【新・警視庁捜査一課9係】season2 第10話 感想

警視庁捜査一課9係
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第10話 高層の死角

ゲスト:中原丈雄、遠山俊也、中村倫也、山崎大輔、内野謙太、小宮久美子

脚本:徳永富彦
監督:長谷川康

今週の『ザ・テレビジョン』に、中越さん(倫子ちゃん)のインタビューがありましたよっと。一応、ご報告。

本題を三点にまとめると

『相棒』でやれ
・とは思うんだが、キャラはそれぞれちゃんと動いてたから、印象は悪くない
でも、予告に全てを掻っ攫われた悲劇

ものすごく正直に言うなら、「そんなに拾うことねーなー」なんですが、それだとあまりにアレなので。
ちょっと無理やりでも、色々拾えるところは拾ってみよう。そうしよう。
ってことで、本日の感想へ。


◆初っ端から『科捜研』に興味ないよ、知らないよって人には申し訳ないネタで大変恐縮なんですが
鶴ちゃん、老けたなぁ……
被害者役の、遠山俊也さんのことです。昔、『科捜研』でレギュラーだったんですよ。
で、お年を調べたら……48歳だぁ!?
ってことは、レギュラーだった頃は40歳前後だったワケか。嘘ぉ!?
と、今回の話で1番インパクトが残ったのは遠山さんについてでした。演技も上手いし、いやぁもうなんていうか……うん……
全然関係ないけど、最近遠山さんをよく見る。っつーても、私の場合は『おみやさん』『京都地検』の再放送とかですけど。前の金プレの『警部補・佐々木丈太郎』にも出てたっけ。うん、全然関係ないね。

◆青年の気遣いはマジで入り婿以上
わざわざ父と娘を会わせようと、白々しく「所轄との関係も大切にしておかないと!」なんて言っちゃって。その上、「あれ? こっちの方って、確か帰り道、倫子さんのお店通るんじゃなかったですか?」なんて白々しくもまぁ。
しかし父親の方は、「いや、ないよ。ないないない。」なんて言っちゃって。
この人もアレだなー、素直になれないなー。まぁ、素直になった瞬間、このシリーズは終わっちゃうわけなんですけども。

◆しかし事件とあらば乗り気な係長。お前、そんなに倫子ちゃんと会うの嫌か。そういうわけじゃないのは知ってるけども。
そして青年が気づかないうちに、その場から消える能力を身につけている。溝口さんとちょっと会話している間に、もう9階の事件現場に着いてやがる……コイツ……まさかスタンドの(ry)
そして青年の思惑は、電話とともにぶち切られる。青年がもう少しメンタル弱い子だったら、青ちゃん並に胃腸弱くなりそうだなぁ、コレ。

◆私は極度の高所恐怖症なので
高いところから落ちて死ぬ、っていうのもダメだし、っていうか今回、あんな手すりもないような高いところでの撮影ばっかりだったんで、その度に掌に嫌な汗を掻いていました。なんであんな高いところでけろっとしてるんだよ、みんな……おかしいだろ、jk……

青柳「刑事に必要なのは出世じゃなくて人徳だよな。な!」
これ、すごくいいこと言ってるのに。主任に対する当てこすりじゃなければ、すごくいいこと言ってるねって思ったのに。
でも、そんな青ちゃんが大好きです。
で、それに対して主任
主任「公務員がこういうの受け取るのはどうかと思いますよ」
……え、ダメなの? 饅頭ぐらいだったらいいんじゃね? だって小宮山さんも矢沢さんも、嬉しそうに食ってるよ。
とか思う無知でゴメン。

矢沢さん、饅頭いくつ食ってるんすか。3本指を立ててたから3つ目なんですかね。他の人の分は考えてますか?
でもそんな矢沢さんは、青柳さんの最高の相棒。
矢沢「青柳さんの考えてることなら、何でもわかりますよ」
青柳「……お前、気持ち悪ぃな!
2人「はははははははは」
その後の、久我土建での2人の動きがいちいちシンクロしてたのが地味にツボ。

