【警視庁・捜査一課長 season3】第1話 感想

警視庁・捜査一課長
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第1話 帰ってきた最強の刑事VS20世紀最後の事件 お台場~ニューヨーク美女連続殺人!? 自撮りできない自由の女神像の謎!!

ゲスト:高島礼子、中村梅雀、相島一之、田中美奈子、小野真弓、いとうあさこ、ダンディ坂野

脚本:安井国穂
監督:濱龍也

放送当日、ワイドショー系番組の番宣。たぶん全部拾えた、はず。
ニュアンスで読んでね。

◆グッド!モーニング
Q.season3を迎えて、どんなお気持ちですか?
「ただただ嬉しいです。ずっとやりたいものですので、毎年やらせてもらえるのが嬉しい。春になったら現れる、という
つまり『一課長』は春の季語なのか……

Q.新レギュラーに新たなメンバーも迎え、撮影現場はどんな雰囲気?
「塙さんは落ち着いてらっしゃるんですけど、初めての撮影の時、汗で髪がふにゃふにゃに、ビニールみたいになってたって後から聞きました。もうどんな髪型にもならなくて、って」

Q.安達祐実さんと内藤さんといえば『家なき子』。当時の安達祐実さんは可愛らしいですけど、内藤さんも変わらないですね?
「え、そこは『内藤さんも可愛らしいです』の流れじゃないんですか?(笑) ……僕は、だってもうこの頃オジサンですから。38?」

Q.今回新メンバーとなった安達さんと塙さんから、「内藤さんにどうしても言っておきたいこと」があるそうです!
塙 「ずーっとこう、(内藤さんが)ワイワイワイワイ喋ってて、本当に(本番)ギリギリまで喋ってるので、ちょっとこう……(自分が)初めてなので、ドラマ(の撮影)が……全然台詞が練習できなくなるときがある。(内藤さんが)『やっぱり漫才と違うでしょ!』ってずーっと話してて。(スタッフさんが)『じゃあ、本番いきますよ』ってときに、『やべやべやべ!』みたいな。ちょっと1分くらい、台詞を見る時間をいただきたい。2秒とかしかないので……
安達「(俳優の)中でも1,2を争うぐらいの(本番)ギリまで喋る人だと思います(笑)」
後の番宣でもわかりますが、これ結構ガチな告発なのではなかろうかw 特に塙さんの方。
VTR明けに「(僕の)悪口じゃないですか!」と笑いながら抗議する内藤さん。
「現場を温かくしたいんですよ。緊張した空気で行くよりは、1回NGさせた方がいいんじゃないかってときも(笑) (話す内容は)芝居以外のことです。お芝居の話は一切しません!」

Q.塙さんは、「内藤さんは台詞をいつ覚えてるんだろう?」と仰ってました。
「……あんまりちゃんと覚えてなくてですね……(笑) ギリギリで、みんなとやりながら頭に入れていくんです。……ご迷惑かけてるようですみません……(笑)」

Q.作中では「理想の上司」という感じですが、それ以外にやってみたいことは?
「仲の良さが一番大事なので、必ずケータリングでご飯食べたりとか、或いはみんなで肉屋行ってご飯食べたりとか。僕はドラマのことより、そっちの方考えてますから!(笑) 『何日にバーベキューやれるな』とか」
どうやら今度、『グッド!モーニング』班がバーベキューの様子を取材しにいくそうです(冗談交じりだったから真に受けないように)。

羽鳥慎一モーニングショー
天気予報コーナーでは、
「今日は汗ばむ陽気なので、運動する人も捜査をする人も、こまめな水分補給を」
「捜査は大変ですからね」
「特に、忙しい課長さんには、冷たい飲み物を差し入れると、喜ばれるかもしれません」

そこから一旦ニュースを挟んで内藤さん登場。そのニュースの内容(自転車のひき逃げ事件)の受けコメント(「内藤さん、逮捕した方がいいんじゃないですか!」とか)をすることになる内藤さん。『あさイチ』のコメンテーター経験が活きとるw
番宣。「AR一課長」をスタジオで体験しようのコーナー。
公式からARマーカーをプリントアウトし、専用アプリをスマホやタブレットにインストールするだけで、あなたの家にも大岩一課長が!
しかしカメラブレなどのせいもあり、何度もS2初回の「責任を取って、捜査一課長を辞任致します」が流れる始末。
羽鳥「今日8時から始まるんですよね? もう辞任ですか?」
  (何度も辞任パターンが出るので)「どうしても辞任するんですね!? 今夜8時スタートですよね!?」

パターンは全部で6パターンあるらしいよ。みんなも探してみよう!
内藤さんが語るS3の鍵は?
「祐実ちゃんと共演というと、皆さん思い出されるのは『親子』ということですね。今回の『捜査一課長』には縦の軸がありまして、『祐実ちゃんのお父さんは誰なのか?』……ということを、全編を通して見ていくというのが縦の線がありますね」
「塙さんはやはり芸人さんですから上手いですし、どこか温かい感じがありますね。そしてもちろん笑いもありますし」
「ぜひぜひこれを見ていただいて、金曜日土曜日日曜日は皆さんと、なんか『誰かと何かをやる』という風に思っていただければ、嬉しいですね」

バードに「もうseason3ですが」と言われると、
『まだ』と思ってますよ。(season)50ぐらいまでやりたいと思ってますから
ここでバードも「内藤さんが来ると、春がくる」と言い出す。やっぱり『一課長』は春の季語なんだー!

ワイド!スクランブル
今年の宣伝ポスターはインパクトがすごい。『東京魂』ってどういう意味?
「東京では約2000件の凶悪犯罪が起きます。それを背負って、『東京を守るぞ!』という魂。あとは……色は、目立つためですね(笑)
「防犯ポスターにこのまま使えそう」というスタジオ陣のコメントに笑ったw 「そうですね(笑) それで少しでもお役に立てればと思いますけど(笑)」と内藤さん御本人は苦笑いしてたけど、確かにいけそうw 東武鉄道だけじゃなく、都内全域にこれ貼ろうぜ!

