【科捜研の女 season17】第16話 感想

科捜研の女
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File.16 パパのタコ

ゲスト:橋本じゅん、吉田まどか、山口馬木也、舟木幸、杉山裕之(我が家)、渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)

脚本:下亜友美
監督:森本浩史

今週の『ザ・テレビジョン』(3/16号)に、『科捜研』200回放送記念の見開き2P特集。テーマは「遊び心」。

・鑑定シーンは『科捜研』におけるアクションシーン

・エルドビアは「東映」の国。『相棒』との共有財産。これからもお互いに勝手に設定を付け足していきたい

・次回予告アイキャッチは、SNSでバズり始めたから定着した。ラテ欄もどれだけ驚いてもらえるか毎週悪戦苦闘している

「バイクの方がヒーローっぽい」「警視庁捜査一課長直々の指名」などのメタネタは視聴者が引かない程度に入れて遊んでいきたいし、それを一緒に視聴者に楽しんでほしい

・「ドモマリ(雑誌ではこの記載なのでこれで)」はチャンスがあればドキドキしてもらえるシーンは意図的に入れたい。ただし、演じているお二人が「くっつくことはない」という意識を持っているので、こちらは少しやりすぎなぐらいに書いて、それをお二人に引き算してもらってちょうどよくなっている

・あとは沢口さんと内藤さんのミニインタビュー。

などなど。

以上、意訳。正確な文脈が知りたい方は買おうね。コンビニは知らんが、本屋さんならきっとまだある。

個人的には、「次回予告が『衝撃的なワンカット』で固定になったのはSNSでバズったから」ってのと、「ドモマリはチャンスがあれば入れていきたい」は衝撃。

前者はこのご時世、納得ではある。たぶん話題になり始めたのって、「土門大爆発」とかあそこらへんじゃないすかね。次回予告アイキャッチ始めた当初じゃん! いやでも、アレは話題(ネタ)になったよね確か。他にはマリコさんコスプレ集かどもマリ的なアレ。

後者は、「それでいいのか……?」と思いつつ、でも結局は、視聴者が知ることが出来るのは(脚本集とかが出ない限り)映像として放送されたものだけなわけで、そこに誰より命を吹き込んでいるのは、演じている方々なわけです。
なので、主演のお二人のスタンスが強固なものなら、他の脚本やら演出やらでいくら遊んでも、それを受け止め表現するお二人が変わらない限りは大丈夫なのかな、と思う。それぐらい、この2人の間のやり取りは信頼しております。
要するに、やりすぎないでくれたらそれでいいですw
ドモマリに限らず「これはさすがにやり過ぎなのでは」と思うと実は若干引いてるけど、でもやっぱり、ツボにハマればまんまとはしゃいじゃうんだよな。視聴者(私)は単純w

それ関連で言うなら、ミニインタビューの中での内藤さんのとある回に言及したコメントが最高で、視聴者にドモマリについて色々アレコレ言われているのを認識している上で、「期待してるんでしょ? でもそうじゃねーからw」とハシゴを外すようなこと仰ってたのがとても好きですね。
なんていうか、私の中の内藤さん像にクリーンヒットするというかw
俳優さんとして素晴らしい方だと思うし、たくさんの興味関心や話題を持ってて傍にいたら楽しそうな人だなぁと思うけど、「絶対にこの人は底意地悪いよなw」っていう面が垣間見えるところが実は一番好きです。私の好みとして。ただ単に善人なんじゃなくて、毒を隠し持ってる善人。めっちゃ好みドストライクですわ。
対象的に、沢口さんは真っ直ぐ真っ白真面目で眩しすぎて、ここまで行くと好きを超えて崇める対象になっちゃうんだよなw もう既になりかけてる感はある。私、沢口さんなら崇められる気がする。

何かの機会で知れば知るほど、お二人に対する印象は別々の方向にいくんだけど、それでも「作品を愛する、愛している」という共通項があるのでこのお二人が組んでいると安心できる。のかなぁ、とか思うのです。
なので、長く続いてくれるならそれも嬉しいし、逆にお二人が続けられないなと思ったなら、その時はどんな大人の事情よりもお二人の心情を優先して汲んであげてほしい……
とか書くと、なんか勝手に終わりを見据えてるみたいで嫌だねw
でも終わりのないものなんてないし、終わりのない物語なんて悪夢みたいなものですからね。どこかでエンドマークは打たないとアカン、という一個人の考え。

