【特命刑事 カクホの女2】第4話 感想

特命刑事 カクホの女
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第4話 時速100キロの殺人! 隣人トラブルVS不倫の代償…謎の赤い粉!?

ゲスト:佐々木千惺、遊井亮子、藤真利子、伊達直斗、阿部亮平

脚本:秦建日子
監督:鈴木浩介


 自動車は走る鉄の塊ですよ。


◆横浜臨海署内異臭騒ぎ


 これは最早立派なひとつの事件じゃろ。テロ事案やん。

亜矢 「うるさぁーい! 鑑識室に牛のフンも鶏のフンも豚のフンも禁止です!」

 正体は有機肥料。なんでわざわざ署内でやってるんですかね……(困惑)。
 亜矢さんは「だいたい、この署は上から下まで緊張感が足りないと思います!」っつーてましたけど、この場合は緊張が足りないっつーか常識がないというか。
 亜矢さん以外の3人は、ばっちり鼻を摘んで作業にあたっているので百合子さん、竹宮さん、署長の台詞には字幕が付く高齢者に親切制作なのだが、まさかの字幕ありシーンが約2分続くという。亜矢さんの台詞以外。
 ものすっごいチャレンジングなことするなぁ。元々の台詞もそこまで聞きづらいとかじゃないと思うのにw なんつーか……金8枠すごい……
 いや、署長の声だけはすごかった。アレ、なんかヘリウムガスとか吸い込んでるわけじゃないんだよね? なんなんだあの声w さすがに素じゃないと思うけど、署長のキャラがマジでわからん。その上でラストのアレだもんなぁ。




◆百合子さんの愛


百合子「え~? やだなぁ。これはですよぉ。三浦さんに健康で健やかな毎日を送ってほしいっていう、私の愛
亜矢 「『健康』と『健やか』は同じ漢字よ。『馬から落馬』したり『犯罪を犯し』たりするのと一緒」

 なんだろう。百合子さんの愛、めちゃくちゃ重たい。
 晋作さん事件(S1)とそれにまつわるコウちゃんへの敵討ちの今期を思い返すに、絶対に百合子さんの愛って重たいヤツじゃん……それが向けられる対象である亜矢さんも大変だな。割とこれはマジな感想です。
 まぁ、さすがに百合子さんのこの台詞はいつもの猫かぶりモードの適当なヤツがだいぶ混じってそうなんだけど。亜矢さんもそれがわかってるから、こうやってどうでもいいズレたツッコミを入れてるわけですし。
 こういう漫才ができるようになったあたり、本当にこのふたりはS1の頃からすると打ち解けたなぁって思います。まだまだ本性をさらけ出していない百合子さんがいるんだろうけど、亜矢さん側はもう完全にデレてるじゃねーかこれ。




◆引きが強い百合子亜矢コンビ


 不謹慎と言われようと、このふたりが引き強いのは本当だと思うw
 じゃなかったら、コウちゃんに出くわしたりしねーと思う。私としては出くわしてほしくないんだけど。




◆インフルエンザ


 現実では、夏から季節外れのインフルエンザが流行ってたけどな。現実は創作より奇なり。なんだったんだ今年は。
 でも、浜口刑事たちは仮病だった。亜矢さんたちが気に入らねーからハブってやろうっていうアレ。子どもか!
 っていうか、上記のとおり現実では夏から季節外れのインフルエンザが流行ってる異常事態なのに、インフルエンザで仮病使うなんて浜口刑事たちこそ不謹慎だと思いまーす!(クソクレーマー感)




◆チャラ男の黒木刑事


 壁ドン・キメ顔で女の子口説いてたのに亜矢さんに邪魔される。
 前回の誤魔化し方もアレ、チャラ男キャラの表現だったのか……
 じゃあもう亜矢さんにコキ使われてても「可哀想」とか同情しません。女の子にモテるイケメンは全て私の敵です。脅迫され続けろ! そして亜矢さんの奴隷になっとけ!




◆刑事じゃないけど警察の人


百合子「あっ、あの、昔、警察の人で今も半分警察の人、みたいな」

 そういえば百合子さん、一応は「嘱託刑事」とかいうややこしい立場なんだっけ。当たり前に署内で馴染んでるから忘れかけるけど。
 でも、中学生にそんな真面目に説明しようとしなくてもw おかげでこんがらがってるし。「警察だよ」でいいと思う。百合子さん、フザけたオバサンの皮被ってるけど、根は真面目だよなぁ。




◆百合子「私たち、やっぱり心が通じ合ってるんですね!」


亜矢 「くだらない……そんなことより、そっちの様子はどう?」

 S1の頃の亜矢さんなら「は?」とか「そんなわけないでしょ」とか「ありえない」とかもっとキツいこと言いそうなのに、今の亜矢さんは一応、百合子さんの言葉を否定はしないんだな……
 何度でも言うけど、亜矢さんデレすぎじゃろ。チョロくね? いやS1からの過程を思えば亜矢さんって全然チョロくない、むしろ警戒心が強くて落とすの大変な方だと思うのに、今や百合子さんにはなんだかんだで甘いからすごい。何がすごいって、こうなっちゃったふたりの過程と今がすごい。
 金曜夜8時という時間帯に、我々はテレ東に何を見せられているのか……
 いいぞ。もっとやれ。




