【科捜研の女 season19】第6話 感想

科捜研の女
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File.6 愛される悪魔

ゲスト:鶴田真由、姿晴香、出合正幸

脚本:櫻井武晴
監督:西片友樹


 悪女回。
 マリコさんに「ブス」と言えるメンタル、カケラでいいから分けてほしい。カケラで結構です。


全く伝える気がないから公式をちゃんと読んでほしいあらすじ


 「愛される悪魔」。
 マリコさんも周りから愛されてるし、犯罪者からすれば悪魔的存在だろうし、っていうか要求する作業量が悪魔的だし、マリコさんもまた「愛される悪魔」なのでは……?





20の見どころ



◆1.マリコさんが臨場したら詰み


 櫻井脚本おなじみの「事件性のないご遺体の解剖は許可しない」bot。今回はまずメインゲストの聡美さんから。まずこの通過儀礼を如何に突破するか、というチェックポイント。今回はかなりあっさり突破してたけど。
 ドラマによってはそこはゴールになりうるけど、『科捜研』の場合はもはやチェックポイント扱いである。その先にもっと難関があったりする。
 今更だけど、マリコさんが臨場した時点で詰み。臨場しなければワンチャン。しかし場合によっては過去の事件も掘り返してきたりするので、安心はできない。修羅の都といいつつも、検挙率も高めなのでここで犯罪を犯すのはオススメできない。聡美さんも、何もわざわざ京都に来て後妻業することないのにな……




◆2.亜美ちゃんが蒲原刑事に対して普通にタメ口きいてる……


 あの場には呂太くんもいたので、呂太くんに対してかもしれない。
 いやでも、蒲原刑事に対して手招きしてたし……
 それだけあの若手トリオが仲良くなってるということかもしれない。それはとても喜ばしいことだ。でも、年下に敬語を使われない蒲原刑事よ……
 正直に言うなら、舐められがちなお兄ちゃんキャラの蒲原刑事、ちょっと好きだ。スマンな。




◆3.土門さんの姑ムーブ


 あれだけ広い家で金持ちなら、ハウスキーパーさんでも雇ってそうだけどな。聡美さんがさせなかったのだろうか。被害者本人がケチだったって言ってたけど、そのせいなのかな。
 全然関係ないけど、土門さんって結構几帳面な気がしてる。掃除とかはちゃんとやってそう。忙しくて片付けに手が回らないってのはありそうだけど、別にできないわけじゃなさそうに思う。なんでだろ。
 土門さんの家の中とか、全然映ったことないのに、何故かそう思ってる。実はマリコさん以上にプライベートが謎なんだけども、それを知りたいかと言われると、別にあんまり……
 自分にとっては『耳撃者』が衝撃的なぐらい合わなかったので、そのせいかもしれない。
 マジで今回の話に関係ない。どうしよう。




◆4.いまどきワイド


 『科捜研』世界における全国ネット? のワイドショーらしい。聡美さんの事件は府県をまたいではいるけどワイドショーに取り上げられてるのは関西圏の事件なので、わからん。『ミヤネ屋』みたいなもんじゃろか。
 聡美さんの後妻業騒動、日野所長と風丘先生は知ってて宇佐見さんは知らない。まるで宇佐見さんがワイドショーの視聴者層じゃないような言動だけど、宇佐見さんも結構下世話な噂話とかしてるよね。私はマリコさん再婚騒動時の宇佐見さんの常識人ムーブと野次馬ムーブの絶妙なブレンド、忘れてないですよ。




◆5.白い巨峰


 こんな名前なのにぶどうじゃない衝撃。呂太くんが食ってるの、明らかにまんじゅうとかそういう類だよな。ロゴだけ慌てて作った感。
 この週は夜9時枠に五夜連続スペシャルドラマ『白い巨塔』があり、それとステブレレス直結するために6分拡大。やめろよなー、変に拡大すると再放送されづらくなる(体感)んだから。
 その五夜連続『白い巨塔』により、『特捜9』『緊急取調室』の二枚看板が休止になったけど、ゴールデン帯ドラマで唯一『白い巨塔』の進撃を免れたのが『科捜研』です。すなわち、マリコさんは『白い巨塔』に勝った(謎理論)。
 そういえば私、『白い巨塔』って見たことないな……これに限らず、名作と呼ばれるドラマも映画も全然知らん。恥ずかしい。
 それはともかく、テレ朝というスポンサーを得た風丘先生からの宣伝差し入れ。「風丘先生って本当に便利……」と思う。何させても、大抵のことはできちゃうし受け入れられちゃう。
 「今の『科捜研』における二大狂言回しは風丘先生と亜美ちゃんである」説を唱えている。この二人を封印したら、たぶん今の『科捜研』だと話が回らんと思う。
 この際、通年放送企画中にそういうことやってみてほしくはある。どうなるのか見てみたい。




