【刑事ゼロ】最終章 感想

刑事ゼロ
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第9話 最終章! 星占いが結ぶ連続殺人!! 氷の微笑でトリックを作る女医!?

最終話 最終回! さよなら時矢!! 星占い連続殺人を操る女帝!? 衝撃の結末


ゲスト:南果歩、今野浩喜、粟島瑞丸、湖条千秋

脚本:戸田山雅司
監督:兼崎涼介


 最終章。
 リアタイで更新できなかったのに、前後編を1話ごとに分けて更新する必要なくない? ってことで、まとめます。
 でも別に露骨に手を抜いてるわけじゃないので、許してください……


前編・OPまで


◆タロットカードに見立てた殺人


 ミステリではお馴染み、見立て殺人。やっぱ最終回ともなればスケールのデカさを求められるわけで、連続殺人とかなったらそりゃ見立て殺人だよなぁ!?
 未だご遺体に慣れずの時矢さん。本人の申告どおり、初回で吐き気催してた頃に比べたら慣れたんだと思うけど、パレオ時矢刑事に比べたらやっぱり未だ挙動不審なんじゃないだろうか。今更だし野暮だけど、よく記憶喪失が他の人たちにバレなかったよな……
 そんな気合を入れた時矢&佐相コンビも驚く異様な現場。
 今更だけど、『刑事ゼロ』『スペシャリスト』制作の面子なので、雰囲気がまるっきり木9ドラマ。この後の事件といい、最終回は特に夜8時台にしては濃ゆい描写の事件だったぜ……




◆最終回にありがち! 初回の敵と最終対決!


 ドラマの王道を踏まえる時矢さん熱いっすわー。
 最終回は単純に能見さんとの対決ってだけじゃなくて、記憶喪失そのものが時矢さんの障害になってるのが面白かった。記憶あり状態だったらもっと話はスムーズに進んでいたんだろうな、っていう。





前編・1回目のCMまで


◆あなたは段々眠くなる……


 催眠療法を受ける時矢さん。っつーか、施してるのが生田目叔父さん。
 すげーな。叔父さん、町医者じゃろ。お医者さんは一通りのことは学ぶとかいうけど、いくら幅広く受け持つのが町医者の本分っつーても、催眠療法まで出来る町医者はそういないんじゃなかろかw
 生田目叔父さんと佐相ちゃんのやり取りがかわいい。このふたりのやり取り、もっと見たかったよなぁ。最近の木ミス枠で少なくなったプライベートパート担当ってことで、安心感もあったのに。尺的に難しかったのかな。おじいちゃんと孫すぎてかわいいんじゃ……

 それはともかく時矢さんの退行催眠。時矢信者の佐相ちゃんをもってして「顔芸みたいです!」。確かに時矢さんの顔芸ぶりはすごかったが、信者としては本人の目の前で言っていい台詞じゃないw
 前から思ってたけど、佐相ちゃんって結構失礼よねw そういうとこ、好きだよ。
 で、記憶が巻き戻って初回の冒頭へ、でも時矢さんが拒んでしまい失敗。
 最終回まで見てみると、パレオ時矢刑事の中身はネオ時矢さんそのままだったのかも、って気がしますよね。元々ポテンシャルが高いからズバズバ事件を解決してたら周りが「京都府警に時矢あり」とか持ち上げていくから、あんなハードボイルド風味に振る舞わざるを得なくなっていったみたいな妄想をしたくなる。
 その刑事としての鎧を「刑事だから」殺されかけたときに脱ぎ捨ててみたけど、中身が同じだから、刑事としての過程は違えど辿り着く先、刑事としての信念は同じだったと。
 それを取り戻したというか、発露の仕方を思い出したからもう最終回後の時矢さんは「ゼロ」じゃないんだよな……と、早めにしんみりしてしまう。




◆取調室で予習@佐相ちゃんといっしょ


 ・THE CHARIOT(戦車)
 撲殺、台車に乗せられる。

 ・THE EMPRESS(女帝)
 ボイラー室で蒸し焼き。椅子に座らせ女帝の格好をさせる。

 ・THE HANGEDMAN(吊るされた男)
 溺死後、右足だけ縛り付けて吊るされる。

 坂水さんだけ殺され方がキツい。ハングドマンに見立てられた男。逆さ吊りはキツい。逆位置ってことで首吊りじゃダメ? 東大卒だってタロットカードの正位置なんて知らないんだぜ?(金田一少年の事件簿)