新レギュラーの紹介の後、安達祐実さんからのVTRコメントが。

Q.内藤さんはどんな存在?
安達「“お父さん”みたいな感じがしていて、なんかすごく、特別な存在なんですよね」

Q.内藤さんへお願い事?
安達「金田さんと内藤さんがおふたりが出てらっしゃるシーンだと、本当に話が止まらない……(笑) 本番ギリギリまでお話をされていて、それはちょっと、私たち新人からすると、ちょっとドキドキするというか。台詞をこう……頭の中で考える時間が欲しいな、とは思ってます(笑)」
2度目の「台詞覚える時間くれや!」告発ワロタ。結構深刻な告発じゃないか!w これは一課長辞任案件ですわ。
VTRの「新人」部分に、ワイプから「お前、新人じゃないよ(笑)」とツッコむ内藤さん。スタジオ陣も思わずザワザワとツッコんでたw
「祐実ちゃん、すみません」と今度はVTR明けにちゃんと謝罪する一課長の鑑。
金田さんとは30年来の「友達」なので、やはり話が弾んでしまうらしい。現場を温めたい、お芝居以外のことを話してるってのは『グッド!モーニング』で仰ってた通り。

Q.安達祐実さんにとって内藤さんは“お父さんのような存在”、では内藤さんにとって安達祐実さんはどんな存在ですか?
「血は繋がっていませんけども、“娘”ですね。やはり濃密な時間を昔、過ごしましたので。(中略)僕が本番でアドリブをしても、必ずそれに返してくる。当時12~13才でしたけど、『女優』さんだと思いますね。ビックリしました。『プロだな』と思いましたね」

Q.今回もおふたりのアドリブを見られるんでしょうか?
「はい。……仕掛けていきたいと思います(笑) やっぱり、普通じゃ面白くないですから」

最後の5秒を余すことなく使い、「とにかく、見 て く だ さい! お願いします!」ときっちり宣伝コメントを遂げる主演の鑑。バラエティ慣れしてる人が主演だと、こういうとき本当に強いなw

で、初回の前枠で放送してた『ハナタカ!優越館』には、内藤さんと安達祐実さんが。
コメント書けるほどしっかり見られなかったんですが、内藤さんはともかく安達さんの方もしっかりボケて番組盛り上げてて意外だった。
安達さんもバラエティ慣れしてんだなw 子役時代から芸能界にいるとこうなるのかな、やっぱり。
最後の番宣絡みの内藤さんと息のあったボケ宣伝ワロタ。上田のフリと受けあってのこととはいえ、息ぴったりだなw

今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
主人公の貫禄でギリギリ「ホシを挙げる!」がトップ。よかったね、大岩一課長。
しかし危ないところだった。ビビちゃん+小春さんの癒やしパワーが強すぎるとも言う。ビビちゃんは子豚のよう(『一課長』イベント時の内藤さんのコメントより)。
でも選択肢の4つそれぞれに票が入って、ホッとしております。ありがたや。ヤマさんのオシャレコーデは正直、予想以上に票入って驚いてるw

そういうわけで相変わらず前置きが長い、やっと本編だ!


◆シーズンを経るごとにオサレになっていくOP。センスが上がっていく……!
体育会系の泥臭い汗臭い熱い刑事ドラマなんじゃないのかよ!

◆お台場の自由の女神像。つまりフジテレビがすぐ目の前。
お台場はいいぞぉ、道がほぼ真っ直ぐに整えられてたり、デカい商業施設やマンションがあったり、海も見えて木々がたくさんある公園もあり、そんな「東京」のごった煮感が狭いエリアで味わえるぞぉ。
レインボーブリッジとか夜景も綺麗。
あと、ポケ活するにもいい。レアソースいっぱい。ラプラス捕まえたなぁ。ダッシュはしてないけど。マナーは守ろう!
こういうところで時間を食う。やめよう。

◆今年の桜は早すぎた。特に東京は。ちょうど警視庁がある辺りなんて、1週間待たずに散ったんじゃないかな。
本人をちゃんと視認した上で「今日から配置される新人運転担当刑事はどこですか?」(要約)とか聞いちゃうヤマさん、それに「うん……」と返す大岩一課長。どっちも酷いw
そこで名乗りを上げる、S3新レギュラーのひとり・奥野親道(おくの ちかみち)さん。色々(奥さんが亡くなって娘育ててたとか)あって、10年回り道をして運転担当刑事に配属。それ故に大岩一課長からのあだ名は「ブランク」
前任の「ケイブ」くんはちゃんと本名の「刑部」に絡めてて、しかも「本当の階級は巡査部長です」とかいう掛け合いにもできたし、それに伴いS2が「ケイブくん死亡フラグ」で引っ張ってたので「ケイブくんは殉職して『真・ケイブ(警部)くんになるのか」とか、そんな感じで割と「上手いこと言ったな……」感あったのに、さすがに「ブランク」はないんじゃないか、大岩一課長w
いやだって、単純に呼びにくいよ。某昭和刑事ドラマじゃあるまいし、と思ったけど、それを懐かしむ意味合いもあるかね。大岩一課長、たぶんリアルタイム放送時の視聴者層ドンピシャだろ。

◆そんなこんなで前任のケイブくんは「新しい部署で夜遅くまで頑張ってるそうです」。ツイッターでも言われてた通り、これは「深夜ドラマ『おっさんずラブ』もよろしくね」という宣伝。ドラマの中にまで他ドラマ番宣を仕込む遊びの鑑。
ケイブくんは、行方はともかく、どっちかっていうと「ちゃんと結婚できたか」が気になるんすけどw
で、我らが大福先輩はといえば、なんと警察庁に出向してるとか。
なんで? 何しに? ちょっとそこ、詳しく!
ヤマさんが「……大丈夫かな? アイツ……」と心配してるのがまさしくお父さんである。最終回辺りでひょこっとサプライズ帰還してもいいのよ。