「そんなことは言いません。僕がやらせたんです」
……最近じゃめっきり少なくなったけど、こういうことをさらっと言ってくれる係長は、理想の上司だと思うんだ。ちょっと、いやかなり変人なのを差し引いても、理想の上司だと思うんだ。
season1~3ぐらいまでは、こういう描写が結構あったと思うんだけどな(好き勝手やらせてくれる代わりに、責任はしっかり取ってくれる、みたいな)。新シリーズになってから、こういう描写なかったから新鮮に映りました。

◆今回、解剖をどうやって被害者の息子・秀一くんに承諾させるかっていうのがメインかと思いきや
そんな解決方法、アリなんですか、徳永先生。
さすがに、籍抜いてなかったらわかるだろう……

「この件は、私に預けてくれないか。君は係長たちの動きを、私に伝えてくれ。頼む」
と主任に言われた時の小宮山さんの視線の動きと、その末に出した「わかった」に、このコンビの信頼関係を見た。
「なんでもかんでも正面からぶつかりゃいいなんてのは、俺から言わせればただのバカですよ!」
「バカだから刑事やってるんだけどな……」

ここに、主任・青柳両者のスタンスの違いと、根っこの正義感の同種さを見る。要するに2人とも、正義感は有り余るほど強いんですわな。表現方法が違うだけで。今回ばかりは主任が一枚上手だったと。

◆いやしかし今回の犯人、あらゆる意味でバカだったなぁ。潰れかけの会社を、誰かを殺して守っても仕方ないだろうになぁ。
そら、矢沢さんに「本当、頭の悪いおぼっちゃんだな。毒盛って突き落としておいてバレねぇと思ったか? 警察ナメんなよ!!ってガチギレされる。
で、青柳さんには「こんなヤツ殴ったって、もう田宮は戻ってこねぇ!」って言われたけど殴った。うん、それでこそ青ちゃんだ。本人いわく、「ゴメン、手滑っちゃったよ」らしいですけど。
しかし、殴られた瞬間のあのバカ息子、それこそ「親父にもぶたれたことないのに!」とか言いそうだったな。いい薬だ。

◆しかし、今回はいいとこ取りの主任。ラストでのため息と意味ありげな思案顔は、次回予告を見る限りでは、来週に向けての複線なのかしらねぇ。

◆墓前の前で、事件解決の報告と(潰れた)饅頭のお礼。青ちゃん、事件解決してよかったね。

◆倫子ちゃんが「その息子さんの気持ちわかる」とか言ってたの、一瞬犯人の方かと思った。秀一くんの方なのね。
倫子「思いをぶつけたくてもさ、返してくれる父親がいなかったんだもん」
青年「……返してくれなかったわけじゃないよ。離れてる分、時間がかかるだけ
青年のくせに。青年のくせに、いい台詞吐きやがって!! あああもう、さっさと親子揃ってランチしちゃえっ!

◆秀一くんのお母さん、千里さんは無事、手術を受けられることに。その手術費用は……実は……
この終わり方は卑怯じゃないかな。くそっ、なんか涙腺潤んだ……

◆主題歌告知が楽しそう。っつーか皆さん、仲良さそうだなぁ。でも空気が読めない役を押し付けられるのは主任。
「浅輪じゃないか!? これ……」
何言ってるの? 主任。 どう見ても違うじゃん。
やっぱほら、老化現象だよ。老眼だよ、主任w

◆そして次回予告に全てを掻っ攫われる。
・係長と主任が握手!?
主任9係での最後の事件か……
主任「(小宮山さんに向かって)僕には君が必要なんだ
・どうやら、主任と小宮山さん引き抜きフラグっぽい。早瀬川さんへの相談って。
個人的に1番気になったのは、上からの青ちゃんダイブでした。

相変わらず、主任の役割って、予告で視聴者を釣ることだよなぁ……と思いつつ。
次週も期待してますよー。

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