【特命刑事 カクホの女2】第5話 感想

特命刑事 カクホの女
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第5話 新章スタート! 麻薬所持の副総理夫人逮捕 7年越しの復讐劇!

ゲスト:秋本奈緒美、岩松了、東根作寿英、中山由紀、斉藤一平

脚本:秦建日子
監督:鈴木浩介

 早くも最終章突入です。つらい。

◆竹宮さんのシリアス

 ヤクザ?に叩き折られた過去。「谷崎」という男は一体何を知っているのか。
 以前、「腰が」って言ってたのはこれのせいだったのか。今もリハビリをしている様子。
 謎の着信。……まさかアイツからとは。
 竹宮さんもシリアス人員入りするとはなぁ。わかっちゃいたが、認めたくなかった。ゆるい雰囲気で料理している竹宮さんはもう見られないのだ……つらい……

◆笑いどころ、序盤が最後だからな

 という宣言の冒頭スタッフクレジット&主題歌。
 今更だけど、この主題歌がすごく好きだ。メロディと歌声がツボ。歌詞が若干病んでるっぽいところも好きw 警察内部にクロがいるかもって展開のシリーズで、「最高の友は ひとりきりでいい 最高の友は あなただけでいい」だもんな。まさに百合子さんと亜矢さんの歌だわ……確かこのふたりのことを念頭に作詞したんだっけ?
 わんポリ子。酷い名前だw そんなきぐるみを着せようとする亜矢さん、今回の話で楽しそうだったのはここだけだったけど、それだけにここではまぁそれは楽しそうで笑う。百合子さんにわんポリ子のきぐるみを着せたくてしょうがない、副署長権限で百合子さんをからかえるのが楽しくてしゃーないみたいな顔してはる。普段、百合子さんに振り回されっぱなしだからなw
 百合子さん、意外にも嫌がる。割とノリで「わっかりました~!」とか言うかと思ってたけど、そうでもなかった。vsコウちゃんだとなんでもやる覚悟はあるが、そうじゃないことに対しては相応に羞恥心等がある模様。そうだったのか。私は百合子さんのことをなんだと思っているのか。スマン、百合子さん。
 そんな百合子さん、亜矢さんに負けるの巻。亜矢さんがこういう応酬で勝つの、言っちゃなんだけど珍しいw 権力を使えば食えない百合子さんにも勝てる。やはり権力isパワー。この世から戦争がなくならないわけです。百合子さん、こう見えて元々は超エリートだったから、権力とか立場とか、実はそれ相応に敏感なんだよなぁ。

◆わんポリ子

 あんなに文句言ってたのに、やるとなったらノリノリの百合子さん好き。当日、直前に言われたのになんだかんだでできるあたりがすごいw 振り付けのワケわからなさとか、その場のアドリブで頑張ってる感がリアルw
 確かに小学6年生は子どもだけど、あのノリはさすがに小学1年生ぐらいまでにしか通じないんじゃないか……と、わかってはいてもここは共感性羞恥の人が死ねるシーン。あの冷えた空気、つらいw この反応、リアルで辛い。胸がきゅってなる。署長がフォローしてくれるのも逆に辛いw
 警察犬のレッド・イエロー・グリーン。かわゆす。百合子さんのあの振り付けはなんなんだw こっちもかわいい、かわいい……? いや、かわいいけど、ワケはわからん。ノリで押し切れ!みたいな勢いを感じる。
 ここで小学生たちが、百合子さんの振り付けを真似してくれるのは微笑ましい、けど最初の冷めっぷりを思うと、「ああ、この子たちは気を使っているんだな……」と思ってしまって辛い。振り付けがバラバラで、下手したら逆になってる子までいるのがリアル。リアルで辛いw 本筋にはあんまり関係ないところで辛いw

◆竹宮 「自分が検査したんす。99.9%間違いないっす」

 黒木刑事の「簡易検査ってどのぐらいの精度があるわけ?」(意訳)に、ちゃんと答えてるようで答えてない。自分がやったんですけど、信じられないんですかぁ?ってのと同じ。竹宮さん……
 来週次第ですけど、流れ的には竹宮さんが検査結果も何もかも偽装してたってことだもんな。うわぁ。つらい。こんなことさせるアイツが悪いぜ……

◆胃がボーン

 なんか見てる限りだと、「ぶっ殺す」的なワードに反応しているように見えるんだけど、なんかそういう爆弾埋め込んだとかじゃないよな。事件扱いされてないし。
 或いは、警察内部にたくさんクロがいる(予告より)なら、不審死として扱われているのもやはり、アイツの手引きによるものなのだろうか……

