第18話 亡霊
ゲスト:古谷一行、木村佳乃、内山理名、岡本富士太、真夏竜、白竜、RIKIYA、津川雅彦、岸部一徳
脚本:戸田山雅司・輿水泰弘
監督:和泉聖治
最後のやっすいCGヘリとかどうでもよくなる話でした。
簡潔に纏めると、『カナリアの娘』で残したキーワードを使っての「小野田官房長、お疲れさまでした!」っていう感じの回でしたね。むしろ官房長追悼がメイン。映画の話とか『暴発』とかが思いっきり話の中核なんじゃないかと身構えてたら、全然そんなことなくてちょっと肩透かしだった。これは私の事情か。
今回の話で、官房長が本当に退場したんだー、と、『相棒』というシリーズ自体に大きな区切り(ある意味では亀ちゃん退場以上の衝撃)がついた気がして、そんな脱力感が襲ってきて、話の出来とか正直どうでもいいと思いました。
実際、正直に言うと自分は話そのものは面白いと思いませんでしたし。
以前、「『自分には合わない』という言葉で逃げるな」とお叱りを頂いたので、極力その言葉は使わないようにしようと思ったんですが、やっぱりこういう感覚って「合わない」としか言いようがないです。あと、「多用する『ごめん』も嘘くさい」って言われました。ごめん。でも「ごめん」と思ったから書くんです。ごめん。
そんなことはさておき、この話のベースのひとつである『カナリアの娘』が、私はあまり好きではなかったので、今回の話を面白いと思えなかったのはある意味、当たり前なのかもしれませんね。中盤辺りまでは、それの焼き直しかと思ってた。それで話に入り込めなかったのは、たぶんある。
雛子さん再登場は、すごいわくわくしたんだけどなー。なんかこう、肩透かし。行動が「今回も勝ち逃げされた」でまとめられちゃう感じだったのが惜しいのかね。傷がついちゃったら、その時点で雛子さんのキャラ崩壊な気はするんだけど。そういえば、なんでこのタイミングで再登場なんだろう。地味に神戸さんとは初遭遇なのか。「おっかねぇ女」とはまたえげつないながらも的確な言葉のチョイスで。
これは(も)言い訳臭いんだけど、どうやら私は古谷一行が苦手のようです。今まで気づかなかったんだけど、今回ではっきりした。駄目だ、苦手だ。理由はわからん。でも、苦手だ。なんだろうね。
今回の話で印象的だったのは、
・瀬戸内さん、保釈ってことはもしかして復帰? っていうか、亀ちゃんのことに触れられてたね。
・雛子さんはもう何かと契約でもしてるのかってぐらいのウルトラC常勝っぷりだな
・伊丹さんが暴走するのはシリアス回のお約束です
・三浦さんが死亡フラグ立ててたけど、回収されなくてよかったです。いきなり何を言い出すのかとビビったわ。
・車のことは詳しくないけど、GT-Rを公道でぶっ飛ばすなんて貴重な体験ができてよかったね、米沢さん。その後どうなったかはわからんけど。
・右京さんに対しては常勝のたまきさん
・ラストの瀬戸内さんと官房長のセリフ。劇場版Ⅱの「ずいぶんと青くなっちゃったね」がまた違った味わいに感じられてよかった。
・どうでもいいとか書いておいてアレだけど、ヘリの意図がまるでわからん
こんな感じでしょうか。
個人的簡易season9まとめ。
面白かったのは『過度期』と『暴発』。後者は劇場版を見た上で見直したら評価が変わったんだけど、あえて感想記事は変えない。