File.7 消えたパンダの謎
ゲスト:平岡祐太、小柳友、小宮孝泰、内野謙太、浜田晃、湖条千秋、北口ユースケ、小南希良梨
脚本:戸田山雅司
監督:兼﨑涼介
春クール最終章。
全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ
和歌山で無双前編。観光回。
20の見どころ
◆1.休暇で旅行!
なんであんな不穏な音楽の始まりなんですか。
久しぶりの休暇で同僚と一緒に和歌山へ旅行に行くマリコさん。前にも2サスパロ回で相馬さん・亜美ちゃんと福井行ってたよね。
言っちゃなんだけど、マリコさんって決して自分から積極的に人におごってくれるようなタイプに見えないんだけど、年下からの懐かれ方が半端ない気がする。そりゃあ泰乃ちゃんと相馬さんにおごってたことあったけど、あんまり自分から付き合いの場に行こうとか、お金だそうとかしないんじゃないかなぁって。ケチとかじゃなく、そこまで気が回らん人だと思ってる。
んだけど、もう2回も同僚と休暇使って旅行行ってんだよなぁ。どちらも亜美ちゃんがいるし、亜美ちゃん主導なんじゃろか。
マリコさんを旅行に連れ出すまでのアレコレがすっげぇ気になる。もしまたどこかに旅行行くなら、ちょっとその段階から見せてほしいw どうやって旅行プラン立てたり、メンツを考えたり、マリコさんを説き伏せたりしてるんだろうか。
っていうか今回、5分も経たずに事件が始まっちゃったんで、和歌山旅行を満喫してる3人を見られずに残念だぜ……
◆2.動物にたとえるなら?
アドベンチャーワールドを見て回ってる3人があざと可愛すぎる。ここはスタッフクレジットなしで見たかった。仕方ないとはいえ、残念。
ここで呂太くんのたとえ話から、「科捜研のメンバーを動物にたとえよう!」がスタート。
宇佐見さん→イルカ(スリムで賢いから)
亜美ちゃん→ペンギン
呂太くん →キリン(背が高いけどぼーっとしてるから)
マリコさん→フラミンゴ(ピンクが似合うから)
日野所長 →パンダ(実は目とか怖いし、怒らせると怖いから)
日野所長の扱い……「わかる!」って思っちゃったけどもw 食ってるとこを繰り返すんじゃないよw 「がおー」じゃないんだよw
いい歳した職場仲間とは思えない仲良しぶりの3人。ペンギンにたとえられてご不満の亜美ちゃんとか、笑っちゃってるマリコさんとか、ペンギンについていってちょこちょこ歩きする3人とか、キリンを笑顔で撫でようとしてるマリコさんとか、フラミンゴポーズのマリコさんとか、はしゃいで園内走る3人とか、顎に両手を添えるマリコさんと呂太くんとか、3人で自撮りしてるとか。
もうあと3分くらいはダラダラ観光しててほしかった……とか思うくらいには楽しそうだった。アドベンチャーワールドだけで観光終わっちゃって残念(事件捜査の中で観光要素は拾ってるけども)。
◆3.パンダのリュック
今回のキーアイテムその1。パンダ推し。シャンシャン……(本田博太郎ボイスで)
もしあのリュックが手に入ったら、現場に持っていく気の呂太くん。メンタル強い。
でもあのリュックに何が入るというんだ。機材も何も入らなさそうじゃない? 通勤に使えるかも微妙なとこじゃない? なんか呂太くんってカバン大きめだった気がするんだけど。違ったっけ?
一度でいいから見てみたい、「科捜研の皆さんの通勤カバンの中身」。マリコさんは超シンプルな気がする。亜美ちゃんはタブレットとかガジェットをいっぱい入れてて重たそう。呂太くんはリップクリームとかハンドクリームとかのど飴とか持ってそう。宇佐見さんはスマートで整理できてそう。日野所長は水筒持ってきてそう。全部イメージ。
◆4.観光中でも周囲の警戒を怠らないマリコさん
確かにちょっと不審ではあったけど、まだ新浜さんは行動起こす前でしたよね!? 何を根拠にあそこまで着いていったの!?
