『科捜研の女』劇場版 感想(または、「私が『科捜研の女』劇場版を推したい理由」)

科捜研の女
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あらすじ


 榊マリコ(沢口靖子)をはじめとする“科捜研”のスペシャリストたち、捜査一課の土門刑事(内藤剛志)、解剖医の風丘教授(若村麻由美)らがスクリーンを舞台に挑むのは<世界同時多発不審死事件>。京都を皮切りに世界中に拡がる死の連鎖。シリーズ史上最難関の事件、現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る<史上最強の敵>。
スクリーンに散りばめられた謎を解かなければ、死の連鎖は止められない。究極の決断を迫られた榊マリコが最後にとった行動とは――いま、衝撃の“最終実験”が、はじまる。

科捜研の女 -劇場版-





ネタバレはない(はず)の感想


 初日の朝イチで観てきました。

 面白かった!!!!!!!

 まずこれ。
 8月5日に先行で劇場版のノベライズが発売されましたが、それを読了済でも安心してください。面白いです。
 観ていて何回か、涙が滲んでしまった……
 初日は2回観たんですが、2回目はコロナ禍なのに人が多かった!
 そして、エンドロール終わるまで、誰も席を立たなかった!
 『科捜研』すげー!」を間近で感じましたよ。


 正直、これだけの情報でもう何度でも劇場に足を運んでほしいくらいなのですが、それもどうかと思うので、文章下手くその私が精一杯無い知恵を絞って『科捜研』劇場版を推したい。
 公式がTwitterで「#科捜研を推したい」タグを作ってましたが、そういうことです。推したい。シリーズファンの方もそうでない方も、『科捜研』未見の方もぜひ劇場まで観に行ってほしい。そんな気持ちで書いていきたいと思います。よろしくお願いします。


私が『科捜研の女』劇場版を推したい理由


その1・スケールアップした映像!


 出演者の皆様がインタビューの度に触れているように、劇場版ということで映像がスケールアップ!
 冒頭から、夕焼けの京都の街並みに美しく舞う紅葉の葉が印象的。
 TVシリーズでおなじみの科捜研セットがクレーン撮影で観られたり、マリコさんと土門さんの屋上会話がいつもとは違うドローンからの撮影で観られたり。
 「死体を美しく見せる」というのが兼崎監督のひとつのテーマだったらしく、風丘先生の目の前で落ちた被害者がイチョウの絨毯の上で横たわる構図や、先斗町の歌舞練場で死体が落ちてきた瞬間、和傘が舞い上がるシーンなどは圧巻。
 それ以外にも、目を奪われた演出は枚挙に暇がないです。
 私が個人的にゾワゾワしたのは、佐々木蔵之介さん演じる加賀野教授を信奉する被験者である双子の森姉妹初登場シーン。二人が並んでいるだけなのに、ゾワッとしたんですよね。スケールアップとはちょっと違うかもしれないけど、TVシリーズではあまり観ない演出だったと思います。
 兼崎監督といえば、TVシリーズでもダイナミックな演出に(私の中で)定評がある監督。そのセンスが存分に活かされていた劇場版だったと思います。


その2・大迫力の音楽が劇場で聴ける!


 これはもう、推しポイントのひとつに入れていいでしょう。
 川井憲次さんが作曲するおなじみのテーマ曲もスケールアップ。大迫力の劇伴が劇場で聴けます。
 それだけじゃなく、TVシリーズでおなじみの曲もあります。
 「劇場版オリジナル劇伴だけじゃなく、TVシリーズの音楽も聴きたいな……」とか考えちゃった欲張りなあなたの願い、叶えてくれてますよ。
 劇伴関係で言うなら、冒頭の△のところですでにもうビビッと来ちゃいましたね。
 これらは劇場でしか体験できないと思うので、ぜひ体験してほしい。


その3・マリコさんの劇場版スケール&ワールドワイドな無茶振り


 TVシリーズでもおなじみ、マリコさんの周囲への無茶振りもパワーアップ。
 これも兼崎監督が「無茶振りを劇場版サイズにしたい」と仰ってたらしく、その言葉に違わぬ無茶振りっぷりを発揮しておりました。
 使えるものや人なら、警察庁幹部の元夫だろうがSPring-8にいる元上司だろうが帰ろうとしてる父親だろうが海外にいる元同僚だろうが、全部使い倒す。それが真実への道筋になるのならば。
 マリコさんはそういう人です。
 さすがに、1話の中でこれだけの人材に無茶振りしたのは初めてだと思うけど……
 それでも嫌味がないのは、マリコさんが真実を求めるために、真摯に愚直に努力している様も描かれているから。
 真実を掴むためなら、0.01%の可能性だって見逃さない。
 真実にたどり着くためなら、自らの命を賭してでも向かっていく。
 そんなヒロインが、「科学者・榊マリコ」なのです。


