【科捜研の女 season17】第14話 感想

科捜研の女
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File.14 御法度殺人

ゲスト:神尾佑、山口香緒里、タモト清嵐、津村知与支、伊庭剛、大林菜穂子、ドヰタイジ、中川晴樹、いわすとおる

脚本:戸田山雅司
監督:小川岳志

『科捜研の女』最終回SPに中川大志が再登場!「メンバー全員大歓迎でお迎え」

そんなわけで、今期『科捜研』は3月22日最終回の全18話、豪華ゲスト陣で2時間SP! 江藤さんも再登場! ありがとうございます!
ケチをつけるわけではないんですけど、江藤さんは1話前の200回記念SPで見たかった感はある。が、1時間じゃ芝監察官と江藤さんを同時に処理しきれないと思うんで、こればっかりは仕方ない。
それにしても最終回のゲストが超豪華。この布陣だけでSP何本分か撮れるだろ。200回突破恐ろしやw

っつーか、最終回2時間か! マジか!
最終回感想とまとめを一緒に書いてたら、土日潰してもダメな気がする。自分、23日有給いいっすか? 年度末だけど。

今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
票数が多い。蒲原青年、大人気である。この人気ぶりで、「チョコもらえそう」投票で(僅差だけど)佐伯本部長に負けた……だと……?
あんまり言うと、佐伯本部長sageが過ぎてしまうのでやめます。でも、今やったらだいぶ順位変わりそうだな。

質問。今回の事件は蒲原青年が持ち込んだところからスタートするらしい(アンケートは放送前にやってるのでこの書き方)あらすじだったんで、この質問です。
「カッコいい」を入れようか最後まで迷ったんですが、それを入れると票がそこに集中するのがわかってるのであえなく却下。わかりやすい確かな結果より面白さを取ってしまった。蒲原青年、スマンw 今回を見たあと、改めて反省している。
「実験台にされる」トップながらも、かなりの接戦。でもなんだかんだで、マリコさんに直接実験台にされたのって屋上から叩き落されかけた(S15-12)のと被害者と身長同じくらいだからって容疑者に頭殴らせてた(S16-17)ぐらいじゃね? と思ったんだけど、もっとあったっけ。相馬さんからの扱い含めれば、もっとあるかな? なんにせよ、不憫だ……
「落合刑事の元部下で元ソタイの人」、これはなんだかんだと言っても蒲原青年の原点、今も続く根幹のひとつだと思う(だからこそ今回も回想が出てきましたね)ので、結構票が伸びてよかった。
「甘いもの好き」が台詞で明言されたのは相馬さん卒業回だと思うが、視聴者たちの間ではS15-7の『どっきり殺人レシピ』ぐらいから「もしかして」と言われてたんだっけ? 砂糖をドバドバコーヒーに入れてるのが、結構今も続いてるので笑う。そこ続くんだw みたいな。
「亜美ちゃんとの敬礼」。かわいいよね。あれはアドリブなんだろうけど、地味に続いてるの笑う。亜美ちゃんとホント仲いいよなw 微笑ましい。

というわけで、そんな色んな魅力を持った蒲原青年が奮闘した今回!


◆初っ端から全然関係ない個人的な愚痴なんですけど、今回PCトラブルが起きて冒頭1分をリアタイで見逃すし、録画は10分撮り損なうし、散々でしたw ホント、視聴環境をちゃんと整えたい。これはもう数年言ってる気がする……
見逃し配信はこういうときにありがたい。ここ数年で1度もトラブル起こさずに録画できたの、去年のS16だけなんだよな……

