【科捜研の女 season16】第2話 感想

科捜研の女
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File.2 顔のない男

ゲスト:尾美としのり、岡本怜、山崎銀之丞、上杉祥三

脚本:戸田山雅司
監督:森本浩史

【科捜研の女】沢口靖子「恋愛には発展しないと思う」
沢口さんへのインタビュー! 今後の展開のネタバレがちょこっとだけあるぞ! 他にも、共演者たちへの印象や、京都で楽しみなことなども。
内藤さんへの印象を答えているのは結構見かけるけど、若村さんや風間さんへの印象を答えているのはレアじゃないかと思う。
なんだったら、全員分のを聞きたい。いやむしろ、全員に共演者への印象をインタビューしてほしい。そしてそれをまとめて、公式ガイドブックとかにすればいいんだよ……! そうだよ……!

そして今週の『TVstation』には、『科捜研』特集記事があるよ! 見開き2ページです。
沢口さんへのインタビューはもちろん、「脚本ってどんな感じにできるの?」「演出で大事なのは○○○!」など、知りたかったことかもしれないことが載ってるぞ!
『シリーズ助監督から前シーズンで監督デビューを果たした』のは、S15-12を担当した小川岳志さんだろうか。
『耳撃者』回の東映公式で「監督デビュー」「数年間科学担当助監督としてばりばり活躍」とあるし。
S15では12話の小川岳志さん、13話の匂坂力祥さんが監督デビューしているので、お二方の内のどちらかなのは確か。
これはたぶん、エンディングのスタッフクレジットを丹念に見ればわかるんだろうけども、ちょっと今録画を見られる状態じゃないので……誰か、確認してくださらないでしょうか。情報提供お待ちしております。
プレゼント企画はオリジナル布トート5名様か、沢口さんのサイン入りポラ1名様。
さぁお近くのコンビニか本屋さんへレッツラゴー!
この記事で一番驚いたのは、何より「16ページ目」からこの記事が始まっていることですかね……偶然なのか、果たして。

ということで、11月に入ったのに未だ第2話な今期です。
初っ端から焦らしプレイ入りました。マリコさんのドSっぷりがわかっていいんじゃないすかね。まあ、別にマリコさんのせいでもなんでもないんですけど。日本シリーズはしゃーない、特に今年のは。

はい今回!


◆マリコさんが振り返る前回のあらすじ。いつもの。

◆ものすっごい普通に土門さんたちが科捜研メンバーに会社ゴロの篠田道信や英洛大学の過去を報告してたんだけど、特に何かを調べてほしいとかじゃないんだなぁみたいな。
いやまあ、篠田の資料は何もなかったわけだから、調べようがないと思うけど。

◆せっかくの大学祭なのに、それを潰されるようにこんな事件に巻き込まれる英洛大学の学生たち。あと、一般教員たちもだろうか。
あんなブースを作って、たぶん募金箱とかも手作りだろうし、募金額をリアルタイムで集計、表示していかないといけないって……
しかもそこまでやったのに、自分たちの目の前で人(大学の事務長)を叩き落されるという鬼畜も驚く所業。
今回の犯人は英洛大学の学生たちにタコ殴りにされても、全く文句言えないよな。

◆で、話には全く関係ないすっごいアレな疑問なんですけど、「お賽銭」の体で集められた今回の身代金って、一体どうなるんでしょうか。もう個人個人に返還するとか不可能でしょ。
個人的には、ほぼ何の関係もないのにこんなふざけた犯罪に巻き込まれた英洛大学の方々に、慰謝料として払って差し上げてもいいと思う。大学祭で動いてた方々に還元するとか……

◆矢萩先生、自分の大学の学生が誘拐されたことはニュースにもなってるぐらいだから知ってるだろうに(しかも自分のゼミの学生のはず)、あのタルンカッペ動画見てなかったんか。
……と思ったけど、そういえばあのタルンカッペ動画の再生数は1万再生程度だったしな……
動画プロデュース能力がないと、こういうのキッツいんだな。どうせアレだろ、YouTubeじゃなくてニコ動的なところに投稿しちゃったんだろ。
やっぱりあの動画、素材とそれなりの時間があれば作れそうな気がするんだよな。むしろAviutlでもいける気がする。いやAviutlは、フリーソフトなのにめっちゃ便利ですけどね。高機能すぎる。

◆英洛大学が闇深組織。金も血も流れすぎ。歯向かってくる抗議運動のリーダーにヤキ入れる(返り討ちにあってるけど)、脅迫され続けて屈し続ける、とか。
今回、何の関係もなく巻き込まれた一般の学生や教員たちには同情するが、当時の関係者はクズばっかだな。これは取り潰し不可避ですわ。