◆頭がムラムラしてる黒木刑事


黒木 「ちなみに、沢口さんってめっちゃ美人ですか? 俺の経験だと、ある種の男は結婚してる女性の方にムラムラする……イッテ!」
亜矢 「すみませんね。コイツ、普段から頭がムラムラしてね」

 これは亜矢さんにしつこく脅迫され続けても仕方ないと思わせる巧妙なキャラ付け。そして警察の信用を失墜させかねない案件。コウちゃんはこういうフザけた警官をターゲットにして始末していった方が理想の実現早いんじゃない?
 聞き込み対象のふたりが、足踏んだ瞬間を見てすごい顔してて草。亜矢さん、こう見えてパワーファイター設定だもんなw そしてそもそも踵で足踏むと痛い。女性の靴なら尚更。




◆亜矢さんは刑事


亜矢「あの。そういったことはとても重要で、そして繊細なことなので、あなたの想像ではなく、実際に見たり聞いたりしたことだけ、教えていただけますか?」

 見るからに厄介なそうな話し好きの隣家のオバサンにも、最初なので一応はこの対応をする亜矢さんはきちんと刑事だ。最後のオバサンへの一喝含めて、亜矢さんは現場の刑事として生きてきた経験が今にもちゃんと活かされてて、そこがとても好きだ……
 私は亜矢さんの、真面目でマトモ(当社比)なところが好き。それはこのシーン、隣人のオバサン相手の表情でとてもよくわかると思う。「えっ? ただの交通事故?」って漏らしたオバサンへ向けた表情とか、というかここの表情全てだけど。
 それだけに変人だらけの横浜臨海署鑑識室周りに耐えられないところが愛しいんだよなぁw 真面目でマトモなだけに、意外と頭が堅いというか、百合子さんみたいに表面上フザケてる人は苦手そう。百合子さんは本音さらけ出し合ってぶつかりあった間柄だからね……




◆百合子「この人、確率100%の人間ウソ発見器なんです」


 間違ってないっつーか合ってるけど、何度聞いても百合子さんのこの台詞は吹くw
 これは百合子さんなりに亜矢さんの刑事としての経験値を評価してんのはわかるんだけども、それにしてもナチュラルに人間ポリグラフ扱いするもんだから。それに対して何も言わない亜矢さん、慣れてるなぁw




◆普通、肩が当たったぐらいで人のことは殴らない


 全国のこの系統の傷害犯に言って聞かせたい台詞。何にそんなに苛立ってたんですか?
 まぁこの亜矢さんの台詞は、彼女の人間ポリグラフスキルで三井さんの表情から、更にウソ(隠し事)を読み取ったってだけなんですけどね。動機が衝動だけじゃないことを。
 改めて、亜矢さんのこのスキルってチートだよなぁw これがあるだけで、普通の刑事ドラマやミステリーを成り立たせるのがかなり難しくなるんじゃなかろか。
 今期でわかりやすくなってると思うけど、『カクホ』って百合子さんも亜矢さんもそれぞれチートなので、普通の刑事ドラマ的な捜査面は意図的と思えるくらいに緩いんだよね。そこよりも、たぶん事件の真相の後味に力入れてる感じがする。
 私の場合、今期『カクホ』は事件そのものや捜査過程より、解決した後のふたりの表情見るのが一番好きです。胸糞案件にぶち当たったふたりのしかめっ面見てるのが一番好き。悪趣味なのは自覚してるw




◆黒木刑事、知らされてなかったの!?


 浜口刑事たちが仮病のサボりだって、知らされてなかったの!? ひとりだけ!? しかも浜口刑事たち、揃って昼飲みしてるし!
 これは悪質ですね……亜矢さんより、黒木刑事へのダメージが深刻じゃない? 人によってはこれだけでだいぶ気に病みそう。




◆半ギレの竹宮さんワロタ


 こっそり急ぎで鑑識作業やってくれる竹宮さん、いい人。
 別に黒木刑事が悪いわけじゃない。ただただ間が悪かっただけ。




◆百合子さんと亜矢さんは優しい


 目的のためなら普段から猫かぶったりなんでもしたりする百合子さんだけど、なんだかんだで人情家なので、追求の場面でもきちんと猶予を与える。結花ちゃんに自分から真相を言う機会を与えている。
 亜矢さんも、三井父の傷害事件も厳しくも優しく追求・聴取してた。そして隣人の永井さんへの怒り。
 でも、このふたりが優しければ優しいほど、胸糞案件にぶち当たった時にこのふたりの表情は曇るんだけどな……そしてその曇りぶりが一番好きな視聴者(私)。