『科捜研』人気エピソード・ベスト10発表。

『地獄のバスツアー』1位。マジか!
すげぇ予想外のとこからの1位だが、確かにツッコミどころはたくさんあったが、見所はもっとたくさんあったもんな。
「犯人(殺人の真犯人ではない)の視点から見るとマリコさんマジ怖ぇw」ってのを、『旧』っぽい無茶苦茶さを織り交ぜつつ「100均グッズ」で明日からできる犯人探し的な簡易鑑定で状況を全てひっくり返すカタルシスとともに描いたのが好評なのかな、みたいな偉そう分析。
もっと言うなら、バスジャックに乗じて殺人事件をほぼ即日解決、バスジャック犯をギリギリで殺人犯にはしなかったネゴシエーターぶり、そしてバスジャック犯のアホさを的確に見抜いた上でのペットボトル暗号(宇佐見さんとの腹黒やり取り)、あと取り乱して半泣きの日野所長がオトンすぎてかわいい、とか。
ネット投票に参加する層は実況とかもしてる人多そうだから、ああいう回で盛り上がるのはわかる。

他の話は、あとはだいたい「まあ、人気あるよなこれは……」みたいなのが多いので。
でもクルシミマスSPが4位で予想より高かったり、添えられてるコメントがなんだかんだでマリコさん関連が多かったり(「マリコさんは単体でも人気ある主人公」とか確かPが雑誌でインタビューで言ってたような)で、「普段からめちゃくちゃネタにしててゴメン、マリコさん……」という気持ちになりましたw
そう、いくら私がこんなネットの辺境の地でめちゃくちゃなツッコミを入れようとも、マリコさんは普通に大人気主人公なのであった。いや別に私だってマリコさん大好きですけども!

全体的に「マリコさんか、科捜研のメンバーがピンチ」の話が多いので、視聴者はあの面々を追い詰めるのが大好きなドSが多いんだなw
でも視聴者ってのはそういうものだろうし、「逆境のときほど燃える」を自称する通りに追い詰められるほどに輝くのがマリコさんだとは思う。沢口さんは追い詰められてるとエロい(違う)。

ランキングを見ていくと、1・4・5・6・10位はマリコさんが(色んな意味で)ピンチ、8・9位は日野所長と泰乃ちゃんがピンチ(掘り下げられる)だったり卒業だったり、3位はマリコさんの貴重な過去エピソード。
で、そういうメインキャラに関係する要素なくランクインしてんのは2・7位、そして7位は「マリコさんがピンチ」の予告を流して引っ張った話の前編なので、これもある意味マリコさんピンチ回。
そう考えると、メインキャラ要素なくランクインした、2サスパロの恐竜村回って本当に異色だわ……みたいな感想になるw
あれは全てが全力でパロだったからな。わらべ唄は脚本の戸田山さん自作(スタッフロールより)。全力で遊んでる回(バスジャック回もそうだよね)が上位なのは面白い。
『ザ・テレビジョン』の特集記事じゃないですけど、制作による本気の遊びは視聴者の心を動かすんだろうな。マリコさんのコスプレしかりw

風丘先生回がトップ10に入ってなかったの超意外。S14-8・9を風丘先生回にカウントしていいなら別だけど、でも違うよなぁ。
っつーても、元々の選択肢に初登場回と能回しかなかったんだな。
なんでや! 金色結婚指輪回ええやろ!(言うのが遅い)

私の入れた回はトップ10に入ってなかった。ちくしょー!
でもトップ10のご褒美が「関東ローカル再放送」なので、別にそこまで悔しくないです。ホントだもん!

