【科捜研の女 season17】第15話 感想

科捜研の女
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File.15 見当たり捜査の鬼

ゲスト:石丸謙二郎、波岡一喜、大地伸永、越村友一、勧修寺保都、田所草子、宇谷玲、たかはしあいこ

脚本:岩下悠子
監督:西片友樹




今回のアンケートです。
「見当たり捜査の鬼」→大勢の人の顔を記憶する異能持ち→そういやマリコさんも、戦闘力はゼロだけど主人公だけど異能ともいえるスペックは持ってるな

という連想。もうこうやって少しは捻って連想ゲームしていかないと、質問を思いつかなくなっている。アカン、ネタ切れ間近だw

そんなわけで、「美しさ」トップ。
そうよな、「沢口靖子級美人になれますよ」って言われたら、たとえ1日でも、いや1時間でも体験してみたいよな。努力や技術である程度のカバーやキープは可能とはいえ、美貌ばかりは天が与えた才能みたいなもんだし。
実は最初~投票期間中盤ぐらいまでは「図太さ」がトップで、「マリコさん、そういうとこやぞ」ってネタにするつもり満々だったのですがこの結果。終盤の追い上げがすごかったw アンケートはこういうところが面白いっすね。
しかし、なんだかんだで「図太さ」も2位なのである。私もマリコさんの神経の太さはほしいです。カケラでいいから分けてほしい。カケラで結構です。むしろカケラでいい。
「科学知識」。主人公の根幹たるスペックだけど3位。上位2つが強烈すぎんのかなw
でもマリコさん並の科学知識があれば、無人島でもサバイバルできそう。効率的な火の起こし方とか、真水の作り方とか、体温を確保する方法とか、テキパキできそう。っていうか、あんな修羅の都で18年もサバイバルできてる時点でもう……
「五感の鋭さ」。これは公式設定じゃないから低いんだと思う。私が個人的に、ドラマを見ていて「マリコさんって五感鋭いよね?」って勝手に思ってるだけ。音感は知らんが聴力いいっぽいし、視力も問題ないだろうし、鼻も(嗅覚的にも比喩的な意味でも)効くだろうし。
味覚は……まあ人並み、なんじゃないかな……だって昔、自分が作ったご飯の不味さは自覚できてたし……


ってことで、異能溢れるライバル登場の今回!





◆冒頭お決まりの、本編には関係ない話。お決まりにしちゃダメだろうけど。
直前の『ハナタカ!優越館』で「氷を糸と塩で釣る方法」をやっていて、『科捜研』やんけ! マリコパパや!」って。あのエピソード、かわいかったよなぁ。
幼いマリコさん相手に、氷を釣り上げる科学マジックで喜ばせるマリコパパ。うわぁなにそれ、絶対萌えるわ……
その頃は絶対純真だっただろうに、なんで今はあの修羅の都で剛の者やっとんねん。いや、今も純真っちゃあ純真だけども。


◆はい本編。
2年前の事件当時、顔が犯人の顔が映っていない時点で、中川さんが誰かを庇っているのは確定的に明らか。
子を庇うために利用された、この女性(ゆかりさんと言うらしい。字幕情報)がちょっと可哀想。せめて2年前の事件のことは忘れて、今は幸せに暮らしていてほしい。


◆で、時は今に進む。
見当たり捜査の鬼・桃井刑事が中京駅で見当たり捜査。それはいつもの縄張りだからというのもあるが、科捜研が導入試験をしている「指名手配犯検知システム」と張り合うため、らしい。このロケ、結構SNSで目撃情報上がってましたよね。
「海外の一部地域で導入」されているものを、この京都でも導入。つまりそこまでしないと犯罪者に対応できない、やはりこの京都は修羅の都。
日野「試験導入から今日で3日目。そろそろ誰か、引っかかってほしいもんだね」
まだたった3日って気がするんですけど、それは私が知らないだけで、この世の中にはそんなに指名手配犯が溢れてるんですか? それともこの京都が修羅すぎるだけ? どっちだ……?
なんかもう、自分の常識すら疑いたくなってくるわw この京都、こと犯罪に関しては我々の世界の常識が通用しないもんなぁ。比べるだけ無意味かもわからんね。そもそも感覚が違う。


