【遺留捜査 season4】第6話 感想

遺留捜査
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第6話 夫殺しに疑惑の妻!? 汚れた離婚届に10年の涙!!

ゲスト:国生さゆり、岩松了、野村宏伸、久松信美、中西良太、森脇英理子、杉森大祐、奥深山新、北川裕介、森山くるみ、平野航平、上杉逸平

脚本:大石哲也
監督:長谷川康

今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
自分の設問の仕方が悪かったのが、票が振るわなかったな……という感じです。ごめん。これからはもうちょっと考えて質問します。でも、割と深刻なネタ切れです。どうしよう、次回。
未だに、どういう質問なら票が入りやすいのか理解してない。もう半年はこの企画やってるのになぁ。

今回!


◆ひとり、夫婦の思い出の場所で佇む被害者の西岡さん。
そしてこの話のラストで、夫婦でこの場所に来ていたのがもうなぁ。
「あるはずだった風景」は、もう二度と訪れないんだな、という虚しさ、寂しさ。

◆村木「殺人の現場なんて、私、初めてです」
普通の科捜研は現場に出ないと思うんですが、それは……やっぱり京都府警だからか。
そこで綾子ちゃんからのお言葉。
綾子「いいですか。ここから先は、気をしっかりと持ってください」
そんな、心霊スポットに向かう霊能力者みたいな……
村木「なんのこれしき。方程式」
アドリブだろうな。ノーカット村木。

◆やっぱり特対こと「火消し」チームって、事件解決が難航してたり解決が難しいことが予測される事件に当てられるチームだよな?
と思い直す今回の佐倉さんと雨宮くんの台詞。
佐倉「警察官殺し、難航してるみたいね」
雨宮「事件から1週間。そろそろ出番ですかね?」
こういう台詞もあったし。
いや、すっげぇ細かいんだけど「火消し」チームの設定を踏まえると、初動捜査の段階で捜査に加わってるのって結構な違和感があったので……

◆鉄観音茶。フルーティーで芳醇な香りのお茶らしいんだけど、桧山室長含め皆さんのあのリアクションは、糸村さんのお茶淹れが下手くそということか。まあ、得体の知れない飲み物にはちみつどわーっと入れてる人だし……
つまり糸村さんは、某宇佐見さんにはなれないということか。宇佐見さんのお茶も私は100%信用はしていないが、飲むなら宇佐見さんのお茶だな。何の話だ。

◆村木さんが菓子折り持って挨拶に来た。佐倉さんのどぅわぁい好きな丸福の紅おかめで「火消し」チームの皆さんの心を掴む村木さん。何が目的かと言えば……
村木「実はですね、糸村さんに、ちょっとお願いがありまして……」
糸村「僕に? 村木さんが?」
ここの糸村さんの台詞の発音を聞けば、普段の糸村さんから村木さんへの扱いもわかろうというものである。なんだよ、あの意外性のカタマリみたいな発音はw
それでいて、話を渋るのかと思いきやしれっと引き受けたり、やっぱり糸村さんってよくわかんないよな……w 悪い人じゃないのは知ってるんだけど。

◆初回以来の登場の八重樫係長。
やっぱり、味方の時の野村宏伸の「あっ、コイツ頼りにならないな」具合は異常。
それもこれも、もちろん役者さんが真摯に役を演じてくださってるからだとは思うんですけども。

◆その代わりに今回の頼りになる味方は所轄の塩崎刑事。中西さん、いい役もらってるなぁー。
っていうか、村木さんもツッコんでたけどしれっと証拠品持ち出してくんなよ糸村さんw 手癖悪いなーw
糸村「『回り道が行き止まりの道ではない』……って、誰かが言ってました」
いやホント、村木さんの言うとおり誰なんだよ! 言ってるの誰なんだよ! 1回だけ「村木さんが言ってた」ってのはあった記憶があるけど。
「怖いもの知らずすぎて怖い」、それが糸村さんの本質なのかもしれないよね。なにそれこわい。

◆そんな「怖いもの知らずすぎて怖い」糸村さん、今回も単身で捜査会議に乗り込んで発言。
でもそれがきっかけで塩崎刑事に気に入られたっぽいから、何がフラグになるかわからないもんだよね。

◆村木さんの指が! パキパキって! 痛い痛い! 糸村さんって無駄に力強そうだから余計痛そう! やめたげて!

