【特命刑事 カクホの女2】第2話 感想

特命刑事 カクホの女
スポンサーリンク

第2話 完全密室殺人…嘘のアリバイVS第3の指紋 極上中華が暴く犯人

ゲスト:河相我聞、渡辺大、おかやまはじめ

脚本:秦建日子
監督:鈴木浩介


 こういう面白い回に限って録画逃すの泣きたい。いや、あるんだけど見返せる環境じゃなくて……
 今回はTVerでの配信で見返しつつの感想。スマホアプリでは10秒早送り・早戻し機能があるんだから、ブラウザ版にもつけてほしい……

 今回。やられた。
 中身が溢れそうなグラスにコインを入れるか否か、握っているのは亜矢さんなのか……!(『スペシャリスト』感)


◆百合子さんの地


 この後の本編と比べてもわかるんだけど、そもそも百合子さんの喋り方、声が地と皆さんの前だと全然違う。
 ここでわかるとおり、百合子さんが見せる大部分はぶりっ子演技だとおわかりいただけると思う。そこに素が全くないわけじゃないんだろうけど、でもネコかぶってるのが皆の前の百合子さん。
 百合子さんが地を見せる数少ない相手の中に、亜矢さんは一応入ってはいるんだけど、でもその頻度が今のところ少ないのよねぇ。亜矢さんは百合子さんの地に触れられるのか。




◆芹沢さんは敵か味方か


 百合子さんに休息、ひいては復讐ではない生き方を勧める芹沢さんは敵なのか味方なのか。
 敵だったら、コウちゃん側にとって厄介な存在になりそうな百合子さんを無力化したい。
 味方だったら、その動機は亜矢さんと同じく、百合子さんに復讐に囚われてほしくないから。
 「味方の顔をするお偉いさん」といえば、今期の宿敵・コウちゃんですが、彼の前期でのスタンスはといえば、飄々としつつも百合子さんの復讐(亜矢さんへの潜入捜査)を後押ししていた。
 もちろんそれは自分たちから疑いの目をそらすためなんだけど、それだったら当時の自分の権力を使って百合子さんの復讐潜入捜査を妨害して「復讐に人生をかけるのは云々」みたいな耳触りのいい言葉で丸め込めばいいわけで。それやってもおかしくない立場なんだし。
 悪であるコウちゃんがそんなムーブを見せていたのを知っている分、じゃあ同じポジションにいても行動が違うように見える芹沢さんは……?
 とか、「誰がクロか」ってのも楽しいですね。
 ただ芹沢さんがクロだと、2期連続で百合子さんは親しい相手に裏切られることになるし、このショパンがコウちゃんのように発狂しだしたらすごく悲しいので、芹沢さんには味方でいてほしいなぁと思う。色々怪しく見えるけど、百合子さんの身を案じてるってことでぜひ。




◆亜矢「ふざけんなぁあああ!」


亜矢 「ビールは風呂上がりの冷たい一杯がいいに決まってんだろ、バカ!」

 違う、そうじゃないw
 一応、署長が百合子さんにビール勧めてるのは咎めてたけど、それやりながら竹宮さんとホットプレートの死闘を繰り広げてたからな……
 亜矢さんのお風呂上がりが見たい人! はぁーい!!!!!




◆亜矢りん・百合っぺの仲


 本当に「亜矢りん・百合っぺ」の仲だったら、「ずーーーーーーーーっと」を約3秒間も溜めないんだよなぁ。
 百合子さんの「亜矢さん」呼び。初回でも「亜矢!」って呼んでたけどありゃギャグだし、一応真面目な顔して下の名前を呼んだのはこれが初ってことになるのか。
 その名前呼びに驚く亜矢さん。百合子さんとの付き合いの前歴がアレすぎるしなw
 亜矢さんは曲がりなりにも百合子さんの素を見たことがある人なわけで、そんな人が未だにこんなぶりっ子演技しながら自分に近寄ってくるのは、言い方はアレだけどだいぶ不気味だとは思うw もう亜矢さん側に百合子さんに対して隠すようなことがないから付き合えてるだけで、後ろめたいことがあったら付き合うの無理じゃろこの状況。
 署長が釣りに着いてくるの何。亜矢さんが来ないと聞いた途端に着いてこようとするの何。もし亜矢さんが着いてこなくて、事件も起きなかったら、お前、百合子さんに何かしてたんじゃねーだろーな……
 竹宮さんも、なんでそんな微妙な反応しながら断るの。お弁当作ってくれるって何。食べたいけど、それ何が入ってるの。小籠包?