 過剰なジェスチャーでパレオ時矢刑事の推理を演説する佐相ちゃん。動きといい語り口といい、君は本当に時矢信者だな……

時矢「ネオ? パレオ?」
佐相「ギリシャ語で『新』と『旧』の意味です」
時矢「それ……毎回わざと変えてるよね?」

 佐相ちゃん、そういうとこやぞ。そういうとこが「時矢信者」とか言われる所以やねんぞ。
 時矢さんからすればあまりいい気分じゃないだろうけど、最終回を解決するまではパレオとネオの人格両方を認識した上で肯定してくれるのって、佐相ちゃんだけだからなぁ。頑なにネオ・パレオ人格を別として扱うのは、実は逆に誠実なのかもよ。




◆時矢信者によるナイスフォロー


 身振り手振りが過剰でかわいい。ジェスチャーを過剰にすることで時矢さんではなく自分に目を向けるようにする。しかも、あくまで自分を下げて時矢さんを立てる。
 13係メンバーの前で、なりふり構わず全力のフォローをする佐相ちゃんが涙ぐましすぎる。信者の鑑だよ君は……





前編・2回目のCMまで


◆熟女マニアの法廷ウォッチャー


 似顔絵も描ける。濃いキャラしてんなーと思ったら、あの結末である。なんかいい人そうだったのにな……
 記憶がないとはいえ、仮にも元妻をさして「おっかない」とか言っちゃう時矢さん。残念なイケメンである。
 時矢さん関連で一番謎なのは、事件捜査云々よりもネオ時矢さんがどう頑張ってもパレオ時矢刑事のように女性の扱いに慣れるようには見えないということ。後に出てくるけど、素面で「葉奈ちゃん」呼びするんだぜ。どんなメンタル変化だよ。
 母親、もとい貴和子さんの似顔絵を見つけて嬉しそうな声をあげる佐相ちゃんかわいいよぉ。思わず「あっ、お母さん」って出ちゃうところがかわいいよぉ。
 でも「僕、熟女マニアで佐相検事推しなんですよ」発言でドン引き佐相ちゃん。確かにこれはキツい。前言撤回、こんな発言しちゃう外山さんはやっぱ外道だわw




◆能見との対面を怖がる時矢さん


 事件解決より、記憶喪失の原因解明より、刑事でいられなくなっちゃうことが足を動かす。酷いっちゃ酷いんだけど、ネオ時矢さんの行動の核はやっぱり「刑事であること」なんだよなぁ。その意識の差が真犯人の『女教皇』さんへの説教に出てる。
 時矢さんの記憶喪失の原因も、突き詰めれば、理想に負けた自分を許せないが故の自殺みたいなもんじゃないかと思うし……時矢さんはネオもパレオもロマンチストだよね。




◆時矢刑事のファン層よ……


 「京都府警に時矢ありと言われるぐらいだから府警内では知らない人はいないぐらいの有名人だと思うけど、ファンアピールする人たちが尽くアレなのはなんなんじゃろな。草葉さんのこれをファンにカウントしていいのかと言われたら違うだろうけど。草葉さんは「裁く」べき対象としての「『刑事』の象徴」を時矢さんに求めてただけだからなぁ。
 とりあえず、時矢ファン筆頭は佐相ちゃんなわけだが、彼女はもはや信者だし、背川さんも但馬さんもやっぱどこか変だしw
 アレか、やっぱオタクとか信者はろくなもんじゃねぇ、ってことなのか。つれぇわw





