File.8 パンダの中の真実
ゲスト:平岡祐太、小柳友、小宮孝泰、内野謙太、浜田晃、湖条千秋、北口ユースケ、小南希良梨
脚本:戸田山雅司
監督:兼﨑涼介
春クール最終章解決編。
全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ
パンダ(のポーチに入ってたUSBメモリ)の中の真実。
結局は爆弾なんじゃないか!
20の見どころ
◆1.マリコさんのよくわかるあらすじ
前後編でお馴染みのアレ。
ダイジェストで見ると、やっぱり観光地を効率よく回ってた前編。そしてその観光要素も、前編で終わりなんですよねぇ。
◆2.張り切る蒲原刑事
土門さんがいないから張り切る蒲原刑事。
何度でも言うが、蒲原刑事は本当に変わったな。今のお前に登場初期のお前の姿を見せてやろうか!
風丘 「……出た。ピュアな視線の張り切る蒲原ビーム」
そんな蒲原刑事がいつの間にか会得していた目力ビームの餌食になる風丘先生。風丘先生が何したって言うんですか! 風丘先生だって、ちゃんと頼めばやってくれるよ! 言葉で言おう!
◆3.帰ってきて秒で鑑定に入る
一息とかつかない。息継ぎしたら負け。息継ぎより引き継ぎしてくれってことかよ。しかもそれに誰も何も言わない。みんなすげぇな……
呂太くんのミニ三色人形の「休」「暇」「オワリ!!」。遊び心が素敵。鑑定の合間にも遊び心は忘れなちゃいけない。
◆4.OP
東映公式だったかで、「毎クールOPの演出が変わる」とかあった気がするので、このバージョンのOPはこれが最後かも。
夏クール初回、7月11日の第9話に期待ですな。
◆5.黒マネキンと実験
この場に蒲原刑事が呼ばれた理由が力仕事(マネキンの運搬)なのが酷いw
でもちゃんと付き合ってあげる蒲原刑事は、本当にこの科捜研に飼い慣らされ、違う、溶け込んでますね。刑事だよ君は。
一応、蒲原刑事はヤケクソながらも「喜んで!」るわけですが、そんなこと言ってるとマリコさんはガチで蒲原刑事を突き落としにかかるかもしれない。実験に黒マネキンを使うだけ温情。蒲原刑事を屋上から落とそうとした前歴がなぁ。
本来の科捜研の業務とか全く知らないけど、こうやって何回も実験を重ねて検証していくのは、まさしく「実証」って感じで見てて楽しい。試行回数が10回なのは、なんとなく少ない気がする。それでもちゃんとデータ取れるもんなんだな。
◆6.職域を逸脱しないように
立場上、言わなきゃいけないとはいえ、マリコさん相手にこれは「押すなよ! 絶対押すなよ!」でしかないのが悲しいw 藤倉刑事部長もわかってると思うけど。
困った時の佐伯本部長。藤倉刑事部長を理詰めで説得できないなら、上からゴリ押してもらえばいいじゃない。
今のところ、佐伯本部長からのゴリ押しで藤倉刑事部長が折れるパターンは佐伯本部長が自分の意思でやってるけど、これそのうち土門さんとか日野所長とかが佐伯本部長を何かで釣って流れを変える、とかいう駆け引きを見せるようになるかもしれない。そしたら藤倉刑事部長は泣いていい。
で、今回の佐伯本部長の思惑は。
佐伯 「パンダのリュックサックね、うちの孫も欲しがっとるのよ。和歌山行ったら、お土産に買ってきてくれないか?」
自分で行けよw
藤倉刑事部長を気にしてか、小声で囁いてるの草。その前の「あのぉ~……」とか、本当に西田さん大好きw ってなれる。佐伯本部長大好きだわ。
それに対するマリコさんの返答。
マリコ「お土産は、科捜研の職域を逸脱しますから、お断りします」
さっき、和歌山行きを許可してもらったのに。
しかも、よりによっていい笑顔である。マリコさん酷いw
でも、オチでは……
っていうか、マリコさんってこんな洒落た返答できるんだ、っていう驚き。マリコさんのセンスってたまにわかんないw
◆7.子役が似てる
特に熊谷刑事の子役が。しゅっとしてるところとか、ちゃんと面影がある。
本気を出せばちゃんと似てるキャスティングできるのにな……
あの時、幼馴染の年下たちを見捨ててしまった。でも正直、遠く離れた学生に何ができるんだって話だし、それが間違ってたとは言えないよなぁ。
◆8.春クール最後のルヴァンCM科捜研verキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
3/6。クールの半分目安でいいんかね。意外にレア。
こういうコラボCMで、ドラマの雰囲気を壊さずにするっとコラボできてるのがすごい。こういうCMは他局でも見たことあるけど、意外に大事よね。
ただ、何度見ても宇佐見さんのパティシエは女オタクのやらかしにしか見えないw イケメン大喜利すぎるじゃろ。
◆9.その次に50の恵
「ルヴァンを買いに出かけるマリコさんが紫外線を気にする」ストーリーが完成。
マリコさんも今やすっかりおしゃれさんなので、紫外線はもちろん気にします。特にマリコさんはフィールドワーク多いからね!