◆6.「可及的迅速に」


 間違ってるかは知らんけど、なんとなくムズムズする言い回し。綺麗なのは「可及的速やかに」だと思う。別に私は日本語警察じゃないです。違和感は口語なら感じてもいい派。
 なんとなく風丘先生、この言い回し気に入ってる? 「私、言われなくても急いでやってきましたから!」感。何その下僕ムーブ……




◆7.ハグっと! マリコさん


 人の誑し方が玄人のそれ。やり慣れてる。常習性がある。
 確かに今回の阿吽の呼吸・ツーカー・以心伝心その他諸々な風丘先生の可及的迅速な下僕ムーブには、女王として褒美を与えないとイカンと思いますけども、予想の斜め上すぎる。東映公式の次回予告でこのハグ画像を見た時、「風丘先生を実験台にしてんのかぁ……」とか想像してたら、まさかのご褒美だもんな。
 それで懐柔される風丘先生も風丘先生ですよ。なんですかそのチョロインムーブは! 衝撃はわかるけど、なんでその衝撃を他の人にも伝えようとしてんのかな……伝わるのかな……
 結構真面目に言うんだけど、私、マリコさん視点で『科捜研』キャラを落とすシミュレーションゲームやってみたい。攻略対象の中では、風丘先生がダントツで落としやすそう。プレイスタート時から好感度カンスト近い気がする。




◆8.さらっと! マリコさん


 流れるように宇佐見さんを自身の鑑定に巻き込んでいくマリコさん。呆気にとられるけどついていく宇佐見さん。いつものことだから。
 日野所長がマリコさんに注意するとかじゃなくて、宇佐見さんに謝ってるの笑う。この場の最適解かもしれないけど、最善じゃないよねそれw




◆9.土門さんの煽りスキルが好き


 容疑者を挑発する時の言い方が好き。
 真面目に何回でも言うんだけど、私は土門さんの底意地の悪そうなそういうところが好きです。




◆10.出張費は出る?


 北海道警と神奈川県警が見逃し、大阪府警が立件できなかった後妻業事件。
 事件の見逃しと立件できないことのどちらがより無能か、って話だけど、初回のアレといい、大阪府警への風当たりが強い気がするんですけど、気のせいならそれはとっても素敵だなって。
 出張に同行してるのが、ご家庭の事情で数日は家を空けられないだろう宇佐見さんだからなのかどうかはわからないけど、札幌→横浜→大阪への聞き込みが1日に詰め込まれるハードスケジュールぶり。
 マリコさんが札幌・横浜・大阪に行くって言った時、流石に二手に分かれるとかかなって思ってたらそんなことなかった。普通に自分で行ってた。
 できんの? 仮にできても、よく体力保つな……




◆11.マリコママキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


 「横浜行ったなら、両親にサツアイしろよマリコさん」とか言ってたら、本当にマリコママからの電話キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 もう声のみ出演すら叶わないマリコママですが、回想映像でも出演は嬉しいやで。マリコママは『科捜研』内で生きてるんやで……
 通年放送中に、マリコパパの方は出てほしいなぁと思う。むしろ今期逃したら、もう出番ないような気もする。なんか、お祭り騒ぎのタイミング的に。
 通話中のマリコさんの後ろで、微笑ましいやり取りにニコニコしてる宇佐見さんが素敵。なんでだろう、普段のイケメンムーブよりよっぽどカッコよく見えた。いや普段が嫌いとかそういうわけじゃないんだけど。
 宇佐見さんもお母さんの面倒を見るために京都にいるわけだし、マリコさんの母親思いなところが好きなのかもしれない。本当に「微笑ましいなぁ」って思ってそう、だからなのかな。宇佐見さんの素が見えた感じだからかなぁ。




◆12.亜美「世界一面倒くさいくしゃみの説明である」


 キートン山田亜美ちゃん。こっち見んなw そろそろマジで第四の壁を突破してきそう。この次の和歌山回といい、亜美ちゃんはマリコさん相手でもツッコミを躊躇わない。そこが好き。
 世界一面倒くさいくしゃみの説明に拒否反応を出す呂太くん。わかる。そこでマリコさんを遮らないから、呂太くんもだいぶマリコさんに慣れたな(遮っても無駄とわかってる)な……って。




◆13.マリコさんのブス!


