【警視庁捜査一課9係 season12】第3話 感想

警視庁捜査一課9係
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CASE.3 殺人ピアノ曲

ゲスト:藤真利子、夢咲ねね、梶原ひかり、黒川芽以

脚本:瀧川晃代
監督:長谷川康




今週のアンケートです。結果はこのようになりました。投票してくださった皆様、ありがとうございました! 係長・浅輪さん・早瀬川先生は、作れる選択肢の数の問題でなしで。ごめんなさい。

個人的には衝撃的な結果になりました。
小宮山主任のトップは納得としても、矢沢さんの得票数少なすぎない!? マジで!? 私、ここ最近の感想ではほぼ毎回と言っても過言じゃないぐらい矢沢さんのファッションに言及してる気がするんだけど!?
矢沢さんのシャツ・ネクタイって、いつからあんなカラフルになったんだろう。係長と早瀬川先生の映画デート回でピンクのシャツを着てたのは鮮明に覚えてるんだが、それ以前は……
もしかして、もうシリーズ最初ぐらいからシャツ・ネクタイが派手だから、みんな既に慣れてて気にしてない、とかなのか。
村瀬さんと青柳さんはもう殆どスーツじゃん! どっちもタイプ違うけどスーツじゃん! 確かにオシャレでカッコいいけどさぁ!
みたいな、そういうアンケート結果にケチをつけてしまってすみません。それだけ衝撃的だったんです。
青ちゃんは足元絶対領域とかソックスとかのネタもあるけど、村瀬さんは……本当に謎だ……いや、いいスーツなんだろうなぁとは思うんだけど……

私が視聴中にファッションについて気づく頻度は、

矢沢さん>小宮山さん>>>早瀬川先生>>>(越えられない壁)>>>>>係長・浅輪さん・村瀬さん・青柳さん

なんじゃなかろうかと思っている。
ちゃんと目についたドラマの衣装を感想に書くようになったのが、マジで去年の『捜査一課長』でほぼ毎回ヤマさんのネクタイをチェックしてからなので、私は衣装とか美術とか風景とか、そういうビジュアル方面の注意力・観察力・記憶力が本当に壊滅的なんだと思う。
この前のアテモヤ回でも、「小宮山主任のスカートが赤い」とか書いてるし、やっぱり矢沢さんのファッションにも言及してるので、もしかしたら私は色でしかファッションの識別ができないのかもしれない。

私にファッションに関する知識を求めるなって『科捜研』の日野所長が言ってた。
これから私は、少なくともファッション方面の知識の疎さとかはネタにしないことにする。人のこと言えないどころの話じゃないわコレ。

いや、これからは他の皆さんのファッションも注意して見ます。なんだか申し訳ない気分だ……


はい、今回!





◆死体発見の状況がエキセントリックなことが多い『9係』のエキセントリック歴に、新たな1ページが。
死体を前にピアノ演奏。これでもエキセントリックさが少なめに感じられるから『9係』恐ろしい。
っていうかまあ、厳密にはこれそもそも死体発見の状況ではないんだけどな。


『9係』でこういうアングルで警視庁映すのって珍しくない? そうでもない?
というわけで、神田川警視総監からの改めての「今期、係長いねーから」宣言。やめて、知ってますから……
ここでのやり取り、ネットニュースになるぐらいには視聴者が感じたことは同じ。つまり「係長がいなくても、今期をやり遂げてみせる」。9係の皆さんの宣言であると同時に、『9係』に関わる皆さんの宣言なんだなぁ。悲しいけれど、心強くて、でもやっぱり寂しい。
そういえば、係長以外が警視総監に会うのって初じゃなかったっけ?
神田川「何か、不都合なことはないかね?」
小宮山「大丈夫です。このみんなで、やっていこうと思います」
神田川「君たち……今、私が言ったこと、本当に理解しているのかね?」
浅輪 「はい。そのつもりです」
神田川「本当に大丈夫かね?」
青柳 「なんか問題あるんすか?」
矢沢 「ちょ、青柳さん」
神田川「……わかった。もしこれから何かあったら、いつでも言ってきてくれ」
村瀬 「ありがたきお言葉。この村瀬健吾、全身全霊で頑張る所存でございます!」
初見時は「また村瀬さんが……」と思ったが、2回目に見たら、この村瀬さんに救われたなぁと思う。村瀬さんが出張らずにこのシーンが終わってたら、たぶん私はこのやり取りを引きずったままで、この後が全く楽しめなかったと思う。
自分でもしつこいぐらいに言うが私は村瀬さんのネタ化は嫌いだ。でも、今回のこの冒頭の村瀬さんには本当に救われたと思います。ありがとうございます。


