【科捜研の女 season17】第3話 感想

科捜研の女
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File.3 折り鶴が見た殺人

ゲスト:吉行和子、草村礼子、広岡由里子、山田明郷

脚本:岩下悠子
監督:田崎竜太

東映公式に日野所長演じる斉藤さん、呂太くんさん演じる渡部さんのサプライズバースデーパーティーの様子が! ぜひチェック!
この2人は誕生日が近いんだな。誕生日が近いコンビ、いいね!(亜美ちゃんと蒲原青年含む)

沢口靖子 ドラマ「科捜研の女」ヒロイン、榊マリコ役 時間あれば体づくり

11月2日の夕刊に、沢口さんのインタビューが。写真かっけぇ。

11月2日は『科捜研』コミック第2巻発売日!
Amazonでも買えるので、ぜひぜひみんな買おうね!
ってなわけで、簡単な感想。

『疑惑の解剖ドクター~白昼の殺人雨』
佐沢先生イケメン化。イケメンならコミュ障でも許される。
話は、一番原作ドラマに沿ってる感ある(うろ覚えに適当を言う)。
それだけに藤倉刑事部長との対立を描くの、難しかったんじゃないかなぁ……と思う。これ、S14までの対立知らん人が読んだらどう思うんじゃろ。気になる。

『仮面の男と顔のない男』
一箇所だけ亜美ちゃんが「榊さん!」って呼んでたり、ドラマからカットされてる場面もあるんだけど、漫画としては一番面白かったなと思います。トーンとか多用してて、画面が濃いから好きなのもあるw
しかし女性キャラ、っつーかマリコさんの目は若干怖いw ハイライトがない場面が多いからそう感じるのかな。
でも、面白かったです。あとみんながかなり似てる。矢萩先生はイケメン化してたけど。

『魔女の棲む館』
色々不要なシーンをカットしてたり、青似さんが○○○○○のは良改変だと思う。むしろ私、漫画のシナリオでドラマ化してほしかった(矛盾)。
その後の病院でのマリコさんの最後のコマが……作家さんの悪ふざけだとは思うが、シナリオへのツッコミっぽくて笑った。私がドラマのあそこ、好きじゃないんで。
画面が全体的に白くて少女漫画風。これはこれで好き。

今回はみんながイケメン&かわいい!
宇佐見さんがイケメンだとすげぇ安心するw
土門さんも、見た目どうこうっていうかキャラが乖離してるのはないと思う。お話も、どれも面白かったです。
今回は巻末にオマケはないけれど、その分コミカライズとして満足感があるのでよかったです。興味のある方、店頭で見かけた方はぜひぜひ購入してね!(ダイレクトステマ)

今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!

これは意地の悪い質問と選択肢だったなぁ、ごめんマーちゃん。と、そんな気持ち。スタンプの数が多いんだから、そりゃ票も多く集まるよな。ごめんね。
マリコさんと僅差の佐伯本部長。しかし、『科捜研』Pチームの中では人気らしい。使い所はどこだろうな……
意外に伸びたダッシュ土門さん。沢口さんのオススメスタンプなのにw くすっと笑っちゃってるぐらいなのにw まあ、笑っちゃう気持ちもわかる。
ということで、この4つの中で1番マシ(使いやすいとは言ってない)なのは藤倉刑事部長のツンデレ、ということでツンデレ大勝利。「勘違いするな」と藤倉刑事部長は仰ってますが、この結果は勘違いではなく事実です。よかったね。

というわけで、また前置きが長くなったけど今回!
『科捜研』関連の連絡事項が多いからこうなるw ドラマ始まった2~3話ぐらいの間は、アンケート投票やめてもいいのかなぁ。


◆冒頭静岡でおねショタ。違います。
でも小学生男子と中学生女子の組み合わせ、ってなんかロマンだよな……こう、歳の離れ方がぐっとくるよね……
話にはなんら関係ない。

◆場面変わって京都。安定の事件現場からスタート。
土門さんが臨場してるぅー! 久しぶりぃー! やっと他のお仕事が終わったんですね……
SPから続く土門さん飢餓状態に、ようやく恵みがきた感じだw 土門さん、おかえり!
お話的にも、土門さんがいるだけでなんか画面が引き締まる感じがあるんだよな。あと、マリコさんの単独行動が若干減る。今回は結構してたけどw

◆被害者の節子さんの家に防犯カメラを見つけたときの亜美ちゃんは、一瞬だったけどあざとイエロー

◆呂太「ネットで素敵なもの、拾っちゃった!」
呂太くんさんが発見したのは女子中学生のブログ。わざわざブログなのはこのドラマの主な視聴者層(M3、F3)に合わせてのことなので、たぶん本来ならツイッターかインスタなんだろうな。
っていうかこれを発見したのが呂太くんさんなのが驚き。亜美ちゃんじゃないのか。凶器の割り出しをしながらネットで有用な証拠も見つけてくるとか、キミなんなの……SNSを扱いこなす女子力高い系男子なの?
今のところ、岩下脚本回だとそんな感じよな。ふわふわ系男子。風船だけに。

