『科捜研の女』歴代レギュラーのオススメ話を見返してみた。+オススメ話

科捜研の女
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 劇場情報も公開され、公開までますます期待が高まる『科捜研の女』劇場版。
 先日、『TV LIFE Web』さんで9日間連続の連載がありました。
 その内容は、劇場版に出演する歴代レギュラーが挙げるオススメエピソード。「科捜研総選挙」の歴代レギュラー版って感じでしょうか。
 せっかくなので、挙げられた話を見返してみた簡易感想です。
 と同時に、「私としては、このエピソードもオススメしたい……!」ってのを勝手にオススメ。
 劇場公開までに見返す際の、何かの参考になれば幸い。
 ってなわけで、よろしくお願いします。
 あ、一応動画配信サービス「TELASA」への各話リンクも貼ってあるよ。別にTELASAの回し者ではありませんw


倉橋拓也(渡辺いっけい)


『科捜研の女』榊マリコの元夫・倉橋拓也のお薦めエピソードは「嫉妬するマリコ」が見られる回!?


 ということで、いっけいさんが挙げてた回はS3-8
 「『嫉妬するマリコ』が見られる」とあるけど、どちらかというと嫉妬よりももっと複雑な心境のような気がする。マリコさんかわいい。
 見直してみると、まぁ、マリコさんがかわいい。今のマリコさんもそりゃお美しいが、この頃は少年っぽさまであるぐらいにかわいい。これで中の人はもう30代なんでしょ。すごいわ。
 そんなかわいいかわいいマリコさんが、倉橋さん再婚話に複雑な女心を覗かせるシーンは確かに見どころのひとつ。変わった変わってない、或いは変わっちゃったところ。あのマリコさんの心情は嫉妬も含んでるだろうけどそれだけじゃないはず。周りがどんどん変わっていく、その寂しさもあったのかなぁ。だから最後、あの選択をしたのだろうか。なんて考えたり。
 事件本筋は、ほぼ二本立てなので一粒で二度美味しい、みたいな感じ。しかし前半のバリバリ科学捜査が活きる事件からの、後半の人情噺へのスイッチングが、個人的にはあんまり好みじゃない……これはホント、好みの話だと思うんですけど。脚本は今の『科捜研』でもお馴染み、戸田山さんです。
 二本立て風になってたの、監督が辻野監督と橋本監督の二人だったからなんかな。後半のバグったような武藤さんのシーンが好き。ここはめちゃくちゃ覚えてるw
 正直に言うと、事件本筋はそんなに面白く感じなかった。それよりも倉橋さん再登場とか、マリコさんと夏子さんの間の友情とか、上原刑事若いなーとか、ドタバタ科捜研メンバーとか、後半で漢を見せる宮前所長とかが好き。
 あとは、多くを語らなくてもわかりあえるマリコさんと木場さんの絆とか。常々言ってるけど、マリコさんにとっての「王子様」って、土門さんより木場さんだよなぁ……と思う。好意や信頼や尊敬だけじゃない、憧れのようなものも含むその視線の熱さよ。木場さん側も、マリコさんに触れる時は本当に優しいんだ。『科捜研』S1~4は、マリコさんと木場さんの壮大なラブストーリーですから。

倉橋さん好きにオススメ! このエピソード


 S1-5 京都死の配達人!赤いルージュの殺意!!
 正直、倉橋さん好きなら「S1全部観とけ」が正解だと思うのですが、その中で私が好きなエピソードを選んだってだけです。すんません。



榊伊知郎(小野武彦)


『科捜研の女』榊マリコの父・榊伊知郎のお薦めエピソードは「大和石」にまつわる悲しい事件


 小野さんが挙げられた話はS6-8。名作。脚本は劇場版でもお馴染み、櫻井さんです。
 三組の夫婦と、科学者親子のお話。これは愛の話。マリコさんがひたむきに科学者で、伊知郎父さんの娘なんだよなぁ。「私は父さんの背中を見てたのよ、ずっと。……たぶん……それでここまで来たのよ」ってセリフがめっちゃ好き。マリコさんはファザコン。
 周りの皆もマリコパパを気遣ってるのがわかったり、その中でもさり気なく佐久間刑事部長がいい味出してたりで、更に好き。
 そして、マリコママこといずみさんも登場の豪華回。
 「あなたくらい、私が食べさせてあげるわよ」
 「そうよ。甘いのよ、夫婦はね」

 こんなことを(本気で)言ってくれる奥さんがいて、娘もかわいくて……
 以前、伊知郎さんのことを「妻が星由里子で娘が沢口靖子。めっちゃリア充じゃねーか!」と仰った方がいるんだけど、いや全くその通り。リア充すぎて羨ましい。爆ぜろとも言いづらいw
 でも伊知郎さん本人は、結構家庭を顧みなかったりなんだりで自分勝手なところもあるんだよなぁw リア充だからこそできるムーブですわ。