◆ってことで、そのトラブルで見逃して撮り損ねた冒頭。
土門さん出張の時期。今期は最初の頃も存在感がアレだったし、っていうかそもそも(撮影はS16の頃だが)開始前のSPも結局は内藤さんの都合で話がああなったんだろうし。
内藤さんを他のドラマで拝見できるのは嬉しいが、土門さんだって見たい。っていうか、こうやって「不在」として扱ってきちんと話として処理できるならいいんだけど、そうじゃないのに存在感だけ出張されても困る。
もちろん内藤さんご自身のお体も大事にしていただきたいので、これもう『連ドラの鉄人』の異名に相応しく、分身の術でも体得していただくしかない。特撮やってる東映が技術提供すれば、たぶんいける。技術開発頑張ってほしい。
それはともかく、土門さんが「向こうの捜査一課長直々のご指名なんて、すごいですね」(by蒲原青年)って、おいやめろよ、私に期待をもたせるんじゃない!!!!!
これ書いてる時点(2/25時点)では、まだ4月期木ミスの情報がないんだよ!
しかも『科捜研』最終回が3月22日なので、下手すると3月半ばまで情報が出ない可能性も……
やめてくれ。中途半端に期待を持たせないでくれ。いや、台詞としては遊んでて面白かったです最高です。でも、これはもう。こればっかりはもう。

◆車を発進させようとする蒲原青年から、食いかけのパンを受け取る土門さんが、なんかよくわかんないけど好き。で、当たり前に渡して運転(業務モード)に切り替える蒲原青年も。

◆強盗犯(窃盗犯)を取り押さえる土門さん。今回は出張なので、冒頭でぐらいはカッコいいところを見せんといけん。
で、蒲原青年はこのときから強盗犯(窃盗犯)の言い分に違和感を持っていた、のにその場で気づいてたっぽい土門さん。だからこそマリコさんに蒲原青年のことを託したんだろうし。
だったらどう考えても一番の難関である藤倉刑事部長にも、予め土門さんから話通しておいてあげてくださいよ……と思ったけど、話通しておこうがおくまいが、藤倉刑事部長の言動はたぶんそこまで変わらんよなw いくら最近の態度がデレまくりとはいえ、そこはたぶん変わらない。そこが好き。

◆そんなワケで、東京に向かう土門さんをお見送り……ではなく、小言を言うためにわざわざ玄関まで来てくれるマリコさん。良妻か。
私もマリコさんにお見送りされたい……っていうと、なんか行き先がシャレじゃなくあの世っぽいからやめとく。お見送り(死人)。
マリコ「違うわよ。今度こそ、東京で美貴ちゃんに会ってくるように、釘を刺しに来たの」
土門 「わかったわかった。……それより、俺がいない間、蒲原の力になってくれ」
マリコ「どういうこと?」
土門 「うん……何か、言ってくるかもしれないからな」
で、その予想はまさしくドンピシャ。言った傍から科捜研にくる蒲原青年。部下の行動はお見通しの土門さん。愛されてるな、蒲原青年。

◆視聴者に対する説明なのはわかっている。わかっているんだが、わざわざ日野所長が、一旦は解決したと思われてた事件の資料を共有スペースに持ってきてまで今回の前提である事件の説明を始めてしまったw
親切設計はありがたいし、どこかに入れなきゃいかんのだけど、それは蒲原青年が来てからでもいいのよ。話が早すぎるw

◆今回は(まだ事件化はしてなかったけど)曲がりなりにも刑事である蒲原青年からの鑑定依頼なので、日野所長のお小言はなし。
いや、もしかしたら日野所長、事件化してなかったこと知らなかった可能性もあるよな。無茶をするのはみんなそう。

◆亜美ちゃんに折られる竹刀になりたかった。
倒れるポリスまろんくんたち。仲良くぱったり倒れたのかわいいw

◆新撰組の羽織って売ってんのか。しかもコスプレが主な用途のトップになるぐらいメジャーなのか。
……『銀魂』ジャンルとか、そういう?
『銀魂』も最終決戦が終わって今エピローグなんだろうけど、ヅランプとかやっててワロタ。そして終わる気配がないw むしろ『斉木楠雄』『青春兵器』の方が終わりそう。ジャンプギャグマンガの危機。『リコピン』もギャグだけど、アレどっちかといえば『こち亀』みたいなもんじゃん。巻末固定だし。
……ここを見てくださっている方が何割わかるんだろうな、この話題。早く感想書きたい(今は日曜)時に限って話が脱線するクセ、なんとかしたいw