「シミにしないぞっ」。CMの度に言い方違うんだけど、全部かわいいから困る。シミを気にするかわいい50代が50代に見えない50の恵……
◆10.他県の現場なのに
しれっと検視してるし、しれっと捜索してる。
一応、後に和歌山県警の皆さんが注意してるけどどこ吹く風。マリコさんは本当に強いな……
◆11.熊谷「榊さん!」
今や蒲原刑事も「マリコさん」呼びなので、名字を呼んでくれる熊谷刑事の存在は貴重。
土門さんの相棒刑事が、みんな「榊さん」→「マリコさん」にデレるのが、ちょっと寂しかったりもするw 名字呼びしつつも仲良さそうな雰囲気だったりする、あの独特の距離感が好きみたいなフェチ層も存在するんやで……
でも、今の蒲原刑事が「マリコさん」っつーて懐いてるのは結構好きだ。マリコさんと蒲原刑事ってセンスが似てる所あるし、そういう意味でも。
◆12.マリコ「そんなことより!」
「そんなことより」の新しい使い方。他県のお偉いさんを黙らせる。状況が状況なのでマリコさんは別に間違っちゃいないけど、そもそも他県の現場に勝手に踏み入っているのは事実である。熊谷刑事が許可してるとかそういう問題でもないw
和歌山でもお手軽に爆発物作ってるよぉ。なんだよぉ。『科捜研』ワールドで修羅なのは京都だけじゃなかったのか……
◆13.黄色ジャンパーばっさぁー
ジャンパーを羽織る仕草をカッコよく撮る。『科捜研』はヒーロードラマなので(違います)。
和歌山に再び行けるからウキウキの呂太くん。「今度も観光どころじゃないと思うけど」とごもっともな判断をしていた亜美ちゃんの予測を超えたあのオチですよ。呂太くん強いわ。
◆14.京都が誤解される
マリコ「(ANFOは)比較的、作りやすいものよ」
蒲原 「去年、京都で起きた連続爆破事件で使われたやつですね」
熊谷刑事が知らない爆薬の名前を蒲原刑事が答えられる。
まるで京都がしょっちゅう爆破されてるみたいじゃないですか。京都が誤解されるからやめろよ。
なんてすっとぼけると蕁麻疹が出かねないくらい、あの京都は爆発が恒例行事。修羅の都。毎年、2~3回は何かが爆発してるからな……
ANFOは、正月SPで土門さんの刑事生命を削りきれなかったアレです。別に削りきってほしかったわけじゃないけど。まあ、土門さんは刑事という名の概念なので。概念には勝てないよ。
「「去年」と言ってるのは、放送は今年の正月だったけど、作中時間は2018年11月だったからですな。作中時間は基本的に撮影時期なんだって、どこかで見た。知らなんだ。
◆15.ROTAHIN
ウォーキング型爆発物探知装置の小型改良版。
呂太くんはこうやって、現場の中で使命感以外でもテンションを上げる方法を持ってるところが強そう。楽しんで科学捜査してそうなところが強い。しかもパンダ押しとか、常に自分の可愛さアピールに余念がないのがもっとすごい。
アドベンチャーワールドではめっちゃ写真撮ってたし、自分の可愛さプロデュースに余念がないしで、呂太くんはインスタとか超盛ってそう。ゆるふわサイエンスライフの呂太くんインスタアカウントとかないんですか?
