【相棒 Season9】第17話 感想

相棒
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第17話 陣川警部補の活躍

ゲスト:原田龍二、中村靖日、霧島れいか、菅野菜保之、國本鐘建

脚本:戸田山雅司
監督:東伸児

あれよなぁ。作品さえ違えば、陣川さんの性格は間違いなく物語の主人公になれるタイプだよなぁと思いました。あくまで、「性格は」ね。能力については、この際さておいておこうよ。うん。
話については、ごちゃごちゃと難しいことを考えて細かいことツッコむタイプの話じゃないと思ったので、小ネタだけ拾っておきます。陣川さんについてだけ拾っておけば、それだけで1エントリになりそうなのはもうお約束なんだな。


【本日の陣川さん】
・これは陣川さんに限らないけど、「待てぇ!」っていう制止の声って意味ないよね。「『待て』と言われて待つバカがどこにいる!」っていうか、そもそもそれで止まるぐらいなら逃げないし。声を出す余裕があるならもっと全力で走れ、と、いつも思うんだけどどうだろうか。あんまり関係ないけど。

・窃盗犯に煙草勧めちゃダメだろ、おい。しかも交番のお巡りさんに借りるなよ。

「人は失敗できるから成長できるんだ。」
「でもたとえ失敗しても、いろんな人に助けてもらって何とかここまでやってこられたんだ!」
「どんな失敗でも、死ぬ気になって頑張れば、取り返せない失敗なんて無いんだから!」

そんな某修造のような熱いハートで門馬にぶつかる陣川さん。で、その「失敗」の具体例として挙げたのが
「こう見えても僕はよく失敗する。見当たり捜査で犯人じゃない人を逮捕しかけたことも、一度や二度じゃない」
って、お前は何を言ってるんだ。そりゃあ交番のお巡りさんも、気まずそうに視線逸らすわ。

「だったら、僕が力になってやる!」→今回の事件の幕開け
奥さんのオルゴールのエピソードを聞きオルゴールを探そう、と決意する陣川さん。しかもちゃっかり「僕“たち”にお任せください!」だものな。
うん、本当に出る作品さえ違えば、間違いなく主人公タイプの性格だろうに……なぁ。

・あ、一応人妻には惚れないのな。誠実な人だ。本当、思い込みの激しさと空気の読めなささえ直ればなぁ。

「陣川さんにも、シンパがいたんだ……」(by神戸さん)
神戸さん、陣川さんのこと何だと思ってたんだろう……
それにしても、劇場版Ⅱからの小ネタが来るとは。あの張り紙、警視庁内だけじゃなくて近隣にも張ってたんですね。

・相変わらず陣川さんにとって右京さんは尊敬する対象で、神戸さんは後輩なのか。

・右京さんの忠告にキレた陣川さんは神戸さんを仲間にした!
「えっ!? 俺、そっちのサイドなの!?」(by神戸さん)
しかも右京さんには「お願いします」とお守りを押し付けられるお願いされちゃうし。うわぁ。神戸さん、可哀相。

・そうだよな、刑事の張り込みには牛乳とあんぱんだよな。さすが陣川さん、さすがわかってらっしゃる。

「僕は結構、強運の持ち主なんです。今までもここぞって肝心なときには、絶対に外したことありませんから」
……ああ、まぁ、確かに……未だに警察官(経理だけど)やってられることから見ても、相当な強運の持ち主だよな……その活かし方を本人がわかってないところが悲しいけど。

・尾行もばっちりな陣川さん。
そこまではよかったのに、本人の家の前で「警察でーす!」
真っ正直に事情を人の家の前で叫ぶなよ。宅配便のオッチャンだってもっと配慮するよ。

・矢橋が逃げる時、右京さん、神戸さん、陣川さんと見回して逃走経路として強行突破できそうな相手に選ばれたのが陣川さん。
あの中だったら、私は神戸さん選ぶかな……だって陣川さん、何か棒?持ってなかった? 見た目的には陣川さん>神戸さんに見えそうなもんだが。
それとも、得物持ってたから逆に弱そうと判断したのか。何にせよ、捕まっちゃったけど。神戸さんに。
「10時12分、銃刀法違反で現行犯逮捕ぉっ!」
でも逮捕宣言は陣川さん。何をいいところ取りしてるんですか。

・でも、オルゴールから証拠になる口座番号を見つけたのは、本当にお手柄と言っていい……よね?
遅かれ早かれ、おそらくは米沢さん辺りが発見していたんだろうねっていうのはさておいて。

・でも、信じていた相手に裏切られるのはいつも通りの陣川さん。
今回はコメディタッチだったけど、色恋沙汰が絡まなかったし、本当にその人のために頑張っていたから、笑うに笑えないんですけど……あーあ。

・でも、だからって人に絡む酒はよくないですよね。お約束とはいえ。

その他のこと。

◆暇課長が「暇か?」も言わずに特命部屋に飛び込んで来たよ。しかも陣川さんのお手柄を「今年1番のニュースだよ!」呼ばわり。
もしかしたら、陣川さんがまたお手柄挙げるかもしれないのに、酷い言い草だ。信じられないのはわかるけど。

◆陣川さんが刑事になるかもしれんと言われた時の、捜一トリオの反応
三浦「おい、マジかよ……」
芹沢「まさか、ウチ来たりしませんよね?」
伊丹「その時は、お前が面倒見ろよな。芹沢先輩」
芹沢「ちょっと……勘弁してくださいよ……」
正直、一課にさえこだわらなければ、三課だったら陣川さんのスキル(経理能力)を思う存分発揮できそう……と思ったんだが、陣川さんは一課の刑事に憧れてるんだっけ。
能力と目標が一致しないって、周りにとっては悲劇であり喜劇よなっていう。

◆右京さん酷い
神戸「まさか、『陣川さんが犯人逮捕なんてありえない』……なんて思ってるんじゃないですか?」
右京それもあります
いやぁ、そこはせめてはぐらかしてあげようよ。オブラートに包んであげようよ。できないからこその右京さんだろうけども。
関係ないけど、「え? 何が気になるんです?」って陣川さんが振り返った時の右京さんビビリすぎ。そんなに陣川さんが苦手か。

◆今回、ことごとく神戸さんの「え?」にシンクロしてたのは私だけじゃないはず。

「君の人間としての魅力は、人を信じる純粋な心です。ですが、それは時として、真実を見失わせる、諸刃の剣になりかねません」
右京さん、陣川さんの人柄そのものは評価してたんだな。
その割に、『悪意の行方』では常に半キレ状態だったけど。
そして「それは時として」じゃなく、陣川さんの場合は「常に」な気もするけど、まぁいいか。

「本当に『おやおや』ですよ」にちょっと笑った。

◆そういや、たまきさんが出るのいつ以来だコレ。

◆そういえば忘れかけてたけど、結局陣川さんの警視総監賞ってどうなったの。実際、陣川さんが頑張らなきゃ事件の真相にはたどり着かなかった……よね?
1年前の強盗事件の犯人も(一応)捕まえたわけだし、それ以外の犯人も逮捕できたわけだし。
最初以上のお手柄じゃね?
でもやっぱり、もらえないんだろうなぁ。嗚呼。

割と色々計画に無理があったような気がするけど(今回、オルゴールが見つかったのだって、本当に運がよかったに過ぎないし)、そういうの気にしたら負けなのかもしれません。何に負けるのかはさておき。

来週は最終回。
色々、今までのゲストが大集合・今までの集大成って感じですね。
来週は夜8時から! 間違えないようにしようっと。

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