◆と、ここまでがS2最終回以降から今回までの怒涛の状況説明。「はい、ここまでが前提の説明。ここからS3起動します!」の勢い。
ヤマさんの携帯電話に着信してS3起動開始。今回は大岩一課長が臨場要請の電話受けてくれなかった。なんだかんだ寂しい。でもやっぱり内容はトンチキ、いや失礼、珍妙。

◆奥野さんことブランク、大岩一課長からあだ名をつけられ「『ブランク』!? ……ストレートなあだ名、ありがとうございますと、絶妙な返答をする。嫌味と処世術が混じっている。嫌味成分多めで。ここらへん、初回の他のシーンにもあった通りの曲者感が出てていいっすね。私は「ブランクさん」でいこうと思う。
なんか「さん」付けすると途端にアリな気がしてきた。ブランクさん。

◆一課長車って公用車?ではないんだろうか。あんなに中をデコっていいんだろうかw
水筒持参で、しかも中身がわかりやすいようにテプラを貼ってある。飲み物も2種類用意されていて、熱いコーヒーを冷たいお茶。『モーニングバード』のお天気予報では冷たい飲み物がいいって言ってたよ! 言及はされなかったけど、ワッフルまである。ワッフルを食べる大岩一課長……

◆初回のヤマさんのコートは赤み強めの深い紫。すごいな……

◆新女性管理官・板木管理官。
まさかこの初登場シーンでは、後々あんなことになろうとは思わなかった……
だって今回、女性の中で一番目立ってたのは新レギュラーの萌奈佳ちゃんでもメインゲストの高島礼子でもなく、板木管理官だと思うんですけど、どうですか。

◆新しい季節が来たけれど、ご遺体は20世紀から来た。
このワケわかんない、シャレなのかもわからんところに『一課長』、引いては土ワイ色を感じる。いまや貴重な2サス色。
あと今回の話のオチが「罪を償って、“新しく”本当の自分を生きてね」なので、そこらへんにもかかってはいる、のかな。過去の罪に捕らわれてた女性を救って、新しい人生に導く話。今回はとことん「過去」と「未来(今を含めたこれから)」がテーマ。あとは「嘘」と「本当(真実)」。

◆天笠くんが普通に刑事として溶け込んで登場したところ、なんか嬉しいですね。成長を感じる。

◆撮れルンくん写ルンです。富士フィルムの陰謀か……
武藤さんのS2からの薀蓄キャラ。
武藤 「カメラではなくフィルムのほうが本体で、固定焦点式のプラスチックレンズが付いているもの」
小山田「……だ、そうです」
最近はデジカメですら持ってたら「おっ、写真にこだわりがある人なのかな?」って感じだもんな。スマホで十分だもんな。
これはこの枠のメイン視聴者層に向けて、っていうか、それにくっついて一緒に見てるかもしれない対象年齢層以外(若年層)に向けての説明かもしれない。そう、サスペンスドラマ好き・刑事ドラマ好きというのは、家庭環境が生むものです。

◆天笠くんやケイブくんが捜査に口出しすると怒ってたくせに、ブランクさんが口出ししても怒らないヤマさん。逆に「見た目と違って女子力高いな」と一応褒めてる。不公平だ!w でもこれ、女子力……なのか?
お台場の自由の女神像についてのトリビア。ヤマさんには無視されてたけど。こういう面倒な人の扱いに慣れてしまったヤマさんである。でも、そんなこと教えてくれる授業があるの? 東京人の常識なの!?
そういえば今回、東京トリビアらしいそれってこれぐらいしかなかったかも。うん、これぐらいの扱いでいいと思うw 無駄に大ネタとして使うと処理がめっちゃ大変そうだし。
昨年も書いてた気がするが、縛りの多い『一課長』の中でも、連ドラ版からの「東京トリビア」は難易度高そうだよなと思うんで、よっぽど上手く使わない限りは小ネタ扱いでいいと思うんだよな。

◆これが初陣だから、肩に力が入ってて戸惑っているんだと、この時はそう思ってたんだ……
小山田「板木。被害者の服の出どころ、調べてこい。天笠と一緒に行け」
板木 「でも……2000年に売ってた服ですよね? 雲をつかむようで……」
小山田「まあまあ、そう気負うな。なっ? 出来ることをひとつひとつこなしていけばいいんだから。はい、西暦2000年にゴー!」
板木 「はい! 行ってきます!」
ヤマさんから命令された途端にしゃきっと立ち上がってる時点で、我々は気づくべきだったのだ。板木管理官の本質に……
ヤマさん、割と板木管理官に優しい。っつーか、実は結構新人に優しい。頑張ってるキミに優しい。ヤマさんも立派に「理想の上司」。
それにしても都内で捜査してると、時も超えなきゃいけなくなるんだな。大変だ。『特捜9』初回も縄文時代の土器の話だったし、来週から始まる次枠ドラマも過去の未解決事件を捜査するらしいし。時を超えすぎている刑事ドラマたち。本当に怖いところだよ東京は。

◆18年前はヅラで再現できる。
梅雀が既に死んでる設定というのは珍しいな、と思ったら……あのオチだよ。まさか初回の回想だけで梅雀が終わるわけないと思ってたら……
谷中警部補の死がS3の縦軸っぽい。なんかこの初回のフリだけを見る限り、警察内部のいざこざ……とかになるのかなぁ。『一課長』でそれは嫌だなぁ。違うといいな。