 ちょっと今、この文字列を打ち込んでるだけでドキドキした。実際に言う・言わないじゃなくて、これを口に出しても平気なメンタルを持ってる人生って、本人からすれば最高だろうな。
 まあ、実際に沢口靖子級美人であるマリコさんがブスだったら、この世に希望なんて無くなるんですがー。別にマリコさんがブスじゃないから希望溢れるわけでもないが、マリコさんがブス呼ばわりされたらそれは絶望。でも外見は「美人」って聡美さんすら認めるレベルだから、どっちみち私のような平民には関係ない。天上人の会話かよ!
 仲間をdisられると怒ってくれる土門さんカッコいい……紳士か。




◆14.総SNS検索


 盗撮ツイート最低だな。撲滅しろ!
 これはフィクションなので、実在のアレとは関係ないかもしれない。
 今は何でもSNSに書き込まれる時代。犯罪者からすると、ツイ廃滅べ、インスタグラマー絶滅しろみたいな話だろうか。いや、SNSを利用した犯罪もあるから、一長一短なのかな。
 SNS検索は呂太くん担当。デジタル系は亜美ちゃん担当なんじゃないのかと思うんだけど、そうか防犯カメラ映像を担当してるもんな。この時代、デジタル女子の亜美ちゃんのキャパオーバーぶりがヤバい。次の和歌山回とか、前半は亜美ちゃん無双だったしなぁ。




◆15.警察犬!


 ハリーは引退した。時代はジンクス。でもこの子はたぶん、ジンクスじゃない。
 香坂さんはなんで出ないんじゃろか……「どうしても出てほしい」とかではないけども、恋しい。S16に出てこなかったのは未だに解せぬ。




◆16.新しい科学捜査グッズを使う機会を逃さないマリコさん


 似たようなのは以前にも使ってたんだっけ?
 でもこの京都府警科捜研、「こういうことしたい!」って希望ができたときに、それを叶える機材が8割方あるのがすごいと思う。お金もそうだけど、それとは別に導入を受け入れてくれること自体もすごいと思うんだ。仮にお金があるからってなんでも受け入れてくれるとは限らないじゃない。
 こうやって、捜査で新しい機材を使う→「こういうことができれば、もっと効率的に捜査できます!」と熱意あるプレゼン→渋々承認
 的な流れじゃろうか。割と真面目に、科捜研の皆さんが機材導入のために上層部へプレゼンしてる様子は1度見てみたい。通年放送中にやってくれないかなぁ。さすがに無理かな。
 そもそもがテロだの爆発だのウイルスだの銃撃だのが日常茶飯事の修羅の都なので、私の浅い常識で語るべきじゃないんだろうけど。今回の後妻業事件がだいぶ平和に感じる程度には修羅ってるからなぁ……




◆17.かりんとう


 そもそものところで躓いてる感があるなと自覚してるんだけど、かりんとうの容器の蓋云々が問題になってるのって、棚の上にかりんとうの容器の形にホコリが溜まってたからだよね。
 でもあのお店のご主人が「奥さんがよう買いに来てくれますわ」「留さんがこれ買いに来るなんて初めてですな」って認識できるぐらいのスパンで買いに来てるのに、あんな綺麗にホコリが溜まるんだろうか。
 っていうか、被害者が新しくかりんとうを買ってあの棚の上においたのは事実なわけで、そのときにあのホコリの跡を全く崩さないように置いたの? 神経質なの? とか。
 絶対にないとは言い切れないけど、なんかよくわかんない話だな……とは思う。なんか自分の読解力、認識が問題なだけな気もする。自信なくて泣けてくるw




◆18.土門さんは相変わらずノックしないな


 親しき仲にも礼儀ありなんだぞ。ぶっ飛ばすぞ!
 いや、ちょっと話から逸れるんだけど、私は職場で仕事してるときにいきなり後ろから人に声をかけられるのが苦手なので、ああいう黙って近づかれるムーブされるとマジで飛び上がるんですよ。ビックリするからやめろ。予備動作を入れろ! 自分のデスクに光るチャイムでも導入してやろうかと思ったぐらいにはビビるから。
 いやあの、冗談ですよ。マリコさんと土門さんがそういうことがない間柄なのは知ってます。本当に仲いいよな、この二人は……




◆19.罪のない金魚がぁー!


