【臨場】第8話 感想

臨場
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第8話 証言

ゲスト:深水三章、村井克行、東根作寿英、舟木幸、下田翔大、たかお鷹

脚本:吉本昌弘
監督:石川一郎

なんだよ、オリジナルでもちゃんと作れるじゃん。
じゃあ最初から本気出せよ、と言いたい。ものすごく言いたい。特に1話と2話に言いたい。
穴はあるけど、1番昨年シーズンの雰囲気というか、原作の雰囲気に近かった感じ。
何はともあれ、いつもこれぐらいのレベルで作ってくれればなぁ。

ということで、本日の感想へ。


◆最初に書いておく本日の残念だった点
・靴の指紋を調べる描写がなかったこと
・一之瀬回だったと思ったのに、イマイチ彼の影が薄かったこと(これはしょうがないけど)
・容疑者があまりに少なかったこと(限定されすぎちゃって、すぐに真相わかっちゃってなぁ)
また幸の薄いメンヘラ女出しやがって

それ以外は、概ね不満はありません。子役も、可愛くてよかったし。笑った顔可愛かったなぁ。
っつか、やたら目力のある子役だったなぁ。くりくりした目だったよ。しかも、なんか他の人たちの存在を食っちゃってたし。思わず引き込まれてしまった。

◆相変わらず検視シーンの迫力に定評のあるこのドラマ。
今日はエグい死体だったってワケじゃないけど、なんかこう表情とか「うわぁ」って感じでした。
「よし、脱がせろ」とか状況違ったら危ない台詞だよなって思ってごめんね
そこはいいんだ、しかしだな
おっぱいはどうした
丸裸にしたなら映せよ。あそこまでねっとりと服を脱がせるところを映したなら、おっぱいも映せよ。谷間はちらっと映ったけどさ。それがダメなら背中から腰にかけてのラインを映さんかい!
と、ずっと画面に念じてましたけど無駄でした。そうですね水曜夜9時ですね。はいはい。

本日の小坂さん豆知識講座
ふくろう隊→水漏れ調査専門の水道局員。名前の由来は、夜中の雑音が少ない時間帯に調査を行うため。へぇぇ。

◆なんか、一之瀬くんがやたら周平くんに感情移入している気がしたので、何かそこにドラマがあったのかと思えばそんなことはなかったぜ。いきなり取調室でキレだして、坂東さんに抑えられてるところなんて、いつもは絶対逆の立場なのに。だから今回、メインの扱いなのかなーって思ったけどそうでもなかった。普通でした。
その後、立原さんに「どんな事案だろうが、冷静に聴取に当たれ。感情をむき出しにして、話を聞けると思うな」って言われてて、「いや、お前が言うな」とツッコんだのは私だけではないと思う。まぁ、でも立原さんがキレてるのは、ガチギレっていうか部下へのポーズ(いきなりいちゃもんつける倉石にキレることで、「ここは俺がキレておくからお前らは抑えろ」ってこと。つまり、部下から倉石への不満を抑える)的な意味合いが強そうではあるけどさ。

◆小坂さんとユカイな人々・一覧
小坂さんと永嶋くん=デートする間柄(倉石さん談):実際は現場再検証中。しかし小坂さん、あの様子だと本当に階段から落ちかねないなぁ。熱心だし。

小坂さんと永嶋くん=友達(小坂さん談):まぁ、子ども相手の説明だしな。

小坂さんと一之瀬くん=親子みたい(私の印象):……いやごめん、特に意味はないんだけどね。なんでか、一之瀬くんとだと親子にしか見えないんだよな……うん……ごめん。

◆永嶋くんが周平くんのために、スケッチブックとか買ってきてあげてるところを見て、「初登場の時とか、思い切り毒舌吐いてたのに、いいヤツなんじゃないか。なんだぁ」って思った。ごめん。だって3話での呟きとか、禍々しさすら感じたよ私は。相変わらず、どことなく空気は読めないっぽいけどいい人じゃないか。
っていうか、親云々とか配属時からさりげなく永嶋くんの境遇に触れてますけど、今期ではそれが回収される気配がないんだよなぁ。やっぱり、次シーズンあるんでしょうかね、これ。

◆西田先生、「かくれんぼ」に再ご来店。
そしてベロベロに酔っ払い、「DV男はロクなもんじゃない!」とクダを巻き、酔いつぶれる。この人、絡み酒で演説上戸なのか。タチ悪いなぁ。地味に龍馬の物真似してたし。中の人ネタかっー!
今回は普通に連れてきてもらえたんですね。よかった……と、地味にここも楽しみだったりする。