◆桃井刑事に対する土門さん、めっちゃ表情が崩れてる。兵藤刑事といい、土門さんは自分が認めた相手にはとことん表情崩すなw
で、当の桃井刑事は監視カメラ越しにあっかんべーと勝利のピース。お茶目かw 大人げないなーw 今回の話の魅力は、桃井刑事によるところも大きかったからなぁ。


◆見当たり捜査に関しては、実際に「見当たり捜査の神」と呼ばれる方に監修をお願いしたんだってさ。詳しく知りたい方は、今回の東映サイトへ。裏話としてめっちゃ面白いです。
日野 「うちの見当たり捜査班がこれまでに検挙した被疑者は、その数、ざっと3500人」
呂太 「えっ、そんなに!?」
宇佐見「中でも、桃井刑事の検挙数は断トツだそうだ」
日野 「うん。今月に入って、既に4人逮捕してる。まさに『ミアタリの鬼』だね」
リアタイ視聴時は「そんなに犯罪者がうろついてるこの京都怖い……」って思ったんですが、いやでも待て、桃井刑事の検挙数以外は、「1年間で」とかついてないから。だからきっと……
いや、でもそれでもこの京都が修羅であることには変わりない。そもそも、システムの導入試験中(多く見積もっても1週間くらい?)に2回も指名手配犯が引っかかってる時点で修羅。アカン。日野所長も宇佐見さんも、もうすっかりこの京都に染まりきってる……


◆日野「で、マリコくんと亜美くんが(手配共助係に)交渉に行ってるとこ」
(見た目は)文句なしの美人と、かわいい若い女の子を差し向ければ頑固なオッサンどもも懐柔できるだろう作戦、だったんだろうか。いやだって、こういうのは普通、所長の役目でしょ。責任者なんだし。呑気に相手を褒めながら茶を啜っている場合ではないw
どっちにせよ、あえなく失敗してたけど。そもそもこういう交渉事に向かない人選をしている時点で、この交渉は没交渉になることが確定していた。マリコさんはその真っ直ぐさで人を魅了はするが、犯罪者以外への交渉は下手くそだし。


◆マリコ「捜査は張り合って行うものではありません」
うん、正論だ。でも残念だけどおまいう。昔、「逆境の時ほど燃えるタイプ」を自称した時点でおまいう。過去は水に流れない。別に今回のマリコさんが悪いわけじゃないんだけどさw


◆手配写真と語り合う独身中年男性。手柄を上げてるからいいものの、これ、事情を知らない人が見たら危ない人だな。
「今日も目の前を通った」と電話の男が言っていたので、一応今回冒頭を見返しましたが、それらしき少年は見つけられず。私が見つけられなかっただけなら申し訳ない。
でもあの冒頭の駅でのシーンは桃井刑事の視点なので、あの時点で電話の相手に気づいてない(=見えていない)桃井刑事の目を通してなら、我々視聴者にもわかるわけがないんで、映っていない方が正解なのかもしれない。


◆駅での追いかけっこは、今期が始まる前のSPの土門さん死にかけ事件を思い出すからやめろ。桃井刑事はたぶん、電車に轢かれたら死ぬ。ていうか、普通は死ぬ。
罪のないりんごを犠牲にした時点で、中川さんはギルティ! ギルティです! 強盗殺人犯としては無罪でもギルティ!