◆警視総監の部屋から出た途端に、いつも通りの『9係』。ここに係長はいなくても、ちゃんとみんなの中に係長はいる。
が、やはり『9係』の9係の皆さんなんだよということで、個性の再確認。脚本変更は3話からということで、ここからリスタート感。
早速熱意が空回りだす村瀬さん、悪態ついて相変わらずお腹が弱い青柳さん、青柳さんの悪態に笑いつつもツッコむ矢沢さん、臨場要請の電話を受けつつもズッコけちゃう小宮山さん。そしてそんな個性的な連中のやり取りをなだめつつも、「……ダメだこりゃ」と呆れて、びしっと気合い入れてひとり先に臨場する浅輪さん。
ここに係長がいないのが不思議なぐらいの『9係』ぶり。いかんもう、この冒頭2分程度で涙が……


◆小宮山さんは割とファッショナブルな刑事さんなのですが、最近特にそうだなぁと思う。パンプス履いてたのは昔からそうだと思うが、ずっこけたことなんかなかったと思うw そんな歩きづらそうなタイプにも見えないけど、おろしたてかなんかだったんだろか。


◆ブルーチーズとブランデーに注目してる浅輪さんが、ひとりで勝手に現場調べ回ってCDに注目してる浅輪さんが……っていうかもう、前回辺りから……係長と違って、ひとりでうろちょろしてても誰も注意しないのが悲しい。寂しい。
青ちゃん、現場なのに足元不注意すぎるだろw 鑑識さんもっとしっかり! 猪狩さんじゃなくても怒っていいんですよ。


◆響子さんが盲目であることを、台詞じゃなくて点字と役者さんたちの演技だけできちんと視聴者に理解させてくれるようにしているのがすごいなと思った。
いやなんか、これが当たり前なのかもしれないけど、たまにわーっとなんでも台詞で説明されることもあるので。こういう刑事・サスペンスドラマに限らず、なんでも。


◆相変わらず矢沢さんのメモり方は適当。矢沢さんの字って確か結構汚いんだっけ?


◆青ちゃんと矢沢さん、青柳さんと村瀬さんによるそれぞれの、何の違和感もないぐらい自然なハモリ芸。もはや芸術の域。これがシーズン12の重みですよ。
青柳・矢沢「お休み中に何か気づいたことはありませんか?」
青柳・村瀬「それ、何時頃ですか?」
そんなわちゃわちゃしがちな現場を「うるさい!」で黙らせてまとめる小宮山主任素敵。あなたのそういうところが好きだ。


◆早瀬川先生は、次回大変な目に遭う予定なので今回は出番が少なめ。黛教授に至っては、出番すらなし。
でも今回は、「係長がいなくても9係メンバーは頑張りますから!」という決意宣言回なので、『9係』のレギュラーではあっても9係の捜査員ではない両者の出番が少ない、或いは無いのは、自然なことだったのかもしれない。事件はともかく、その決意表明の点ではシンプル。


◆9係部屋での矢沢さんのシャツは目が覚めるようなブルー。ネクタイは赤と青の斜めストライプ。
また私は矢沢さんのファッションについて書いてる……マジで私、色でしかファッションを認識できないんだろうか……
防犯カメラ映像のチェックという面倒な作業を、何かと理由をこじつけてサボる、サボろうとする青ちゃん。村瀬さんに咎められて矢沢さんに責任押し付けてなすりつける青ちゃん酷いw それでも文句言わずに防犯カメラ映像を見てその場をなだめてくれる矢沢さん、偉い。


◆人が音楽を聴いてるところで勝手に音量を上げていく青ちゃんは鬼畜。それは耳が壊れるからやめれ青ちゃん!
これ、係長が聴いてたなら絶対やらないだろうなーってところが、青ちゃんと浅輪さんの関係性っぽくてかわいい。青ちゃんの、割とズケズケ言いつつも本人に対しては青ちゃんなりに「気ぃ使う~」な態度が面白くて、でも青ちゃんなりの敬意も見えて。好きだったなぁ。


◆過去、とある回で係長が不在だったときに「ひとりで聞き込みできる?」「……頑張る!」なんて笑えるやり取りがあったけど(そのシーンの演出は話の不穏さを煽ってたんだけど)、まさかそれが本当になっちまうとは思いもよらなかったよな。
ひとりであろうともきちんと聞き込み出来てるよ、浅輪さん。大丈夫だ。