前編・3回目のCMまで


◆罪を蒐集する犯罪コレクター


 こういうところからしても、この事件はゲーム性を備えて信者を離さなくする宗教ですよね。ただでさえ動機が「秩序」というお題目の八つ当たりなわけで、そんな理由で殺人を犯すには、やっぱり救済だけじゃなくて、良心を麻痺させる快楽も必要なんじゃろうな。麻薬のようだ。
 回想の中で、パレオ時矢刑事は何食ってんのじゃろ。タブレットガム?
 やっぱり、パレオ時矢刑事の「只者じゃない」感がすごい。ネオ時矢さんがタブレットガム食ってても、あんな強者のオーラは出ないだろうなぁ。
 それは回想の中の家宅捜索でも同じ。パレオ時矢刑事は素面で背川さんを「葉奈ちゃん」と呼ぶ。再度言う、素面だぞ。背川さんのホラじゃなかった。マジかよこの男……
 そう呼び始めたきっかけがどうあれ、あらゆる意味でそれを許されるパレオ時矢刑事の強者感がもう……なんつーか……
 今更だし佐相ちゃんじゃないんですけど、「これ、マジでネオ時矢さんと同じ人なの……?」って。
 しかし、背川さんも結構普通に鑑識として時矢さんに応じてるのな。こじらせファンぶりを発揮してキャーキャー言わない。
 私が背川さんのことを好きな理由はそこにあって、たとえどれだけミーハーでスピーカーでキャーキャー言ってても仕事はきっちりやるプロなところが信用できるから好きです。仕事をきっちりやってるなら、それで仕事のモチベーションの維持ができるなら、時矢刑事で騒ぐのは節度わきまえれば全然ありじゃね? って。キャーキャー言われてろよイケメンなんて!





前編・4回目のCMまで


◆奥畑さん、優しいよな。


 問答無用で記憶喪失の事実を京都府警に告げたりしないで、一応本人に進退を迫ってるのは優しいというか、甘いというか。
 それが元で、とうとう情報をバラしちゃったりしたわけだし。時矢さんの説得に折れた形だし、連続殺人を解決するためではあったんだけど……
 奥畑さんへの説得が成功したこともそうだし、奥畑さんが時矢さんの記憶喪失に気づいた決め手が「事件のことを覚えてなかった」ことだったっぽいことから見ても、パレオ時矢刑事のプライベートでの素って、案外ネオ時矢さんとそんなに変わりなかったのかもしれないと思ったりする。
 何度でも言うけど、生田目叔父さんの家の自室の散らかり具合は、やっぱ数日のものとは思えないんだよなぁ(初回)。




◆時矢信者の佐相ちゃんが祈る


佐相「きた! また何かきた」

 お目々きらきらでわろた。御宣託を受ける気満々である。
 本当に佐相ちゃんって時矢信者だよな……(n回目)




◆パルクールもかくやって動き


 『刑事ゼロ』は現代の、しかもテレ朝刑事ドラマとしてはアクションも頑張ってる。下手な水9刑事ドラマ枠よりアクションしてる……
 っつーか、4月期の『特捜9』もアクションをちょこちょこ入れてたりで、なんかアクション重視に回帰してる感もある。動ける若手がいるドラマは強い。





前編・ラストまで


◆変則構成


 もうリアタイ視聴からかなり時間経ってるんでわからないんですが、なんでCMが4回入ってんだろこれ。録画時間から放送時間の延長じゃなさそうだし。




◆イエモンの主題歌の使い方……


 これでええんじゃろか。普段は主題歌の扱いはあまりどうこう言う気ないんだけど、いやこれはどうなんじゃろか……





後編・1回目のCMまで


◆佐相ちゃんによるこれまでのあらすじ


 冒頭にED曲。イエモン。今更言うことでもないけど、本当にいい曲だよな。イントロが入るだけで勝ち確感がすごい。
 これまでのあらすじを語る佐相ちゃんの「どうにかこうにか」への力のこもり方よ。確かに、佐相ちゃんは苦労してるからしゃーない。




◆外山さん家の家宅捜索


 「外山」の表札おしゃれ。っつーかかわいい。ああいうの、いいなぁ。
 時矢さんの失態かもな話の展開なのに、福知さんは茶化さない。「次の主任は俺!」とか言わない。8話のときから確変起きてましたけど、福知さんも根っこでは時矢さんのことが大好きだなw デレすぎじゃろ。




◆生田目叔父さんと佐相ちゃん


 おじさんの台詞がキレキレで草。

「最後の事件は、犯人の自殺でおしまいかぁ」
「まぁ、なんだったら次の仕事、俺が占いで探してやろうか?」


 悪趣味な呑気さ好き。諌める佐相ちゃん好き。おじいちゃんと孫みたいで好き。
 もうこれは何度でも言うが、このふたりのやりとりはもっと見たかったよなぁと。時矢さんの呑気さに辟易した佐相ちゃんが生田目叔父さんを頼るとか、もっとあってもよかったよね。