◆過去回想で出てきた交番、去年も出てきたとこだよね? よく使われてる気がする。


◆経験から来る感覚論で熱弁する桃井刑事の必死の訴えに、
「篠原事件の手配犯で間違いなかったよ」
「やっぱり顔認証システムは正しかったね」

と、淡々とトドメを指す日野所長。このあとにマリコさんの「正論マシンガン」が来るわけですけど、どっちかっていうと私はこの時の日野所長の方が酷いと思うw 桃井刑事の方を見もしないし、後者の台詞は試験導入を邪魔され続けたからか嫌味すら混じっている。
日野所長って、こういうとこが案外ドライっていうか、シニカルっつーかブラックっつーか……


◆マリコ「科学は嘘をつきません。桃井刑事、あなたの見当たり捜査員としての実績は、確かに素晴らしいものです。ですが、科学が出した答えから目を逸らすのは、捜査に携わる者のあるべき姿とは思えません」
これが桃井刑事の言う「正論マシンガン」。「正論マシンガン」って響きが好き。口に出して言いたい台詞。「目からビーム出してるよね」も今期岩下脚本回だし、どんどんマリコさんが人外にされていくw
で、それに滅多打ちにされて寂しく科捜研を去っていく桃井刑事に、「ミアタリの鬼も、マリコくんの前では形無しか……」とコメントをする日野所長。
待て待て、その感想はおかしいw というかやっぱり日野所長の方が、桃井刑事に対する当たりはキツくないですか。マリコさんは一応、桃井刑事に対して敬意を払ってはいるし。
やっぱりシステム試験導入を邪魔され続けたのに、日野所長も苛ついてたんだろうか。日野所長も気苦労が絶えませんな……


◆桃井「あの女、正論マシンガンだ」
さっきも書いた通り、この台詞の響きが好き。なんか口に出してみたくなる。言ってみたい不思議な魅力がある。
屋上で語らう桃井刑事と土門さん。土門さんがこうやって同年代の刑事と語らってるの、いいよなぁ。土門さんも、同年代の仲間に対してはこういう表情で、穏やかに語らったりするんだな。
でも私の場合は、なんか土門さんのパーソナルな部分が知りたいというよりは、あくまで「刑事」を土台とした時の土門さんの素が知りたい、って感じだ。刑事として生きる中で、ふっと表情が緩んだり人間臭さを見せてくれる土門さんが好き。私は捜査一課の刑事である土門さんが好き。
なのでそれをあまり感じさせてくれずに、土門さんに関してはパーソナルな部分に終止してしまった『耳撃者』は私にとってはノーカンです!
私はこれを、何年言い続ければ気が済むのだろうか。
桃井刑事はさば味噌が好き。私も好き。じゃああの、桃井刑事の奢りで私もその飲み会に混ぜてください。絶対嫌がられるわ。そして酒で潰されそう。


◆そんな正論マシンガンに滅多打ちにされて傷心の桃井刑事を他所に、滅多打ちにした当人は既に2年前の事件に興味が移っていた。マリコさんって、ホント科学バカ。
当時の関係者による中川さん評を聞き、「うわぁ、清々しいほどのダメ男っぷり……」と顔をしかめる亜美ちゃん。亜美ちゃんはダメ男に引っかかっちゃダメだよ。むしろ私と結婚しないか!


◆マリコ「建設現場で働いていたんじゃないとすると、なぜ、これらの微物を含んだ土が靴に付着したのか」
そこからの意味深な視線を敏感に察知し、さっと日野所長に隠れて盾にする呂太くんさんは年上を敬えないゆとり世代。
日野 「嫌な予感……」
呂太 「『当時の土を再鑑定したいわ!』だよね?」
マリコ「所長、よろしくお願いします」
日野 「……わかった。藤倉部長に掛け合ってみる」
後ろで「よし、自分が巻き込まれるのは防げた!」とばかりに拍手している呂太くんさん酷い。
そういうとこやぞ、君らがそうだから200回SPのあらすじがあんなのになるんだぞ……(フラグ)
でも今回は、当社比で日野所長の負担は少ない話ではあった……と思う。無茶振りはそうなんだけど、どっちかといえばこの場合、本当に大変だったのは科捜研から無茶振りされて手配をしなきゃならなくなった藤倉刑事部長。今回は出演なしでしたけど。おそらく、東京の方に出張して遙かなる捜し物をされている頃……なんだろうか。


