【警視庁捜査一課9係 season8】第4話 感想

警視庁捜査一課9係
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CASE.4 昼下がりの銃殺

ゲスト:藤真利子、大和田美帆、深水三章

脚本:真部千晶
監督:吉田啓一郎


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◆小宮山さんが早速カムバック。いくらなんでも復帰が早すぎないか。小宮山主任女史の回復力・生命力マジパネェ。しかも、係長とかから「もう大丈夫なの」とかいった労わりの一言もないということは、もう何日か前には復帰してたってことだよね……ますます半端ないな、小宮山主任女史の回復力……
いや別に、小宮山さんに休んでてほしいわけでもないんだが。去年のアレでだいぶ寂しい思いしたし。しかもなんか画面が暑苦しかったし。夏だからやっぱり、ひとりぐらいは女性がいてもらわないと。

◆青柳「これ、被害者の? ……おそらく」
最初、ぼーっと見てたら青柳さんの一人芝居だと気づかなかった。

◆すっげぇ細かいことだけど、解剖で摘出された弾丸を係長が素手で摘んでるんだけどいいんかいな。これ、証拠物件だろ?

◆女性の大敵・青ちゃん。青ちゃんが椅子の背もたれにかかる小宮山さんのジャケットに寄りかかってしまい、ご立腹の小宮山さん。
小宮山「ねー、ちょっと! シワになるー」
青柳「え、シワ? 前からなってんじゃん(小宮山さんの顔を指して)
それに特に突っかからず、ひと睨みしただけで済ませる小宮山さんは大人。しかしこれはぶん殴っても許されると思うw

◆小宮山さん相手だとスキンシップが過剰になる村瀬さん。
私はよくわかりませんが、見た目がツダカンみたいなイケメンにああいう過剰スキンシップされたら、女性というものは多少はドキッとするもんなんじゃないのかね。小宮山さんの反応はいくらなんでも慣れすぎ。もうずっと村瀬さんと一緒にいるから、色々と麻痺してんのかな……いや、別にいいんですけども。

◆青ちゃんは携帯電話、村瀬さんは被害者の手に残った硝煙反応と重要なことを周囲に隠す。
そして何を言うかと思えば、
村瀬「主任になった君に手柄をプレゼントするためだろう!」
青柳「なーに言ってんだ。お前のためにやっちゃいけないことやってんだぞ?(中略)9係の中で主任になってないのは誰だ?(中略)浅輪に先越されたくねーだろ。これでガッチリ手柄挙げて……次の主任に……お前になってほしくてさ。そして一生、俺に感謝して生きていけ
うわぁ、恩着せがましい! 両方ともすげぇ恩着せがましい!
前々から言ってるけど、やっぱりこの2人は根っこがそっくり同じだ。
で、当のパートナーたちの反応はといえば、
小宮山「手柄がほしいのはオメーだろ……」
矢沢「……いや、ならなくていいわ」
さすがパートナー……相手のことをよく理解してらっしゃる。
しかしそれにしても、青ちゃんの「一生、俺に感謝して生きていけ」って台詞がなんかものすごくヤンデレな台詞にしか聞こえないんだけど。いやまあ、確かに冗談で青ちゃんと妙子さんのカップルを「ヤンデレカワイイ」とか言ったことはあったけども。青ちゃんってヤンデレなのか……?

◆やっぱり銃の扱いって難しいというか厳しいんだな。ふとしたことで銃刀法違反とかに問われちゃったりするのか。怖い怖い。
それでも戦時中の銃なんかは「結構、そこらへんに転がってる」だそうで……それが本当なら怖いなー。不発弾よろしく、埋めて処分された銃とかがあったりしてそれが見つかっちゃった、とかあるんかな。いやごめん、無知な上に調べる気が起きないんですけども。

◆あの婦警さん、ものすごくモブ顔だなとか思ってたら岡江久美子の娘なのか……
地味だなー……
あと、お世辞にも演技は……うん……

◆俺の容莉枝が先週の『京都地検』に引き続いてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でも今回はメインってほどの扱いではなかった。
しかし何故容莉枝の母親役ってのはこんな感じの役なんだべ。

◆そういや、今の9係の皆さんって年齢はいくつなんだろう。
シーズン1の時点では、確かレギュラーやレギュラーのパートナー全員の年齢設定があったよね。殆ど覚えてないが、青年は確か29歳だったか。
あのまま素直に現実通りの時間経過してると考えれば、青年は現時点で37歳前後。もう不惑の年も近いのに、恋人とルームシェアでウキウキキャッキャしてんのか……
なんてことを考えたのは、係長のお父さんの世代(戦争の世代)の話をしていたから。係長も今はいくつなんだべな。
渡瀬さんはこの前のお誕生日で69歳になられたとかで。おめでとうございました!