◆今回は黒木刑事が協力的

 亜矢さんにも素直にパシられるし、亜矢さんが捕まったあとも百合子さんと組んで亜矢さんの疑いを晴らそうとしている。
 後の台詞からすると、黒木刑事は気の強い熟女にパシられるのが好きなドMってことでいいんですか?
 冗談です。彼の正義感も、私は好きです。

「今日はあなたはいりません。ここで帰ってください」

 「三浦副署長のバディ」を強調してもダメなものはダメ、いらないものはいらない。
 晋作さん事件を追うために自分からかなぐり捨てたとはいえ、元々は警視庁人事部のベテラン職員で超エリートだったのに、今期からはほぼ一般人みたいな扱いされて邪険にされてるんだよなぁ百合子さん。一般人からすれば権力ある警察組織の一員ではあるけど、警察の人からすれば百合子さんは一般人と変わらない、みたいな。まぁ、そんな権力が無いところが大問題になってとかいう話は今期にはなかったけど。

◆小籠包すらシリアス

 竹宮さんのキャラの緩さの象徴でもあった小籠包すらシリアス。ちくしょう。でも小籠包食べたい。
 初回からちらちら言われてた息子さんも、シリアス要員なのか。
 えっ、じゃあその息子さんと食事した(@初回)署長も、やっぱりクロなんです……? え……?
 息子さんのことを語る竹宮さんの笑顔は、この笑顔だけは本物で本当だと思いたいっすな。

◆公安警察

 アイツ案件じゃねーか!

◆この枠のドラマにL字をいれるテレ東が嫌い

 円盤が出るわけでもないし、再放送がテレ朝並とかいうわけでもないのに、平気で本放送にL字をいれるテレ東が嫌い。これはマジ。いくらなんでもこれはないじゃろ。テレ朝だって本放送にL字宣伝いれたりしねーわ。
 しかも、2時間SPとかだと1時間×2に分割されてることとかない? あれなんなの? ふざけてんの?

◆亜矢「もちろん私は、盗聴はしていませんが」

 「盗聴って何よ亜矢さん。「盗聴って。他の何かならやってんの? 盗撮とか。
 しかしながら亜矢さん、わざわざこういう風に言うってことは、自分がそういうダーティーなこともやるキャラだって思ってんだな。そして実際、もみ消しだの隠蔽だの必要があればやれるキャラだってのは、前期や黒木刑事の脅迫ネタでも明らか。
 亜矢さんにとって、ダーティームーブしてもいいことと悪いことの区別はきっちりついてる……のだろうか。いや、その区別がついてない人だとは思ってないが、なんか亜矢さんって色々と危うい人じゃないですか。今の亜矢さんなら、百合子さんを守るために黒いこともやりそうではあるんだよなぁ。どうなんじゃろか。

◆発想が陰キャだよ!

 警察にチクって、ぶっちゃけたかが一所轄の副署長にすぎない亜矢さんの動きを止めようとか、野望に比べて発想が陰キャにも程がないかアイツ!?
 前から思ってたけど、思考もムーブも小物なんだよなぁ。だからこそ、遠慮なくエンガチョできる。共感なんてしなくていい悪役というのは、ありがたいっすな。気分良くぶっ飛ばせるから。ぶっ飛ばしていいよぉ。

◆竹宮「自分も本当は、こんなことしたくないっすな」

 ……こんなダブルミーニングなんて、いらなかったよ……

◆亜矢さんちの家宅捜索

 トリプルロックに守られた亜矢さん宅。用心深いのは前期の事件などなどがあったから、らしい。確かに亜矢さん、命狙われたりしてたなぁ……忘れてた。
 亜矢さんって自炊しないのか。その割に調味料が結構あるってのは、むしろ割とよくあることのような気がする。自炊をあまりしない家だと、むしろ調味料が大量に余るんだよな……
 ってか、おうちのなかがシンプルで綺麗だ。女性らしいというか。確か前期にも亜矢さんの家の中は映ってたと思うけど、そのときとは違う家なのかな?
 署長が完全に仕事する気なくて、座って新聞読んでて草。仕事するフリぐらいはしろよw

◆百合子「まぁ! 三浦さん。随分セクシーな下着、選んでるのね」

百合子「見せる人もないはずだけどねぇ……」

 余計なお世話定期。というか、なんで百合子さんはそんなこと知ってるんですかね……
 亜矢さんの下着とか、興奮要素しかないな。あんなにサバサバしてる裏に繊細な一面を隠しているかの如く、あんなにシンプルというか色気のない格好の下にセクシーな下着があると考えるだけで興奮しかない。
 今更言うことでもないけど、亜矢さんって結構あざといキャラだよな。ウケる人には破壊力がヤバい。そのウケる人はニッチ層かもしれないが、そのニッチ層に対しては、亜矢さんのかわいさの破壊力が満点。
 っつーか、下着まで暴かれたとなると、警戒心が強いはずの亜矢さんより百合子さんの方がプライベートわからんまである。考えてみれば普段、百合子さんって何してんじゃろ。錠前マイスターになってみたり、署長や竹宮さんと和気あいあいとしてみたり、釣り行こうとしてみたり、方向性と日常がわからんw そこがまた底知れなくて怖いんだよなぁ。