◆根本係長カワイソス


 遺書云々はガチでただの行き違いというか、会見を開くタイミングが悪かっただけなので、誰も悪くない。
 いや、犯罪を犯した外山とか能見が悪いんだけど、警察側の落ち度はそこまでじゃないと思う。次の展開のためとはいえ、マスコミに責められる根本係長が可哀想っすよ。他人事だけど、見てて胃が痛む……




◆福知「あの時矢に限って間違うわけがない」


 ノートパソコンをばーんと勢いよく閉じられて慌てる内海おにいさん。めっちゃ慌ててる。大丈夫、あの程度なら壊れない。
 劇場版ジャイアン理論で急速にデレる福知さん。時矢さんのことが大好きなのは元からだと思うけど、それにしてもデレ方がハンパないw そしてまたこういう役がベタだろうと寺島さんに合うし……




◆根本「これだけの不祥事は府警本部始まって以来なんだよ」


 被疑者の自殺、誤認逮捕、釈放した被疑者の殺害。
 確かにこれが一連の事件で起きたと考えれば、マスコミ大喜びの不祥事なのは文句ないんだけども。
 ……だそうですよ、と『科捜研』の方を見ておく。あっちはガチで修羅の都だからなぁ。
 刑事部長が『刑事ゼロ』でもあの人なので、泣ける。2019年1月~3月は記憶喪失の刑事に振り回され、4月からは1年間も破天荒な科捜研研究員に振り回される。あの人が何したっていうんですか!




◆佐相「トリセツの私がいなければ、時矢刑事は役立たずですから」


内海「『役立たず』って、佐相ちゃん、なんでそんな上から……?」

 他のファンの上をゆく時矢さんのご信託を受けられる信者の鑑。他の有象無象のファンたちではこうはいかない。
 思えば佐相ちゃんって、時矢さんの閃きのときってだいたい祈ってるもんなぁ。佐相ちゃんはトリセツ兼巫女さんなのかもしれん。




◆ヒラメ、覚醒


根本「お前たちがおとなしく謹慎してるように上をごまかすのは俺に任せろ! なんのために長年この机にしがみついて上層部の顔色を見てきたと思ってるんだ」

 根本係長に誤魔化される上層部、っつーか刑事部長。意外に脇が甘いな……
 いや、もしかしたら別件であの科捜研の女にも振り回されてたかもしれない。とか考えたら、それはもう胃腸に優しくない職場環境すぎるので、さすがにその妄想はやめておきます。あの人が何したって言うんですか!





2回目のCMまで


◆外を気にする根本係長


 ひとりだけびくびくとドアの外やドア方面を気にしてて細かいw
 やっぱりヒラメなんじゃないですかヤダー!




◆但馬さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


 そういえば、京都府警にはまだ強火の時矢担いたな……
 但馬さんの頼もしさすごい。パソコンの解析をこっそりでできるところがまたすごい。情報漏えいの点はさておいて、データ解析のスペシャリストであることはちゃんと提示してたからこその助太刀展開。熱いね!




◆時矢さん、いつの間にタロットカードに詳しくなってるんだ……


 前回までタロットカードの意味とか正位置とかも知らんかったぐらいなのに。いつの間に調べとったんや。いや別にいいんですけど。
 でも必要があればちゃんと調べ物をするのは、やはり刑事として必要なスキル。
 そのスキルで、今までの調書を読み返せればいいね……(それは言わないお約束)





3回目のCMまで


◆高所恐怖症にはキツい閃きシーン


 閃きっていうか、思い出してるんだけども。
 自慢じゃないですけど、私は高所恐怖症の気があるので、淵に立ってる時矢さんのところはこっちがドキドキした。なんか雰囲気的にも、時矢さんが飛び降りたってそこまで変じゃないし。あそこで思い出さなかったら、ショック療法とかいって飛び降りチャレンジしたかもしれんぞ。




◆生田目おじさんの保護者ぶりよ


 「歴彦」呼びが好き。
 そして仮にも大の大人に向かって「はぐれたのか?」ですよ。
 時矢さんと生田目叔父さんの日常も、もっと見たかったよなぁ。なんせ時矢さんの通帳を叔父さんが預かってた(第2話)ぐらいだし、やっぱり時矢さんってパレオの頃からプライベートは結構ネオ時矢さん寄りだったんじゃないかなぁ……





4回目のCMまで


◆ビデオで見せる回想


 南果歩がこんな風に使い捨てられるのって割とショッキングかもしれない。役者さんの格としては、ラスボスというか特別ゲスト扱いでもおかしくないじゃん。
 せいぜい中ボスぐらいの扱いで、下手したら能見さんとかの方が扱い大きいのがビックリした。こっちの南果歩は、人を信じるコインを握りしめ続けることはできなかったんだな……(『スペシャリスト』脳)




◆すっげーややこしいな!