マリコパパ好きにオススメ! このエピソード


 2011SP 狙われた大型客船! 姿なきテロリストの罠奇妙な航路、不規則な数字の謎!? 音カメラが暴く迷走路
 マリコパパ卒業回。ダンディズム溢れる去り方は、一長一短あると思いますw もう少し娘の気持ちを考えてやれよ……と思わなくもない。



芝美紀江(戸田菜穂)


『科捜研の女』榊マリコが信頼を寄せる監察官・芝美紀江のお薦めエピソードは「マリコとの絆」物語


 戸田さんが挙げた話はS12-9。脚本は櫻井さん。
 芝さんは今回明らかになったように、過去の傷からくる理想に生きてる人で、だからこそその理想に対して真摯であり、自らを「変える」ことではなくその重荷を背負い「続ける」ことを選んだ人。強い人だなと思う。
 当時の感想で芝さんのことを「背伸びかわいい」とか書いた記憶があるんですが、その背伸び込の理想を追い求める姿が、私は好きです。まぁ、芝さんの背負ってる過去は、到底「背伸びかわいい」とか茶化せないヤツなんですけども……
 マリコさんとの絆。というか、芝さんの覚悟でもある。
 「あなたはこれまで、どんな圧力にも屈せず、鑑定をしてきた。少なくとも私にはそう見えた。私が警察官として信用できるのは、私に味方してくれる人じゃない。どんな相手でも、中立でいようとする人。この4ヶ月間で、それはあなたたちだとよくわかった」
 そのためなら、組織の中で孤立しても構わない。嫌われても構わない。その生き方を続けると覚悟したからこそ、彼女は監察官になった。
 この話のラストで、芝さんはこう言います。
 「あなたたちには、二度と会わないことを願ってるわ」
 しかし、今回の劇場版で再会が3度目の件(1度目:S13-SP、2度目:S17-17)。
 ……そろそろ、芝さんにブチ切れられたりしませんかね。ぶっ飛ばされない? 大丈夫?

芝さん好きにオススメ! このエピソード


 S12-1 疑惑の銃撃戦! 立てこもり事件の謎!? 矛盾する弾道、接点なき共犯者の罠! 顔+歩容認証が暴く真実!! エリート管理官に潜む闇…
 芝管理官初登場回。S17-17と悩んだけど、初登場のこの回の方が芝さんの方針わかりやすいかなーということでセレクト。



佐久間誠(田中健)


『科捜研の女』榊マリコを陰で支える元刑事部長・佐久間誠のお薦めエピソードは「マリコが冤罪を生んだ!?」事件


 田中さんが選んだ話はS13のクルシミマス、違う、クリスマスSP。脚本は櫻井さん。
 この話は……重たくて……感想が書きづらいよね……
 タクシー会社の社長に何の救いもない。というか、全方位に救いがない。あるとすれば助かった彼女に対して、亡くなった彼が庇ったんだよってことぐらいでしょうか。これをクリスマスに放送するテレ朝東映はただの鬼。
 ラストで藤倉刑事部長が爆誕するので、最後の藤倉鑑識課長回でもある。
 「君のやり方は認められない。だが、鑑定の腕は認める」
 このやり取りやこの回での活躍は好きなんだけど、ここに至るまでにもうちょっと鑑識としてバリバリの藤倉さんを見たかったよなぁ、という無い物ねだり。しゃーないんだろうけども。
 いやいや違う、ここでは佐久間刑事部長のことだってば。
 「もし、これを榊マリコに書かせようと考えた人がいたなら、その人はよほど彼女を信頼している。そう思ってね。しかし彼女は、榊マリコは、自ら辞めてはいけない。ちゃんと監察官の処分を受けるべきだ」
 「それが、上に立つ者の責任だからだ。だから処分を受けるんじゃなく、自ら辞めるんだ」
 「捜査や鑑定は、夫婦や親子みたいなもの。榊監察官から、そんな話を聞いた。これからの刑事部は、そうなってくれれば嬉しい」

 この回の佐久間刑事部長は結論を急がせるというやらかしも確かにあるんだけど、それを帳消し以上にしてしまった名言のオンパレードだった。
 特に最後のセリフは、どうやら本予告を見る限り、「いい夫婦になれたんだな」という形で回収される模様。佐久間刑事部長は、どもマリの二人をずっと見てきてたわけだからね。
 重くて辛くて苦しいスペシャルだけど、見る価値は絶対にある。そんな回です。ぜひ。