◆幼さは罪じゃない、はずだけど……


 母親の愛情の証である弁当こそが犯行の引き金になるとかいう胸糞案件。お弁当に込められた愛情が反転しとる……
 前回も、大人とは言い切れない年齢の女の子の甘さが引き起こした事件だったけど、今回は更に幼い中学生が引き起こした事件。無知がとんでもない事件を引き起こすという、ありえなくもない話なのが……
 別に幼いこと自体が罪なのではなく、それに関連して無知なのが罪なのかもしれない。それをやる前に、自動車にそれをやる危険性を考えられる想像力がないことが罪。
 それだけに事件もそんなややこしいものじゃなくて、即日の数時間内に解決というスピード解明だからな。
 運転前には座席とブレーキを確認しておこうって教訓なのかもしれない。私は免許持ってないですけど、それは自分が運転に向かない性格だなぁと思ってるからなので、これからも免許持つのはやめておきます。原付免許はとったけど、その時の講習でもめっちゃ怒られた記憶しかない。なので乗り物の運転は絶対にしない。ビバ首都圏。徒歩と公共交通機関が最強。




◆悪意は形にしなくても人を殺す


亜矢 「アンタみたいな人間が、あの家族の批判するな! どんな家族でも幸せになる権利はある! それをアンタが壊した! アンタは罪に問われないかもしれない。でも私はアンタを絶対に許さない!」

 このシーンの前までは、「あなたのその汚い心が栗山さんを殺したんです。それさえもわからないなんて、あなたって本当に救いのない人ね」とまで言ってるけど、口調は丁寧だったのに。
 実際、永井さんが罪に問われることはないし、永井さんの悪意に影響されて実行した張本人は確かに結花ちゃんなんだよなぁ。悪意に満ちた言葉をぶつけるのは、犯罪じゃない。
 ここで永井さんがあそこまで悪態つくのは少し演出過剰っつーかやりすぎでは、と思わなくもないんだけど、ここで全く反省しないからこその胸糞案件なんだよな。そしてそのせいで曇るふたりがいい(悪趣味)。




◆信じていいんだな!?


署長 「応援ですよ、応援。」
亜矢 「はっ?」
署長 「ここだけの話、私、県警本部のやり方があまり好きじゃないんですよ。だから、個人的にも三浦さんのことは応援してるんですよ」
亜矢 「……それは……どうも」
署長 「そして……三浦さんと北条さんがこっそり進めている別の事件の捜査についても
亜矢 「……えっ?」
署長 私は味方ですよ。では、お疲れさまです」

 信じていいんだな!? 信じるぞ!?
 っていうか、もう次回から最終章っぽい。マジか……
 ぶっちゃけ今期の「胸糞案件に曇る百合子さんと亜矢さん」路線が予想外で、しかもそれがすげぇ好みだったので、コウちゃんと対決路線はその……あんまり……
 っつーか、最終章となるとやっぱりどのみち、署長は重要キャラっぽいので、あの小籠包だの究極の料理だのでヘラヘラしてた彼はもう素直な心で見られなくなるのだなぁ、と思うと寂しい。全部コウちゃんが悪い。通常回まで壊していく。コウちゃんマジで死ね!





さくっとまとめと次回。


 署長への不信感を亜矢さんだけに植え付けたところで終わり。マジすか!
 っつーか今回の話に限っても、結花ちゃんとお母さんが対面することはなく終わる。これもまたエグい。お母さんはまだしも、結花ちゃんはお母さんと向き合って何を話せばいいんだろうな。そして、事の真相をそう遠くない内に聞かされるであろうお父さんも。
 これから先、あの親子にはどんな未来が待っているのか。希望だと信じたいけど……という話でした。さすがに人が死んでるのは事が大きすぎるからなぁ。

 対コウちゃんへの布石だった初回はともかく、2話からこの話まで、通常回のはずなのに胸糞案件ばっかりなんですけど……
 その度に百合子さんと亜矢さんの表情が曇る曇る。そしてそれが大好き。
 何回でも言うが、変に「犯人確保」にこだわらない方が面白い『カクホの女』である。そもそも、主役コンビが「チート推理力+執念パワーでなんでもあり」&「現場の刑事としての経験値+精度100%の人間ポリグラフスキル持ち」だからな……このふたりが揃って並大抵の事件を解決できない方が嘘じゃろw
 ってことで、次回からは最終章っぽい? 亜矢さん逮捕とかヤバそうっすな。
 マジでコウちゃんにはこのふたりに関わってほしくないんですけど。ふたりが曇るのは大好きだと自覚したが、危害が加わるとなると話は別。そういう方面じゃなくて、まったり見てるところに胸糞の爆弾を落とされたいという願望。
 なのでコウちゃんは、本当にこのふたりとは無関係のところで人知れず勝手に自爆しててほしいんですけど。百合子さんには大変申し訳無いが、これが私の嘘偽りのない本音。コウちゃんエンガチョ。こっち来んな!!!!!!!


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