◆呂太くんさんはあくまで無知な視聴者(私とか)の代わりに「それどういうこと?」係をやってくれているのであり、そこは理解していただきたいw
日野「わからないなら口を挟まない」
呂太「ごめんなさい……」
所長、怖いっす。私も一緒にごめんなさいします。歴史の授業、ちゃんと聞いとけばよかったな……
こういうときには歴オタの母に聞けばいいのでは!? と思い立って聞いてみたら、「今回の『科捜研』見忘れた」って。間が悪い。

◆でもその後、きちんと説明してくれるのはイケメン宇佐見さん。
そこから始まる亜美ちゃん妄想劇場。京都東映の全力のお戯れ。映画村があるっていいなw
町娘亜美ちゃんのかわいさによる破壊力、凄まじすぎる。かわいい。悪代官になって攫いたい。
で、先週の予告で視聴者を唖然とさせた新撰組科捜研。
日野所長、もとい斉藤さんと呂太くんさん、もとい渡部さんは似合ってる。っていうか、呂太くんさんこれもう別人だろ。誰だこれ。ただの若手イケメンじゃん。
で、マリコさんもとい沢口さんは、わざわざこれだけのために殺陣を習うぐらいキリッとしててカッコよかった。
案外、一番似合ってなかったのが宇佐見さん。なんだろう、この違和感……所作なのか、或いはイケメンすぎるのが問題か。
イケメン宇佐見さんの弱点見つけたり、それは案外コスプレが似合わないこと。よし! じゃあ世の男性方は、そこで生きる道を見つけよう!
とかいう冗談はさておき、亜美ちゃん妄想劇場の中で一番目立っててカッコいい役がマリコさん、ってのが笑うわw 亜美ちゃんっぽい。アレだろ亜美ちゃん、君『セーラームーン』ならはるかさんにハマるタイプだべ?
呂太「亜美さん、変な妄想してるでしょ?」
大当たり。たぶん、疲れてるんだよw そっとしておいてあげて。

◆藤倉刑事部長は東京出張行かないんですか? ……行かないんですか……?
さっきも書いたけど、今回に限っては曲がりなりにも刑事である蒲原青年からの依頼で科捜研は動き出したのであり、そこにマリコさんの非は特にないのに藤倉刑事部長に呼び出されてんの、明らかにとばっちりじゃないすかw せめて日野所長同席とかならわかるんですけど。
まあ、でも日頃の行いがね……アレか、「榊に唆された」とか思ったんじゃなかろか。やりかねないというか、やってるというか。本当、常日頃の行いって大事だよマリコさん。

◆藤倉刑事部長に食らいつき、必死に捜査の許可を貰おうとする蒲原青年。マリコさんのアシストがあったとはいえ、結果的に許可しちゃう藤倉刑事部長は本当に苦労人。こっそり胃薬飲んでるかもよ。
果たして蒲原青年のこの行動・言動は、初登場時には見られた行動だろうか。というのを考えていくと、今回の蒲原青年は本当に2年前とはまるで別人。刑事部長室を出ていったあとの「ぃよぉし!!」といい。
藤倉「お前と土門以外にも、勝手に突っ走るヤツが、またひとり増えてしまったな」
……「またひとり」、か。「また」なんだよな。着々と感染が広がっていくマリコ菌。ワクチンは……できそうにもないね。

◆蒲原青年が捜査結果を真っ先に報告する先がマリコさん。
いやまあ、土門さんがいないし……多少はね?