◆この非通知電話、真相を知ってしまうと息子のいじらしさを超えた「君の若さゆえの情熱と、その貴重な時間は他に対して活かすべきだ」という思いがすごいw
父親に電話したら指名手配犯扱いされるし、やさぐれて飲んだくれてるダメ親父っぷりを知っちゃうし、そもそも自分の顔すら覚えてないってことまで改めて突きつけられて(これは仕方ないけど)、それでも尚、ストーキングといたずら電話を続ける息子。
対象は違えど、執念深さは父親譲りなのかもしれない。私だったらそこまでの情熱がたぶん続かない。


◆最初のCM突入まで現在軸で人が死ななかったので、これは今回も風丘先生の出番なしかな……
と諦めていたら、CM明け初っ端から風丘先生の出番が。やったーサプライズ!
解剖医としてではなく、差し入れ係としてでもなく、都合のいいお手伝いでもなく、こうやって専門家・アドバイザーとして求められる風丘先生は新鮮でいいな。こういうの、もっと見たい。
というか前から思ってたけど、岩下脚本回だと風丘先生への無茶振りが少なくて嬉しい。優しいよね、扱いが。そういうところが好きぃ!
唐突にぶっちゃけるけど、風丘先生への現在の扱いは、割と笑えるか笑えないかの境目に来てると思う。現場の皆さんは楽しんだ上で真面目に楽しくしようとシーンを作り上げてくださっているのはインタビューやら公式の裏話やらでわかるんだが、時々「さすがに度が超えてるんじゃないかコレ?」と思う時がある。主にマリコさん(科捜研メンバー)側の問題で。
風丘先生は、確かに強い使命感と高い能力を持った人ではあるんだけど、同じ警察組織に属する土門さんたちとも違ってあくまで「外部の善意の協力者」ってことは忘れないであげてほしい。
つまり、私が風丘先生大好きなだけ。風丘先生だって当たり前に眠ったりご飯食べたりする基本的人権が必要なんです! お礼を言われたり労ってもらったりしてもいい権利があるんです!


◆最低気温どうこう言われるより、何より後ろでちらちらと舞う雪でその寒さがわかる。底冷えもして蒸し暑い京都で見当たり捜査、考えただけで自分には無理だなぁと思う。
桃井刑事にお願いをする場所が縁結びの神社。ここでご縁が結ばれたんですから、桃井刑事の再登場あるよね?
マリコ「頭を下げることと、仕事のプライドは関係ありません」
ついでに言うなら、捜査なら上も下も昼も夜も関係ない、がマリコさん。だから200回記念のあらすじが……
いやごめん、ここはこうやって茶化す場所だから。
桃井 「イテテテテ! 目からウロコが落っこちまった! ……顔認証システムと勝負してる場合じゃなかったってことよ! 俺の敵は科学捜査じゃなかった。刑事にとって本当の負けは、真実に届かねぇこったな!
超べらんめえ口調。そしてコミカルだけどきちんと決めるところは決める。キャラ濃ゆいなー、桃井刑事w 好きだ。
今回は桃井刑事のカウンセリング話でもあったわけで(というか本筋はそれ)、その答えが「人も機械も、両方貶めない。双方を尊重する」(=協力し合う)に落としたのは本当に綺麗な答えだなぁ、と。言われてみれば当たり前のことかもしれないけど、当たり前が当たり前にできることがすごいんだよ。だから好き!


◆マリコさんに「ご自分の内面を見つめ、探ってみてください」と言われ、その通りに自分と向かい合おうとした矢先に息子の照夫くんを見つけられるようになる。
ってのが象徴している通り、今回は桃井刑事のカウンセリング話なんですよね。内面を見つめること、自分に向かい合うこと、そうすることで今まで見えなかった新たなものが見えてくる。ただし、この時点ではまだ向かい合う気持ちが芽生えただけの段階で、本当の覚悟ができていなかったので照夫くんとの和解は失敗。会話すらも電話越し。
過去の『見えすぎた女』『偽りの鏡』と同じく、自己と向き合う覚悟とそれがもたらすものに対して、岩下さんは厳しいけど優しい視点を持っている。つまり今回はこの2つのライン上の話なんです! 「見るってことは戦いだろ。その世界と格闘するってことだろ」なんですよ、まさしく!
そんなカウンセリングを、あくまで本人の意図しないところで、科学捜査を通して行うマリコさん。マリコさん、ネゴシエーターもいけるがカウンセラーもいけるクチか……でも本人には、別にそこまでカウンセリングをしている自覚はないよな。あくまでマリコさん本人は、(科学)捜査をしているだけ。