今回のアンケートです。投票してくださった方、ありがとうございました!
キャラ関係の質問ばっかりしててもアレだな……と思ってちょっと捻るんだけど、別にそれはヒットしないというアレ。スマン。
『科捜研』は法医学もメインのひとつだからか、割とご遺体の扱いが丁寧というか、ド派手なご遺体を出して気を引こう、みたいなのは少ないかな……という印象。
同局で挙げるなら『9係』なんかは死体の状況が派手だったり凄まじいものが多かった印象ですけど、やっぱりそこらへんは作品のカラーの差ですかね。
あとは枠。木ミスはご飯時放送ってことで、やっぱり水9より更に規制厳しい(自主的なものも含む?)っぽいですし。そこには気を使ってる、ってコメントも読んだ覚えがある。

で、結果。
「熟成肉と一緒に吊るされる」トップ。断トツ。半数近く。
で、他3つは団子状態。
「まあ、そうだよね……」って結果だなw 「吊るされたい?」って訊かれたら絶対イヤだ。
だけど検証のためなら、自ら吊るされにいくマリコさんってホントマリコさん。そして作品が面白くなるためなら手首が真赤になろうとも吊るされにいく沢口さんは凄まじい。覚悟がすごい。

今回は(も)前置き長いなw もはや話の枕の長さじゃない。
ここから先が本題です。書いてる私が若干うんざりしてるので、読んでくださる方からすれば本当にうんざりだろうな……すみません……今週はニュースが多かったからアカンのやー!

はい、ここから本題! 199回目!


◆相変わらずファッション系には詳しい呂太くんさん。これが……キラキラ系男子……!
亜美「(マコトタケダってブランド)知ってるの?」
呂太「えっ!? 逆に知らないの!?」
ごめん、逆にご存じないです。
マリコさんがもうご遺体のことで頭いっぱいなのでだんまり、ってことでマコトタケダに関する説明台詞は亜美呂太コンビが担当。
でも亜美ちゃん、回によってはブランド詳しかったりなんだったりするんだけどね。今回の亜美ちゃんはまんまマリコさん(と視聴者)の代弁をしている。やはり亜美ちゃんは便利キャラ。

◆現場で発見した400万円にビビって、蒲原刑事に押し付ける呂太くんさん。
落ち着けw 気持ちはわかるけどw

「パパ」「お父さん」の呼び分けコント。お母さんが早く説明しないからこうなるんやで。しっかりしろや。
美波「その人はお父さんです。パパじゃない」
亜美「えっ、じゃあ『パパ』って……あっ! もしかして、お金くれるパパ!?
呂太「あっ! いわゆる愛人ってやつだ!」
すごい、被害者や遺族に対する配慮がまるでないw ワイドショー好きもここまで行くと文春砲滅べレベル。文春砲滅べ!(関係ない)
あと最近だと、そういうのは「パパ活」って言うんやで。それももう流行ってるかは知らんが、つい最近ドラマにはなってたよな。

◆わざわざ毒タコを用意していたにも関わらず、もうひとつの首を締めた凶器に関しては現場のものを使うってのがわからない。今回、そこから足がつくことはなかったものの、なんか証拠残りそうで怖いから、私だったら証拠隠滅するけどな……いやいや、人殺し・ダメ・ゼッタイ。

◆マリコさんに手のひらを抓られるご褒美。私も抓られたい。亜美ちゃんの「イテッ」もかわいい。

◆蒲原「パパが怪しいです」
背後から現れる蒲原忍者。さすがの亜美ちゃんもビビる。あの亜美ちゃんがビビるなんて相当。落合刑事も突然現れたことがあったし、なんなの? 刑事を極めると気配が消せるようになるの?
亜美「びっ……くりしたぁー……いつの間に……」
蒲原「ちょっと前からです」
何ドヤっとんねん。

職場で背後から声をかけられる度(作業に集中してる時)に驚く私にとって、蒲原刑事のこの行為は敵。マジで自席に光るチャイムでも導入しようかと真剣に考えた私にとっては敵。
っていうかあの位置と角度、少なくとも他の科捜研メンバーからは蒲原刑事が見えていていた可能性が高いのに、誰ひとりとして声をかけないというアレ。「蒲原さんだ!」ぐらい言ってやれよ冷たいなw