◆懸賞品とかなんだとかのやり取り。
村瀬「いやそれ間違ってます。『懸賞金』って言い方間違ってます。正確には『捜査特別報奨金制度』です!」
青柳「……うん!」
これは青ちゃんの対応が正しい。このやり取りは、まさしくこれ。

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これの元ネタがわかった人は私のお友達。
そして懸賞金(正確には『捜査特別報奨金制度』)が300万円とわかると、
小宮山「300万!?」
村瀬「え、300万!?」
青柳「えっ、300万!?」
君たち、本当に仲いいね。だが、これを言った後の青ちゃんがニヤニヤしてる(ように見える)のがなんかかわいい。

◆チキショウ、本当にイチャイチャ同棲してんじゃねーよ! しかも近所のオバサンに奥さんと勘違いされるようなことしてんじゃねーよ! その上、捜査情報をぺらぺら漏らしてんじゃねーよ! 今更だけど!
青年「いや……全然迷惑じゃないけど? なんならその、『本当の奥さん』っていうヤツに・・・・・・」
しかし倫子ちゃんの歯が痛み出して強制終了。どこまでも間が悪く押せない男・浅輪。これじゃ結婚は遠いな……しかしここまでかわいい子と同棲できてる30代男性(しかも危険な職業とはいえ働けてて、結構立派な部屋に住めてる)って勝ち組だよな……ぐぎぎぎぎ。
歯医者を怖がる倫子ちゃんがかわいいと思いました(小並感)。
でも確かに、歯医者は怖い。
なんか今回の倫子ちゃん、声が変じゃなかった? 掠れてたっていうか。風邪ですか? お大事に。

◆強気に出られる相手だととことん強気の村瀬さん。ベッドに座り込んで足まで組んで、ガンマニア青年に強気に出る。
しかしガンマニア青年よ、実名でネット掲示板に書き込んじゃダメだ。だから私は常日頃から訴えてるんだ、「現代の学生は小学生の頃からネットリテラシー教育の徹底をするべきだ」と。

◆青柳さん、常日頃から矢沢さんに奢られまくりなのか……まあ確かに、矢沢家と青柳さんとじゃ総資産がまさしくケタ違いだろうけども、それにしたって……そんなだから「ちいせぇな」とか言われるのよ。

◆矢沢さんも青年も通報の録音の途中で止めちゃうから、その先におかしいところがあるのかと思ってた。
今回の柿沼さんの通報に関しての推理は、青年が鋭かった。普段は霞みがちだけど、青年も決してアホではないんだよねっていう。

◆弾丸を隠してただけなのに(いや、「だけ」って言っちゃうのもアレだけど)、係長からの責め苦を受ける岩倉さんが可哀想です。

◆青柳さんの正しい子どもへの対応講座。
青柳「こんにちは~。かわいいでちゅね~。こーゆーものなんでちゅよ~(警察手帳を見せる)
矢沢さんはすぐに止めさせてたけど、お孫さん(女の子)はニコニコしてたしあながち間違った対応じゃなかったんじゃないの?
もしかしたら青ちゃんと矢沢さんの見た目が面白かっただけかも……いや、なんでもない。

◆警察職員はまだしも、その親族も懸賞金(正確には『捜査特別報奨金』)ってもらえないんだ。うわぁ、結構厳しいな。警察官の家族って大変だよな……
相手の弱みにつけこんでズル(報奨金を横流し?してもらうこと自体は犯罪なんだろうか?)をしようとするその精神、その金を使って何をするかと思えば心理カウンセラーになりたかったんだとさ。
「所轄の生活安全課にいると、同じ人間を何度も捕まえるんです。DV、ストーカー、痴漢行為……取調べで反省したフリしても、また繰り返す! そういう連中は、警察が何度逮捕してもダメなんですよ! 心の中の、根本的なところを治してやらないと……! だからあたし、心理カウンセラーになろうと思って。警察を辞めて、心理カウンセラーになるための学校に行く……そのためにお金が必要だった。あたしがカウンセラーになって、世の中から犯罪者を減らしたいの! 」
何この電波な言い分。直前までの会話と微妙に繋がってないし。そりゃあ村瀬さんも矢沢さんも「何言ってんだ、あの女……」って呟く。
これぞまさしく、
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元ネタは『めだかボックス』です。

◆私がバカなのか、イマイチ今回の事件の時系列がわかりづらいんだが……
今回の事件で重要な出来事は以下の通りのはず。

・岩倉さんの家から戦時中の拳銃が見つかる
・それを柿沼さんが知る
・婦警さんが柿沼さんの報奨金詐欺を持ちかける
・岩倉さんの家に残された弾丸を柿沼さんがパクる
・ガンマニア青年の三橋に柿沼さんが手付金の30万円を渡して改造銃製作を依頼するも失敗
・柿沼さんが報奨金を受け取り、その300万円をタテに岩倉さんの家から押収された拳銃を借り受ける
・柿沼さんがかつての引ったくり犯、脇谷さんと対峙する
・対峙を終えた柿沼さん、婦警さんを揉みあいの末に撃たれる