◆今までの運転担当とは違い、捜査会議には素直に出ない。外で待機の命令をしっかり聞くブランクさん。ベテランだけど新人。面倒w

◆S3最初の「ホシを挙げる!」いただきました━━━━(゚∀゚)━━━━!!
このシーンは理屈抜きのテンアゲシーン。

◆奥野「一課長。助っ人は、おいくつの方でしょうか……?」
年齢なんて超越した存在だよ。
保育園で広報活動。あのピンクの着ぐるみ、『女たちの特捜最前線』(木ミス枠。撮影所は京都の方だけど)の中で広報活動に使われてたのと同じヤツか? そーいやアレも監督のひとりが濱さんだしな……
新レギュラーの目玉・谷中萌奈佳ちゃんがここで登場。元柔道界のスターで、背負投が得意技。でも大事な試合になるといつも負けちゃう、とのことで。ブランクさんがいると、状況も設定も説明できていいな。さすがいつもヤホーで検索してるだけある。
そこでそんな萌奈佳ちゃんが保育園児たちに教えてたのは、背負投の極意……ではなかった。
萌奈佳「悪い人に限って邪悪な笑顔で話しかけてくるけど、絶対に裏があるから相手にしないでねー! じゃあ、せーの!」
子ども「『悪い大人は、笑顔で近づく』」
子どもに何を教えてんねん。
いや、もうそこまで教育を徹底しないとマズいぐらい、この東京も犯罪都市なのかもしれない。修羅の都並の、修羅の首都。どこも修羅。怖い。
大岩一課長、笑顔でおもちゃを崩す痛恨のミス。そう、大岩一課長はその実、ワルですよ。シリーズ視聴者はみんな知ってる。

◆柔道界のスターだったので色んな大人を見てきたし、大きな挫折をしたが故にちょっとばかし人間不信の感がある萌奈佳ちゃん。防犯教室を若干私物化するぐらいのトラウマってヤバくないですか?
萌奈佳「心から応援してくれる人もいれば、子どもだった私をお金に換えることしか考えていない人もいました」
安達祐実にコレ言わすかよ。意地悪いw
萌奈佳「今までで一番忘れられない思い出は……メダルの期待がかかった大一番であっけなく負けて、日本中の笑いものになったとき……それまでちやほやしていた人たちが、あっという間にいなくなって……おかげで、人の本性を見抜く力だけはつきました」
悲しすぎるだろやめれ。完璧にトラウマじゃねーか!
頑張りを認めてくれてた人もいたと思うんだけどなぁ。でもどんなことも玉石混交とはいえど、人って玉より石の方に注目しちゃう生き物なのかもしれないよね。悲しいけど。

◆新レギュラー同士の自己紹介合戦好き。
奥野 「若いのにしっかりしてるなぁ。俺も見習わなきゃ」
萌奈佳「目が笑ってないですね。あからさまなお世辞をありがとうございます」
奥野 「私、警視庁捜査一課長付運転担当刑事、奥野親道です。肩書が長くてすみません」
萌奈佳「警視庁広報課セルフブランディングルーム室長、谷中萌奈佳です」
奥野 「もっと長い……」
警視庁捜査一課長付運転担当刑事
警視庁広報課セルフブランディングルーム室長
漢字の場合だと、6文字差。なのでこれは正しい。
けいしちょうそうさいちかちょうづきうんてんたんとうけいじ
けいしちょうこうほうかせるふぶらんでぃんぐるーむしつちょう
が、実は口に出す(発音)と、実はほぼ長さは変わらんという事実。「でぃ」を一文字として捉えるかどうかの差。
肩書が長くても鬱陶しいだけだよな。自己紹介の時に噛むリスクが高まるし、書類を送付する時に鬱陶しいだけだし、もうなんていうか、カタカナを肩書に使うのやめません?(切実)

◆萌奈佳「『セルフブランディングルーム』、略してセルブラルーム」
ここで「ブルセラ?」とか思ったヤツは、萌奈佳ちゃんに背負投されてきてください。私もその列に並びます。
奥野「『セルブラ』、ですか……なんとも趣のある響きですね」
……ブランクさんも、この列に並ぶ仲間なの?
ブランクさんは萌奈佳ちゃんの評通り、「目が笑ってない」のも含めて本心が読めないのが逆に面白いなぁと思ってる。演技素人の人を充てがったキャスティングを上手く活かしてると思うんだな。あて書きなのかは知らんけど。
それはともかく、今も「過去」の威光でなんとか警視庁広報課の末席に置いてもらっている状態、が初回の萌奈佳ちゃん。それを振り払っていくきっかげが初回のオチ。
ってことは、最終回は萌奈佳ちゃんが「未来」を手にする話になる……と、いいね。

◆S3最初の大岩一課長の無茶は、「広報課の職員を捜査本部に加えたい」。今回は自分でスカウトしにいったからマシ、とかそういう問題じゃないw すげぇな大岩一課長、相変わらず捜査上ではめちゃくちゃやってんなw
萌奈佳「犯罪捜査規範第14条。『警察官は、被疑者・被害者その他事件の関係者親族その他、特別の関係にあるため、その捜査について疑念を抱かれる恐れのある時は、上司の許可を得て、その捜査を回避しなければならない』。……本当に、私で大丈夫でしょうか?」
これたぶん、ワンシーン扱いで一気に撮ったヤツでしょ。こんな長台詞があるのに、本番直前に台詞を覚えさせてあげない大岩一課長は鬼!(現実とドラマはチガウヨー)
しかし、よくこんなスラスラ言えるな。萌奈佳ちゃんっていうか安達祐実、さすがプロである。

◆村沢副社長の反応を見る限り、萌奈佳ちゃんって現実で言うところの卓球の愛ちゃんとかああいうレベルの有名人なのか。じゃあ、そりゃ警視庁も広報活動に利用するわな。警察全てが正義の味方だと思ったら大間違いだ!
いきなり「お前、社内クーデターの準備してたんちゃうの? お前の女の子の好みだと、こんな地味な女と食事とかねーだろwww」と、発言主が発言主ならその場でぶっ飛ばされかねないことを言い出す萌奈佳ちゃん。あの自由奔放な大福の後釜だから、初回からこれぐらいぶっ飛ばさないとってことなんかな。
ここで大岩一課長が「こいつは人生経験のせいで穿った見方をしてしまう」(要約)とフォローになってないフォローをしている。
聞き込みをする上では、萌奈佳ちゃんと大岩一課長はいいコンビなのかもしれない。鋭い洞察力でいやらしい絡み方をしていく萌奈佳ちゃんと、萌奈佳ちゃんの無礼のフォローするフリをして相手を追い詰めていく大岩一課長。想像するだけで嫌だわぁw さすが23年ぶりの親子……