桃香ちゃんが襲われているとみるや、ひとりでも声を出していく突撃していくスタイルのマリコさん。警察関係者としてその行動は立派だし今回はそれで間違ってなかったけど、マリコさんは戦闘力ゼロなんだから! もっと! 命大事に!
新浜さんの追跡は若手2人におまかせ。ワケわかんないままでもマリコさんの指示に従える亜美ちゃんと呂太くんが超いい子。さすがに本職じゃないから逃げられてたけど、でもあそこまで追いつけたんだからやっぱり若さは素晴らしい。
呂太くんはライダーなんだから橋くらい飛び降りろよ(無茶)。中の人ならいけそうだよな。呂太くんしか渡部さんの演技をちゃんと見ていないが、なんか呂太くんの動きは「動ける人がわざともちゃもちゃ動いてる」感。そこが更にあざとい感じではある。あざとさのカタマリ呂太くん。
◆5.マリコ「私たち、京都府警の科捜研です」
この前後編の中で、マリコさんはこれに類する台詞を何回使ったでしょうか。答えは最後。
◆6.休暇中なのに……
亜美ちゃんは自分のPC持ち歩いててこの不測の事態を予測してたかのよう。
っていうかそもそも、休暇中に和歌山行ってるのに京都の指名手配犯にぶち当たるとかいうアレ。
日野 「なんだか……嫌な予感がするねぇ。マリコくんは、どこかに出かける度に事件を引き寄せて、結局うちが乗り出す羽目になるような気がしてならないし」
に、京都残留組が完全に「ありそう……」ってドン引きしててワロタ。口では否定してみても否定しきれないマリコさんのトラブルメーカーぶり。これも科学で解明できたりするんじゃろうか。とりあえず、マリコさんは基本的に京都から出さないでもらっていいですかw
◆7.勤怠お知らせ
亜美ちゃんはポリスまろんくんたちにデコったホワイトボードをもたせてお知らせ。動物のシールに「いってきまぁす! AMI」。
かわいい……これで女子力がない設定は嘘じゃろ!!!! 小さな「ぁ」があざといのあ。
呂太くん分はミニ三色人形でお知らせ。あのポーズはなんじゃろ。アルファベットっぽくも見えるんだけど。
◆8.土門さんは警視庁へ応援でおやすみ
ということで、土門さんの春クール最終出演は前回の6話でした。今回、一応回想で出てはいましたが。
……っつーか、まだ警視庁は土門さんを受け入れてるの!? 正月SPで過去のアレコレ暴かれたのに、まだ京都府警は土門さんを外にやっても平気とか思ってたの!?
今はもう違うとはいえど、これでも土門さんの応援を受け入れる警視庁を「懐が深い」と言っていいのかどうか……
◆9.そりゃそうじゃろ
和歌山県警一課長。土門さんが警視庁行ってるときに一課長出すのかよw マリコさんにもわざわざ「一課長!」って言わせてんのあざといわぁw
後にこの一課長にも裏があったよという話になったけど、初めて会ったときの反応は「いやそりゃそうじゃろ」って。ここの管轄は確かに和歌山県警だし、っていうかマリコさんたち休暇中だし、「せっかく来たのに、この人いきなり『帰れ』だって」って呂太くん、人のことを指差すんじゃないよ。「私たちなら、必ず捜査の役に立てるかと……」じゃないんですよマリコさん。どうしても捜査に混じりたかったら、一旦京都に戻って改めて正式に捜査協力依頼するとか。今回に限ってはそれをやっても突っぱねられた可能性が高いけど。
でも、視聴者は知っている。マリコさんはこういう人だった!