◆呂太くんさんの見つけたネット画像と現場から採取されたタルクをさっと結び付けられるマリコさんと宇佐見さん。
宇佐見さんの言わずもがなわかってる感、強キャラ感ある。やっぱり、この科捜研内でマリコさんと渡り合えるのは宇佐見さんなのか……

◆ってなわけで、「風船の飛行経路のシミュレーションすっから」(要約)をきちんと藤倉刑事部長に報告しているマリコさん。それに対してため息混じりに「好きにしろ」とまで言う藤倉刑事部長。変われば変わるもんですな。もう諦めの境地入ってるw 「実験じゃなくてシミュレーションだったらいいや」って感じなのかな。
藤倉『技術は人を救うためにある』。それが結城節子のポリシーだったそうだ。誰かに似てるな
この「誰か」は言うまでもないわけですが、この時の藤倉刑事部長の顔よ。
デレまくりか! 元々、藤倉刑事部長はマリコさんの真っ直ぐさそのものは買ってると思ってたけど、こんな素直にデレるとは思ってなかった。
メインライター2人以外の脚本でも出るようになって、藤倉刑事部長の色々な面が見られて嬉しい。『耳撃者』はノーカン。
今回は割と、前任の佐久間刑事部長っぽいなーと思って見ていた。佐久間刑事部長がツンデレになったらきっとあんな感じ。

◆風船の飛行経路のシミュレーションなら宇佐見さんが適任では……
と思ったんだけど、その後宇佐見さんは大活躍するので、風船係(なにそれ)は呂太くんさんでよかったと思う。
マリコ「(折り鶴の)現物を調べてみたいわ」
日野 「現物?」
マリコ(じっと呂太くんさんを見つめる)
呂太 「……何? その目力攻撃……」
亜美 「(マリコさんの背後に回って)呂太くんお願い。浜松まで風船取りに行ってきて」
呂太 「そういう意味なの?」
マリコ(笑顔で頷く)
科捜研の女王キタコレ。亜美ちゃんのノリがよすぎて笑う。せめて自分で喋りなさいよw アテレコさせんなw
まだこの京都府警科捜研に入って日が浅い呂太くんさんのための通訳……と思えば、これはあみろたですよ。おねショタ!(違います)

◆まあ、まだまだ呂太くんさんへの無茶振り度は少ない。目力攻撃がインパクトあっただけで、やってることはただのお使い。
呂太 「はい、風船。はい、折り紙。はい、ウナギ・ド・ショコラ」
マリコ「ありがとう! はい、宇佐見さん(風船を渡す)。はい、所長(ウナギ・ド・ショコラを渡す)。じゃ、行ってきます」
ここのテンポの良さは異常。いつものこととはいえ、黙って仕切られてていいんですか日野所長!w
ウナギ・ド・ショコラ食べたい。今期はまだ風丘先生からの(人間用)差し入れがないんだよな。そろそろみんな、自分たちが風丘先生にたかっているという事実に気づいたんだろうか。

◆「科捜研」というだけで一般人でも警察関連の仕事だとわかるのは、割とマジでこのドラマの功績説ある。実際の京都府警にも表彰されてるぐらいだし、この世界にも『科捜研の男』というドラマはあるし、それも長寿ドラマなのかもしれんよね。
岩下脚本回は「榊」がピックアップされることが多い説。S10の植物学者さんの回でもそうだし、S16のマリー姫回では「榊」という名字が(結果的に)牧先生の秘密を解き明かしたり。
そして今回は、これ。
美代子「榊で染めた和紙よ。枝ぶりが生真面目で色気のない木だけど、こんなに女らしい色を隠し持ってる
まさしくマリコさんの木だな。素敵な薄紫。岩下脚本はきっと「榊」という名字が好きなんだと思ってる。私も好き。マリコさんにぴったりだなーと思う。

◆美代子「私……科学者って嫌いなの!」
おお、マリコさんの同性たらしが通じない!
って思ってたら、結末は切なかった……

◆呂太くんさんのお土産でティータイム科捜研。愚痴るパシリ2人こと風丘先生&呂太くんさん。
風丘「あの人たまにさ、目から変なビーム出すよね
呂太「あ、わかる! こう……ビーム!」
風丘「ビーム!」
呂太「ビーム!」
仲いいね、君らw そしてもはや人間扱いされてないマリコさん。日頃の行いやで。
そこにマリコさんが帰ってきて、さりげなく目元を隠す風丘先生ワロタ。ビームを警戒してるw
ところでここの風丘先生、いったい何しに科捜研に来たんだろうか。差し入れを持ってきた風でもなく、何か報告書の類を持ってきた様子もなく。その後、重大なヒントをくれるために必要だったのはわかるけど、なんのためにいたんだろう……ウナギ・ド・ショコラに惹かれてやってきたのか?