◆提供画面で放送200回記念に触れた! しかもカウントダウンしとる!
で、下には「公式サイトで名作エピソードのファン投票やっとるで」告知も。

◆後の展開で、マリコさんに店にある薬品の存在を知らせておくべき(フラグを立てておかないといけない)なのはわかるんだけど、本当にああやって店先で色んな薬品置いて簪の錆落としなんてやってるんだろうか。なんか危なくないの? 小間物屋に行ったことがないからわからん……
蒲原 「マリコさん、あれって……?」
マリコ「古い金属の汚れは、酸で落とすことができるの」
鈴江 「お詳しいですね」
お詳しい(科学的に)。決して「粋」とかの問題ではない。
しかし蒲原青年、疑問に思ったことをそのままマリコさんになんでも聞くんじゃないw マリコさんは辞書じゃないぞw

◆勇司「新撰組なんて、もういない人間のことを、ああでもないこうでもないって何時間も熱く語り合うなんて、正直、理解できなくて」
勇司さん、全国の歴オタだけじゃなく、ほぼ全てのオタクを敵に回す命知らず。オタクって大体が「他の人には理解できない、見えないものを存在するかのように熱く語る」ものだろうし。たぶん、勇司さんにはオタク属性はなかったんだな。幸か不幸か。
蒲原「『もういない人間』……ですか……」
ここで彼が思っているのは間違いなく彼女のことであろうと想像できるが、果たして蒲原青年は落合刑事のことをどれぐらい知っていたと言えるだろう。
たぶん本当は、何も知らなかったのかもしれない。それはマリコさんたちも同じかもしれない。それでも今も尚、人の心に色濃く影を遺す存在。全くの偶然だろうけど、2週連続で「死して尚、人は他者の心に何かを遺す」話だな。形は全然違うけど。

◆蒲原「そんなふうに、言うもんじゃない。……あっ、いや……君たち親子の事情はよくわからないけど、亡くなった人のことを、そんなふうに言っちゃいけない」
これも、初登場時だったら言ったとは思えない台詞。
蒲原青年って、土門さんの相棒刑事としては半端ないしごかれぶり、スパルタ環境だよなぁと思う。
殉死や怪我による異動も勿論辛いんだけど、蒲原青年の場合は身体的にっていうかメンタルをえぐってくる系。それだけ、落合刑事の存在感が大きかったってことなんだろうけど。この作品内でも、蒲原青年の中でも。

◆連続見立て殺人。何その本格ミステリファンがヨダレ垂らして喜びそうなワード。
ものすっごい偏見ですけど、戸田山さんって『科捜研』でミステリ色強めの回書いていいよ」って言われると、めっちゃウキウキして連続殺人書いてるイメージ。人聞き悪いなw
今回は実在したものを使っているけど、『恐竜村』の事件ではわらべ唄の歌詞を自作してたもんな。スタッフロール見て笑ったわw

◆マリコ「捜査しないなら出てって! 後悔や反省は捜査が全て終わってからできる。でもここには、今やらなければならないことがたくさんあるの」
蒲原青年、マリコさんにガチで怒られるのはこれで2度目。
どちらも「この人が殺される前に、もっと自分にできることがあったんじゃないか」という思いに対する「今やるべきことがあんだろ!」という熱い叱咤。でもそれは裏返せば、それだけ強い思いの現れでもある、ってこと。
それが蒲原さんが見つけた大切な「軸」なんだよ、が今回のお話。捜査面とかじゃないねん、こういうのを見つけるのが若手刑事ポジの大事な役目やで。
ここでマリコさんが叱咤しているとき、亜美ちゃん・呂太くんさんはマリコさんと蒲原青年の話が終わるまで動きを止めて2人の様子を伺ってるんだけど、宇佐見さんだけは少しの間様子を伺ってはいたけど、「ここには今やらなければならないことがたくさんあるの」を受けて、またひとりで機材の準備を始めていたのが印象的。
口には出さないし、仮に出したとしてもマリコさんみたいな言い方をする人ではないが、宇佐見さんも割とこういう面ではマリコさん寄りなのかもな、と思わせるシーン。