◆濵田「なんすか? その歌。毎回気持ち悪いんですよ、店長!」
こんな暴言が許されるアルバイトになりたかった。いやアルバイトかは知らんけど。でも店長とか関係なく、同じ職場の人に「気持ち悪い」とかあのノリで言わんよね、普通w そんなに毎日、いや毎回歌ってんのか。

ふぐマリコ。「魚の気持ちになってお世話しよう」の文字を見てのアレ。これ、マリコさんなりのコミュニケーション法だったのか……
なんにせよあざとかわいい。『科捜研』のあざとかわいい枠といえば年少組ですが、若いヤツらなんぞに負けないというぐらいあざとかわいい。悔しい、ズルいw
一番あざとかわいいと思ったのは、顔をふくらませながら小さく「んー」って何回か言ってるっぽいところですね。あざとい! かわいい! ああああああああ!!!!!!!!
で? いくら出せば飼育できるのかね? 言い値を出そう。
まあ、飼育したらめっちゃ手がかかりそうだな……という想像はつくw なので諦めます。動物飼育には責任が伴います。飼うときには慎重によく考えよう、って私のたくさんペット飼ってる友達も『警視庁いきもの係』もそう言ってた。

◆山口「フグになった気持ちになってる……!」
その理屈はおかしい
で、水槽越しの無言会釈。ここでパパこと山口さんも、常人の感性ではないことがわかる。後の店員さんの言葉どおりの魚バカ。
要するにマリコさん、変人っつーか「オタク」に好かれやすいんだなw 自分が科学バカ(オタク)だから。類は友をなんとか。
その後、マリコさんがこの店、フグの他にテトロドトキシンを持つ生き物はいませんか?」って聞いてるのに、「そうだな、トゲモミジガイ、スベスベマンジュウガニなら体内にテトロドトキシンを持ってる。まあ、うちの店に取り扱いないけどと、絶妙に噛み合ってない会話をしている時点で「ああ、オタクだ……」って。
人の話を聞いてないあるある。自分の言いたいこと(知識)だけ言っちゃうあるある。でも曲がりなりにもお店の経営者がそれでいいのか……とも思うw 大丈夫か、あの熱帯魚ショップ。

◆濱田「ああ、この人自分の子どもに捨てられちゃって、代わりに魚を子どもみたいに育ててるの。魚バカですよね!
すごい、言い捨てていったw こんな言動が許されるアルバイトになりたかったわ。

◆開始10分半過ぎでようやく土門さん登場。きちんと計ったことないですし、するつもりもないですが、歴代でもかなり遅めの登場。今回も存在感が出張気味。
さすがに次週200回記念SPと最終回にはそれなりにいていただきたいんで、今回ばかりは我慢します。
というか今回、土門さんがいようがいまいが感想変わらんし。ぶっちゃけいないならいないで、どうにでもなったと思うんだよな、今回に限ってはw それぐらい、土門さんがいる意味がない話であった。
でももうホント、内藤さんには分身の術を体得していただくしかないな……京都東映、技術開発頑張れ。資金提供なら惜しまないから。

◆蒲原「(アリバイ証明するのが)魚って!
蒲原刑事、精神的にランクアップしてもキレツッコミ癖は変わらず。そういうとこ好きだよw

◆マリコさんの質問攻め怖いw マリコさんってパーソナルスペースも狭いから、距離近いんだよな。あの大きな瞳に見つめられながらの質問攻め、怖いだろうなぁw
山口「アンタ、まるでスマトラだな!」
恐竜がやってきて街破壊して、私がサイキックで迎え撃つんですか?(相対性理論ジャナイヨー)
濱田 「綺麗で丈夫な魚なんですが、せっかちで好奇心旺盛で気が強いんです」
土門 「おお……」
蒲原 「せっかち、好奇心旺盛、気が強い……」
土門 「うん、確かにな」
マリコ「ん?」
土門 「ん?」
ここ、土門さんだけならともかく、蒲原刑事にも共通で認識されてるのがポイント。マリコさん、そういうとこやぞ。
っていうか、「綺麗で丈夫」には誰も触れてあげないのが可哀想だよw どっちもマリコさんにも当てはまるじゃんか。見た目は文句なしに綺麗だし、丈夫っていうかもはや不死身だし。

◆店から出た後、蒲原刑事だけどこかへ行っちゃってマリコさんと土門さんの会話。
なんでや! 蒲原刑事も入れたってや! 刑事はそもそもコンビで動くんやぞ!