◆相馬「ハッハッハッハ! まだやってる? ハハハハ! 諸君、喝采したまえ。我、復顔に成功せり。ハハハハハハ!」
このあとのシーンとした雰囲気、やめてさしあげろ。マリコさんの「お疲れ様」も酷すぎる。言っておくけど、この中じゃマリコさんにだけは相馬さんの徹夜明けテンションに引く権利はないぞw
72時間鑑定できますか。企業戦士もびっくりブラック体質科捜研。しかし、今回この復顔がなければ、あの白骨死体は楢橋だと認識されたまま捜査が進められていた可能性もあったんで、相馬さんファインプレー。チャラけててもちゃんと優秀。

◆あの殺人ライブ配信、14時10分前の時点で累計来場者も1万人に届いてないし、視聴者数も6000人切ってるので、世間では「このネタ飽きた」扱いされているか、「また修羅の都・京都か」扱いされている可能性がある。
動画配信サービスも、ツイキャスとかじゃなく、ニコ生とかを選んじゃったんだろうなぁ……

◆警察が堂々と介入したらまずいのはわかるが、不特定多数の人から人の命がかかった金を回収しているという状況下で、一般人だけで人々の誘導とか身代金集計をしなきゃならんっていうのは、ものすっごいハードル高いよなぁ。人員的にもプレッシャー的にも、嫌だこれ。
ここまでやって、人が叩き落されるなんてショッキングな場面を見せられるんだから、マジであの英洛大学の何も知らなかった方々は犯人をタコ殴りにしていいぞ。私が許す。

◆巫女服のオッサンが屋上から叩き落されるとかいうニッチすぎるシチュエーション。ぶっ飛び系の2サスでもなかなかお目にかかれない状況だな。あの世界の2ちゃん、祭りになってるんじゃなかろか。それとも、やっぱり「京都だからいつものこと」で流されるのだろうか。
ひとりでも現在軸で死人が出ないと、風丘先生の出番が無くなるから仕方ない。事務長は尊い犠牲になったのだ……
でも今回、風丘先生は別に出ても出なくても意味なかったんだよな。解剖シーンで出ただけで、解剖書の「か」の字も出てこなかったし。メインはあくまで誘拐事件と白骨死体(にまつわる20年前の出来事)。

◆私はスマホにパスコードロックはかけてないので、別にやましいことなんかないですよ。
ないですから、私のスマホは解析しないでくださいね。よろしくお願いします。

◆矢萩先生のスキルを体得しているマリコさん。マリコさんって『めだかボックス』のめだかちゃんなの? 『完成』しちゃうの?
いや、今回のこれはあくまで矢萩先生の残していったデータやソフトありき、ってのはわかってますけど。

◆マリコ「それでも私は、科学で人を救う道を選びます。(中略))人を救うことが出来るのは、優しい嘘でもなく、事実に目をつむることでも決してなく、ただひとつ、真実でしかない。だからこそ、私の中の科学は、人を救うためにのみ存在する」
この言葉も含めて矢萩先生の説得に成功するわけですが、この台詞の時に、意味深に相馬さんが映っているのは、S14-6のことでいいのか、それともそれひっくるめた全てが相馬さんを徐々に(マリコさん信者に)変化させてますよ的なことなのか。
どっちにせよ、マリコさんは基本的にすっごいポジティブでアクティブだよなと思う。科学知識どうこうとかよりも、こういうところがものすっごい主人公感ある。
なんつーか、「一緒に無人島に流されても生き残れそうなヒロイン」っていうか。科学知識無双がなくても、このポジティブさとアクティブさがあるだけで生き残れそうな気がする。私はマリコさんのそういうところ、好きですよ。

◆3回目の動画のときには萌衣さんが私服に戻ってるんですよね。
で、殺された事務長には巫女服が着せられていた。
つまり事務長は、萌衣さんが着ていた巫女服を着せられて殺された……?
美人すぎる巫女さんの脱ぎたてほやほや巫女服を着せられて殺された……?
誘拐してきた萌衣さんにわざわざ用意した巫女服を着せたところといい、今回の犯人はなんていうか、とっても変態……いやいや、素敵なセンスをお持ちだったんですね。嫌いじゃないですよ。関わりたくはないですけど。

◆振動音(新幹線の走行音)とコルクくずからあっという間にアジトを突き止めてしまうところ、おそらく大概なファンタジーぶりなんだと思いますけど、こういうところにワクワクしちゃうのが『科捜研』視聴者だと思っているので、こういうの大好きです。インチキデータベース大好き。

