【京都地検の女9】第2話 感想

京都地検の女
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第2話 殺人夫に尽くす妻!! 不可解な完全黙秘…外された結婚指輪の謎

ゲスト:山下容莉枝、天宮良、七海薫子、笠原秀幸

脚本:西岡琢也
監督:藤岡浩二郎


「何故俺たちの山下容莉枝はいつも薄幸なのかをそろそろ真剣に考えたいの会」が審議を開始しました。
だって、本当に幸せそうな容莉枝って、『紅蓮次郎』シリーズか『事件』シリーズぐらいでしか見ないんだもの……

そんなこんなで、今回の感想。





◆冒頭、朝っぱらから電話してノロける検事・鶴丸あや(50歳オーバー)。最初は「りんに夫婦生活大丈夫かって聞いてよ」という至極真っ当な話だったのに。
「章ちゃん、変わった。新婚の時はなんでも『ハイハイ、わかった』って言ってくれたでしょ? ホテルに入る時だってぇ……抱っこしてくれたでしょ~? チューもいーっぱいしてくれてー。『あやりんは、世界で一番綺麗だよ』ーって……」」
これをあろうことか井森さんと川喜多の両方に聞かれるあやさん。これはキツい。川喜多の顔芸が最早癒しになるレベルでキツい。そりゃスマホもなかなかポケットに入らないわけで、そりゃあ井森さんと川喜多とぎこちない会話をしてお茶を入れてこの事態をやりすごそうとする。
そして、そりゃあ鶴丸さんがいなくなった途端に笑われる。しかも川喜多、わざわざ真似するし。川喜多も案外底意地悪いというか、そういうところが好きだよ。
鶴丸「井森事務官。今日の予定を」
井森「はい。まず、抱っこしてチューです
真顔で鶴丸あやをやりこめられる井森さん、すげぇなぁ。そりゃあ川喜多も噴きだすし、鶴丸さんも何も言えない。そういうところで前任の太田さんと差別化されてていいと思う。


◆平林が今回目立ってたのはここぐらいだった気がする冒頭。
「あの人最近、なんかおかしくないっすか?」
「ああ……成増警部補とは似ても似つかない美人だそうですね」
「えっ? 早速男作って?」
「えーっ……!? あの、ガミガミオバチャンち」

平林の図太さというか図々しさは現代っ子特有と思うべきなのか、本人の元々の資質なのか。


◆自慢にはならんが私は徹夜で勉強をしたことがないしできないので、徹夜で勉強って効率下がるような気しかしないんですけどどうなんですかね。
朝から「ハニーフレーク」と「濃厚バニラヨーグルト」。洋風朝食。友子ちゃんは第5シーズンの話からいっても料理できないはずがないのですが、やっぱ好みもアメリカナイズされちゃってるんですかね。鶴丸さんの家の朝食は和食が多かった気がするので、これはこれで新鮮。


◆そういえばりんりん役の脇沢佳奈さん、芸能界を引退なさったんですね。今回の『京都地検』での結婚話が最後のご出演だそうで。今までお疲れ様でした、そしてありがとうございました。新たなお仕事も頑張ってください。そして教えてくださった方、ありがとうございます。
いくらあやさんがりんちゃんのことを何回でも言ってるとはいえ、それだけでお世話になってる友達のお母さんに「あやさん、罰金にしませんか? 『りん』って言ったら100円とか」なんて言うのかなぁ、なんて思った。いやまあ、確かにあやさんは冗談が通じる人だけどさ、言うかなぁ?
それと『成増さんと話をしたがらない』というところから推察するに、やっぱり『父親(成増さん)に愛されているという自覚がないから』とかいう理由でお寺に戻らないのだろうか。いやでも、それをやったら第5シーズンの話の繰り返しになるような……


◆友子ちゃんがお寺に戻らない理由を父上に責任転嫁する成増さんみっともない。これでもう成増さんがなんかやっちゃった(或いは何かあった)フラグが立ってしまったよな。何なんだろうな、理由。