◆大岩「諦めの悪さだけは、自信があります」
そう、そうだね。正しい。大量の捜査員がしょっちゅう都内全域を捜索するはめになってるぐらいにはな……今回は、一都六県捜索させてたぐらいにはな……

◆武藤さんの髪型がアフロじゃなかった、よかったw いやS2の時のインタビューで、「次はアフロかも」とか仰ってたんで。
スマホから消去された留守電の録音を、5分もかからず復元する武藤さん。警視庁の科学捜査を一手に担う武藤さんがいないと、『一課長』ワールドは成り立たない。
萌奈佳ちゃん捜査本部in。面倒を見てやってくれ、と紹介されたヤマさんとの初遭遇。
小山田「『もなか』……和菓子屋さんみたいだな」
萌奈佳「いえ。『もなか』の『モ』はお菓子の最中の『モ』ではなく、『芽生える』という意味の『萌』です。『美しく育つように』という父の願いが一応、込められているそうです」
マジレスされた。いやでも私は字幕つけてるし、事前情報で知ってたから「萌奈佳」の字は知ってたけど、事前情報なしで普通に見た場合、「『もなか』ってなんやねん、さっきから何言ってんねん」になりかねないので、説明は大事。珍妙ネームの義務。別に本人の責任ではないんですけど。

◆ヤマさんと大岩一課長の間に、静かにぬぅっと現れてくるブランクさんに笑った。
しかもヤホー検索した上で、「運転担当刑事なんだからここにいるの当たり前だろ」(要約)とヤマさんをやり込め、捜査に役立つ次の情報までもヤホー検索しておいてある。
ブランクさん好きだわw 今までのフレッシュさを押し出していく熱い運転担当たちとは違い、この食えない感じが好き。

◆20世紀のファッションに詳しい評論家・バーブ凛子。いとうあさこ。
ヤマさんのオサレネクタイが始めて報われ……
バーブ「あら。素敵なネクタイね。……散々貢いだのに、18年前私を捨てた男にそっくり!
て、なかった。いきなりこんなワケわからん絡み方されて可哀想だよw それでも「それは辛いことを思い出させて恐縮です」って返せる辺りがヤマさん好き。
でもこのファッションのおかげもあって、最終的には彼女から事件解決の鍵を手に入れられるんだから、ヤマさんはもっと自分のセンスを誇っていい。そう、ヤマさんのファッションこそが「カラフルコーディネート」。

◆そういや今回、萌奈佳ちゃんの聞き込みには最後の一斉捜索以外は大岩一課長が同行してたな。一応、今回は特例として捜査本部入りはしてたけど、あくまで広報課からの助っ人だから、ってのが大きいのかな。
でも瑞希さんに対する追い詰め方、コンビ攻撃は「うわぁ、絶対相手にしたくない……」って感じでしたな。私だったら3秒で自白します。

◆エンジン音の周波数から車種特定までこなす武藤さん。もう警視庁の鑑識、武藤さんだけでいいんじゃないかな……S2で鑑識版の人海戦術やってたけど。アレまた見たい。
S3初の大捜索は「1960年代に作られたスポーツカーの持ち主全員に当たり、神楽瞳の目撃情報を探し出せ」。どこまでも「過去」が絡んでくる。
都内に約100台登録されているらしいこの車。「100台って少ないな……」と思ったらあなたはもう末期です。『一課長』に毒されすぎているw
板木 「100人……」
小山田「……いや、あの……管理官としての初陣で大変かもしれないけど、ほら、負けるな……ほら」
ここでハンカチを差し出してあげるヤマさんがイケメン。なんだ、S2のケイブくんから学んだのか?
でも、実は。
萌奈佳「違いますよ、小山田管理官」
小山田「えっ?」
萌奈佳「嬉しいんですよね? 無茶振りされるの」
板木 「はい! 意外と私、追い込まれると力が出るタイプみたいです」
小山田「なんだ……いや、ドMは警察官向きだ
板木 「ありがとうございます!」

変態だー!

違う、そうじゃないw
世の中に誤解と偏見を招くからやめろそれw 駅前の交番前を通る時、「そうか、ここの人たちはみんなドMか……」とか思っちゃうからやめろw
期待の大一番だと勝てないプレッシャーに弱い萌奈佳ちゃんと、追い込まれると喜ぶ板木管理官。この2人の絡みもちょっと見てみたい。

◆濃密な人生経験っつーか、板木管理官のこれに関しては柔道界で色んなアスリートを見てきたが故の観察眼・洞察力な気もする。プレッシャーに強い・弱い人、それぞれ見てきただろうし。
小山田「ちなみにさ、俺、どんな人間に見えるんだよ? なあ?」
萌奈佳「………………」(意味深に微笑む)
小山田「ドSだな、お前は!」
なんで嬉しそうなんですか、ヤマさん……

変態だー!

大福先輩もドSだったし、完璧に調教されてるっぽいヤマさん。やめろw
まあ、後に自分でほぼ認めちゃうぐらいだしなぁ……捜査してるとドMに調教されていくのか……

◆目撃情報見つからん、となったら。
大岩 「わかった。捜索範囲を関東一都六県に拡大しよう
こうやって鬼畜調教されることで、ドM捜査員が量産されていくわけですね……
小山田「一都六県……」
板木 「関東全域……」
武藤 「これが、一都六県の登録数です」
大岩 「登録されている車両は約400台。この全てを当たってくれ」
小山田「承知しました。すぐに掛かります」
板木 (笑顔で)「小山田管理官、そんな途方もない捜査、どうすればいいんでしょうか?」
小山田喜んでる場合かよ……ほら」
板木 「何か命令してください。多少、厳し目でも構いません!」

変態だー!