◆真子さんの勤め先の店長さんへの聞き込みのシーン、あの緩さめっちゃ好きw
店長さんは本当に何も関係ないからああいう態度になるのもわかるんだけど、それにしても適当すぎる態度が好き。そこに聞き込んでるのが青柳・矢沢コンビだから更に緩くなってて好き。いや、このコンビだから緩くなってるのかw


◆響子さんの演奏の映像に対する青ちゃんのコメントが適当なのがすっごい好きなんだけど、それはたぶん青ちゃんにとっては「音楽」っていうのはイコール妙子さんの歌だからだろうと思うw 妙子さん以外の音楽は、きっと青ちゃんには興味の対象外なんだろうなぁ。


「ここはラブホよ! やることは決まってるでしょ」という、盲目である響子さんにもウブな視聴者にも優しい状況説明。いや、話としてはとても下衆で残酷な話なんですけど。
なんだかんだ言っても、でもやっぱりやることはやったんでしょう?(ゲス顔)
バーから出てきたところをラブホと誤認させたとかじゃなく、マジでラブホから出てきたってのが……同情していいのかどうか。いやまあ、桐野さんの視点からすれば「3ヶ月も連絡我慢したと思ったら番号変えられてるし!」の傷心状態だから、ハニトラに引っかかるのもまあわかる……のかな。


◆テレ朝刑事ドラマ内で流行るビデオ通話。
浅輪さんが簡単とはいえど、9係部屋で料理(夜食)作ってる……そんなところまで継承しなくたって、君は元から立派に9係の一員だよ……
と思いもするが、もともと浅輪さんは簡単な料理ぐらいならできるみたいだし(朝食作ってるシーンもあった)、何より夜食作ってた動機が「パリにいる倫子ちゃんとビデオ通話しながら一緒にご飯食べたかった」だったっぽいのが浅輪さんらしくて、可愛らしいなぁって。きちんと無理のない範囲で理由をつけてるのがすごい。
そこで浅輪さんは事件のヒントを得るわけですが、もしここに係長がいたら……と、意味のないタラレバを妄想してしまう。果たして、倫子ちゃんとのビデオ通話自体があったのかどうか。あったとしたら、係長はビデオ通話に混ざったのかどうか。どうなんだろうな……


◆2回目のCM明けからの矢沢さんのシャツが……これ何色というべきなんだ。カーキ色、いや緑がかった灰色に見えるんですが、なんて言うべきなんだろうなこれ……
で、ここでの小宮山さんの服装がオシャレ。ドット柄のワンピース、だよなこれ? ダメだもう、自分のファッション知識に自信がない……
村瀬さんの疑問や台詞は「ちょっと待って」で止められてしまう。そして村瀬さんの台詞を勝手に奪ってしまう青柳さん。なんだかんだで青ちゃん、村瀬さんのこと大好きだよな。


◆今回は事件の方も被害者が自身のコピーを作ることにまつわる話だったが、響子さんを取り調べる際の浅輪さんの腕組みした立ち姿、仕草、言葉の選び方はまさしく係長の……
いや、もちろんそのままではないんだけど、でもコピーというか、憑依というか……
見ていて私の心が一番苦しかったのは、もしかしたらこの辺りかもしれない。はっきりとした言葉にしなくても、仕草にまで係長が出ちゃうんだなぁ、みたいなところが。事件の話とシンクロするような「コピー」を感じさせるところに、こっちが勝手に心苦しかった。


◆血は繋がっていないけど、今回の被害者の良美さんはまさしく毒親。(血は繋がってないけど)子をじわじわと蝕んで様々なものを壊していく猛毒。もうやってることがほぼ全て下衆で引く。ドラマの殺され役にドン引き。
『9係』ではお馴染みの、「そりゃ殺されるわ」系クズ被害者。いや確かに、いくら知名度もこれからの可能性もまだまだあるピアニストとはいえ、盲目の人の面倒を全面的に見るなんてことはなかなかできることじゃないが、それも夫の遺産による金によるバックアップだしなぁ……


◆浅輪「係長だったら、そういう細かいことにこだわることによって、その、事件解決に……」
今まで係長不在でありつつ、はっきりと係長を意識して事件捜査していることを口にはしなかった皆さんが、というか浅輪さんが、今回はっきりと口にした。
これにはなんと言っていいのかわからない。冒頭の台詞、及びそこでの穏やかな表情を見ると、もうなんと言っていいのかわからない。
わからないが、とにかく今期の浅輪さんには頑張ってほしい。