イマイチよくわかんないのが、三橋青年に渡した30万円。あれは報奨金の中から出したものじゃなく、柿沼さんの元々の貯金から出したものってことでいいんでしょうか。改造銃製作が成功していればさらに30万円、合計60万円は渡すはずだったんだよね? もう死ぬつもりだったから60万円ぐらいは惜しくないってことでぽーんと渡しちゃったってことかな。でも脇谷さんと対峙したことで生きる意欲がわいてきたから金も惜しくなった、だから「お金半分頂戴」になるってことかしら。

◆いやしかし、「犯罪者を減らしたい」云々言ってたくせに「ただの引ったくり犯だったんですよね?」とか言っちゃってる時点でこの婦警はダメだとわかるね。こんな犯罪をやるまでもなく、コイツが仮にカウンセラーになれたとしてもおそらく誰ひとりとして救えなかっただろうねぇ。根本的に思想が歪んでるもの。そりゃあ係長に叱り飛ばされる。
それにしても取調室で係長・小宮山さん・青柳さんの3人に囲まれてる様子は、なんというか精神的リンチじみてはいたが。まあ、それをされても仕方ないことはしてるよな、この婦警は。

◆柿沼さんが脇谷さんを撃てなかったのは、柿沼さんが夫を亡くしていて「残された側の寂しさ」を知っていたからってことかな。
殺したいほど憎い相手に娘も孫もいると知ってしまい、「なんでアンタに家族がいるんだ!」「不公平だよね」と泣き叫んではみたけど、何の罪もない何も知らないであろう娘や孫に「残された側の寂しさ」を味わわせることがどうしてもできなかった、だから撃たなかった。
と、大体話の流れとしてはこんな感じだとは思うんですが、それにしても演出効果(主に音楽)もあるだろうが柿沼さんが美化されてる感じがしてなんだかなぁという感じだ。報奨金詐欺に関しては置いておいても、さすがに拳銃を脅し借りてそれを他人に向けるってのがなんだかなーという……
係長も「柿沼さんのやったことは肯定できません」と申し訳程度には言ってたけどね。

普通にあの押収された拳銃の線条痕をとっとと調べてれば、さっさと解決していたような気がしなくもない。
だってそんな珍しい銃が近所に2つもあるわけないし、とりあえず線条痕を検査しておけば……まあ、それだと被害者の真意とかがわからなかったのかもしれないけども。
最後の浅輪青年が語る柿沼さんの真意は、あそこで言葉で語らせるんじゃなくてそこまでの描写でわからせるようにしなきゃダメなんじゃね、と思うんですがどうでしょう。
ぶっちゃけ「戦時中の銃が~」ってのはキャッチーな要素として入れただけで、話の流れには殆ど関係ないしな。それこそ三橋青年とかそれ以外の誰かが改造銃作っちゃいましたでも全然今回の話は通るわけで。
このオチにするならば、もっと被害者が生前どんなことをしていたのか、どんな想いで生きてきたのか、それをきっちり描写しないと説得力がイマイチ。
戦時中の銃云々だけでも他に話を1本作れそうな気がするだけに、うむ、惜しい。

そんなこんなで次週!

来週の脚本は、なんとあの須藤Pですよ!
『相棒』シリーズの初期、『オヤジ探偵』『853』『探偵はBARにいる』でおなじみの、あの須藤さんですよ!
何の縁でこうなったんだべか。楽しみ。
そして公式あらすじを見ると、どうやら早苗ちゃんが出るらしい! ひゃっほう!
矢沢家のラブラブっぷり、最近はあまり見ていないから楽しみだぜ。
で、予告で何より気になったのは、目を閉じて考え込む係長でも、何かを持って男を脅す相変わらずの青ちゃんでも、「十月を陰暦で言うと?」と小宮山さんに問う村瀬さんでもなく、自分の部屋に倫子ちゃんだけじゃなく制服姿のJC(推定)を連れ込んでいる浅輪中年でした。
コイツ……倫子ちゃんというものがありながらとうとうロリコン趣味になりやがったかああああああああ!!!!!!
なんで浅輪さんばっかりモテるんですか! おかしくないですか! そうか、ジャニーズだからか! 朝イチだからか! そうですか!
私は何より、このモテ格差こそが不公平だと思いました。私だって倫子ちゃんみたいなかわいい子とJCと自分の部屋で戯れてみたい。

というわけで、次週以降にも期待! しておりますよっ!

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