ドMたちは言うことが違う。このドラマ、夜8時の枠なんですけどちゃんと覚えてます? このシーンもまだ夜8時台でしたけどわかってます?
小山田「よし……いいか? 捜索範囲が広い時っていうのは、場所を絞ってひとつひとつ潰していくといいんだ。俺は渋谷周辺から聞き込みを始めるから、板木、お前もな、こうビビッときたところから重点的に洗え」
『見つけのヤマさん』は、大福の勘とか萌奈佳ちゃんの洞察力みたいな根拠のあるもんじゃなくて、割とマジモンの超能力の類だからなぁ。いやこれも「長年の捜査経験の賜物」だとは思うし、最初にこの設定が出てきた時かなんかにはそう言われてた気がするけど、そのレーダーの正確性が他2つよりも緻密でブレないから困る。

◆伊香保温泉で目撃者ゲッツ。
ってことで、2時間SPならではの本業役者じゃないゲストのお祭り。ダンディ坂野、いとうあさこよりも出番少なかった、むしろほぼ1シーンだけの出演なのにちゃっかりゲスト陣には名前を連ねてるんだよなぁw
そんな彼の役名は「伊津発也(いづはつや)」。わざわざ字幕にルビまで振ってある。イコール、「いっぱつや」ってこと。
酷いw こんな悪意あるネーミングしなくたっていいじゃないか!w
まあでも、「一発屋」を持ちネタにしてるダンディ坂野だから笑えるこのネタ。「一発屋」ではあるが、息の長い一発屋だから笑えるネタ。これがセミの成虫並の一発屋だったら、もうそれはエグいってレベルじゃない。

◆板木「小山田管理官。見つけの極意を教えてください」
ドMだけど真面目で眼鏡の女性管理官って、最高じゃないですか?
これに対するヤマさんの返答。
小山田「極意? そんなもんない。どちらにしようかな、神さまの言うとおり……
それで見つけちゃうんだから、もうこれは公式に超能力ってことでいいですね?
でもその後、駆けつけた天笠くんに押しのけられるのであった。酷いw とうとう天笠くんまでヤマさんの扱いが雑に……一応、「失礼します!」とは言ってたけどさぁw

◆「見つけの板木管理官」爆誕の瞬間。
しかも今回はこれで終わりじゃないから困る。板木管理官、「初登場だから」を超えためちゃくちゃド派手な変態、いや失礼、面白いキャラだよなぁ。

◆笹川刑事部長キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
大岩一課長が宣言した通り、たぶん本当に谷中警部補の件は「最後まで」やるんだろうなぁ。いや今回の真相解明シーンの途中、「え、もしかして谷中警部補の件も初回で終わっちゃうの? それともS3の縦軸? どっち?」と混乱してたもんで。
2時間SPだと笹川刑事部長は長台詞になる。よいですな。
大岩一課長の「必ずホシを挙げる」の原点。厳密には違ったけど。
しかし昔の笹川刑事部長(当時は階級違うだろうけど)のダンディさよ。坂野じゃねーよ! 黒髪の笹川さん、カッコよすぎる……

◆萌奈佳ちゃん、初の一課長部屋in。
しゃもじとか部屋に飾られた数々の縁起物にツッコんでくれなかった。寂しいw
使い捨てカメラの復権は聞いたことある。「手間がかかるのが逆に面白い」だそうで。便利過ぎる時代だと、不便や手間が娯楽になるものなんだな。
萌奈佳「私の本職は『セルフ・ブランディング』。警視庁のイメージアップのために、自分の人生切り売りするのが仕事なんで」
谷中萌奈佳オフィシャルブログ。なにそれ見たい。見せて!
しかし、自分の人生切り売りするのが「自分のため」じゃなくて「警視庁のイメージアップのため」なのが、ちょっと悲しい。人生切り売りは自分のためなら好きにやればいい、今は誰でも好き勝手に発信できる時代だからと思うが、それが職務になると辛そうだ。

◆ブランクさんのお手柄。娘相手でも「惚気話」って言うのかな……

◆萌奈佳「ニューヨークって、そんな気軽に行けるところじゃないですよね」
ところがどっこい、実は某木ミスで、最終回でもない通常回なのに「(ニューヨーク)行ってくるか」っつって行って戻ってきて、その話のオチを作ったシリーズがあってだな。あの身軽さはすごかった。あのシリーズ、好きだったんだけどなぁ。

◆運転担当と大岩一課長の車中会話は、シリーズ通して好きなの多い。
大岩「ブランク。刑事にとって、一番大切なことはなんだと思う?」
奥野「……適度な女子力でしょうか」
よく自分の上司相手にこんな微妙なボケをかます気になれるなw ブランクさん、やっぱ面白いわ。キャスティングが案外ハマってると思う。ブランクさんのキャラは、塙さんのあの飄々とした感じで成り立ってる感。
大岩「諦めの悪さだ。『もう無理だ』『もう限界だ』『この事件は解決できない』……刑事がそう思って諦めた時、一番辛いのは刑事じゃない。被害者と、そのご遺族だ」
奥野「……私、諦めの悪さだけは、自信があります」
大岩「ブランクの奥さんは、美人だったしな。何度振られても、めげなかったんだよな」
奥野「いや、そっちですか。いい年して『運転担当からやり直したい』って、異動願出したのを褒めるんじゃないんですか?」
貴重な大岩一課長のボケシーン。基本的に漫才じみた掛け合いには参加してくれない大岩一課長が、誰かを相手にボケてくれるのは貴重。こういうの好き。
もちろん、その前の真面目な台詞も。大岩一課長を動かすのは、どこまでも被害者とご遺族の無念を晴らすこと。
そしてブランクさんのフランクさ。上下関係に厳しい警察内部で、上司相手にここまでフランクに冗談言えるところ、私、好きです。

◆カレーの日はどうしてどこも物悲しいんだろうな。明るいカレーの日は、創作物にはあまりないな。っつーても、知ってるのは『一課長』とあともうひとつだけだけど。
小春「(写真が色褪せても)私は、このぐらいの色のほうがいいわ。悲しい思い出が消えて、いいことばっかり思い出せる気がするから」
前向きなようで、実はものすごく悲しいことを言っている小春さん。思い出は、決して未来には転がらないんだぜ……良妻だけども、やはり影が差している。
春菜ちゃんの死は病死(土ワイ時代)で設定固定されてるし、変に弄くられて「実は事件でした!」ってやると枠にも作品にもそぐわなくなりそうなのでこれでいいんだが、どっちにせよ幼い子どもが既に亡くなっているというのは悲しくて仕方ない。