◆八重樫「科捜研が(苔を)見落としてるんだろう。もう一度調べ直させろ」
どこかの京都府警科捜研の女王なら「は?」と言いそうな発言であるが、ここは科捜研がそこまでの発言力を持たない世界なので(っていうか塩崎刑事が止めてたっぽいけど)そんなことはなかった。

◆村木さんの過去話。なんか絶妙に村木さんに似ている学生だな……
人一人の人生を狂わせたかもしれない、その痴漢冤罪を生みかけた過去は村木さんにとってとても大事なものだったんですね。だからこそ、なんだかんだ言いつつもどんな鑑定でも決して手を抜くことのない村木さんが生まれた、と。
村木さんが、糸村さんがどんなものを持ち込んでも、なんだかんだで鑑定してくれるのはこういうところからなんだろうね。

◆しつこいかもしれないけど、佐倉さんと糸村さんの組み合わせ、好きだなぁ。
っていうか、特対の中でキャラが立ってるのが数少ないので、佐倉さんぐらいとしかきちんと組めてない感があるというか……神崎さんとだと、なんかまだ「名探偵と助手」ぐらいにしか見えんのだよなぁ。意外と糸村さんって、年上女性(立場が上の女性)との方が相性いいんじゃないか? と、私は今もそう思ってる。

◆糸村さんの大発見と、特対の皆さんの地道な調べ物により、10年前の犯人と今回の犯人を同時に引き当てちまうという大快挙。
……冤罪事件をひっくり返してしまうというのは、下手したら府警が揺るぎかねない大事件だと思うが、そこは『遺留捜査』で描くべきものではないから関係ない。という割り切り方が好き。

◆指紋は捏造できる、これは刑事ドラマが与えたいらない知識。
いや、たぶん一般人はできない。

◆それにしても、前々から思ってたけど『遺留捜査』の世界はあまり法医学者が頑張らない世界だな。
今回で言うなら、別の石でそれぞれ殴られてたらわかりそうなもんだけどな、と思うのは他のドラマに毒されているせいなのか。
『遺留捜査』ワールドでは、科捜研の村木さんはスペシャリストとして存在するが、法医学者のスペシャリストがいない世界なのかもしれない。

◆佐倉さん、(元)身内の犯人にブチ切れる。声の張りがさすが。
正直、自分の中では特対の若い男性2人が本当に影薄いんで、残り少ない話数ではあるが頑張ってほしい。

◆絶対に3分で終わらない3分タイム。それでも、今回は割と短めだったような気がする。
話してくれない、話そうとしない。それはある意味ではカッコつけのヒロイズムな行動だと思うけれど、これは不器用な西岡さんなりの「愛」なんでしょうね。
それにしても元警察の会計課の人が、臨床美術の先生になった経緯はなんなんだべか……

◆村木「しっかり聞いてたんじゃないですか、もう……! お人が悪い!」
そうだよ村木さん、知らなかったのか?
ここでの糸村さんの笑みもまた、お人が悪い。っていうか、自分の人の悪さを自覚してるだろ絶対!
そういうとこやぞ。そういうとこが、(私に)信用されなくなるんだぞ糸村さん!
まあ、今回ばかりは村木さんの奢りでもしゃーねーべ。もしかしたら、そうは言いつつ糸村さんも少しぐらいは出してくれる……ことは、なさそうだなw

特に今期『遺留捜査』においては、主題歌が流れ出してからのラストの演出が何よりの鍵だなぁと感じるので、そこで話の粗とかそういう理屈を超えて「よかったな」と思えるかどうかが、その話の評価に繋がってる気がします。少なくとも、自分の場合は。
今回は村木さんの過去話もあり、糸村さんとの繋がりもわかり、面白かったです。
ただ、特対のメンバーの影の薄さを改めて感じた話でもあった。正直、『遺留捜査』は糸村さんと村木さんがいたら成り立っちゃうのかなぁ、とか。そういう寂しさも若干感じなくはなかった。メンバーチェンジして6話目で言うことでもないんですけどね。

次回!

次の遺留品は「万年筆」。
ホームレスの正体は有名な小説家!?
次回はどうやら、父と息子の話のようで……?

次回以降も期待! しておりますよ!

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