◆被害者の会社の眼鏡女性社員の肩に腕を回して優しく囁きかける成増さんのこの行動は、果たして優しさなのか脅しなのか。
いやしかし、やっぱりいい声してるよなぁ、寺島さん。メロメロになるうら若き女子が増えてる理由もよくわかる。


◆ただ黙るってのも結構精神力を使いそうでしんどそうだ。それに付き合うのもしんどそう。私にはこういう仕事は無理だな、なんてどうでもいいことを思いました。


◆鶴丸さんの物怖じしないでモノを言えるけど、鶴丸さんには迫力負けする割とお茶目な井森さんはいいキャラしてるなー、と思いました。
鶴丸「1! 『私を抱っこしてチュー』。2! 『今すぐこの場で、打開策を開陳する』。どっち?」
井森「2……『開陳』……」
堅物井森さんを、自らの失敗をタテに脅す鶴丸さんはタフというか転んでもタダじゃ起きないというか。井森さんの顔のひきつり方がガチ。そんなに鶴丸さんを抱っこしてチューが嫌か。
じゃあむしろその権利は私に譲ってもらえませんか。頑張って抱っこしますからチューさせてください。お願いします。


◆補充捜査でウキウキする鶴丸さんを押しとどめるためにドアの前で自らの身体で壁を作る井森さんと川喜多の苦労が……
ここで、以前のPR予告にて井森さんが喚いてた言葉がガチで「井森ブロック!」だったっぽい(発音的には「いもーりブロック!」っぽいが)。
井森さんと川喜多さん、なんだかんだで仲いいから見ててホッとするんだよな。「川喜多、ゴー!」「ラジャー!」のテンポとか、行動のシンクロとか、「ダブルブロック!」とか。
諦めたふりでフェイントかけてまで外に出たいか、鶴丸あや。動きが若いよなあ、みんな。


◆居酒屋で悪態はつくものの、なんだかんだで友子ちゃんの様子が気になって鶴丸さんの後をつけて鶴丸さんをビビらせる成増さん。
いきなり司法試験を受けることを決意したり、お寺に戻らなかったり、やっぱり友子ちゃんの真意は結構引っ張るのかしらね。
普段はガミガミ言い合ってても、娘のためなら鶴丸さんに下宿代を払える成増さんはいいお父さん。それを友子ちゃんのために貯金すると言える鶴丸さんもいい人だなあ。
この「下宿代積立金」が最終回までに結構な金額になってて、それを元に司法試験を受ける上でのお金にします! 的なオチになったりするんだろうか。もし当たったら誰か何かください。


◆普通、ああいう外の人に対しての状況で自分の父や夫のことを「パパ」とは言わないよなあ。娘の方は普段から「パパ」「ママ」と呼んでるっぽいからまだしも、奥さんは普通にアカンよね、「パパ」呼び。


◆今回のたまちゃんジュースはなんだったんだろう。初めてわかんなかった。なんか緑色のジュースだったけど。
見当はずれな読みかと思えば、井森さんの「大安」発言が案外当たってたっていう。ズバリな答えを言ったのはたまこさんだけど。
商店街で走ろうとする鶴丸さんがカクってなったのは、果たして想定通りなのかアドリブ(事故)なのか。


◆あの眼鏡女性社員、なんだかんだで成増さんと仲いいな。あんな風に若い女性とも軽くコミニュケーションを取れるスキルが羨ましい。ぐがああああああ!


「でも、染みはついたまま。ニットについた染みをハンカチの先を濡らして取ろうとすると、染みはどんどん広がっていく。過剰にすれば、染みは目立つ……」
気にすれば気にするほど、隠したいものは目立ってしまう。隠そうとすればするほど……
奥さんの渚さんの「隠したかった染み」は、一体何だったんだろうね。


◆自分が不倫している身分でありながら、「他に男ができたんだな!」と女に掴みかかれる旦那さんですよ。
ある意味、あの眼鏡が不法侵入の末に殺しちゃったことは、旦那さんにとってもラッキーだったんだな。あのままじゃもしかしたら、脳内出血で時間差殺人とかいうことになってた可能性が高い。
しかし旦那さん、傷害罪で逮捕はされてましたけど、このケースだと起訴されるんだろうか。不起訴に終わる可能性もありそうな気がするんだが、どうなんだろうけど。