佐久間刑事部長好きにオススメ! このエピソード


 S7-2 捜査日誌の罠!覆面パトカー空白の30分
 『相棒』の某回にそっくりと言われてる回。しゃーない、脚本家さんが一緒だからね(櫻井さん)。でも名作ですよ。



佐沢真(野村宏伸)


『科捜研の女』榊マリコに思いを寄せる解剖医・佐沢真のお薦めエピソードはやはり「マリコへのプロポーズ」回


 「やはり」っていうか、そもそも佐沢先生ってレギュラーキャラどころかゲストキャラなんだよな……さも「僕もレギュラーでしたよね!」みたいな顔してるが、今のところはS13~14のゲストキャラである。まぁでも、「僕、レギュラーキャラですから!」って空気読めずに出張ってくるのは、佐沢先生っぽいっちゃあぽいのか?
 そんな佐沢先生演じる野村さんが挙げた話は、S14-8S14-9。脚本は櫻井さん。シアン化化合物のせいで京都が阿鼻叫喚になる話。ホント、この京都は修羅の都やでぇ。
 佐沢先生が劇場版でも解剖医を続けているってのは朗報ですよね。風丘先生の叱咤激励が効いたってことだから。
 でも、私はあの風丘先生の叱咤を受けた上で選ぶなら、佐沢先生が選んだ道ならそれは「逃げ」ではない……と思った派でしたので、正直どっちでもよかったっちゃよかったw いや、もし解剖医を続けてないんならそれは第9話のテーマにそぐわないだろってのはわかってるんですが、それでもそう思っちゃったんだよな。
 S14-8、9はvs藤倉さんの最終章でもあったわけですが、こちらも正直消化不良で終わっちゃったよなぁみたいな、いや私がもっとバチバチのバトルを期待してたのがいけないのか? とか、そういうことを考えたりした。藤倉さんは刑事部長になってからの方が有能だと思ってるし、対立しなくなった後の方がその有能さはわかりやすいと思う。いつも正論言ってるのは変わらないと思うんだけど。なんだろね、主人公と対立するキャラって、難しいよね。
 ところで、劇場版でも変わらず佐沢先生はマリコさんに想いを寄せているらしい。S14-9では秒でフラれた佐沢先生、劇場版でもまたフラれたりするんだろうか……

佐沢先生好きにオススメ! このエピソード


 S13-10 襲われた女医!盗まれた解剖遺体!! 奪われた二つの臓器の秘密
 佐沢先生初登場回。というか、S14の該当回以外で登場してるの、この回しかないというか……



宮前守(山崎一)


『科捜研の女』榊マリコの元上司・宮前守のお薦めはマリコのプライベートも見られる「バトンタッチ回」


 山崎さんが挙げられた話は、S6-1。脚本は戸田山さん。
 銃の弾道や発射タイミング等、科学捜査重視の現在の事件から、18年前の過去に起きた人情味あふれる事件へのスイッチングが面白い。過去の事件を知ることで、現在の事件の捉え方がまるで変わる、ってのもまた戸田山脚本的でミステリ。面白い。
 まだマリコさんたちがコミカルな雰囲気を残していた頃。マリコさんは何かと独身・ひとりであることをdisられるし(「ひとりで生きていける人間はいるのか?」がこの話のテーマでもあるんだけど)、所長じゃない日野さんはダイエットウォーキングで練り歩いてるし、美貴ちゃんは元気いっぱいだし、乾くんはリア充でありながら真面目だし。乾くん……
 そしてマリコパパこと伊知郎さん。このシーズンの8話では、上記の通り切ない事件をやるわけですが、そんなのを微塵も感じさせない飄々っぷりで笑った。ここまでトボけたこと言ってたっけwと、久々に見返して驚きましたですよ。マリコさんが口では勝てない感じなの、面白いなぁ。
 肝心の宮前所長、栄転直前までしっかり仕事してて偉い。栄転の話を誰にも聞いてもらえなくても拗ねたりしないの偉い。宮前所長は仕事がきっちりできる人。2回も栄転話スルーされててワロタ。重大発表なのに……!

宮前所長好きにオススメ! このエピソード


 S3-8 疑惑の銃声!胃の中から発見された銃弾!!
 「いっけいのところで見た」とか言わないでください。この回の宮前所長はカッコいいんですから……!