◆もう隊士の会は辞めているとはいえ、弁護士が「勝手ニ訴訟取扱不可」で殺されるという、「何その詰みゲー」感。
まあ、真相を知れば過去の犯人たちも現在の犯人も「局中法度」を都合よく解釈して使ってるだけなので、どんな強引なこじつけでも使われてたとは思うんですが。

◆風丘「大学の入試試験の準備があるからね、超高速で頑張った!」
この前の回で思い出した、或いは知った人も多いと思いますが(私もそのひとり)、風丘先生は大学じゃ偉い人であり、多忙でもある。
で、解剖シーンの後ろ、ちょっとわかりづらいけど解剖日が「1月18日」と書いてある。どうやら『科捜研』ワールドも、ようやく年を越したようです。
そんな中、解剖依頼もこなし鑑定書を届けるついでで「自分へのご褒美」を兼ねてるとはいえ差し入れもしてくれる風丘先生、天使が過ぎる。もう崇め祀られるべき対象。
何故か今期は風丘先生の人間向け差し入れが極端に少ない。で、今回その珍しい差し入れがあって、中身は「幕末大福 誠編」
まこと……大福……ううううううう! 頭がぁ! うわああああああ!

◆風丘「出た。悪魔の笑顔。すっごく嫌な予感」
笑うだけで人を恐怖に陥れる白衣の悪魔。『めだかボックス』にもいたな、「白衣の悪魔」。確かにマリコさんは、ちょっとした鳩さんっぽいかも。ちょうど200回記念のテーマも「働きすぎ問題」だし。
それはさておき、この台詞の後に若者組が頷いてたり、すーっと目を逸らしてたりしてて大草原。助けてやれよw
今回の風丘先生の敗因は、マリコさんの「これを手伝ってほしい!」(意訳)に反応して振り向いてしまったこと。ここで振り向かなければワンチャンあったかもしれない。いや、なかったかもしれない。でも目があったが最後、鑑定には必ず巻き込まれる。なんなの、マリコさんって目が合うと石化するゴーゴンの類なの?

◆そんな様子を見て見ぬふりをし、差し入れの大福を貪る人でなしがこの京都府警科捜研メンバーですよ。自らの保身が第一の皆さん。
日野 「『科捜研法度』、作った方がいいかもね……」
宇佐見「……『勝手に早月先生を酷使するべからず』……ですか?」
日野 「……うん」
いやいや、「勝手に」とつけるまでもなく、そもそも外部の人を酷使しようという姿勢がおかしい。酷使自体がおかしい。気づけw 麻痺してるよみんな!
そもそも、この状況で怒るでもなく、呑気に「『科捜研法度』作ろうかな」とか言ってることもおかしい。日野所長、そういう態度だから200回記念で自分に跳ね返ってくるんやで(フラグ)。
で、結局風丘先生は、大学入試の準備は間に合ったんですかね……マリコさん、今度はそっち手伝ってあげなよ。

◆戸を開け放ったまま大事な話をしてしまうサスペンス的クズの鑑。
「~だから仕方ない」と言い聞かせることで、罪悪感を薄める人間のクズの鑑。
ただ、南山さんの態度もなんだかなぁという気はする。強情を張ることは、時に身を滅ぼすのかも。それでも、殺人はダメ・ゼッタイ。

◆マリコさんのファイア! 犯人は驚いた!
事前に「薬品がある」程度は見てただろうけど、それをあんな咄嗟の状況で活かす機転がすごい。記憶力というか知識力というか胆力というか……
っつーか、混ぜたら(小規模でも)発火するものを店内に置くなよ、という話でもある。薬品の取扱には十分注意しましょう。
勇司さんの罪状、とりあえずは「脅迫」なのか。明らかに殺意あったけど、「殺人未遂」ではないのけ?