亜美 「休暇をふっとばす気だ……!」
前回の福井旅行もぶっ飛ばされてる亜美ちゃんが超不憫。この後も何回か愚痴ってたけど、仮に今回の旅行を計画したのが亜美ちゃんだったら、亜美ちゃんはマリコさんの後頭部を一発くらい叩いていいw
マリコさんと旅行に行くもんじゃないな……と私なんかは思ってしまうんですが、それでも亜美ちゃんはマリコさんを旅行に誘うんじゃろうな。いい子だなぁ。
◆10.2人目の「刑事カオル」
私が死んでも代わりがいるもの。刑事カオルこと熊谷刑事登場です。まあ、土門さんは概念なので死なないんですけどね。
組織に逆らう一匹狼。そして口が悪い。
熊谷 「『役に立つ』って言ったの、嘘なんですか?」
マリコさんの負けず嫌いスイッチを的確に押していくぅ!
熊谷刑事の顔面偏差値が高い。後編では何回か蒲原刑事と並んでたけど、その場のイケメンレベルの高さがすごかった。やべーな和歌山編。
◆11.誰だお前
病院の外に止まってたタクシーのドライブレコーダーの映像が見たいよ! と目標が定まれば、もはや猪突猛進のマリコさん。そこらの動物とか目じゃないから。
マリコ「ドライブレコーダー。映像を確認させてください」
運転手「おたく、どなたですか?」
マリコ「京都府警科捜研」
運転手「えっ?」
マリコ「榊マリコと申します」
運転手「はぁ?」
語彙が溶けてる。「京都府警科捜研です」は水戸黄門の印籠じゃねーから!
外から車内を覗き込んだときから、後ろでハラハラしてる亜美ちゃんの保護者感すごい。甘えん坊の妹みたいなビジュアルしてるのに、この中では一番保護者ムーブしなきゃいけないのが酷いw
そして、運ちゃんとマリコさんが噛み合わない会話をしてるときは、呂太くんですら「ヤバいよ……」みたいな反応してて草。見習ってはいけない交渉術。一般人相手に交渉する時のマリコさんって、どうしてこうもポンコツなんだろうか……
さっと警察手帳を出して助けてくれる熊谷刑事がイケメン。スマートだ。というか、マリコさんのフォローをすると必然的にみんなスマートに映る。マリコさんは相手の男性のイケメンぶりをも引き出せる。強い。
◆12.和歌山でもマリーダム
藤倉 「和歌山県警には、こちらから捜査協力を申し出た。お前たちはくれぐれも、和歌山県警の捜査の足を引っ張らないように、すぐにでもこちらに戻って……」
マリコ「大丈夫です。必ずやこちらの捜査の役に立つよう、頑張りますので、ご安心ください」
真っ当に和歌山県警に捜査協力を申し出るようなめちゃくちゃ正攻法で動いてる藤倉刑事部長が何したって言うんですか。
人の話を聞かない、っていうか、都合の悪いことは曲解するマリコさん。何も「大丈夫」じゃねーよ! おかげで蒲原刑事が笑っちゃってるじゃん!
