【新・警視庁捜査一課9係】season2 第9話 感想

警視庁捜査一課9係
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第9話 二つの血痕

ゲスト:渡辺哲、ベンガル、原田佳奈、大村波彦、篠田光亮、かでなれおん

脚本:岡崎由紀子
監督:吉田啓一郎

江藤(DV男)は、小宮山さんのパンツの色を吐いてから速やかに机の角に頭をぶつけるように。

正直に吐いたら、小宮山さんが「殺すよ? ぶっ殺しちゃうよ?」状態になるかもしれないけど。

ということで、本日の感想へー。今日はネタ全開でしたなぁ。


この話の最大の謎:小宮山さんのパンツは何色だったのか
あの確保の際の角度といい、スカート破けてるところといい、間違いなく江藤は小宮山さんのパンツを見ている。
ええい、何色だったんだ! 速やかに吐け!
そんな感じで、途中から事件の謎とかどうでもよかったです。とりあえず私と江藤は、まとめて小宮山さんにぶっ殺されるべきなのかもしれない。

今週の係長・青年コンビ
・世界的な演出家の名前を出されても反応が「へぇぇぇ……」だったり、係長がせっかく絵について教えてくれてるのにあんまり理解してなさそうだったり、青年は美術や芸術のセンスも知識も興味もなさそう。前から芸術センスがあるようには見えなかったけどさ。

岡崎脚本だと青年と倫子ちゃんがラブラブあまあまリア充カップルになってる。ちくしょう、イラついて壁殴っちまった
しかも倫子ちゃんのツンデレ成分が係長に対して出てて可愛くて。
こんな子を独り占めできる青年羨ましすぎる。ますますイラ壁。

・主任と青柳さんのやり取りを見て愚痴を吐く青年
青年「係長、あの2人、どうにかなんないんですかねぇ?」
係長ならないんじゃない?
あれ、デジャブ。というか、岡崎さんは丁寧にキャラネタ書いてくれるから、それだけで好き。

・倫子ちゃんのサンドウィッチにダメ出しされて、カチンと来たんだけど相手が(未来の)お義父さんだから文句も言えないところと、貸し金庫の鍵見つけてた係長に「なんでそんな大事なこと、黙ってるんすかー!」って文句言ってるところ。
仕事上では文句を言えても、プライベートじゃ難しい、っていう。(未来の)婿養子は大変だなぁ……

・でも、ラストでものすごいラブラブでひっついてるこのバカップル見たら、青年への僅かばかりな同情も失せるってなもんです。
イラ壁。マジでイラ壁。

本日の青柳・矢沢コンビ
・被害者宅にあった江藤の靴の臭いかいじゃって「うわっ」
しつこく臭いかがせようとする青柳さんは鬼だ。

・相変わらず矢沢さんの似顔絵スキルは異常

・被害者がDVを受けていた、という話が出た際に、何故か青柳さんを指差す矢沢さん。
こらこらこら。青ちゃんはDVしてないよ。青ちゃんは。

・江藤から被害者へ充てたメールを読み上げる矢沢さんに、「お前、ちゃんと気持ち入れて読めよ」と言う青柳さん。そして素直に感情を入れて読んだつもりらしい矢沢さん。でもどっか白々しい。それでいいのかもしれません。
私女だけど、DV男に感情移入してあの文面を読み上げられるって、それ退くよね。

・とりあえず主任の言うことは否定しないと気がすまない青柳さん
主任「動機は別れ話のもつれ、ってところかな」
青柳「いや、主任さんはそう言いますけどね、俺は、別れ話のもつれだと思います
主任「おい矢沢。この人はなんで俺と同じことを今、2回も繰り返した?
それはね、たぶん、青柳さんが主任のことを嫌ってるから。
しかし、ここってアドリブなんだろうか。それとも、脚本にあったんだろうか。なんか、中の人たち本気で笑ってたようにも見えるし。

・青柳さんが閃いた音、ぴーん
片山先生を引っ張る根拠を得ようとする時の、無礼で鬱陶しくて違法捜査ぎりぎりの綱渡り感が、この2人っぽくて好き。2人が代わる代わる問い詰めてくるところとか、「うわぁ」って言っちゃったよ

・片山先生が「たぶん、私は……恋をしたんだ」って随分ポエミーな独白を始めた時の、青柳さんの顔ときたら

・朝っぱらから動きも声もうるさい青ちゃん。
で、青年は矢沢さんにはさりげなくちょっと冷たい。
青柳さんだけ呼んで、矢沢さんには「じゃあ……」って。ドア閉めようとするって。何それ、ひどい。

・江藤が落ちた瞬間の、青ちゃんの落ち込みっぷりときたら

今回の主任・小宮山コンビ
・やたら今回、やる気満々だった主任。
そのやる気が報われたかといえば……まぁ……微妙、かなぁ。

・青柳さんに「邪魔」って言われてスルーできない主任。
この人に足らないものは、確実にスルースキルだよなと思いつつ、そんなものがあれば、もうそれは主任じゃあないよなぁ、とも思う。

・今週の小宮山さんの着メロ:「大きな古時計」
なんでだ。もっとピロリラした音じゃなかったっけ>小宮山さんの着メロ
電話受けたときの、「もしもし? せーねん?」の言い方にちょっときゅんってした。