それはそれとして、パンダステッカーは和歌山行きが決まってから急遽つけたのかなとか、それにしては準備がいいなとか。パンダの下にちゃんと「ROTAHIN」ロゴ入ってるのかわいいw
熊谷刑事も旧型で捜索活動に加わってくれてる。偉い。若いから動ける。マリコさんの科学捜査にちゃんと付き合ってくれるの強い。
◆16.イケメンレベルが高すぎのシーン
パソコンを見る男性陣が、渋メンの宇佐見さんから全員、顔面偏差値が高すぎる。呂太くんも、もうだいぶただのイケメンに成り果てたからな。
マリコさんや亜美ちゃんも含めると、これは地上波でただで見られていいわけがないやつ。改めて言うのもなんだけど、みんなカッコいいし綺麗だよね……
◆17.京都府警科捜研の歴戦の戦士感
正月SPの経験を経て編み出された爆弾対策。
そりゃあ起爆スイッチからの無線を遮れば爆発しないのかもしれないけど、100%確実とは言い切れない方法で命をかけられるこの京都府警科捜研のメンバー、みんな大概ネジが飛んでるな……マリコさんの影響しゅごい。
あの正月SPで、一部に妙に人気だったチャンバーだ! あのモフッて動き、可愛かったよね。
◆18.夜8時ではギリギリの殺され方
複数人でひとりを抑えつけて刺し殺す。エグい。夜8時ではギリギリだよなぁ……
それぐらいエグいことするやつらも、詰めが甘かったりするんだけど。USBメモリは持ち去ってれば割と逃げ切れたのでは……
◆19.佐伯本部長とパンダ
並べると、なんか似合ってる。佐伯本部長がニッコニコでこちらもなんか嬉しくなるな。藤倉刑事部長の渋い顔も対比としてナイス。
買ってきたのは気を利かせた呂太くん。ってことは、呂太くんもあのリュック買ったのかな。現場に持ってきたりするんじゃろか。夏クール初回に期待。してますん。でもいつの間に買ってたんだw
◆20.和歌山のカオル刑事と仲間になった!
和歌山県警がみんなポンコツみたいに言い切らないであげてよぉ!
たぶん、どこかで燻っているだけで、同じような正義感を持った仲間がいるよきっと。
なんにせよ、マリコさんの水戸黄門的旅行記和歌山編はこれにて終わり。他県警にも頼りになる味方を作りました。これでこの先、和歌山で事件が起きても安心だね!
簡単雑感
マリコさんの水戸黄門の印籠的名乗り、正解は2回、でいいはず。交番の上山巡査と、タクシーの運ちゃん相手。どっちも前編。
観光要素は前編に詰め込み、後編はサスペンス&人情。面白かったー。でも、欲を言えばもうちょっと和歌山観光しててほしかった。楽しそうなオフのマリコさんたちをもっと見たかったよー。
他県である和歌山でも好き勝手やってたマリコさん素敵ぃ! でも藤倉刑事部長とかの心労も考えてあげ……ないよなぁ。そうだよなぁ。
熊谷刑事のイケメンぶりがすごかったです。顔だけじゃなく、幼馴染を説得する時の熱いハートとかよかったよな。あっという間にマリコさんと意気投合してたのもすごい。マリコさんの人たらしぶりがすごいのか、1つの事件のみとはいえ波長が合った熊谷刑事がすごいのか……
今回限りのゲストキャラなんだろうけど、また機会があったら出てくれ。また一緒に捜査しようぜ。
余談として、今回おそらくS2以降初のキャスト欄に内藤さんのお名前がない回でした。後編なんか回想すら出なかったからな。20周年ってなんだったっけ。土門さん、そんな出席率不良生徒ぶりだと、また死にかけることになるで。
夏クールの初回にはちゃんと出ているので安心してください。
次回は京都にメインフィールドを戻して、また爆弾事件! だから修羅の都やめろ!
キーワードは音とAR。マリコさん、池の水を全部抜くってよ。マリコさんなら普通にやりかねない。