◆あんな怪しい格好(黒フード被って仮面つけて)でビルの窓を開けて外を見てるなんて、危機意識ねーよなタルンカッペさん。そもそも顔出ししているという自覚が薄い。お前、その格好で世界に向けて動画配信してたじゃねーか。再生数少なかったけど。
もし新幹線の窓から見えたらどうするつもりだったんだ。それで乗客が通報とかしたらどうするつもりだったんだ。
いや、ただの演出に文句つけても仕方ないんだけどさ……

◆タルンカッペさんこと岸岡こと山口を取り押さえる土門さんキャーカッコイイー
いや、本当にカッコいい。あのカッコよさ、おかしくないですか?
結果的な話とはいえ、事情も知らない娘を誘拐し楢橋を殺そうとし、用済みと判断した萌衣さんも殺そうとするクズだったんで、離婚した妻も娘もセーフ。

◆マリコさんが萌衣さんのあの表情をものすっごいいい方向に解釈してたけど、アレは「殺人者の上に、自分を捨てて20年も名乗り出なかったクズなんか父親じゃない方がいいです」だと思っちゃうのは、私の心が汚れているせいだと思います。マリコさんって、人同士の繋がりにおける悪意を、アグレッシブにポジティブ変換するときがあるよね。
実際の萌衣さんの心情がそこまで悪意的なものじゃないにせよ、顔も知らない自分の父親のせいで誘拐されたことには変わりないわけで、その事実は絶対ショックだよなぁ。なのにいきなり会うとか話をするとかは、たぶんあの場じゃできないと思う。せめて、もう少し時間が経たないと。
でもあそこで、実の父親に対する罵倒が出てこなかった辺りで、萌衣さんの育ちがいいことがわかる。さすが美人すぎる巫女さん。心も美人だ。育ての親がいい人で、本当に良かった。それが今回の事件における、一番の救いだと思います。

◆事件に結構深く関係してたのに、死なず殺されず犯人でもなかった科学者(のカテゴリに属する協力者)って珍しい、と思ったけど、マリコさんに惚れてるキャラで思い出したけど、マリコさんにプロポーズしてた佐沢先生もそうか。
失恋するのも一緒。でも今回は、マリコさんの無慈悲なフラグブレイカーっぷりに遭遇しなかっただけマシなんだろうか。……マシ、か?
矢萩先生が失恋した瞬間のマリコさんの表情、直接は見えないところがシャレオツだと思いました。
この調子だと、矢萩先生再登場ワンチャンあるで。いいキャラしてたんで、是非出てほしいっす。別にマリコさんラブを諦める必要もないと思う。面と向かって「そんなことより」でプロポーズキャンセル食らった佐沢先生に比べれば、何倍もマシ。

◆慣れすぎ。
マリコ「刑事部長、どんな感じ? また怒られるのかな?」
土門 「さあな。まあ、いつものことだ
……自覚があるなら改めよう、とか……
思わないんだよなぁ、この2人は。藤倉刑事部長がちょっと可哀想になってきたw
でもなまじ、対立した末にこの2人を認めちゃってるから下手なことも言えないし、みたいな。上はあの佐伯本部長だし、藤倉刑事部長がこっそり胃薬飲んでても、私は何の不思議もないと思いますよ。
そういや後編、出す暇がなかったとはいえ藤倉刑事部長の出番がなくて悲しかった。誘拐っつーデカい事件だったのに。

1週空いちゃったのは本当に仕方ない話なんだけど、運が悪かったとしか言えない。
後編で更に色々な情報が出て話が複雑化してたし。前編を覚えてなかったら、もう何がなんだかわけわかめだよなぁ、これ。
それを防ぐために当日昼間に関東では再放送があったし、動画配信の期間も延びていたけど、みんながみんな再放送や動画配信に触れられるわけでもないし……
1週空いちゃったのは本当に仕方ないけど、惜しい。それが結論です。話自体の感想じゃねーな、これ。

次回!

アイキャッチの「マリコ再婚」とあの画面で爆笑してしまい、マリコさんには本当に申し訳ないと思っている。
「離婚しないためには、なんだってすべきなのよ」もかなり破壊力ある台詞だなーと思うんだけど、「お前、再婚するのか」の威力がすごいな。
東映公式では、マリコさんの離婚歴は「聖域」扱いだし、日野所長の反応がちょっといいなぁって思うし、赤いドレスのマリコさんは「姫」扱いだし“今週の「マリコの衝撃的シーン」”コーナーはまさしく「マリコ様」だし。
来週はネタ回だといいなぁ。ネタ的に面白ければ、正直事件とかどうでもいいかもしれないw

ってなわけで! 次回以降も期待! しておりますよっ。

ちなみに今回更新された東映公式では、今回の前後編での放火トリック・転落トリックの設計図が。いいのかな、公開してw 悪用・ダメ・ゼッタイ。

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