◆嘘を必ず見破る亜矢さん


亜矢「絶対に行かない! 行くか馬鹿野郎!」
 即落ち2コマかな?
 どういう心境の変化、或いは経緯で着いてきてくれることになったんだろう。あんなうんざりした顔しながらも着いてきてくれたのなんでだろう。
 亜矢さんの百合子さんのボディーガード感すごい。早起きもしなきゃいけなかったのに着いてきてくれるのすごい。亜矢さんのデレっぷりがパない……!
 でも本人曰く、今も尚「百合子さんの嘘はわからない」。
 が、一応前回では百合子さんの嘘を見破ってたわけで、これは亜矢さんの「嘘を見破る」スキルが進化したというか、ふたりの親密度が増してるってことなのかな。
 じゃあ百合子さんの「それ、他人の空似ですよ。私、山頂公園なんて行ったことも……」も見破ってるのかしら。それ以外ではほぼそっぽ向いてたのに、こう答えるところではちらっと百合子さんの方を見てるんだよなぁ。
 亜矢さんの人間ポリグラフスキルは距離も関係ある(前回より)ので、こんなに間近で見ると……なぁ……




◆捜査が楽しい百合っぺ亜矢りんコンビ


 前期って意外とこのふたりがマトモに組んで捜査してるシーン少なかった覚えがあるので、こうやって掛け合いしながら捜査してるのは楽しくっていいもんっすな~(竹宮さん感)
 亜矢さん側に百合子さんへの警戒心がなくなったのがデカい。なんだかんだ言いつつ、百合子さんに着いてきてくれるし。
 百合子さんも、亜矢さんに地の全てをさらけ出していないとはいえ、今はもう敵意も猜疑心も何もない状態なので、目的が合致すればそりゃすんなりコンビで捜査した方がさっさと目的にたどり着けるのでそうする。
 亜矢さん側がデレると、こんなにコンビとしての距離が近くなるのか……と、前期を見てると感慨深いw 前期の亜矢さんだったら、百合子さんとこんなに無警戒に距離詰めないでしょ。




◆奴隷の黒木刑事


 キャバ嬢へのガサ入れ情報漏らしでこんなにパシられる。情報を漏らすだけじゃなく、川ざらいまでさせられる。だから隠蔽工作なんてしない方がいい。正直が一番。
 そして亜矢さんが見つけの亜矢さんになっちゃったから、マジで黒木刑事が来た意味がないw 可哀想に。でも自業自得なんやで。隠蔽さえ頼まなきゃこんなことには。




◆亜矢「ステイ! 百合子、ステイ!!!」


 いいこと思いついた!の百合子さんにまとわりつかれる亜矢さん、ブリーダー説。亜矢さんは犬が好きだけどそれは裏表がないからであって、こんな裏がありすぎる人の手綱を握るのは大変そうだ……
 なんだかんだ言いつつ、百合子さんの思いつきに付き合ってくれるから亜矢さんも大変。百合子さんは捜査の素人だと思っているがそれはそれ、百合子さんの推理力については身を持って思い知っているからこその亜矢さんのこの保護者ムーブである。亜矢さんも大変だ。




◆亜矢「現場から外れてて、私のカンが狂い始めたってことかもしれないし」


 でも亜矢さんの「嘘を見破る」スキルを、相手を追い詰めるために圧かける目的ではよく使うけど、切り札にしたことはない……はず。S1初回序盤の立てこもり犯相手に特攻かましたぐらいしか思いつかん。普段の捜査では、裏取りとかはちゃんとしてるイメージ。つまり捜査方針の補強ぐらいの存在なので、亜矢さんのこのスキルも好き。
 が、百合子さんが時々、完全に亜矢さんのことをガチで人間ポリグラフみたいな扱いしてるのは酷いと思うw それだけ亜矢さんの経験やスキルを信用してるってことなんだけど、今回も、従業員たちの話を聞いた後、真っ先に亜矢さんの表情を伺いにいってるしさぁ。百合子さん、そういうとこやぞ。




◆大大きい


 名取さんも麻生祐未もそこまで身長低いとかないだろうし、そもそもヒール込なんだろうに、大というか山崎さんと並んだときの身長差がエグい。完全に見上げる形になってる。大大きい。
 渋る山崎さんを丸め込む亜矢さん好き。これは山崎さんの罠だったんだけど、「七面倒臭いことはいいから手っ取り早くいこうぜ!」のノリ好き。




◆竹宮「満漢全席」


 私も「仕事すっごい頑張ったんだから奢れ!」って上司に言える人間でありたかった。
 今回の話の中で一番使われたワードじゃなかろか。証拠品を手にいい笑顔。この笑顔、守りたい。証拠品も守りたい。なので亜矢さんに満漢全席奢られたい。ぶん殴られそう。
 欲望に忠実でありながら、子煩悩でもある。竹宮さんのこのキャラ好きなので、この人には裏があってほしくないっすな~。S1のフッチー的な感じで頼む。フッチーも好きだったぜ。
 そういや、竹宮さんの息子さんって今いくつなんだろう。料理評論家になりたいとか言ってるぐらいだから、大学生とかそこらへんなのか? これから先、出てくるのかな?