◆日野「タコの口って『トンビ』と言って珍味なんだ」
久しぶりに出た、日野所長のグルメぶり。そうなのか……口って美味いんか……
相変わらずなんでもアリの京都府警科捜研のトンデモデータベース。ここにツッコむのは野暮、しかしそれでも言いたい。ここのデータベース採用の基準がよくわかんないw 「そんな珍しいデータあるの!?」「なのに、それは載ってないの!?」みたいな。ガバ&ガバ。
でも「寺の鐘の音データベース」を超えるものは、もう出てこないかな……と思う。あのいい意味での緩さ、もはや今の『科捜研』では許されないんじゃないかと思う。ちょっと寂しい。

◆そもそもあのチャイムを壊れたまま放置してんのがダメなんじゃね? 美波ちゃんに聞こえる・聞こえないを置いといても、壊れたまま放置はアカンでしょ。大家の怠慢。
で、窓から叩けば作業場に近いから聞こえる。解決法があまりに物理的で笑ったw コツとかじゃないw

◆山口「夢か……それでお前は俺を捨てるのか。(中略)いや捨てた。お前は俺じゃなくて、アイツを父親に選んだんだろ」
今回一番謎だったのは、フォーカスされてるのが「父(2人)と娘の関係」なのに、そこから母親がまるっきり疎外されてることですかね。
山口さんも武田さんも、あくまで執着してるのは娘の美波ちゃん。そこにはお母さんはまるで関係してこない。娘の進路問題となると、そこには少なからずお母さんの意思も汲み取らないといけない場面があると思うんですが、あまりに影が薄かった。
そもそも、お母さんと山口さんの不和の原因も、想像はつくけどはっきりとは描かれてない。なので、山口さんが「離婚自体に納得いってない」のか、「離婚には納得しているが、娘と離れるのが嫌だった」のかがわからない。
そこはぼかしていいところなんだろうか……と疑問。あんまりはっきり描けばドロドロになっちゃうから避けたのかもしれないけど、今回の描写だとあまりに山口さんが子どもすぎるんだよなぁ。いいのか、それ。
上記の台詞は、最後まで見れば新しいお父さんのところへ行く美波ちゃんのために、山口さんへの未練を断ち切らせるため……とフォローできないこともない。ないが、だとしてもわかりづらいし、選んだ言葉が最悪なのでフォローしきれない。ダメじゃろこのチョイスは。

◆マリコ「私に似てるんですって」
美波さんからもらった絵を置いて、宇佐見さんの研究室に向かうマリコさん。
そして他3人の間で始まる、「何がマリコさんに似てるか」トーク。
亜美「どれに似てるって?」
呂太「うーん……あっ、これ(スマトラ)じゃない? なんか目力強そうだし
日野「いや、この岩じゃない? マリコくん、ちょっと岩っぽいし
亜美「なんてこと言うんですか」
結構真剣にドン引きしてる亜美ちゃんのツッコミ好きw 亜美ちゃん、なんだかんだでマリコさんのこと大好きだな。
っていうか日野所長、それはさすがにちょっと。シニカルジョークも行き過ぎるとちょっと。「岩っぽい」って。それは精神面の硬さを意味してるの?

◆京都水族館。前も出てたけど、広そうだし綺麗だし、行ってみたいなぁ。クラゲコーナーがあったら最高。私は水族館ではクラゲコーナーが一番好き。

◆武田「アンタも父親だろ。美波がどうなってもいいのか?」
後にこれは美波ちゃんの進路のための資金ということがわかりますが、それにしてももっと言葉選べよ。ミスリードっていうかこれはもうコミュ障じゃろ。なんで揃いも揃って言葉を選べないヤツが美波ちゃんの父親になるんだ。だから意図が伝わらないで美波ちゃんもキレるんじゃないの?
ということは、そんな相手とばかり一緒になるお母さんの趣味の悪さが問題、ということになる。美波ちゃんにとって一番のガンはお母さん。美波ちゃん、家を出る時は今やで。