◆(おそらく)高級なブルーチーズが購入できる、24時間営業で年中無休のスーパーって、都内にはそんな恐ろしいところがあるのか……怖いな……
いや、それはどうでもいい。
徹底して人の気持ちを踏みにじってきた被害者なので、割と今回の被害者の激昂は理解できる。最後まで人の気持ちを踏みにじったから殺された。インガオホーである。
相手に媚びる=自分の色を失くす=コピーになる。自分の色を失くすことは、時に人の命まで奪う。そんな話。今回はたまたま子音さんが先に殺してしまいましたけど、あのままだったら本当に響子さん、或いは真子さんが殺人を犯す日も近かっただろうなと思わせる今回の被害者の下衆っぷりよ。


◆そんな「誰かのコピーをやめて自分を取り戻す」話のラストに流れる、「それぞれの個性=COLOR」を歌う主題歌。
こういうと非情に下衆いんだけど、響子さんは既にピアニストとして知名度も実力もあるので、きっと真子さんでなくとも、もちろん良美さんじゃなくとも、きちんとバックアップしてくれる人に恵まれると信じたい。


◆青柳さんの村瀬さん台詞強奪にきちんとオチつけてんのワロタ。青ちゃんwww
事件解決してコーヒー、だけじゃなくて打ち上げ。打ち上げしてたことって今まであったっけ?
「一件落着」はどうやらお店の名前なのかな。餃子のお店? チーズが鍵になった事件解決後に「チーズ系がいい!」って、小宮山さんもなかなかアレなセンスをお持ちだなw
で、「チーズ入り餃子でしょ?」「チーズ入ってない餃子もありますよ」「本末転倒じゃない……」ってわちゃくちゃ言いながら出ていく9係、そして出ていったメンバーの中に係長はいなくて、部屋の中にも誰も……
でも、もしかしたら実は、ここには映ってない廊下の先で、通りがかった先で、9係メンバーを遠くから見ていて微笑んでるかもしれないよね。そう思うような、不思議な温かみのあるラストシーンでした。



3話目で言うことでもないんですけど、自分がやっと気づいたのでメモ。
ご存じの方も多いと思いますが、デジタル放送の字幕は、作中のキャストのポジション・重要度によって字幕の色が違います。特にドラマの場合は。
使われる色は最大で4色あって、主演が黄色、二番手が水色。三番手がある場合はも使用され、そしてその他のキャストは白。
現在の『9係』を字幕つけて見ると、浅輪さんの字幕の色は水色で、これは例年通り。
で、実は今現在って、黄色の字幕の人はいないんだよな。その他のキャストは例年通りの白。
主演不在だけど、主演が誰かに代わったわけではない。今は、ここにいないだけ。
その扱いは字幕にも現れている、って話です。


今回の話は「誰かのコピーじゃない、自分の色を作る」話で、それは悪くない話だなぁ、姉妹愛よかったねって思ったんだけど、何よりこの話には係長の色が濃かったなぁと、そこがなんとも言えない寂しさを引き出しているのがな。
もしも今までの『9係』を全く知らない視聴者が今期を見たら、或いは自分が今までの『9係』の記憶を一切合切失って今期を見たら、特にこんなことは思わなかったんじゃないかと思う。掛け合いが楽しい刑事ドラマだなって、素直に楽しめたんだろうと。
でも、その個性豊かで一見バラバラな色の掛け合いをまとめていたのはまさしく係長なのだというのを、今期が全何話になるかはわからないけど、毎週1話ずつ噛み締めていくことになるんだな、というのを改めて実感した回だった。
今期が、どういう風に話を落とすことになるのかはともかく。
初回前は「あまり『ここに係長がいたら』を考えないで見た方がいいのかな」とか考えたりもしたんだけど、やっぱり無理だな。それでぐだぐだと文句をいうことはしたくないけど、寂しさぐらいは感じさせてほしい。


次回!

登場8年経ってようやく個人回が来たと思ったら死にかける早瀬川先生。
東映刑事ドラマ系統のヒロイン勢は、だいたい1度は死にかける運命にある。小宮山主任もそうだったな。
今回出番のなかった黛教授にスポットが当たるのが楽しみなのもあるが、個人的には小宮山主任の反応にも注目したい。あの早瀬川先生が小宮山主任のことを「友達」って認識してるっぽいし、ちゃんと前回も仲良かったから。

ってなわけで、次回以降も期待しておりますよ!

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