◆バリバリ違法捜査じゃん!


 勝手にグラスを回収して指紋採取するのは普通に違法捜査では!?




◆竹宮「息子想いで、自分の食欲にも忠実な、警察官なんすなぁ~」


 見てる限りはそのとおりなので何も言えない。
 今回を見るに優秀なのも本当なんだろうし、署内で勝手に食事作ってるところだけ目を瞑れば、ライフワークバランスばっちりで割と理想の心構えかもしれない。
 で、結局、満漢全席は食べられたのかな竹宮さん。百合子さんが個人的に満漢全席奢るだけなら、まぁ別に何の問題もないはずだし……
 さりげなく百合子さんの肩を抱く竹宮さんチキショウォォォォオオオオオオオ!!!!!!




◆山崎「お人好しで、世話焼きそうで、でもそれほど頭が良くない人間を選ぶと言っていた」


 ボロクソに言われる百合子さんにワロタ。
 小山内さんが百合子さんのぶりっ子演技に騙されてしまったこと、良かったのか悪かったのか。小山内さんと山崎さんにとっては悪かったな……





◆アンチ2サス展開


 私たちと釣りの約束してて、それを楽しみにしてたんだからこれが自殺なわけがない!
 →自殺するために約束を利用したんですよ
 死んだ人は復讐なんて望んでない!
 →そんな浪花節は通用しない

 2サスでよくある展開のアンチ展開だけど、別にくさすだけが目的じゃなくて、ちゃんと百合子さんと亜矢さんの物語に落とし込んでるから好きです。

亜矢 「今のあなたを見て、お母様はどう思うかしら? あなたの限りある人生が、ただただ復讐にだけ使われてしまうこと、お母様、喜ぶかしら?」

 亜矢さんはこれ、山崎さんに言いつつも百合子さんにも言っている。晋作さんや、S1で死んだ孝作さんはそんなこと望んでるか?と聞いている。
 もっと言えば、死んだふたりの口を借りて、亜矢さんが意見表明してるんだよね。百合子さんが復讐鬼になることなんて望んでないって。
 死んだ人はもう何かを伝えることは出来ない。だから「死んだ人はこんなこと望んでない」というのは詭弁だ。そんなの誰にもわかるわけがない。
 「死んだあの人がこう思っていた」は、本当は「今を生きている私がこう思っている」なんだ。結局、思いを伝えられるのも人に干渉できるのも、今生きている人だけ。
 でも、それはそれで尊重されなければならない。伝え方の問題の話で、死んだ人の言葉ならば言われた側もすんなり受け入れることもあるかもしれない。でも、死んだ人はもう二度と言葉を発することはない。
 だから、他の誰でもなく百合子さんのそばにいる人が、亜矢さんが百合子さんを止めなくちゃいけなくなる時が来るんだよきっと。
 死んだ人の口を借りなければ受け入れてもらえない思いもあるけれど、本当に大事なときには、亜矢さんの口から亜矢さんの言葉で、百合子さんのことを守れる言葉をかけてあげてほしい。亜矢さんはもっと自分の言葉の力を信じていいんだよぉ。




◆亜矢「警察官は感情に流されてはダメよ」


 ここ、配信で見るとわかりやすいんですけど、セリフカット入ってて残念だ。3回目のCM入提供画面でわかるけど、この後に亜矢さんは「私たちは犯罪者に復讐するためにいるわけじゃない」って言ってるんだけど、カットされてる……
 亜矢さんはダーティーなこともするけど、警察官としての矜持はあるからな。そして自分の身内にはめちゃくちゃ甘いw
 表面上の態度はツンに戻ったけど、百合子さんへの本心はデレまくりの亜矢さんである。S1を見ていると、めちゃくちゃ胸アツ。




◆百合子「でも感情がなければ、人間頑張れませんよ。そして怒りは、とっても強いエネルギーです」


 晋作さん事件に関する復讐心を胸に警視庁人事部管理職から神奈川県警の現場に乗り込んできたり、コウちゃんカクホのために錠前技師スキルまで得てくる人が言うと重みが違う。重さがエグいw
 百合子さんの言葉が本心か否かは、喋り方や声のトーンに注目。どこが本心で、どこがぶりっ子演技なのか、わかりやすい。
 「亜矢さん、もとい、三浦さんは、私にとって特別な人ですから……」は、本心かぶりっ子か微妙なラインのトーンなのが上手いなぁ~……普段がわかりやすいトーン分けなので、こういう微妙なトーンをお出しされると「ん? 嘘? 本心? どっち?」ってなる。ギャップ。
 亜矢さんの「とか言いつつ、その言葉が本当かどうか、あんたの場合、わかんないのよねー」って仰ってますが、たぶん今の百合子さんにとっては嘘じゃないんだと思う。
 百合子さんはちゃんと倫理観も良識もあるので、平常時なら警察官として、人として正しい答えを言える。
 けど、コウちゃんに対しては理屈じゃないから。百合子さんは感情を溜めに溜めて爆発させるタイプだからなぁ。いざという時は何するかわからない、の方が正解かも。