◆毎年毎回のことですが、吐く息が真っ白なのに上着が白衣一枚で屋上って寒くない? マリコさん。いつもはもこもこしてるじゃん。
いや、白衣の上にコート着たらおかしいのはわかってんだけども。

◆今回の風丘先生の差し入れは食パン。
今期はなんかやたら差し入れなし・変な差し入れとかが目立ちますけど、今回のこれは史上最も金もかかってなければセンスもない差し入れだなと。いつから風丘先生は差し入れのセンスがこんなになってしまったんですか?
前に日野所長が「風丘先生の差し入れは自分が食べたいものを持ってきてるだけ」と言っていたので、つまりこのときの風丘先生は食パンが食べたい気分だったということになるが、私が食パンをあまり食べないのもあってその気持ちがわからない。
せめて本当のお目当ては(割とお高めの)フルーツジャムで、それをつけるために食パン買ってきたー、の流れならわかるんだけど。だってジャム買ってきたのも風丘先生(呂太くんさんが風丘先生の持ってきた袋からジャムを取り出していた)なんだからさぁ。
もうここらへんは、「風丘先生に差し入れさせとけばいいんだろ! で、ヒント係やらせとけばいいんだろ!」というやっつけ感溢れるシーンであったw
こんな雑な扱いを受けるなら、2人いればだいたいわかるヒノペディアかウサペディアで解決、の方がまだマシ。こんなに雑なら差し入れシーンいらないです。

◆風丘先生、自分が散々その目力ビームにやられてるから、やっぱり着目するのは絵の「目力」。どこに注目するかで、マリコさんをどう思っているか、普段どういう被害にあってるかがわかる。一種の踏み絵。
で、唐突すぎる「なんで『食パン』は『食パン』と呼ぶのか」クイズ。劇場版コナンの阿笠博士だってもうちょっと前振りしてからクイズ出すよ。
そして日野所長が風丘先生の差し入れで他人の貰い物であるスケッチを消す。
いくらヒントタイムのためだからって酷いw
今回に限っては、マリコさんより日野所長の方がなんか酷かったっすね。当社比で。シニカルジョークも行き過ぎるとちょっと。

◆言葉の選び方を知らない父親と幼い子どもの喧嘩って厄介。
武田「僕に憧れたって、僕にはなれない。僕と美波ちゃんは違う」
美波「なんでそんなこと言うの……? 私が本当の娘じゃないからダメなの?」
武田「こんなことになるなら、父親にならなければよかった」
ここでの武田さんの言葉のチョイスがアレなのもそうなんですけど、全体的に、美波ちゃんの拗ね方・悩み方が大学生のそれとは思えないんだよな。
いや親子関係って難しいものだから、十把一絡げに「こうあるべき!」なんて言っちゃイカンのはわかってる。わかってるが、少なくとも私の範囲内ではあの拗ね方、せめて高校生までだよ。
高校生だったら、受験とも絡んでくるので(受験する)学科を変えようかな」でも理解できるし、それに対して「夢をブレずに持て」という武田さんもすとんと腑に落ちる。
もう美大生なのに「学科を変えたい」は、「学科変えるのだって大変なんやで……」って。試験も当然あるし、学科が変われば教材もまるで変わって一から揃え直すことになり、環境も全く変わるだろう。油絵からファッションデザインのコースなんて、たぶんまるで未知の世界なんじゃないですか。
進路変更そのものを否定してるんじゃなく、進路(学科)変更に伴う様々なデメリットを、曲がりなりにも考えられるはずの年齢でまるで考えてないのがもうなんていうか……幼い。
その上手くいかないもどかしさ、憤りを、そのままパパ・お父さんへの関係性にぶつけちゃってる拗ね方・悩み方も幼い。「私が困っても、やっぱりパパは助けてくれない」もそうだけど、そこでお父さん・パパで話が完結してるのがもう違和感しかない。もう離婚してしまったパパじゃなく、そこは傍にいるお母さんじゃダメなの?
これが大学生ってキッツい。美波さんの年齢そのものがどうこうっていうか、それが遠因となって人が死んでるという事実を踏まえると美大生の年齢であることがキツい。なんで美大生設定にしたんや。進路に迷う高校生じゃダメだったのか。

