映画。ゴリゴリのネタバレあり。
『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』。
全力スポ根ラブコメミステリーアクション。要するに燃えるラブコメ『ちはやふる』(血まみれ爆発物理付)。
大阪・京都組に初耳の設定がゴリゴリあったんですけど!? 割とこれ、「原作でやった方がいいのでは」という気が。
特に紅葉さんが平次くんに惚れたきっかけとかは、原作でやった方がよかったんじゃ……確か紅葉さんや執事の人は、原作にも出てるよな。今回の映画で和葉ちゃんと紅葉さんの対決に決着つかなかったってことは原作でもまた紅葉さん出てくるんだろうし、その時はどうするんだ。っていうか、そもそも劇場版と原作ってパラレルワールドとか聞いたことあるんだけど……
まさかの平次くんの母・静華さんがお師匠になった和葉ちゃんは、ひとりだけ世界がスポ根ラブコメ『ちはやふる』。終盤の対決はマジで「これ『コナン』だよね……?」ってアレ。相変わらずジャンルレスすぎる劇場版『コナン』くん。
静華さんのスパルタ特訓を受けて無事決勝まで進んだはいいものの、案の定事件に巻き込まれてしまう和葉ちゃん。
足場が燃えてる決勝会場で、何も知らずにかるたやってんのがシュールだった。その後、平次くんのバイクが勢い良く突っ込んでボロボロになった会場で謎解きやってんのもシュール。そしてラストに案の定会場が崩れだしたので、もう笑っていいのかなんなのかわからんかった。そりゃそうだろ。
「離すなよ、離したら殺すぞ!」、「言わなアカンことがあんねん!」など、原作コマ放出含めて、今までを連想させ積み重ねた上でのラブコメ満載。あと、『天国』みたいな爆発を利用した脱出劇もあったな。
が、ここまでラブコメを入れても静野アクションは健在。
序盤でもバンバン入れてた分、終盤のアクションに飽きるほどのしつこさはなかったが、それでもなんか見づらくてひとり「?」ってなってた。
「もっと早く!」「届け!」の叫びはもうお約束なのだろうか。
たぶんこれは、もう単純に私個人が静野監督のアクションが苦手なのだと思う。こだま監督・山本監督時代には「アクションが見づらい」と感じたことがないので、本当に私が静野監督のアクションがただ苦手なんだと。
ゲスト声優2人のキャラは、まあ……
ひとりは(話の都合上仕方ないけど)爆破予告で避難誘導がかかる中、かるたのために危険な場所に戻って他人を危険に巻き込んでしまったような子。そしてかるたが上手い設定なのに、師匠役や練習役は他の人たちに取られてしまい、練習にも全く顔を出すこともなく、ほぼ蚊帳の外。
もうひとりは、単純に演技下手だわ、爆発に巻き込まれて殺されかけて実質的に退場するわ……
割と散々な扱いだったな、という気はする。
やっぱり単純に、俳優(女優)さんと声優さんは声の出し方が全く違うな。こればかりは仕方ない。でも今年の吉岡さんは上手かったと思う。個人的には、現時点では柴咲コウ・天海祐希・吉岡里帆さんでスリートップ。
今回の『コナン』くんで一番驚いたのは、主題歌の作曲編曲が徳永暁人さんだったこと。大野愛果さんじゃなかったのか……!