◆賽は投げられた、そして投げられるグラス


 百合子さんが再びコウちゃんを追うための賽は既に投げられた。
 この屋上での会話も演出も、おしゃれすぎて震える。
 会話や演技のエモさもそうなんだけど、グラスのキャッチボールしてるところがめちゃくちゃ好き。
 言うまでもなく、亜矢さんが百合子さんの本心を試してるんだけど、その結末は今の誰にもわからない、ってのを表しててもう。だから、百合子さんがぽーんとあらぬ方向にグラスを投げて、ふたりが慌ててしまうという。
 復讐にとらわれるか否かの間にいる百合子さんがあのグラスをキャッチできれば、百合子さんは警察官や人としての道を踏み外さない。
 もし、あのグラスを落としたら……
 と、その結末をぼかしてるのがオシャレやん……! って震える。
 放り出されたグラスを受け止めるために、百合子さんと亜矢さんが揃っているから、きっと大丈夫だよ。





さくっとまとめと次回。


 ちょっと今期ナメてた。
 前期は、晋作さん事件を軸に百合子さんと亜矢さんがバチバチやりつつも、結構スタンダードに事件モノやってたから、今期もちょっとその雰囲気が緩くなりつつ事件解決していくのかなぁ、と思ってた。
 違った。ここで百合子さんの復讐についてにアクセル切ってきた。
 前期S1が亜矢さんから百合子さんへのデレのシーズンとして一貫してたんで、今期は百合子さんが亜矢さんに心を開くのか、ってのが焦点になってくるのか。
 前回初回で書いてること、この時点で大半外れてるからワロタw 見る目なさすぎぃ!

 でも前回の感想で書いたこととかぶることもあるんだけど、やっぱり百合子さんから亜矢さんへの思いって意外にドライなところも多いよねって。
 百合子さんは亜矢さんのことを信頼してるだろうし好意もあるだろうが、それはそれとしてコウちゃんカクホが今の最優先事項なので、もしも亜矢さんがその障害になるなら、ためらうことはあっても切り捨てるのは間違いないんじゃないかと思うし。
 現時点では、実は亜矢さん>>>>>><<<百合子さんぐらいに相手への思いの強さに差がありそうよね。
 百合子さんに復讐にとらわれた人生を生きてほしくない三浦亜矢さんがエモすぎる。なんでこんなガチの熟女百合を金曜夜8時にやってんの? しかも名取裕子と麻生祐未という2サス王道みたいなキャスティングなのに、このふたりの間柄に緩さが殆どないんですが?
 前期S1のオチが亜矢さんの「百合子!」呼びだったし、今期ここまででしつこく百合子さんから亜矢さんへの呼び方でネタいじりしてるわけだし、今期のオチは「亜矢!」でしょ絶対そう。あんなヘラヘラとネコかぶった状態のものじゃなく、百合子さんの本心からの名前呼びがS2の終着点でしょ。私にはわかるんだ……オタクにはわかる……
 『カクホの女2』は、刑事ドラマの皮をかぶりつつ、実はこの2人が真のバディになるまでの物語。期待値が跳ね上がる2話でした。なんなら2話で終わりでもいいぐらいのアレ。すげぇよかった2話……

 しかしこうなってくると、コウちゃんがまるで百合コンビの間に入り込む下衆男みたいな扱いになりそう。それ、百合好きの間で一番嫌われるやつ……
 それはともかく、私の願望だけを垂れ流すなら、コウちゃんには百合っぺ亜矢りんの絡まないところで勝手に自爆して死んでてほしい。
 で、死体も見つからないまま行方不明になっててほしい。
 んで、百合っぺ亜矢りんの2人はそのことを知らず、永遠にコウちゃんの行方を追い続けるためのコンビでいてほしい。
 つまり、「この2人のコンビはいつまでも見ていたいが、コウちゃんに危害加えられるのは嫌」ってことです。コウちゃん死ね!

 次回は家出少女と半グレ集団のお話。
 亜矢さんが百合子さんのメンタルをぶっきらぼうながらも気遣う描写がありそうで、楽しみです。亜矢さんが百合子さんのナイトムーブしてる。そう、百合子さんの行く末の鍵を握ってるのは、亜矢さんなんだよ!


タイトルとURLをコピーしました