【警視庁捜査一課9係 season8】第5話 感想

警視庁捜査一課9係
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CASE.5 殺人生原稿

ゲスト:あめくみちこ、菅原大吉、平山あや、野口真緒

脚本:須藤泰司
監督:杉村六郎

私は『9係』の中で一番性格がイケメンなのは矢沢さんだと思ってます。唯一の妻帯者だし。
ということで、矢沢夫妻をもっと出していいんですよ。ね。


◆冒頭初っ端から青年の寝起き姿。というか、青年がここまでラフな格好をしているのもかなり珍しくない?
そこで青年の部屋、もとい画面いっぱいに広がるサカイ引越センターのダンボール。ここまで来ると最早ステマなのかどうなのか。
もうひとつ、「闘魂」パンツを見つけて狼狽する青年。女の一人暮らしがバレないようにという防犯対策だというけれど、それにしてもこの倫子ちゃんのセンスよ。そりゃあ青年にはあの尖った靴を、係長には健康靴下送るわな……
そして肩に赤い犬? のぬいぐるみを乗せながら小走りする青年の器用さ。ここで無駄にジャニとしての訓練の成果を出されても。いや、一般的なジャニが何をしてるかは知らんけど。でもジャニの人たちはバランス感覚とか鍛えられてそうだ。
で、あの赤い犬はなんなんだろう……私には某アルバイトサイトのキャラクターに見えたけど……たぶん違う。

◆第一発見者の嘘を「軽く隠してることありませんか?」と軽く見抜いちゃう青柳さんと矢沢さんマジ優秀。

◆青年とはまともにコミュニケーションをとってると思ってたけど、青年の仮説を思い切り無視する早瀬川さんステキ。基本的にこの人は事実だけにしか興味ないみたいだよね。だから「それを調べるのはそっちの仕事」なんだろうけど。
で、係長の「右利きの人は左手で受話器を持って、右手でプッシュボタンを押す」ってのはぶっちゃけ私自身が違うので眉唾だと思ってます。私は固定電話の場合、右手で受話器持ちながらプッシュボタン押しますけど。というかそもそも、電話をかけようとしたなら固定電話をああやって綺麗に抱え込んだりはしないよねってところからして変だと思ったけどなあ。
あとこれは完全に予断だけど、早瀬川先生の部屋に電話をかけてる係長の姿が最初電気スタンドに隠れてるとき、「なんでカッコつけて立ってんの」とか思っちゃってマジゴメン。ジョジョ立ちではないけどさ。

◆「銀狼社」ってことは、つまり……ジャニ繋がりネタ? 他局ネタ?
うん、たぶん違うと思う。

◆警察官として「待てぇぇぇぇぇ」と声を張り上げ男を追いかける矢沢さんに青柳さんはこう言う。
「『待て』っつって待つわけないじゃん、バァカ!」
まぁこれは青ちゃんが正しい。その声を上げる分、一生懸命走って追いかけろよとは思ってます。
で、こういう逃げる相手に対しては超一流の勘を誇る青柳さん。野生の勘なのか、あるいは刑事の勘なのかなんなのか。奇襲もかけるし、青ちゃんは子どもの頃から遊びに強かったのかもしれない。

◆最初、カンナさんのバッグそのものよりスカーフのようなチャームに着目してるのかと思っててごめん。
150万円のバッグ……私もバッグは好きだけど、それは持ちたくないなぁ。
値段当てクイズやってる小宮山主任と村瀬さんがかわいい。私はこの2人には積極的にカップルになってほしいとは思わないんだが、こういうほのぼのしたやり取りは素直にかわいいと思います。

◆取調室で青柳さんに椅子ごとくるくる回される矢沢さんが、なんか知らんけど食い倒れ人形みたいに見えて本当になんていうかマジゴメン。

◆相変わらずハイテクリンゴに支配される9係。リンゴが3つ並ぶ様子は、なんか圧巻だな。
防犯カメラの映像を見て、村瀬さんが「150万!」って叫んでるのはさすがにわかるんだけど、小宮山さんはなんか別のこと言ってるみたいなんだがなんて言ってるのか全然わからん。