相馬涼(長田成哉)


『科捜研の女』榊マリコの“耳クイ”でもおなじみの問題児・相馬涼のお薦めエピソードは2年半ぶりの登場回


 長田さんが選んだ話は、S19-3。相馬さんケィムバックで新旧物理研究員が並んだ回。脚本は櫻井さん。
 最初は対立するものの、あるキッカケからお互いを認め合い、最終的には「呂太くん」「Dr.相馬」と呼び合う仲になる。王道っすな。
 そんな二人が並んで協力しあい、相馬さんの友人が残した論文を元に殺害場所を特定していくところは胸アツシーン。というか、相馬さんが復活して白衣を羽織るところから胸アツ。
 論文捏造疑惑、ヒューマンストック、謎のカウンセラーなどなどたっぷりと要素が詰め込まれた回でもある。中でも謎のカウンセラーさんは再登場の可能性も囁かれているくらいに謎やもやもや感を残していったけど、どうなんだろうね……
 この回の相馬さんは友達が事件に巻き込まれたため8割方がしかめっ面だったので、劇場版では改めて従来の相馬さんらしいところや、成長して頼もしくなった相馬さんなんかが見られるかもしれませんね。本予告から、リモート耳つねりは確定みたいだし。楽しみ。

相馬さん好きにオススメ! このエピソード


 S16-7 爆弾配達人
 S16-8 最後のターゲット
 相馬さん卒業回。「マリコさんがいるからできること」「マリコさんがいなくてもできること」がはっきり描かれてるこの話、好きです。



吉崎泰乃(奥田恵梨華)


『科捜研の女』榊マリコが信頼する映像データ研究員・吉崎泰乃のお薦めエピソードは「マリコ&サイバー捜査」


 奥田さんの選んだ回は、S19-25。脚本は櫻井さん。
 扱い的にはどちらかといえば蒲原刑事&堀切刑事の方が大きかったと思うが、一方で間違いなく泰乃ちゃんがメインでもあった回である。
 「宇佐見さんのお茶は魅力的だけど……もう行かないと」
 いそいそと白衣を用意して泰乃ちゃんに着せたりまでしてたのにフラれる宇佐見さん。やーいざまぁみろ! イケメンざまぁみろ!
 そんな個人的なアレはともかくとして、このセリフに込められた、泰乃ちゃんの成長ですよね。秘めた思いを否定するわけではないけど、それよりも自分には使命があるのだということを表している。
 堀切刑事が最後、犯人に諭すように、この話は前の土門さん前後篇から続く「生き方の選択」の話。
 泰乃ちゃんは卒業の時に、きっちり自分で選択したから後悔がないんですな。今もサイバー犯罪対策課で頑張っているのは、自分で使命を選択したからなんだ。
 まぁそんな私の妄想はともかく、亜美ちゃんと頷き合うシーンだけでこの回は100億点なんですが。天才の発想。イケメンなんかにたぶらかされないし、サイバー女子バディスピンオフ、いけますわゾ~~~~

泰乃ちゃん好きにオススメ! このエピソード


 S13-3 狙われた観光名所!科捜研vsサイバー犯罪疑惑の合成写真!!
 泰乃ちゃん卒業回。恋心か使命かを問われて選択する物語。その続きがS19-25だと思ってます。



木島修平(崎本大海)


『科捜研の女』榊マリコ&土門薫と共に捜査する木島修平のお薦めは胸アツな土門との相棒エピソード


 崎本さんが挙げた話はS15-1。脚本は戸田山さん。
 落合刑事の登場と暗躍、蒲原刑事も初登場、お話も大量の銃をめぐるサスペンスとかなり重厚で、その中で起きる木島っちの悲劇。
 木島っち、蒲原刑事にライバル心燃やしたり先輩風を吹かせようとしてたり、最後までフレッシュ刑事だった。
 他の皆さんと違って、割と理不尽極まりない異動ではある。本人は飲み込んでたけど、「なんでだよ」ぐらいは言っても許されるのに、それでも最後は土門さんへの敬意と感謝で終わったのが、木島っちの成長がわかるようで……わかるようで……
 お話自体はとても重厚で面白かったんだけど、木島っちの処遇はホントに泣ける。しかもこれ以降の出演がなかったから余計に。しかし今回、出演してくれてよかった。土門さんや他の皆さんとどんな会話をすることになるのか、楽しみなような怖いような。

木島っち好きにオススメ! このエピソード


 S13-7 過去から来たテロリスト!獄中の鑑定対決マリコvs殺人科学者
 土門さんと木島っちの回。消化器ブシャー。冒頭2分があるとないとでは受ける印象が違うかも。ぜひ。



 いかがでしたか?
 冒頭でも書いたように、見返す際の参考にでもなれば幸いです。
 「いやいや、この人のエピソードはこっちの方がオススメだよ!」とかありましたら教えてください。私も見返す際の参考にしますw
 公開まであと約1ヶ月。待ちきれない。まずはノベライズか……!



科捜研の女 ‐劇場版‐ (宝島社文庫)
百瀬 しのぶ(著), 櫻井 武晴(著),  (監修),  (その他)

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