◆犯人の人間そのものを自分の中に呼び込む、つまり見当たり捜査員のプロたちは皆、生霊を霊媒できる霊媒師とな。
とことんまで経験と感覚論で話す桃井刑事の話を、的確簡潔に翻訳・要約するのは宇佐見さんの役目。
さすがS17開始前SPで呂太くんさんの意味不明な呻きすらも翻訳した宇佐見さんである。『科捜研』ワールドのほんやくこんにゃくだー!


◆雪が舞うくらい寒い京都でバイク(たぶん原付)で走るの、相当寒いんじゃないっすかね所長。お疲れ様です。せめて宇佐見さんのお茶で、ゆっくり温まってください……今回ぐらいは。


◆車に乗らず走る桃井刑事。
桃井「何、悠長にラブコールしてやがる! 行くぞ!」
  「俺は走りたいのよぉぉぉぉーーーーー! 小池ぇーーーーーー!!!!」

その結果があの息切れである。逆にあの息切れだけで済んでる辺りがさすが刑事。その後、追い剥ぎ(未遂)できる元気もあったし。普通、中年男性が雪が舞うほどの寒さの中を全力で長距離走ったりなんかしたら、下手すりゃ事件どころの話じゃないw
土門「おい! 年だろお前。大丈夫か?」
桃井刑事の年齢は知らんけど、石丸さんは内藤さんより年上だけどめっちゃ声も通るしこの桃井刑事は本当に活き活きしてるし、土門さんは言わずもがなだし、みんな元気だな……という感想しかw
土門さんも普段からめっちゃ走らされてるし、修羅の都は年配者だからって容赦はしない。っつーか、東映が。


◆桃井刑事の見当たり(犯人たちを覚えてきていたこと)が、主人公であるマリコさんたちの元に届いて科学鑑定に繋がる。この感じがいいなぁ、素敵だなぁ。
全くの偶然なんだろうけど、2週連続で父と子の話。ただし、今回の犯人側の親子は父親はほぼ疎外されている。それは中川さんが罪を背負って逃亡しなければならないってこと以上に、子どもを認知しなかった(=見ようとしなかった、向かい合おうとしなかった)贖罪の意味がある。
中川「アキラのために何かしたかった。たとえ間違ってても、何か……自首すれば、全部バレる気がした。でも、逃げてる間はきっとアキラが疑われずに済む。そう思って……」
逃げているということは、向かい合う勇気がないということ。中川さんのこの2年間、いやアキラくんが生まれてからの彼の人生は、そのまま「自分を見る=自分と向かい合うことの覚悟、大切さ」の象徴なんだよな。だから「逃げていれば」になる。


◆そんな中川さんに言葉で諭す桃井刑事。
桃井「まずは、目ぇ開けることから始めねえと。しっかり目ぇ開けて、自分の息子の顔をちゃんと見て、目ぇ逸らさないで、まっすぐ見つめて……そうやって、父親になっていくしかねえな。見ることは、愛情だからな
言うまでもなく、これが桃井刑事の覚悟表明であり答え。ここで桃井刑事が諭しているのは中川さん、に見えるけど、本当は自分自身。
で、この裏で、中川さんが知らぬところで真実を「見て」いたのがアキラくん。アキラくんもまた、これから自分と向かい合うところから始めなきゃいけないんですな。


