱いされる新宿民涙目。
っつーか舞台が新宿で、交差点が出てきて、事件が起きるきっかけやテーマが「忘れられる悲しさ」とかそういう人々の心情なところ、なんとなく『終着駅』シリーズかよって感じですよね。それにしては雰囲気がライトタッチでしたけど。今回の大岩一課長はモーさんだったのか……

◆透子さんを見る大岩一課長をじっと見つめる萌奈佳ちゃん……どうしたんだよ……

◆小春「私たちが生きている間は、この子も生きているのと同じですよね」
人は二度死ぬ。身体が死んだとき。人々に忘れられたとき。春菜ちゃんはちゃんと生きてるんやで。
ご飯だけは忘れないビビちゃん。だから子豚みたいになるんじゃないの……?

「忘れられる・見つけてもらえない寂しさ」が鍵で、それを最大限デフォルメしてるから重々しくならずに済んだのは当然わかるし、寂しさを抱えてるが故に「忘れられている」に敏感に反応しちゃって殺人が起きるのも面白いなぁと思うんだけど、やっぱり1時間枠だとどうしても解決編が駆け足になっちゃうのは、もう諦めるしかないんだろうか。それでも普段に比べれば、まだちゃんと情報提示できてた方なんだよな、今回……
そういえば、先週もそうだったけど今週も特に「東京トリビア」がなかった気がする。無くてもこの縛りプレイぶりなので、あったらそりゃ大変だよな……って感じが。本当、縛りは上手く活かせれば面白いんだろうけど、それもなかなか難しいよなぁ。

次回!

「ビンタしてもらえます?」「えっ?」「喜んで」
『小山田 決死の捜査!?』
違う、そうじゃないw

ちゃんと本予告見ても、ヤマさんがビンタされるべき必然性がまるでわからないのがすげぇw
ご遺体にビンタされた形跡がある(っぽい)からそういう発想になるのかもしれないけど、手形取るだけじゃダメなんですか……?
予告芸に命をかける木ミス枠。違う、『科捜研』『捜査一課長』だけですから。昨年の『遺留捜査』は至極真面目に予告してましたから!

ってなわけで、次回以降も期待! しておりますよ!

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