◆ビビちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キャットタワーも大岩家に。どんどんビビちゃんのための帝国になっていく……
そして内藤さんがイベントで、「今、体重が8キロぐらいあって、子豚みたいになってる」と仰ってたビビちゃん。本当にすごいことになってる。デカい。
小春さんが「一度(キャットタワーに)登ったら下りれなくなっちゃって、それ以来、警戒してるのよ」と言ってたけど、それただ単に太って俊敏に動けないだけなのでは……
S2でもダイエット中の話があったしなぁ。ビビちゃんと一緒にダイエットしたい。

◆板木管理官、2度目の大発見。今度はご遺体。すげぇ悲鳴あげてたなw
開始から1時間超で、ようやくお馴染みの野口管理官キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
野口管理官は作中でも数少ない常識人枠で好き。S3で一気にレギュラーの変態、いや違う、変人度が上がった今となっては、本当に貴重な常識人枠。S1の頃は変人なんて笹川刑事部長と大福、大福と掛け合いしてる時のヤマさんぐらいだったのに、いつの間にここまで変人が……

◆萌奈佳ちゃん初登場話で、チョコモナカジャンボのCMかぁ……さすがに狙ったとは思えないけど。

◆ブルセラ、違う、広報課セルフブランディングルーム。
S3では現場資料班部屋が出せないので、ここが今度のメインキャスト陣の捜査会議場所になるんかな。
え、未だに「メダルが獲れなかった」とかなんとか言われてんの? もうそれ一種のパワハラとかそういうハラスメントの類では。人事部に訴えなくて平気?
ヤマさんの「入っていい?」の破壊力が凄まじい。かわいい。タメ口でお伺い立ててるのかわいい。
ヤマさんの差し入れ、あれなんだろう。よく見えん。
ブランクさんのマイエプロン姿。出来る主夫。いや待て、そもそもそのエプロン、どこから出したの? 部屋に入る時、手には何も持ってなかったじゃないか!
ラテアートまでできるブランクさん。あの短時間であのクオリティ、只者じゃない……!
しかしヤマさんだけはブラックのまま。
奥野 「あっ、あの……ブラックがお好きとお伺いしましたので」
小山田「誰に聞いたんだ? そんなこと」
奥野 「それはもちろん、奥様です」
小山田「女房!? お前、なんで俺の女房知ってんの?」
奥野 「………………」
小山田「……えっ?」
萌奈佳「目が全然笑ってない……」
意味深過ぎる間が怖い。闇深ブランクさんやめろw そこはもうメタネタでいいから「ヤホーで検索してきました」って言ってぇえぇぇぇ!
ヤマさんの個人情報がダダ漏れなのは今更だけどな。アレは大福だけが知ってるのかと思いきや、そうじゃないんだな。そしてS3では、ヤマさんの個人情報を視聴者に知らせていくのは萌奈佳ちゃんではなく、ブランクさんなんだな……

◆そこから上手いこと話を部屋中の萌奈佳ちゃんグッズに移すブランクさん。やはり闇深。
大岩 「よく見ると、10年前に作られたグッズを、今も使い倒しているんだなあ」
萌奈佳「私が警視庁の現役選手だった頃、大量にグッズ作っちゃったんですよ。でも、そのあとすぐに引退しちゃって。この部屋にあるもの全部イベントで使い切らない限り、私は、他の部署には行けないんです
やっぱこれ、ハラスメントの類じゃなかろか。もうこれ、実質的な島流し部屋じゃん。「借金(グッズで出た赤字)返済するまで部屋から出さねぇ」っていう闇金部屋じゃん。『ONE PIECE』で言うところのアーロン編のナミさんじゃん。
この話は流しちゃダメだよ大岩一課長。初回の最後に「兼務」という形で一応の救済はしてるが(なってるかはともかく)、これは人事部に掛け合うべき案件だって絶対!

◆合同捜査本部内に並ぶ、4つの遺影。現在3人+過去1人という、今までの中でもおそらくかなり多い部類の被害者数。
それだけに、最終的な捜査本部の規模が半端ない。捜査本部の全景が映り、大岩一課長が「必ず、ホシを挙げる!」を決めるところは理屈抜きのテンアゲシーン。これは真面目に言ってる。

【朗報】ヤマさん、女性のナンパに成功する
ただし相手は変人のバーブ凛子さん。大福先輩がいたら、爆笑してイジってくれそうな案件である。
バーブ「あ~ら、ヤマちゃん! そんなに私のことが忘れられないの?」
小山田「……そうなんです。あなたに、折り入ってお願いがあります。……家に、お邪魔していいですか?」
バーブ「えっ……? いきなり同棲?」
小山田「2000年から2001年にかけて、あなたの大切な思い出以外に、何かこう……捨てられなかったものがあったら、見せてもらえますか?」
バーブ「アハハ……! そんな口実で、私が落ちると思う? アッハッハッハッハ! ……さぁ、行きましょう
小山田「………………」
ヤマさんがここまで聞き込みに苦労してるの、初めて見たかもしれないw バーブさん強いな。
でも私だったら、ヤマさんっていうか金田さんの声で耳元で愛を囁かれたら即効で落ちる自信ありますけどね。
っていうか、ドラマを見る時は常にイヤホンをしているので、私は擬似的にいつでもヤマさんに耳元で囁かれている状態ですよ。おすすめ。何の話だ。

◆今回が初陣のひよっ子ドM管理官に負けじと、見つけの野口管理官が地味にお手柄。
私は野口管理官の、地味だけど堅実で常識人なところが好きです。なのでそのままでいてください。癒やしだ。

◆一斉捜索の最中(さなか)、萌奈佳ちゃんが聞き込んでいた女性の名前は「堂瀬 多美衣(どうせ たみい)」さん。
すげぇ名前だ……出てきたの、ここだけだし。なのにこんな濃ゆい名前……この人は別にネタキャラでも何でも無いのにな……なんで?