◆浜口「あなたが逮捕した黒田部長のときだって、我々はそう思ってましたよ。彼がそんなことするわけないって」

 前期のレギュラーキャラなのに、黒田部長の扱いが大きい! 初回にも名前出てきてたし。いっけいは強キャラだったらしい。
 亜矢さんはなんでこうもメンタル面で試されるのか。亜矢さんのメンタルが試される大地・横浜。こんな治安の悪いところ、もうダメじゃろ色々と。っていうか、なんでアイツも亜矢さんと百合子さんに固執するんだよぉー。もっとワールドワイドに生きて、もうこんな島国の一地方都市になんて関わってくるなよぉー。

◆黒木刑事のデレ

 亜矢さんの前回の一喝でデレるって、黒木刑事はチョロいな。
 百合子さんと意外に相性がいい黒木刑事。前回もちょっとの間だけど、特にギスギスも気まずさもなく組めてたし。むしろコミカルな掛け合いまでできる始末。なんだろ、亜矢さんという存在を挟んで、適度な距離を保てるのがいいのかな。亜矢さんの緩衝材ぶりハンパない。
 竹宮さんのいい人ムーブに見せかけた、証拠隠滅目的っぽい声掛け。なんやねん、ガチやんけ。やめろや……

◆芹沢さん、お久しぶり!

 といっても、視聴者にとっては第2話ぶりなのでそんなでもない。作中だと、初回から今回までってどれぐらいの期間なんじゃろか。
 芹沢さんは怪しいけど味方、ぐらいの立ち位置でいてほしい。ショパンがアイツみたいに発狂したら嫌だ……

◆刑事映画ってなんじゃろか

 「刑事物語」みたいなヤツのことだろうか。現代だと、そんなにメジャージャンルじゃない気もする。なんか、「ミステリ」とか「サスペンス」とかに吸収されてそう。

◆クソガキYouTuber

 校長に平然と言い返せるあたり、むしろ大物かもわからん。私、小学生の頃に校長とそんなに交流があったわけじゃないから、普通に話せた覚えすらないけどなw

一樹 「トリミングも編集もしないでアップするなんて、今時真剣にやってるYouTuberなら、ありえないですから」

 ってなわけで、小学生YouTuber。今や小学生も動画のトリミングを扱いこなせる時代。マジか……と絶望しかけたけど、今はもうスマホアプリで大抵のことはこなせるもんなぁ。キミ、月のPVなんぼやねん。
 いやでも、勝手に動画撮影してSNS拡散という行為そのものについては、両親も先生もちゃんと叱っておいた方がええとは思うよw 警察の人が口挟むことじゃないのは確かだけど。

◆クロ確定の竹宮さんvsまだグレーの署長

 廊下でこのふたりが牽制しあってるところ、好き。食わせ者同士の水面下での戦いって感じで。
 もはや完璧にクロ確定の竹宮さんにあんな態度ということは、署長はシロで前回ラストの「私は味方ですよ」は本当……ってことなのか? もう何も信じられない……

◆出たよコウちゃん

 ってことで、今回も黒幕はコウちゃん。ホント、ろくなことしねーなオメー! 世界の果てまでエンガチョ!
 コウちゃんに脅迫されるような形で竹宮さんは今回の悪事に手を染めたっぽい。
 利用されてただけってことはこれで百合子さんに捕まって、最終的にはシロ、味方化するってことでお願いします! ダメですか! そうですか!

さくっとまとめと次回。

 前期『カクホ』の楽しみ方が復活した感じっすな。前期は、毎回の百合子さんと亜矢さんのピリピリした掛け合いと「誰がクロだ?」って予想でぎゃーぎゃー言ってるのが楽しかったから。
 でも今期は、思いがけず通常回の胸糞案件に曇るふたりがよかったので、あと1回ぐらいは通常回あってほしかった……という贅沢。しゃーないんだけどな。
 そんなわけで最終章突入。『カクホ』は全7話の12月7日最終回予定です。テレビ雑誌より。初回2時間だったし、前期も全7回だったからうっすらわかってはいたけど、やはり寂しい……

 「コウちゃん死ね!」を合言葉に、次回と最終回も楽しみです。百合コンビの間に入ってきてヘイトを買う、理想的なまでの「百合描写上で嫌われる男」ムーブだ……

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