その4・マリコさんを助けるチームワークとオールスター感


 そんなマリコさんの姿に惹かれるように、無茶振りされた側である皆さんもなんだかんだと言いながらマリコさんを助けていく。
 その、振り回されているように見えて実は超チームワークがいい皆さんの様子も、見どころのひとつであると断言します。
 以前、私は『科捜研の女』S19-34(最終回)の感想で、こう書きました。

 「榊マリコは人に恵まれているからこそ正義を遂行できる」が、この20年間の結論なんじゃないかなぁ。


 この劇場版の描かれ方も、それに近いところがあると思う。
 番宣で内藤さんも仰っていたけど、この事件は出てくるキャラたちがそれぞれ、自分の仕事を果たしたからこそ解決できた。
 それは作中のとあるシーンでも、近いことを示唆しています(一応ネタバレ防止のため)。
 ひとりひとりそれぞれに見せ場がある。
 しかも、そのキャラたちがTVシリーズでもおなじみの(元含めた)レギュラーキャラたちなのですから、このオールスター感、シリーズのファンにはたまらないですよね。
 TVシリーズを知らない方にも問題なし。キャラクターにはどんなキャラなのか説明が入りますし、みんなそれぞれ「得意技」(脚本の櫻井さん談)を持っているほど濃ゆいキャラなので、きっと誰かひとりは心にぶっ刺さる人がいるはず……!


その5・超王道!?科学ミステリー&サスペンス!


 「TVシリーズを知った人にはオススメなのがわかった。でも、知らない人には?」
 問題ないです。
 何故なら内容が、「科学ミステリー」ジャンルのストレートに超豪速球をぶち込むような、そんな話だからです。
 わかりづらい?
 あんまり言うと、ネタバレになるからな……
 しかし、ひとつひとつの要素を地道に科学鑑定で解き明かしていくマリコさんたち・チーム科捜研の姿は、刑事ドラマで刑事がコツコツ聞き込みする姿とか、そういうものなんです。努力型の主人公なんです、マリコさんは。
 その明らかになっていく要素をつなげていけば、観客もきっと真相にたどり着ける……はず!
 そしてマリコさんが、天才科学者・加賀野さんという強敵とバチバチにやり合う姿はまさにサスペンスフル。本職の舞台役者さんである石井さんも魅了されたというふたりのやり取り、ぜひ劇場で体験してほしい。


その6・天才科学者「加賀野亘」の強敵感


 脚本の櫻井さんいわく、「佐々木蔵之介さんがキャスティングされたことで、さらに強力なキャラクターに書き換えた」とのことで。
 その言に違わぬ強敵ぶりでした。
 彼のカリスマに惹かれて集まる信奉者たちの図は、もしかしたらマリコさんとの対比なのかもしれない。何故なら……
 イカン。ネタバレしそう。
 ここの項目は、敢えて詳細には書きません。ぜひ劇場で確かめてほしい。
 私は、加賀野さんのカリスマを感じるシーンに、大体「ゾワッ」としてました。これは劇場で観た方が迫力あると思う。





最後に


 如何でしたでしょうか。
 「他にもたくさんある!」と、劇場版を観た方からはご指摘を受けるかもしれない。
 それでも、私が感じたことを必死に言葉を絞って表すなら、こんな感じです。
 これを読んで、劇場に行こうかどうか迷っている方や、「また観たいなぁ」と思っている方の背中を少しでも押せたら幸いです。
 私も、ムビチケカードをたくさん買ったのもあり、何度も観に行っていつものドラマのように小ネタ拾いとかしたいです。しかし、小ネタ覚えてられるかな。ノート持っていってメモするか……?
 何はともあれ。『科捜研の女』22年の集大成を見逃すな!


 あ、ちなみに自慢していいですか?
 明日、9月4日の舞台挨拶に行けることになりました!
 丸の内TOEIの朝の回は、ライブビューイングに。
 新宿バルト9の回には、直接現地に。
 行けることになりましたー!
 はい自慢!
 私の鳥あたまで覚えていられる限りのことを、拙いながらもメモできたらいいなぁとか思ってます。期待しないでください。

 あと、実は『科捜研の女』をミリしら(=1ミリも知らない)な友達2人と、劇場版を観に行けることになりました。
 ちょっと先の話ですが、こちらも2人の感想なんかを聞き出してみたいと思います。期待しないでください。

 そんな感じで!




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