私の中で徳永さん提供曲のイメージはかなり昔で止まっているが、そういえばその頃だって『明日へ架ける橋』とかも提供してたものなぁ……そうか……
そして今回の劇場版最大のトピックは、想像とはいえ京極さんが劇場版解禁(声付き)になったことだと思う。これはいつか、ご本人出演フラグあるで。これは結構真面目に、劇場版で京極さんと園子ちゃんの話は見てみたい。
来年はゼロことバーボンさんの映画らしいということで、また櫻井脚本登板かと囁かれているが、正直に言うなら私は静野監督じゃなきゃなんでもいいです……相性が最悪だと思うし、私が静野監督作の目玉であるアクションが本当に苦手みたいなので。
『コナン』では賛否両論ある櫻井脚本『コナン』に足らないのは、個人的にはラブコメとか作品の理解とかより、ベタでキザな台詞を真顔で言わせる少年漫画脳ではないか、と思った今作。
コナンくんっていうか新一くんも平次くんも、そりゃ頭はキレるし、人間やめてるアクションも平気でやるけど、なんだかんだで高校生だよなぁみたいな、そういうカッコつけた台詞を真顔で言わせる開き直りが足らない、みたいな。
「それもまた作品の理解だろう」と言われたらそれまでだけど。
ひとつだけはっきりした不満を言うなら、大阪府警さんたちがキレ者に見えなかったことかな。平次くんの父ちゃんから迸る謎の強キャラ感がなくて、しばらく「あれこれ誰だ?」って感じだった。なんかモブキャラ並の存在感でビビった。
まあ、今回のメインは血みどろアクションラブコメ『ちはやふる』だったので。和葉ちゃんだけ別世界の話の主人公を疑似体験してた感はある。
スタッフクレジットの古内さんのお名前に、スタッフの皆様からの愛を感じました。ありがとうございました。
『クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』。
シリリ萌え映画。今年も毒親がラスボスだった。野原一家と関わることで、そんな毒親から開放されていくシリリがかわいい。
25周年記念ってことで様々なところに過去劇場版キャラが出てたらしいが(私はあまり見つけられなかった)、話や演出にも、端々から様々な形の過去作オマージュを感じた。個人的に話から色濃く感じたのは、『黄金のスパイ大作戦』とかかなぁ。あと、ロードムービーってことでやっぱり『暗黒タマタマ』とか。
九州が中盤から終盤の舞台ってことで、みさえの両親登場にちょこっと期待した。けどなかったね。
で、中盤以降の九州あたりのシリリの扱いがホント可哀想だったんで、終盤の「全て父ちゃんのシナリオでした!」は割と安心した派。そしてそれ自体も、毒親父ちゃんのゲスさ増しましで嫌いじゃないです。
子どもたちに受けてたのは天丼ネタとシモネタとお約束。宇宙人オタクの八尾さん、強烈だけどやはり悪い人じゃなかった。
八尾さんとの追いかけっこでの天丼ネタはみんな笑ってて、それ筆頭に笑いがたくさん起こってて「ああ、楽しかったなぁ」って映画だった。面白かった。
でもいい加減、主題歌変わらんのか……いやいや、好きなんだけどもうさすがに何年目だよぱみゅぱみゅさん。確かに主題歌がぱみゅぱみゅさんになってから、劇場版の調子が上り調子だなぁって思うけど。
エンドロールに描かれた、シリリの春日部での生活について詳しく! Amazonプライム限定のスピンオフで構わないから、そこを詳しく!
野原家+かすかべ防衛隊の皆と一緒に、めっちゃ楽しそうな日常を過ごしてて萌えた……かわいかった……
そんなエンドロール後、母親がシリリを迎えに来てたけど、これはハッピーエンドに見えて割と闇深案件ではないかという気がする。
そこは(一応)ラスボスの毒親父ちゃんじゃねーのか……だって母ちゃんは作中はそこでしか出番ないし……
そこまでの本編とエンドロールが楽しくて面白かっただけに、シリリの父ちゃんの毒親っぷり問題が解決してなくね? はちょっとな……母ちゃん出てきた(離婚した?)のと、野原家のローン増しましのギャグで誤魔化されてしまった感。
別に父親と完全に和解しろとは言わないし、父親の命に背いて行動し、その後もずっと春日部で過ごしていたことそのものがシリリにとっての成長・オチなんだよ、ってのはわかるんだけど。
でもあそこで、いきなりオチとして母ちゃんをぶっこまれてもな……反応に困る。
今年の劇場版『クレしん』がシリリ萌えの映画であることは間違いないが、それ以上にみさえがかわいかったことはメモしておきたい。