◆蒲原「……よくわかるよ。人の命が奪われるということは、被害者の未来だけじゃなく、周囲の多くの人間の希望や、願いも、奪われてしまう。それは君が殺した堂上克郎や、新庄和子、長久保友光にも言えるんじゃないのか? だからこそ、君は踏みとどまらなきゃいけなかったんだ」
蒲原青年ってこんな声してたっけ、が第一印象。舞台の人だからか、なんかこう……腹の底から声が出ている感あるな。低い。

◆藤倉「調子に乗るな。お前たちが勝手な捜査と鑑定をしたことに、変わりはないんだ。そのせいで……冤罪を見逃さずに済んだ
マリコさんの辞書に、「ツンデレ」という言葉を覚え込ませたい。「なんだ、その顔は?」とか、本当にもうツンデレとして100点満点の台詞だべな。
最近の藤倉刑事部長はツンデレのアップダウン激しいっすねw 200回記念SPとか最終回では、またすげぇツンが来るんでしょ、知ってる。

◆何回使われるんだ、落合刑事の回想。
そして何回見返しても、あの時のマリコさんのビンタは本当に痛そうw 石井さんも実際に「嬉しいけど、ちょっと痛かった」って言ってたもんなw
マリコ「安心して。蒲原さんには、蒲原さんなりの、刑事としての軸がもうできてるから」
土門 「どんな軸だ?」
マリコ「……『今はもう、ここにない者』への強い思い
取調室で犯人と向き合った言葉を言えるようになった彼を、「軸」を見つけた彼を、もう「蒲原青年」とは呼べない。これからは「蒲原刑事」だな。

◆結局、東京で美貴ちゃんと会わなかったらしい土門さん。これでまた再登場が7年後とかになるんか……
最低の兄貴だな! そんなんだったら、美貴ちゃんは私がもらいます!
そして「刑事部長に出張の報告をしないと」「俺も色々忙しいんだよ」と言い訳して逃げる。
よし、決めた。私が今から東京にいる美貴ちゃんを掻っ攫ってくるので、住所教えてください。兄貴として、それだけは許可願います。

思っていた以上に蒲原刑事回になっていて驚いた。しかも、今までのエピソードも細かく拾いながらのキャラ回。こういう回はやっぱり戸田山さんの回が好き。蒲原刑事の「軸」については、戸田山さんに一任されてた感があったけど、一応これで一旦は決着ついた(見つかった)ということでいいのかな。
蒲原刑事の「軸」のお披露目はガチで彼の卒業回だと思ってたんで、卒業前にお披露目できてよかった。
そんな風に「土門さん不在」を2年連続、違う形でトリッキーに、キャラを活かす方向に使えているのがすごいなぁと。
ただ、これで味をしめて頻繁に土門さん出張になられても困るんで(っていうか無理だろうけど)、内藤さんはご自身のお体を労るためにも、そろそろ本気で分身の術を体得していただきたい。技術開発頑張ってください、東映京都ならいけるはず。
……アカン。これ、今回の話のまとめじゃない。

次回!

ライバル登場
ゲストキャラの桃井刑事に「近い!」と仰っている土門さんですけど、普段の自分の距離感を棚に上げてそれ言うの!?
じゃあ私も言わせてもらいますけど、マリコさんと土門さんだって近いです! 私もマリコさんや土門さんとお近づきになりたいんですけど!!!!!
ここでの「ライバル」は、マリコさんに近づく桃井刑事と土門さんのこと……ではなく、「指名手配犯自動検知システム」に対抗する「見当たり捜査の鬼」桃井刑事のことっぽいよね。BGMといい選出シーンといい、ミスリードが過ぎるw
配役がどう見ても他局の上司部下。未だに私、録画群を見られていない。ハムじゃねぇんだ、熟成させてもドラマの中身は変わらないのにな。未だに見られてないんだ……

ということで、次回は「異能持ちの人間」vs「科学捜査」。
「見当たり捜査の鬼」桃井刑事が感じた違和感の正体、そして事件の真相は?

次回以降も楽しみ! にしておりますよ!

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