◆マリコさんに頼まれたわけでもないのに、風船の飛行経路の逆算バージョンを用意してた呂太くんさん有能。
そしてその逆算バージョンからピースフェスタを導き出す風丘先生の推理力。いや、知識の問題かこれ。

◆またテレ朝ドラマ内でろくでもないことに関係してくるエルドビア。そしてルベルタ。安心と信頼(できないことでお馴染み)のこの2つの国。エルドビアは魔境。京都は修羅の都。どっちも嫌だな……

◆今回の藤倉刑事部長はアドバイスというより、結城テクノロジー関連でヒントをくれるところが、やっぱり前任の佐久間刑事部長っぽいなーと思う今回。

◆宇佐見さん大活躍。航空科研にいた過去が活かされる話。ウサペディア。
戦争の記憶が薄れつつある現代、こうやってどんな形でも描いていくことには意味があるのでは、と思ってる派です。語り部というだけではなく、フィクションであろうとも現実を描くことはできる。

◆マリコさんの目力攻撃、再び。今度の被害者はまさかの土門さん。予告芸のシーンである。
土門「なんで俺が被害者の役なんだ」
蒲原「成り行き……ですかね……」
後ろで蒲原青年が笑いをこらえてるのが酷い。そうだね、いつも実験台は君だったもんね……
でも蒲原青年ナイスアシスト。話の展開的にも、視聴者的にも。
土門さんが実験と称してべたべたマリコさんに触れている。全国の沢口靖子ファン嫉妬案件。実際、あんな美人に触れられるなら、私は首を絞められても構わない……いや、なんでもない。
ちなみに、蒲原青年が今回の実験台にならなかったのは、「マリコさんが蒲原青年の首を絞める」図はシャレにならないからだと思ってるw 土門さんは列車に轢かれても死なないが、蒲原青年はマリコさんにも殺されそうだからな……(ビルの屋上から突き落とされかけた過去持ち)。

◆指紋の付き方、圧力でわかる色々。
凶器のコードに付いた指紋は、犯行時の指紋ではないこと。
折り鶴の尾っぽから力をもらったこと。
今回はかなり情緒的な話なんだけど、ちゃんと『科捜研』もやってるのがすごい。科学知識をきちんと情緒面のドラマに活かしているのがすごい。

◆今回は土門さんがいて本当によかった回。事件解決の場にいなかったら、きっとマリコさんがひとりで色々喋る羽目になってた。
マリコ「信頼していたのね。この国の若者を」
土門 「ああ。若者を信じるのは、未来を信じるってことだ」
屋上から見える遠い空に飛ぶ、赤い風船ひとつ。きっとあれも、未来を信じた人が飛ばした希望の一羽なんでしょうね。

ドラマ内で交錯する作劇の現在と現実の過去。風船爆弾の話は史実なのだな。
折り鶴→和紙→風船爆弾と話を繋げて、風船と折り鶴という一見ファンタジックな始まりから厳しい現実のお話へ。確かに壮大なスケールの話だ……
ツイッターで、「冒頭で風船を拾っていた子が男の子3人、女の子2人なのは、風船爆弾の被害を受けた子たちと同じ内訳」というのを見てハッとした。現在と過去を交錯させる演出はこんなところにも。
今回はミステリ的にも面白かった。「何故折り鶴つきの風船は飛ばされたのか?」「いつ、誰に飛ばされたのか?」「誰が結城節子さんを殺害したのか?」「どうして殺害したのか?」などなど、謎をこれでもかと詰め込んで、それらを「風船と和紙の折り鶴」で集約させたところは本当にすごいと思う。

折り鶴の尾っぽの話は、『京都地検』でもあったなぁと思い出す。
それだけではなく、今回は、今までの岩下脚本(木ミスに限らず)を色々思い出す回だった。私が思い描く、ザ・岩下脚本回だった。
こういう味わいの木ミス、最近減ったなぁと思う。今となっては、まさに岩下さんぐらいしか書かないのではなかろか。なんかこう、じんわり染みるというか、切ないというか、心にきゅうっと迫るような、訴えかけるような話が減ったなぁと思う。
そんな中でも『科捜研』でこういう話を描いてくれる岩下脚本回が、私は好きだ。すごい依怙贔屓全開で言いますけど、大好きだ。

次回!

しみじみ終わった話をぶっ飛ばす、指揮するマリコさんと「殺人音楽会」というワード。馬鹿野郎w
指揮棒をめちゃくちゃに振り回すマリコさんの後ろでお茶出しする宇佐見さんがツボ。
絵のセンスがないことは周知の事実であるマリコさんですが、音楽方面のセンスも……なさそうだな……w
いったいどんな事件なのか、次回予告じゃ殆どわからんぞ! どういうことだ苗木!

ってなわけで、次回以降も期待! しておりますよ!

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