というか、真・バブバブ化して記憶なくして本当に幼児化したみさえと、正気のままのひろしの組み合わせがかわいかった。萌えた。自分でも驚き。本当の兄妹みたいだった。
みさえ関連で萌えたのは、中盤でキャンピングカーから降りる時に、ひろしがみさえを抱えて降ろしてあげてるところと、終盤の強力バブバブ光線で真・バブバブ化して記憶を失って泣いてるみさえをあやすひろしと、大人に戻ったときに服がヤバいことになってるみさえ。それでも一応、パンツだけは残ってたのは、やっぱり子ども向け映画規制なのか。
シリリのバブバブ光線は人間を25歳若返らせるらしいので、ひろし10歳、みさえ4歳ってことか。
自分の中の新たな萌えを発見した気分だ……兄妹(違うけど)萌えるわ……
『ワイルド・スピード ICE BREAK』。吹替版。
前作、前々作は見た記憶があるんだけど、相変わらず話をよく覚えてない。『ゴッドアイ』等は聞き覚えあるし、皆さんに見覚えもあるのに、話を全然覚えてない……申し訳ない気持ちだ……
ドムは覚えてる。で、そのドムが主人公(のはず)なのに洗脳NTRヒロインみたいだ……と思っていたら、最後にはヒーローに復帰していた。復帰劇がプロすぎて笑ったw
強面のオッサン×赤ん坊の破壊力すげぇ。劇場で一番ウケてたのはドム息子との掛け合い。
サイファーさんはめっちゃ強キャラだと思ってたのに、中盤でドムが『ゴッドアイ』対策をした上で逆襲の下準備してたり、終盤不測の事態が起きだしたらあっという間にヘタレていって残念だ。
彼女、シリーズラスボスなのかなぁ。
今回は吹替版を見たんだけど、エンドロール後に「危険なカーアクションだから真似するなよ!」(要約)って今回からの新キャラであるリトル・ノーバディ(だと思う)が注意してて、「観客を人間扱いしてない……だと……」みたいな戦慄を覚えた。
誰がやるんだ、あんなカーアクション。少なくとも、日本人には無理だ。
今までこんな注意を聞いた覚えがないんだが、そういえば『ワイルド・スピード』で吹替版を見たのはこれが初めてかもしれない。吹替版だと毎年ある注意なんだろうか……
なんか気づいたら葉桜になってるし、GWも終わりそうだし、時間の進み方がおかしい。
っていうか、最近しょっちゅう曜日を勘違いしてるので、たぶん私の頭がおかしい。
ポケGOとかやってる場合じゃないかもしれない。なんか暑い日もあるし。
別に今現在が忙しいわけではないんですが、これからガラッと生活リズムが変わる予感があり、今後は2サスも殆ど(私の都合で見られないのも含めて)ないだろうし、昨日の『科捜研』のアレみたいな、なんか思いつきのしょーもない記事をまた投稿できたらいいなと思う。
それか、もうただドラマ感想だけやるか。
っていうか、最近は時間の進み方がおかしいのもあって、「なんとか感想記事にかける時間を短縮できやしないか」と悩んでいる。なんか、最近は以前に増して時間がかかってる気がする。たぶん話には直接関係ないことを、脱線しながらぐだぐだ長々語ってたりするからなんだろうけど。
もうちょっとこう、時間短縮できないかな。キーを叩く速さはこれ以上はどうにもならないので、内容を絞るとか。でも結局は、書きたいことを誰のためでもなくだらだらと書いてそうな気もする。悩むだけ無駄かもしれない。
どうすればいいかは当分悩んでみようと思うので、その週に更新されてなかったら「ちっ、しょーがねぇヤツだな!」って思っていただければ。忘れた頃に更新されてるかもしれません。よろしくお願いします。
一応、葉桜になる前に友達と桜を見に行ったりはしていて、その時に「この桜並木は学生の頃も一緒に歩いたけど、その時と違ってあっという間に桜並木を通り過ぎちゃったね」って話をしていて。
その原因を探った結果、「歩きながら話に夢中になるぐらい、私たちがオバチャン化してるからでは」という結論になりました。
学生の頃は学校という生活の大半を共有している間柄だったから、そんなに皆から出てくる話題に差異がなかったけども、今はもうそれぞれ違う世界にいるものだから、「最近、どう?」の一言、近況報告だけで話したいことがたくさんありすぎて、30分は話題が保つんだろうと。
それぞれ住む世界ができあがっていく、興味の対象も生活の基盤も交わらなくなっていく。それこそが大人になること。
だから歳を取ると、皆お喋りになってしまうのではないか、という話。
今頃それに気づくということは、ようやく私も大人への階段を登り始めているんでしょうか。そうだったらいいんだけどなぁ。