◆和代ちゃんはたぶん髪の毛を下ろしたらかわいいと思うんだけど、ああやって髪をひっつめてるのが田舎くさくてそれはそれで魅力的、かも。
母親を亡くして泣く和代ちゃんに、係長はもしかしたら自らの娘である倫子ちゃんのことを重ねてたのかな、だからぽんぽんと肩を叩いて励ましてあげたのかな……とか思ったけど、はっきりとは言われなかったよね。いや、それを改めて言葉で表現したらそれはそれで野暮かもしれんけど。

◆母親を亡くしたばかりのJCの頼みをドタキャンする大人ってマジクズですわ。
そんな和代ちゃんを家に泊めて上げられる青年と倫子ちゃんは優しいなあ。
しかし、倫子「ねぇいいよ、ウチに泊めてあげようよ。心配だもん」
青年「えっ、いいの?」
倫子「うんうん、いいよ」
さて、ここで問題。今2人が住んでる部屋の家主はどっちだ。
こういう場合だと普通、青年から「泊めてあげたいんだけど、いいかな?」って主導権をもって提案する立場じゃないのか……もう結婚前から力関係がはっきりしすぎてるよ、青年……それでいいのか。いいのだろうな、幸せそうだし。

◆服飾を選ぶセンスは微妙でも、料理関係のセンスは抜群の倫子ちゃん。くっそ! くっそ! 私も倫子ちゃんの手料理食べたい。
青年と倫子ちゃんと和代ちゃんがならんで「いただきます」してるところが、なんかもうまるで新婚さんと姪っ子みたいでな! くそ! くそ! 爆発しろリア充!

◆やはり「同棲」という言葉にはふしだらな雰囲気があるってことかしら。青年は頑ななまでに「ルームシェア」って言い張るよね。
いやでも、ぶっちゃけもう数年も付き合っててそういう雰囲気にならない方がむしろどーかと思うんだけど。冒頭で寝室が映ったけど、ベッドも別々みたいだし。やはりあくまで「ルームシェア」だからってことか。
その思い切りのなさと精錬潔癖さがあるから青年はプロポーズできないのか。もういいから倫子ちゃんを押し倒せ! いや、やっぱダメだ! なんかそれを実際にやられたら壁パンどころじゃ済まない気がする! 全国20万人(推定)の倫子ちゃんファンが暴動を起こしそうだ! やっぱ今のままで……いや、それでもなあ。

◆ラテアートかわいい。
和代ちゃんは気丈な子でかわいいなあ。辛いこともたくさん経験してきたからこそなんだろうな。どうだい和代ちゃん、私の胸に飛び込んで泣かないかい。

◆早苗ちゃん復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いやー、よかった!
個人的に見ていて一番ほんわかするカップル(夫婦)なのですよ、矢沢夫妻は。もっと早苗ちゃん、出てくれていいのよ。
余談ですが、一番応援したいのが青ちゃん・妙子さんで、一番ねたましいのが青年・倫子ちゃんです。さっきも言ったけど、私は村瀬さんと小宮山さんにそこまで積極的にくっついてほしいとは思ってないです。落ち着くところに落ち着いてほしい。

