第11話 消えた遺留品…銀のスプーンと犬笛が語る真実!!
ゲスト:佐々木すみ江、長谷川初範、金澤美穂
脚本:尾西兼一
監督:猪崎宣昭
最終回。佐々木すみ江さんの発狂演技がすげぇ怖かったんだけど。
◆5話といい、犬に好かれやすい糸村さん。
というより、糸村さんは動物全般好きそうだよね。何となくだけど。「少年っぽい性格」だそうだし。
◆施設の人の言葉が何気に酷い。というか、一言多い。
なんだよ、「厄介払い」って。人を預かるのがお仕事なんだから、それは言っちゃダメだろう。
◆人の真意を読み取るのも、言質を取るのも上手い糸村さん。
確かに、特定の人からすれば「人を不愉快にさせる名人」だろうなぁ。
◆「ちったぁ頭を冷やせよ。誰もが糸村になれるわけじゃねぇんだぞ」
序盤の嫌なキャラからすれば、ものすごい変貌を見せている宮下さん。このセリフがシリーズ中盤にあれば、最終回辺りでお嬢の成長が見られたかもしれないと思うと、ちょっと残念かな。この言葉を受けた上で、お嬢がどう答えを出すのかを私は見たかったな。
◆前の回に出た悟くん登場。糸村さんからのプレゼントは捜査一課のベルト。
え、捜査一課の人ってマジで専用ベルトなの? それで変身でもするの?
それを平然と受け取れる悟くんもなかなかの大物と見た。これは警察官採用試験に受かるフラグだな。
そもそも、あんな大通りの前でベルト外すなよって話ですけどね。いきなり外し始めたから、何かと。
◆あの「キィィィィィィィィ」っていう高い音がすげぇ不快。おそらく人に聞こえるか聞こえないかのギリギリの音だからなんだろうけど、すげぇ不快。しょうがないけど。
◆佐々木すみ江さんの発狂演技がマジで怖すぎる件。お嬢、素でビビってるだろ。
◆その佐々木すみ江さん2回目の発狂シーンが画面切り替え多用で目に悪い。
その発狂シーンで、最後まで「許してください、お願いします」と叫び続けた辺り、この人は本当の意味で江藤一家の立場には立てていないよなぁ。
おばあさんの真意としては「(息子の行いを)許してください、お願いします」なんだろうけど、たとえ原因が誰であれ何であれ、殺した本人が18年間苦しんでいたと知ったとしても、許せるわけがないもの。
結局は、「(自分と息子の行いを)許してください、お願いします」にしか見えないんだよな。
ってところが、妙に後味悪くて好きなんだけど、そう言ったら趣味悪いとか言われそうだ。
◆リストカットは死ねないってばっちゃが言ってた。やりすぎでショック死することはあるけど、基本的には痛いだけで死ねないらしい。
リストカットは楽に死ねるとか、そんなの嘘だよ。これだけは本当。
◆今までの事件の回想が出てきた時、「ああそうか、これ最終回なんだよな」と思いました。特に意味はないんだけど。
◆何故、斎田署長は18年前の現場から銀のスプーンを持ち去ったのか。これだけは説明が欲しかったね。
超解釈すれば、「いつか自首するときのために、自分が犯人だという証明をするための証拠として持ち去った」とか思いつくんだけど、奥さんと息子さんが死んだ2年前だか3年前だかの時点ではともかく、18年前の時点ではそんなことまで考えていたとは思えないんだよなぁ。
あと、江藤さんが銀のスプーンを現場で見ているのも謎。最終回での描写を見る限り、斎田署長は江藤兄を殺した時点で銀のスプーンをポケットに入れているように見えるんだけど……見間違いだろうか。
◆「係長は係長。お前はお前。糸村は糸村。そういうことだよ、俺が言いたいのは」
この答えをお嬢ちゃん自身が出してくれたらよかったんだけどなぁ。
あと、「セクハラですよね」とか言うキャラなんだ、お嬢って。私、結局お嬢の性格がよくわからないまま終わったよ。
◆とうとう、村木さんが糸村さんにディナーをごちそうになる……だと……
しかもなんでそれで感激しちゃってるの、村木さん。やっぱり村木さんって、糸村さんのこと大好きだよね。
でも、一応糸村さんも、いつも村木さんに無理させているっていう自覚はあったんだ。意外。
しかし横山くんと糸村さんの性格のせいで、結局村木さんがディナーを奢る羽目に。自分から言い出しちゃったからなぁ。こればっかりはしょうがないよね。言っちゃったものは仕方ないよね。責任を取らないと。
◆「お前は変態並だからな。遺留品に関しては」
糸村さんを引っ張った理由、それで終わりか。いいのか、それで。
◆あの終わり方はなんなんだw
◆初めて時間内に終わったのが、DVD販売告知。
「なんか、あっさり終わったな」ってのが第一印象でした。
最終回らしく色々盛りこんであったはずなんだけど、いつも通りに終わった感じ。別にそれが悪いとは思わないんだけども。
常に「どこか勿体無い」がつきまとうドラマだったなぁ。なんだろね。