 なんで魚はいつも犠牲になるんだ。ミステリのお約束だけど、可哀想だよ。




◆20.正しく生きることと、幸せに生きること


 『めだかボックス』じゃないか……
 化物スペックのめだかちゃんが不幸な人を幸せにしていくけど、普通な人たちと一緒に生きる中でタガが外れて本当の化物になって、普通の人に負けて、そこから人の心を学んで人間に、そして最後にはひとりの女の子になったあの『めだかボックス』じゃないか……
 マリコさんがそこまでいくとは思わないけど、でもマリコさんも人間に成り果てるときが来るのかな。完璧な正義を求めすぎて周りを切り捨て始めるマリコさんに、土門さんが「人間は正しすぎたらダメなんだ!」とか言うのかな。それはどっちかと言えば『相棒』なんじゃろか。
 前も書いたけど、「S19って、マリコさんとは違う価値観の人をぶつけるシーズンなのでは……?」とか。
 誰も「まだ、榊マリコを知らない」んだから、今まで20年分の『科捜研』を見てきて、視聴者間に蓄積されてある程度共通認識になってる「榊マリコ」像も、作中で描いてるレッテルや先入観と同じなのかもよ?みたいな。
 マリコさんはこの1年間で「周囲(世間)からのレッテル、評価」「先入観」みたいなものと戦っていくのかもしれんなと思った今回でした。1話も3話も今回も、レッテルや先入観が敵だった。
 つかささんは荒木田を犯人と断定したことで、鑑定や対応を急いた。
 3話も、被害者には論文捏造疑惑というレッテルがあった。
 今回も、そりゃあ聡美さんはだいぶ黒に近いけど京都の事件は違ったよ、とか。聡美さんなんか思いっきりマリコさんにラベリングしようとしていくし。
 そんな感じにマリコさんも案外、人や物事に先入観を抱きがちだし、とか。
 その中で、マリコさんが様々な人間に出会って科学捜査バトルして人間に成り果てる話なら、それはとても私好みです。ってだけですw
 8割冗談です。2割本気なの? って感じだな。『めだかボックス』らへんは冗談なので気にしないでください。





簡単雑感


 正直に言うと、聡美さんの言ってることが極端なのでちょっと……ついていけない……というか、言葉が強くてついていけない。「うっ」てなる。引いちゃう。それに真面目に対抗しちゃうマリコさん、相変わらず生真面目だなぁとか思っちゃう。
 あくまで個人的な話として、「犯罪・ダメ・ゼッタイ」は大前提として、別に聡美さんの「お金持ちの男性に愛されたい」「それが自分に有利な男尊女卑なら片意地はらずに受け入れる」とかは、個人の生き方の話だからそれは否定される理由はないと思う。実際、マリコさんだって聡美さんのその価値観は否定してない……と思う。「私はそういう生き方じゃない」ってだけで。
 なのに、なんか聡美さんが強い言葉でdisってくるもんでついていけない。なんで突然、こんなこと言い出すんだろう。聡美さんなりに後妻業やってることが後ろめたい、その反動でそうじゃない人を妬んでる、だからdisりたいとか、そういうことなんだろうか。
 今回に限らず、マリコさんが単回ゲストとやり合うと、大体突然disられるよなと思ってるけど、これはなんなんじゃろな。男性ゲストはdisってくる人は少ないと思うんだけど。そこに何の差があるんだ。なんかそれこそ男尊女卑じゃない?
 別に女性同士だからって同性の生き方をdisるとも限らないし、異性の価値観だからって妬まないとも限らない。と、私は思う。
 マリコさんは「犯罪・ダメ・ゼッタイ」を正義にしている人だから聡美さんとやり合ってるんじゃないのか、そこに個人の価値観、生き方の話とか混ぜるとなんか嫌だ。
 「マリコさんと張り合える強敵女性キャラ」って、別に突然disってくるような人のことを言うんじゃないと思うんだけど……
 じゃあそのマリコさんの「正義」は聡美さんの生き方、価値観とどう違うの? 同じレベルのそれじゃないの? とか言われたら、言葉がない。
 それにそもそも、聡美さんは別にマリコさんと張り合える強敵キャラとかではなくね? 使い捨てのゲストキャラですよ? なんて言われたら、もう自分の読解力のなさに泣くしかない。
 個人的に受け入れがたいってだけの話なんだろうな、これは。なんかこう……今回の話は色々なところがムズムズする。面白いと感じるところは間違いなくあるんだけど、すごくムズムズする。受け入れがたい。

 でも、「ああ、この世界にもマリコさんと違う価値観で、マリコさんに同調しない人たちが逞しく生きているんだなぁ」と思った。嫌味とかじゃなくて、本音。
 私はマリコさんたちみたいな「正義」を持っていない、たぶん、あの世界に行ったら即マリコさんに軽蔑される類の人間なもんで、彼女たちとは違う価値観で生きる人たちも、ちゃんとあの世界でも逞しく生きてるんだなと思うと希望が生まれる。生きてて良いかも、なんてちょっと思いました。
 自分の意志薄弱ぶりがアレすぎる、って話ですな。聡美さんレベルとはいかないまでも、もうちょっと自分を持ってしっかりと生きていきたい。


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