・江藤を追いかける時に、カッコよく「待てぇ! 観念しろ、この野郎!!」って叫んだのに腕捻られる主任情けない
そしてスカートが破けるのも気にせず、江藤投げ飛ばす小宮山さんが漢すぎる。
……何回見直しても、江藤は間違いなく小宮山さんのパンツを(ry)

オイコラ主任、何お前ソフトに小宮山さんに触ってるんだ。
いくら昔、裸で一晩過ごした相手とはいえ(語弊あり)、女性のスカートにタッチすればそりゃ張り倒される。
青ちゃんも矢沢さんも、わざわざ女性のスカートについて触れるなよ。それは小宮山さんがもう少し湿っぽい性格だったら、確実にセクハラとして訴えられるレベルだ。
そして張り倒された腹いせからなのか、小宮山さんを押しのけて江藤に迫る主任。小宮山さんが後ろで「何よ、もう……」みたいな顔してて「主任と組んでる小宮山さんも大変だなぁ」って思った。

・椅子に正座してPC操作してる小宮山さんにうっかり萌えた

現状報告されないことに定評のある村瀬主任
小宮山さんはDVDとか2000万とかについて知ってたみたいだし……そりゃあ、主任だって
主任「何でだよ! 何で誰も俺に報告しないんだ!!!」
ってヒステリー起こす。せめてメールで一言言ってあげよう。そうじゃないと、真面目にそろそろ主任の血管ヤバい。お前らの報連相すっ飛ばしで主任ヤバい。そんなレベル。ごめん、笑ったけど。

・江藤が落ちた瞬間の主任の笑みが邪悪すぎてどうしようかと。
アレは2話かなんかで、ボールペンの指紋照合しに行こうぜって言った時と同じ笑み。
ゴメン、「うっぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」って声に出た。

・犯人検挙したと思って超喜んでる主任。小宮山さんとマグカップで乾杯。そのコーヒーは美味しかったかい。
厭味を言う青柳さんに「手柄を独り占めしようとするから、犯人を逃すんですよ」とお説教。いつも言えないから、ここぞとばかりに。

・で、そんな主任も、最後には詐欺被害者の救済をしようとしてみたり。
何、ちょっといいヤツじゃん主任。カッコいいじゃん主任。綺麗な主任じゃん。
どうしてそのカッコよさを事件捜査に活かせないのか。それは、主任だから。

◆今回の登場人物は揃ってダメな人
江藤「彼女が何か隠してる」って、勘は冴えてたけどDV男だしなぁ
片山さん→いい人だけど、行動がストーカー
山村さん→いい人だけど、なんか騙されたことに酔ってる感じもしたなぁ
佐竹さん→美化されてたけど、結局は詐欺の片棒担いでたのよね
松尾→シナリオライター崩れで詐欺の主犯で殺人犯

佐竹さんと山村さんの関係、美化されてたけど結局は詐欺の加害者と被害者なのよね。
で、ラストで主任がフォローしてたけど、やっぱり他の被害者涙目だよねコレ。被害総額3億はさすがにちょっと退くわ。
としか思えないから、ダメだ。
しかし、佐竹さんは可愛かった。確かに、どこか垢抜けない感じのあの笑顔と喋りは、オヤジの心をくすぐるモノがあったかもしれん。

◆とりあえず今回の犯人(松尾)の言動を教訓として纏めると、
「もっとギャラあげてくんろ。刑事モノとか事件解決モノは最近流行ってるけど、結構こっちだってストーリーとか捻り出すの大変なのよ。あと、『完全犯罪』とか空想上の産物だから。絶対捕まるから。殺人とかするもんじゃないよねー。ダメよねー。殺人・ダメ・ゼッタイ」
ってことですかね。わかりますん。
いや本当、あの程度で「完全犯罪」なら、『はぐれ刑事』の世界は間違いなく完全犯罪目白押しやで。アイツ、絶対刑事モノとかサスペンスモノ、書いたことないだろ。
で、解決編でいきなり舞台が舞台になってたのは、舞台が舞台として出てきたからなのかな、と。解決編だけ、やたら演劇舞台を意識した演出でしたし。

『科捜研』知らないよ、興味ないよって人には申し訳ないんですけど
ベンガルが出てて演劇・舞台が出てて、ってところで『科捜研』新3のマクベスの回思い出してたら、メイントリックで思いっきり噴いた。
あっちもだいぶ吹っ切ったネタ回で、面白かったなぁ。

スパナで殴られた跡と、机にぶつけて出来る跡は、ちゃんと解剖されてたらすぐわかっちゃいそう。
んで、被害者にも犯人にも山村さんにも、っていうか登場人物の誰にも(悪い意味で)同情できない話で微妙でした。
ただ、キャラネタは先週よりかなり多くて、そういう意味では楽しめましたが。

そんなこんなで次週はー。

徳永先生脚本の青ちゃん回。ちなみに青ちゃんの知人で被害者役は、『科捜研』の鶴ちゃん。
来週のサブタイの仮題が『十六万分の一』だったし、ベテラン検視官なんかがメインで出てくる辺り、司法解剖についての問題提起回なのかしら。
次回予告見る限りでは相当シリアスなふいんき(ry)ですけど、なんか『相棒』で見たような話になる気がしないでもない。

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