◆結婚ってなんだろう? 繋がりがあるってなんだろう?
友子「でも、彼らって誠実だと思いますよ。だって、愛せないから別れるわけでしょ? ……正直です。誠実ですね」
鶴丸「騙し騙し一緒に暮らしている日本人の夫婦は不誠実、ですか……ちょっと耳が痛い」
確かに、あやさんと章ちゃんが未だにラブラブなのはある意味、遠距離結婚生活してるからかもしれんよね。ずっと一緒にいるというのはそれだけ、相手のことを見てしまうということだからね。いいところも悪いところも。だからこそ難しい。いいところだけ見続けるなんてできないもんな。



『家族の形』ってなんでしょう。特に元々は赤の他人だった夫婦って、どうあるべきなんでしょうか。
「太って、合わなくなって外す人、いるでしょう? 私、結婚した時と体重、変わってない。指輪は……入る……」って自虐に見せた自慢か! とか見当はずれのツッコミでもしなきゃやるせなくてどうしようもないですわ。
人が死んだ事件すら、また夫婦を繋ぎ止められるものになるんじゃないかと期待はしたけどダメでした。小学生の頃から知っているけど、いつの間にか繋がりなんて無くしていた。
旦那さんは、何が不満で不倫をしたんだろう。いや、そもそも「不満があるから不倫をする」っていうのは女の考えなんですかね。不倫をすることに理由があってほしいと思うのは、やっぱり女の傲慢なんですかね。
今回のもやもやの理由は、個人的にはやっぱり「旦那さんの不倫の理由がハッキリしなかったから」だと思うんですよ。奥さんに不満があったなり、旦那さん自身がだらしなかったなり、何か理由があればどちらかを悪者にすることで割り切ることができるけど今回はそうじゃない。
実際の夫婦生活で起こる問題も、はっきり「どちらが悪いのか」と割り切れる場面は多くない。
そんな小さな、割り切ることの出来ない小さなヒビが少しずつ繋がりを壊していく。決して相手のことを嫌っているわけでもましてや憎んでいるわけでもない、相手が殺人犯なわけがないと信じられるほどには好意がある、それでももう元には戻れない。
「ちょっと頑張ったくらいじゃ、取り返せない。やっぱり……もう終わりだったんですよ」
籍はそのままにするのか、或いは離婚に踏み切るか。そこまではハッキリとは描かれなかったけど、気持ちの繋がりは元に戻らないんだろうな……というなんともビターな終わり方でした。

次回!

「生活保護」に「貧困ビジネス」で「西岡脚本」って、いつぞやかの病み話を思い出すからやめれ。あの誰も救われなかった、鶴丸さん自身すら救われなかった話を思い出すからやめれ。いやたぶん、キーワードだけ似ててあとはぜんぜん違う話なんでしょうけども。
そして鶴丸さん、再び襲われる。露骨に顔を殴られ、後頭部まで殴られてたよ。
なんかここ数年の鶴丸あやさんの(肉体的、精神的問わず)フルボッコっぷりが異常。成増シーズンになってから、必ず1回は痛い目見てないか? しかも大体西岡脚本で。

第5→島根地検で自分のやり方が通用せずにヘコまされて帰ってきた初回
第6→……強いて言うなら、お祖母ちゃんの元にいた子どものアレ
第7→東京から来た検事の話とホームレスの病み話
第8→刺されかけた初回と精神的な最終回

あやさん、これでよく心を折らずに生きてるよな……やっぱ周囲に恵まれてるって幸せだ。

鶴丸さんは今シーズンでは何回追い詰められるのか。それも楽しみです。ゴメン、視聴者って大体ドSなもんだから。
しかしそろそろ、鶴丸あやさんの痛快な「主婦の勘!」宣言も聞きたいのう。初回・今回と続けてしんみりめの「主婦の勘」だったし、鶴丸さんの豪快・痛快な面も好きなのでそろそろお願いします。次回はたぶん無理そうなので、次々回ぐらいで。

というわけで、次回以降も期待しておりますよっ!

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