私の記憶違いかもしれないけど、藤倉刑事部長がマリコさんのマリーダムっぷりに直接目の当たりにするのは初めてだっけ? 今までは、一応マリコさんも藤倉刑事部長の前ではそれなりに気を遣ってたし。
これを「マリーダムぶりを発揮できるぐらいには打ち解けてるんだな」と見るか、「藤倉刑事部長も大変だな……」と思うか。
呂太 「刑事部長、なんだって?」
マリコ「和歌山県警の捜査の足を引っ張らないよう、頑張って協力しろですって!」
亜美 「絶対そうは言ってない気がする……」
これ、亜美ちゃんが敏いんじゃなくてマリコさんがわかりやすいだけだからな。
マリコさんは素で言ってるから怖いよな。誤魔化してるとかじゃなくて素。マリーダムフィルター怖い。
◆13.スマホ中毒の小学生
パンダ育成ゲーム。たまごっちみたいなもんじゃろか。そのせいでスマホが携帯電話の機能を果たさないのが、本末転倒感すごい。でも、割とありえる話かもしれない。
あのパンダゲーム、ちょっとやってみたい。すぐに飽きそうだけど、飽きない仕掛けでもあるのかなぁ。
◆14.前編は亜美ちゃん無双
事件の性質上、防犯カメラ映像がとにかく命綱なので、亜美ちゃんがハードワーク。その上、状況(マリコさん)へのツッコミも欠かさないのでマジでオーバーワーク。休暇吹っ飛ばすっていうか、もうこれは有給カウントしちゃダメなレベル。ツッコミが亜美ちゃんしかいない……
亜美ちゃんマジ便利、ってのがよくわかる今回だったと思う。いるだけで大体その場が繋げる。やっぱりツッコミは強い。
しかも、かわいさアピールも出来る辺りがさいつよ。亜美ちゃんの臨時科捜研の張り紙好き。やっぱり亜美ちゃんの女子力低い設定は無理あるって!
◆15.カオルは一匹狼
マリコさんは変人と犯罪者と、問題児に好かれる。ファン層が偏りすぎだって!
「カオル」の名が熊谷刑事以上に似合わない問題児。その問題児、未だに他のところへ出張に出されてるんだってよ。
マリコ「その名前がもっと似合わない刑事を1人、知ってるわ」
「動物にたとえるなら、群れることが嫌いなアムールトラみたいで……」
「頑固でぶっきらぼうで、問題だらけの刑事だけど……その人は、被害者のため事件解決のため、誰かとぶつかることを決して恐れず、間違っても組織の対面や保身に走ることのない刑事の中の刑事」
マリコさんって、土門さんのことそんな風に思ってたんだ!
言ってることに特に意外性があるとかじゃないんだけど、本人の前じゃないと結構臆面なくデレるんだなぁってのが驚き。
逆に、マリコさんも本人の前ではなかなかこういうこと言わないだろうし、一応「照れくさい」とかそういう気持ちがあるんだな……って。
唐突に、会ったばかりであるマリコさんの、顔も知らない相棒へののろけを聞かされて戸惑う熊谷刑事。忘れないでほしいのは、この時点でマリコさんと熊谷刑事は会って数時間ってことだ。出会いは時間じゃない、密度。
◆16.和歌山観光案内
ロケ回の観光要素を主人公たちに担当させるんではなく、事件に巻き込まれた被害者の足跡をたどる形でそのノルマをクリアするってのは妙案だと思う。単調にならない観光案内。
三段壁とか洞窟とか、行ってみたくなった。アドベンチャーワールドも。というか、実は自分は西の方に殆ど旅行に行ったことがないんで、機会とお金があれば色々行きたい。京都も福井も和歌山も、行きたい……
◆17.海と夕陽とマリコさん
海に沈むゆく夕陽とマリコさんの横顔のカット。これは地上波で簡単に見られていい代物なのだろうか。美しすぎる。これをタダで見られていいの? お金とらなくて平気?
強風に吹かれる皆さんの髪の毛ばっさー。海の目の前だからってだけじゃなく、風強いな。そういうところなんだろうか。
◆18.マリーダムにおこな日野所長
マリコさんの行動がワケわかんないのは今に始まったことじゃないじゃないか。
それに、たぶん日野所長は第一報を受けた時点で、マリコさんがどうするかは薄々わかってたと思うんだよね。それでも受け入れちゃいけない立場なのはわかるけど。所長は辛いよ。
◆19.謎の食事風景
あの映し方は、やはり橋本監督の系譜……
◆20.京都へ強制送還
京都で殺される新浜。結局フィールドは京都に戻る。
外真っ暗だけど、あれ何時なんだ。
主題歌の使い方よ……冒頭主題歌でもよかったんじゃないか、今回。それ言ったら「前後編じゃなくて、一気に2時間SPで見たかったよなぁ」なんだけど。
後編に続く!