◆『ふくろう隊』にくっついて、夜回り体験する倉石さん。
そこでの倉石さんの顔芸も面白かったんだけど、倉石さんに驚かれて「うふふほほほほほ」って笑う『ふくろう隊』のオッチャンがいいキャラしてたのが印象的でした。そうか今回、ある種の職人モノでもあったのかね。

◆死体に残った痕跡(圧迫痕、擦過傷)から真相がわかる、ってくだりが、なんか原作っぽくていいなぁって思ったのは私だけじゃないはず。
でも、現場での実験シーンとかはどっちかっていうと『科捜研』とか『法医学教室』を思い出した私は間違いなく木ミスと2サス好き。
今回の小坂さん豆知識講座その2・剣道をやっていると、握力に特徴が出る(左手小指に力がこもる)へー。一応、剣道の伏線もあったんだねぇ(管理人室に飾られた絵)。

◆まぁ、なんだろね。
さっきも書いたけど、あの奥さんにはだめんずを引き寄せる「何か」があったんだろうねぇ。周りの男が、みんないい感じに気持ち悪かったし。担任の先生、ストーカーと思いきやなんだかんだで相思相愛だったっぽいし。
あの管理人さん、なんつー魔の差し方だ。いい歳したオッサンだからって勘違いするなとは言わないけど、さすがに身の程を知っておけよオッサン。子どもの話とバツイチ女の社交辞令を真に受けるなよ……うん、バカだったんだよ。
階段から落ちた時のスタントウーマンさんに本気を見た。ああいう人たちって、当たり前かもしれないけど時々、ものすごく痛そうなことやってる時があるよね。すごいわ。

「検視が向き合うのは死体だ。俺たちの相手は生きてる。死体は嘘をつかないが、生きてるヤツは嘘をつく」
「色んなヤツが様々な嘘をつく。俺たちを惑わす。だから、面白い」

これ、さらっと問題発言だと思うんだがいいのかいな、立原さん。面白い呼ばわりですか。笑ってる場合じゃないぞ。一之瀬くんを励ましてるのはわかるけど。

あの母さんはメンヘラの気があっただろ。「ママは、周平がいてくれさえすれば、生き返れるの」って台詞を聞いて、元夫・管理人なんかのだめんずを引き寄せる要素が、あの母さんにはあったんだろうなって思った。というか、アレは周平くんに言ってるっていうか、自分に言い聞かせているようにも見えて、余計ねぇ。
そこらへん、自分としては泣けるとかっていうより、むしろ怖いなぁって思ってしまった。
でも、子どもだから母親の台詞を信じてしまい、ママが生き返ると思っていた。「父親が」母親を殺したなら、ママは生き返る。つまり、全てが父親のせいになれば、母親は生き返ると思った。だから、靴を履かせて嘘をついた。
「パパがママを殺した」とか言う割には、「ママはいつ帰ってくるの?」って言い出して、小学生なのに死生観を理解しているようには見えなくて、変だなーと思っていたらそれも伏線でしたか。恐れ入りました。ここは素直に上手いと思った。
なんつーか、相変わらず幸薄いメンヘラばっかり出るなぁ、このドラマ……半分ぐらいの話にはそんな人、出てない?
周平くんに対する倉石さんも、いつもよりは説教臭くなくてよかった。ああ言うしかないってところが余計やるせない。
それはいいんですけど、途中から刑事課の方々が擦過傷のことを忘れてて、靴の指紋を調べてる様子が微塵もなさそうだったのがちと残念。いや、まぁ、調べたら真相わかっちゃうんですけど。ぶっちゃけいつものことだし
そんな話だったからか、珍しく主題歌がちゃんと合ってる気がした。やっぱりいらないけど、今回はそこまで違和感なかったかな。でも、やっぱりいらないです、主題歌。

◆今日の『同窓会』の吹越さんは比較的普通だった気がします。残念。いやまぁ、相変わらず展開は知らんし、見る限りでは内容がカオスっぽい気がしましたけど。
その代わり、内藤さんのCM見られたから、あとはもう何もかもどうでもいいやって気になったことは否めない。ぼーっとしてたら不意打ちで来るんだもん。3話以来、ずっと待ってた甲斐があったぜ(´;ω;`)ウッ
でも、それを打ち消すぐらいのゴールデンエッグスのCM。アレ、更にウザいことになってましたね。なんなんだよオイ。

次回のゲストは斉藤洋介。自分としては「いい人」っていうか、豹変系の悪役のイメージだがなぁ。なんでだろ。
次週は五代刑事部長の話なのか。梅雨だから傘のお話なのかな。違うか。とりあえず期待。
あとごめん、五代さんのPR動画噴き出した。今までとは違う意味で。なんだろうなぁ、この背中がこそばゆくなるような面白さ。説明しづらい。
次は誰だろ……立原さんは最終回辺りの鉄板として、坂東さんとか西田先生あたり?

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