◆青年に口止めされたのについペラっとルームシェア話を係長以外の男性陣に漏らしちゃった小宮山主任。それを知って嬉々として青年をからかいにかかる男性陣(係長除く)。
青柳「俺もお前のイメージが随分変わったよ。トイレ行ってくる」
矢沢「やるやるって聞いてたけど本当にやるんだね。俺もトイレ行ってくる」
村瀬「いやぁー、俺もやってみたいよ。その『ルームシェア』っていうの……俺もトイレ行ってくる」
こんな時だけ息ぴったりの男性陣。ピントが合ってないのにわかるほど満面の笑みで部屋を出る際の村瀬さん(というかツダカンか?)。そりゃあ青年も変顔しながら怒る。
小宮山「えへ。ごめぇーん! だってほら、『係長には言わないで』って言うから、係長には言ってないからさ!」
青年「そんなの当然じゃん!」
小宮山「係長、現着するって。合流して、連絡して?」
青年「もー、出たよぉ~……もー……マジありえねーよ、小宮山ぁっ!
小宮山「……小宮山!?」
確かに小宮山主任のせいでもあるが、全力でからかいにかかった男性陣のせいで青年がグレた! 非行に走っちゃうよ、このままじゃ!
でも小宮山主任の言うことをちゃんと聞いて、ものすごく会いづらいであろう係長の元へ行って普通に対応できる青年の神経はやっぱり図太いと思う。いや、立派な長所だよそれは。

◆係長がまさかの老眼。そこで代わりに読んであげられる青年が、本当に婿養子すぎる……
もしかして、今度から老眼鏡をかけた係長が見られたりすんのかね。
そういや、京都鴨川東署のそっくりさんも細かい字とよくにらめっこしてるけど、そろそろ老眼出たりしないのかね。

◆菅原大吉が本当に犯人だったっていう。
青柳「そうとう動揺してたな」
矢沢「……いや、全然! 舌打ちしてましたよ」
このやり取りで、「あれ、違うの?」とか思っちゃったよ。
青柳「やっぱり赤木は思ったとおり、正直者だったんだ」
といい、青ちゃん絶好調だな。ここ最近、カッコいいところが多かったから、まあバランスだよバランス。

◆キレまくる菅原大吉独演劇場。舞台演技ではあったけど、序盤の人のよさそうな演技とのギャップがすごくて不気味でした。
動機の礎になった「長年支えてきてやったのに、俺に報いも一言の礼もねーのかよ!」は、なんか『相棒』「最後の灯り」みたいだなと思った。やっぱ須藤Pのカラーってことかしら。
しかし、柴田先生に「全てを捧げてきた!」ってキレるほど長年付き合ってきた編集者なのに、イニシャルのことに気づかなかったのか。というか、あれが本当に木島さんのことだとは限らないけどね。本人の言葉があったわけでもないし。

◆「夏色の女たち」を読んで感動できる小宮山主任と村瀬さんはステキ。ラストがちょー泣ける、だそうです。ラスト付近は木島さんが書いたもの、曲がりなりにも100万部も売れていることから見て、決して木島さんは評判に劣らないやり手編集者だったんだよなあ。なのにバカなことをしたもんだ、本当に。
そこに「本人が書いたんじゃねーのにな!」と水をさせる青柳さんもステキ。ってか、青柳さんのあのウクレレ? ギター? はなんなのさ(その答えは東映サイトに!)。

カンナさんと和代ちゃんが本当に姉妹なのかをボヤかした終わりは、なんというかシャレオツですね。いやらしくなくて私は好き。
最近、娘と一緒に妻のお墓参りに行けるようになった係長の誘い方が優しくて好き。
カンナさんと和代ちゃんの手探りのふれあいがなんか微笑ましくていいな。
事件は……なんか薄味でしたねぇ。いや、決して悪くないけど、普通。ただ今シーズンは今までの話は(出来不出来、個人の好みを除けば)結構気合いが入ったものが多かったのでそれに比べると、ってだけの話で。いや本当。うん。

次週!

手の甲に「127」と書かれた死体の謎?
「伝説のファンドマネージャー」?
それより何より、ガチギレ青年再びが一番気になります。
来週、とうとうルームシェア話が係長にバレちゃうのか!?(たぶん違う)
いやぁ、今期は旧の頃までとはいかなくても、サイドストーリーが充実してていいですね。やはり『9係』はこうでないと。
そんなこんなで、次週以降も期待しておりますですよ!

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