◆シュレッダーにかけられた重要な物証を追って、ドM同士の業が深すぎる会話が。
小山田「おいおいおいおい。こいつは調べる量が半端なく多いな」
板木 「小山田管理官、ちょっと嬉しそうですね
小山田当たり前だろ。……さーて、どれにしようかな……全部やるぞ

変態だー!

これが「言ってる意味はわかるが、理解できない」の世界か……
今までネタとしてドMを装うこともありました私ですが、ちょっとこの話を見た後だとそんな真似はできませんね……業が深すぎる。闇とも言う。ドSに調教された成れの果てがこの2人。板木さんも、ヤマさんと話してる間はずっと笑ってるんだもんなぁ……

◆そういや、連ドラ版初回の『捜査一課長』は毎回水辺で解決編やってる気がする。S2は隅田川沿いだっけ?
もちろん崖でもなく、近年の定番であるビルの屋上でもなく、水辺。なんでじゃろ。
真相は視聴者みんなが序盤で見当ついてた通りの瑞希さんと朱音さんの入れ替わりネタ。
そして全ては村沢が悪い。少なくとも私利私欲で2人は殺してるもんなぁ。相島一之は事件ドラマにゲスト出演しても、善人か悪人か読めない貴重な俳優さん。今回はあからさまだったけど。

◆バーブさんから写真を受け取るヤマさん、っていうたったワンシーンなのに面白いからズルいw
シュレッダーにかけられた写真を復元しているシーンもそう。くしゃみ堪えて偉い、ヤマさん。

◆笹川刑事部長すら知らなかった、大岩一課長が本当に初めて「ホシを挙げる!」と言った相手は、萌奈佳ちゃんだった。
……本人がセーラー服着てるのに、この違和感のなさ。安達祐実はやはり、年齢なんて超越した存在だよな……
大岩一課長の「これからは、あなたの人生を生きてください」から流れ始めるGLIM SPANKYの主題歌。最高っすね! カッコいい!
歌詞は殆ど聞き取れなかったけど、『だけど太陽 僕を起こすよ 君はこっから出ていかなくちゃ そう背中を押されて家を出る』(耳コピ)がちょうど萌奈佳ちゃんが映ってるシーン、ってのがS3のこれからを暗示しているようで。
萌奈佳ちゃんが太陽(大岩一課長や周りの皆)に背中を押されて、過去(お父さんの事件や柔道界で挫折したこと)から出ていく、のがS3最終回……と、予想はしているが外れる気がビンビンしてるw
谷中警部補関連は最終回であるのは確実だろうけど、萌奈佳ちゃんに関してそこまで拾ってくれるだろうか。私の予想はだいたい外れるからなぁ。でもそれでも、楽しかったり面白かったりなら全然あり。ドラマは展開予想を外してナンボ。
でも、献杯後の打ち上げで萌奈佳ちゃんのこの台詞があったから、ちょっと期待はしている。
萌奈佳「柔道をやめた時、人生のピークは終わったと思いました。『残りは、第二の人生だな』って……でも、『第二の人生』なんてないんですよね。今を必死に生きなければ、過去まで嘘になる」
でもよくよく考えると、捜査一課と(閑職気味とはいえ)広報課の兼務ってキツくないっすか。やっぱり大岩一課長、鬼だわw

「小山田管理官みたいな方でも、挫折したことあるんですか?」って、それはageてるの? sageてるの? どっちなの、ブランクさん。
それに怒ることも引っかかることもなく、「谷中ほど大きな挫折はないけどな、小さな挫折だったら毎日あるよ」なんて洒落た返答ができるヤマさん素敵。抱いてください!
ヤマさんと大岩一課長によるS3リスタート宣言。
小山田「この先、どんな苦労が待ち受けていようと、あいつらだったら大丈夫です。一課長が目をかけた部下ですから」
大岩 「うん! いいこと言ってくれるじゃないか、ヤマさん。頭の片隅に入れておくよ
大福先輩との掛け合いまで拾い、笑い合うふたりがとてもよかったです。素敵だなあ。

◆笹川刑事部長のお褒めの言葉キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
トランクさんちょっと笑った。「底が知れない、本心が読めない」という意味では、スケールの差こそあれど、このふたりは案外似ているのかもしれない。

◆谷中警部補が遺した手帳には破られたページが、そしてそこには謎の血痕が……
結局、谷中警部補を殺害?したのは村沢じゃないってことなんだよね? 村沢が谷中警部補を殺す直接的な回想もなかったしなぁ。
それがS3の縦軸(最終回に解決する)なんだろうけども、それに勘付いてるのが萌奈佳ちゃんだけという事実。大岩一課長、小春さんやビビちゃんと戯れてる場合じゃないっすよ!

ここまで書くのに、休憩はさみつつもものすげぇ時間かかってるんで、さすがに疲れたしそろそろ眠いですw
なので初回のまとめは簡潔に。

楽しかった!
萌奈佳ちゃんとブランクさん、私は好きです。あとドM管理官こと板木管理官も。過去最高の変態、いや変人度じゃない? ヤマさんや武藤さんがマトモに見えるレベル。もう天笠くんや野口管理官ぐらいじゃないかな、常識人枠。

次回!

あの、『特捜9』も次回は結婚式で事件らしいんですけどそれは。謎の符合。
ダイビングブーケキャッチ。飛び込んでる人の表情がすごかったんですけどw
「ダイビングキャッチしたんです」って予告で証言してる人の名前が字幕で出てたんですけど、「押谷部 李子」さんでした。ルビまで振ってあって、「おしゃべ りこ」さんですからね。ここまで来たらもう、『一課長』のネーミングセンスには白旗をあげるしかないw 負けたよ、完全に。
今回はS3縦軸のための事件、S3新体制の説明回の面が大きかったので、次回が実質的な萌奈佳ちゃんの初陣。次回の萌奈佳ちゃんの動きにも注目ですね。

ってなわけで、次回以降も期待! しておりますよ!

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