◆山口「言葉足らずすぎるだろ、これー!」
視聴者も全員が納得する絶叫ツッコミではあるものの、おまいう。アンタの娘には、きっちりアンタの血が流れてるんやで。言葉足らずなのは同じやで。
あと、こういうミスリードから生まれる粗を自覚してんのは結構なことですけど、それを作中でツッコめば許されるみたいなノリはよくないと思う。ギャグとして笑っていいのかも微妙だし。

◆山口「スマトラ女!?」
今期のマリコさんの形容詞一覧。
・目からビームが出る
・正論マシンガン
・岩っぽい
・スマトラ女 ←NEW!
これ、次回のアンケートに使おう。

◆タコの体表観察と解剖と胃の内容物鑑定。
実は私、カエルの解剖もした覚えがないんですよ。地域や年代によって理科でやるかどうか変わるらしいけど、どうなんだろ。皆さん、やりました?
亜美 「こんな小さなご遺体、初めてですね……」
まあ、今までも動物(生き物)の解剖なんて、しなかったからな。『科捜研』でも。
で、体表観察中に異物を発見したことにより、亜美ちゃんまでもがマリコビームの餌食に。亜美ちゃんにもマリコビーム効くんだw どんどん餌食が増えていく……
亜美 「……出た。目力ビーム。……はい。あとで調べておきます」
マリコ「このタコが、きっと犯人を教えてくれるはず。では、開いてみましょうね
こき使うだけでは飽き足らず、風丘先生の決め台詞まで取ったぁ! マリコさんの鬼! 悪魔!
いやこれは、それだけマリコさんの中で風丘先生の存在が大きいということ……?
どっちに取るかはあなた次第です。

◆2度、おそらくちらっと見ただけでキャットフードの銘柄まで覚えてるマリコさんの観察眼と記憶力はバケモノ級。すげぇわ。
犯人の動機は「私がかけた時間と金をなんだと思ってんだ!!!!」、つまりオタクの暴走。オタクが推しを殺す話。
武田さんも、なんで娘相手より、犯人の方に本心を語れてるんだろうな。それを最初から美波ちゃんに言えよって話よな。
そして「得体の知れない生き物は簡単に触るな」という教訓話。綺麗なバラには棘がある、綺麗な生き物にもだいたい毒がある。生き物の模様ってのは警告だからね。小学校の理科で習うだろ!

◆徹頭徹尾、今回の話は父親と娘の話。母親の疎外ぶりがもはや気持ち悪いレベル。ここまで存在感がないなら、もうお母さんいらなかったんじゃないか?
そして、武田さんが亡くなってるのに「イイハナシダッタナー」風にまとまってんのが薄気味悪い。武田さんだって、言葉のチョイスが最悪だっただけで悪い父親じゃなかったのに。そこには山口さんとの差はなかったのに。ええ……?

もう私の感性の問題でいいから、今回を「イイハナシダッタナー」でまとめたくないです。いやもうなんだこれ。なんだったんだこれ。

次回!

祝・200回!
と、キャスト陣勢揃いで叫ばれたでござる。でもそこには藤倉刑事部長と佐伯本部長はいない。寒中見舞いもそうだけど、若干寂しい。
若村さんのカッコよすぎる裏ピースに合わせて、内藤さんが両手で○を作ってあげてる(200)のと、みんな笑顔なのと、ひかるさんと渡部さんが手を上げてるのがかわいい。

ってなわけで、次回サブタイはそのものズバリ、『200の鑑定』

大量鑑定だ!
日野所長ピンチ! そこから科捜研も大ピンチ!
芝監察官再び登場、に加えて、S17にしてようやく日野所長の奥さんも登場! マジか!

いったいどうなる次回!
沢口さんが感心したトリックってなんなんだ!

次回、祝200回! と最終回、残り僅かだけど期待! しておりますよ!

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