◆屋上トークに参加する桃井刑事。現在のシリーズで屋上に呼ばれるってのはこの2人(のどっちかだけでも可)に認められた人だけなんで、これは再登場できますわ桃井刑事。
桃井「んっ? あんたよく見ると、えれぇぱっちりしたいいお目々してんなー」
土門「近い! 桃井、近い!」
先週の予告でも言ったけど、自分の普段のマリコさんへの距離感を棚に上げた台詞である。土門さんってマリコさんのなんなんですか。束縛する男は嫌われるぞ!
でも桃井刑事だってタダでは起きず、土門さんを投げ飛ばして去っていく。最後までいいキャラしてたわw 負けたーw 石丸さんの演技あってこそって感じもあるが、好きだわ桃井刑事。


◆向かい合う覚悟あってこその桃井刑事と照夫くんの最後の対面。描写こそされなかったものの、面と向かって会話をするのもこれが久々のはず。
マリコ「人間は過ちを犯す弱い生き物。でもだからこそ、他人の弱さも見つめることが出来る。そして、被疑者の心を深く洞察できる」
土門 「不完全さが、人間の武器か」
「たとえ『完全な人間』になれたとしても、『不完全さ』が欠けてしまう以上、それはもう『完全』とは言えんだろう」と言ったのは『めだかボックス』のめだかちゃん、っていうかこの言い回しは西尾維新なんですけど、まあ要するにマリコさんが締めに言ってた台詞ってそういうことだよね。やっぱりマリコさんは戦闘力のないめだかちゃん。
マリコ「『見ることは愛情』……忘れないわ」
そこで土門さんを見るマリコさん、っていうか普段からよく見ているマリコさん。いやまあ、マリコさんは色んなことやものや人をよく見ているけど。
でもそうだね、「見ることは愛情」。興味のないものは、人の目には映らない。人が何かを認識できるのは、それに対しての情あってこそなのかもしれませんよね。



話には全然関係ないけど、今回めっちゃ寒そうだったな! そりゃマリコさんももこもこに着込むわって思う。後ろでちらちら雪舞いすぎ。真冬の京都は寒い。寒さすら修羅の都。いやこれはさすがに実在の京都への風評被害だ。申し訳ない。

実は今回、リアタイで見てたときは「面白いけど、なんか足らんな……」とか思ってたんだけど、感想を書くために改めて見返すと、ここまで徹底して「自分を見る」がテーマだったんだなぁってことに気づいたらものすごく好きな話になっていた。
割とファースト・インプレッションで感想が決まりがちな自分にとっては、これも新鮮でしたw 奥深いなー。感想書くことでもっと好きになれた話ができた、っていうのはなんか、自分にとっても発見だしありがたい。
言いたいことはだいたい上の方で書き尽くしたので。何回でも繰り返すが、今回は「見る=向かい合う=戦う」お話。ってことは、真実を「見よう」とするマリコさんは、闘い続ける女ってことになりますな。私のマリコさん像そのものですわ! ありがとう!
今回のマリコさんの相棒は桃井刑事で、土門さんたちはアシストはしてくれるが積極的に事件捜査しているわけではない、ってのも新鮮だった。桃井刑事のカウンセリングが本筋だったことも含め、言うなればゲスト全振り話なんだけど、こんな情緒的な話になるなんて好きぃ! やっぱり岩下さん回好きぃ!
これ以上続けると、さすがに「お前、どんだけ岩下脚本回贔屓やねん」とツッコまれそうだな。いや既にツッコまれてるか。でも好きなもんはしゃーない。

次回!

ふぐマリコ。
情溢れるしみじみした話の締めのあとにこれ。馬鹿野郎wwww
でもふぐ顔マリコさんが犯罪的にかわいい。マリコさんのかわいさギルティ! ギルティです!
次回の凶器はまさかの「生き物」!? しかも海洋生物が鍵、らしい。今までは犬とか猫とかだったもんな。新しい視点。
それはともかく、マリコさんが「では、開いてみましょうね」って言った!
風丘先生をこき使うだけでは飽き足らず、決め台詞まで奪った! マリコさん酷い! 酷い! でもそうか、魚なら人間じゃないし、マリコさんも解剖できるのか……みたいな発見w
いったいどうなる?

次回以降も楽しみ! にしておりますよ!
……でも実は、もうすぐ来る200回記念SPはちょっと怖いw だってあらすじがさぁ……

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