【IP~サイバー捜査班】第6話 感想

IP~サイバー捜査班
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IP_6 ジュースジャッキング

ゲスト:酒井若菜、田中奏生、和田聰宏、島田珠代

脚本:保木本真也、吉本昌弘
監督:宗野賢一

 IoTマンションとかいうからデジタルっぽく聞こえるけど、やってることは古典ミステリなのよね今回(好きだよ)。

今回のキーワード

 【ジュースジャッキング】
 ジュースジャッキング攻撃とは?危険な理由や手口、対策方法について徹底解説
 誰でも使えるUSBポートなどを使用した歳、データを盗み取ったり、マルウェアを仕込んだりする攻撃のこと。
 モバイルバッテリーは大人の嗜み、かもしれない。

この話の見どころ

◆待機中のお掃除係

 七波さんは仮眠、岡林くんは腹ごしらえ、平塚係長は読書。
 岡林くん、カップ麺食うのに紙エプロンつけるんだ……汚さないようにっていう工夫、なのかな。その後、絆ちゃんからの報告のせいで噴き出してしまい、エプロンがめっちゃ汚れててワロタ。つけててよかったねw
 七波さんいわく「ここで食べるな」ってことらしいけど、PCとかの機器は置いてなさそうだけどなんでだろ。ニオイの問題?
 平塚係長はディクスン・カーを読む。密室の王。今回、ずっとミステリ小説にこだわってた平塚係長だけど、これで今回戸田山脚本じゃないってマジ?
 で、安洛主任は安定のぼっち。お香を焚いてる。いや自分で選択してるんだろうけど。そして待機時間にひとりでいても何の問題もないんですけど。

◆安洛「警備会社から玄関の解錠記録を取り寄せた」

平塚 「いつの間に? どうやって?」
七波 「聞かない方が係長の身のためよ」

 ×取り寄せた
 ○勝手に持ってきた
 この手の主人公がやりがちなヤツ。まぁ、そのうち警察が取り寄せるものと考えれば……って、いやダメだよそれでも。

◆名探偵、「不可能犯罪」に怒る

安洛 「密室殺人? そんなものは小説の中での絵空事だ。不可能犯罪など存在しない」

 こんな風に宣言するということは、やっぱり安洛主任は名探偵。少なくとも、今回の安洛主任はコミュ障型の安楽椅子探偵だった。あんまり余計なこと喋らなかったしな。最近あった可愛げというか、柔らかい雰囲気が感じられなかったw

◆霊魂人(アニマビト)

 なんだろうこの、絶妙に何かを思い起こさせるデザイン……
 和風デザインってところで『BLEACH』っぽくもあるが、絵柄はもっと別の……
 いや、やめよう。でも最新号の内容を見ると『BLEACH』っぽいのか?

◆岡林「うわぁ……ファンにとっちゃ夢の映像」

 テンションあがる岡林くん、レア映像では。

◆絆「モスクワ?」

 息子は。聞き間違いあるある。やめれ。聞き間違い多い身としては笑えんw(笑ってるがな)
 挙げ句、「もう自分で聞いてください!」
 リモート聞き込みあるあるネタ。すれ違いコントのようだ。今までの話ではよく起きなかったな、こういうことw

◆必ず教育上の揉め事が起きるIoTマンション

 思想の偏りを起こさせる、最早教育テロじゃないのかこれ。犯人本人にそんな意図はないにせよ。
 事件のようなものとはいえ、現代の怪談すぎて怖すぎワロエナイ。
 まぁ、スマホの充電は外の機器でやるものではない、ってことかな。バッテリーぐらいは持ち歩けよって。そういうことかもしれない。

◆安洛「古宮山、確かめてほしいことがある」

 ちゃんと名前で呼べて偉いね! 安洛主任!(第2話参照)
 いつか下の名前で呼ぶことはあるのだろうか。娘だし……

◆安洛主任のルーティン、久々

 お茶。最近は色々バタバタしてたからな……

◆世に出ていないキャラを描けた真相

 マークが同じだからって、未発表キャラとは限らないと思う。二次創作かもしれないだろ……
 せめて、峰さんの未発表ラフの中にその新キャラがいたとか、画面で示さないとダメじゃない? ずるくね? と思うんだけど、どうだろ。

◆七波さん、元鑑識の腕を見せる

 まぁ、花粉の鑑定しただけなんだけど。これだけだったら陽葵ちゃんでもいいんだけど。

◆密室殺人など存在しない

 まず最初に移動したのは犯人ではなく、被害者自身である。というひっくり返しは実にミステリ的。変則的な困難の分割、って感じ。
 3階から4階に移動した時の雑誌積み上げ階段も、ミステリっぽくて好き。できるかどうかはともかく、それっぽいから好き。

◆安洛「時間を無駄にした」

 その時の安洛主任の表情が、「コミュ障名探偵~~~~~!!!」って感じでした。
 初回からの積み重ねは感じないが、これはこれで好きよ。
 いや、わざわざ原稿を持ってきてまで親子のすれ違いを解こうとしたのは、初回からの積み重ねで柔らかくなった安洛主任とも言えるのか。じゃあそういうことで。

簡単雑感

 本筋は進まなかったけど、トリックとかは面白かったです。
 ぐらいしか、言うことはないんだけど……
 このシリーズで私が好きなのは、安洛主任と絆ちゃんと多和田さんのわちゃくちゃ(言い方)なのかもしれないなぁ、と思った次第。それぞれの回の人情話も好きだけど、一番好きなのは、ってことですよ。
 次回も戸田山脚本じゃないので、本筋が進むのは期待薄。うわーん。
 あとは、あのマンションに起きた教育テロは、解決するのだろうか……とかか。刷り込まれた思想が解けるまで、それも時間かかりそうだよな。中学生の仕業とはいえ、これは誰が責任とれるのか。櫂人くんはどういう罰を受けるのか。ちゃんと反省してるみたいだから、そこは描かなくても……みたいなことなのかな。

次回予告とか。

 そんなわけで、8話と9話はたぶん前後篇だと思うので、最後の通常回だと思います次回。
 デジタル終活して遺留品ゼロ。
 ろくでなしの兄と、兄を憎む妹の兄妹愛とは?
 『遺留捜査』でやりそうな話だな……
 そのとおりになるのか、印象はひっくり返るのか。
 そこらへんも楽しみにしてますよ。

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