 『タロットの掲示』を受けた皆さんは秩序を大事にしていて、殺す人間の釈放理由の「蒐集」もしている。
 最初が「勾留請求の却下」、2番目が「起訴猶予」。3番目は「不起訴処分」、4番目は「保釈中」、5番目が「執行猶予」。で、外山とばして能見は「処分保留」。藤林教授も置いといて、じゃあ時矢さんの釈放理由ってなんじゃろ。「証拠不十分」とかなのかな。
 法律について不勉強なもんで「処分保留」と時矢さんのそれは被らないのだろうか、と思うんだけど、どうなんだろ。
 でもコレクションについては最後の真犯人に引き継がれた時点で失くなってるかもしれない。殺害方法も能見を殺すまではひとつも被ってないけど、藤林教授と時矢さんで被ってるし。それに、能見の死因が「失血死」なので、藤林教授の時点で被ってるとも言える。
 「秩序」を押し出した犯人の所業としては、これは雑だしザルとしか言えない。

 で、まぁそこまでは置いといて、ややこしいのは時矢さんの逮捕から釈放までは、どこまで犯人の思惑通りだったのかってこと。
 わざわざ一芝居打ってまでカメラを仕込んでポストに入れたのは、真犯人をおびき出すための時矢さんの作戦なわけだけど、もし万が一、時矢さんがカメラを仕込んでなかったら、犯人はどうやって時矢さんを釈放させるつもりだったんだろうか……
 釈放理由の蒐集もそうだけど、単純に殺したくても捕まってたら殺せないだろうし。
 そもそも時矢さんをあんな大衆の前で殺そうとしたのは、「無能な警察」の象徴としてその罪を一身に背負わせ裁くためだと思うから、あのシチュエーションかそれに近いところにもっていくには、やっぱり時矢さんの事前のカメラ仕込みありきすぎないか、と思うんだけど……
 実は犯人側も時矢さんを襲う場面を撮影していた、ぐらいしか打開策が思いつかないw 時矢さんに先を越されたけど、まぁ結果が同じならオーライぐらいの気持ちだった(けど、それが仇になった)とか……
 いやもう、わからん。ややこしい。誰か正解教えて。「話の都合」はなしで。





ラストまで


◆やっと強いとこ見せたよ福知&内海!


 福知さんが足払いで体勢を崩して内海おにいさんが抑え込む。コンビネーション強い!
 佐相ちゃんは前回までで十分強いところ見せたんで……
 さりげなく福知さんが抑え込まれた彼を踏みつけてるの笑う。酷いw




◆草葉の陰から


 そりゃまぁ、このキャスティングで何もないわけないよね。ラスボスは草葉さん。
 「郵便配達に気をつけろ」。所謂「見えない人」がタネだったわけですけど、今野さんが「見えない人」とか「印象に残らない」「目に見えない存在」なら、それは他の役者泣かせなのではなかろうか……
 今野さんは『カクホの女』というドラマでは珍しく最後まで善人側のテンションがおかしい鑑識だったんですけど、『カクホ』の公式で


過去、刑事ドラマだと被害者か犯人か犯人にミスリードさせる役が多めでしたが今回は初めて鑑識役ということで楽しみにしてます。まぁ今後の台本次第では結局犯人だったのかよ!ってこともあるかもしれませんが。それはそれで受け入れます。


 とかコメント打って視聴者をミスリードしてたけど、あの鑑識のフッチーが好きでした。『カクホの女』はアマゾンプライムビデオで見られるみたいなんで、また見返そうかな。




◆ハァ……ハァ……犯罪者?


 取り消せよ! 今の言葉……
 この元ネタが『ONE PIECE』だって最近知りました。戦争編のあたりは、読んでたはずなんだけど記憶が曖昧で……
 どんなに言い繕っても、『タロットの掲示』を受けた人たちがやってたことは復讐にもならない八つ当たりなんだよなぁ。だから「君がやろうとしたことを見て、奥さんや娘さんは喜ぶと思うか!?」が成り立つ。復讐の是非は議論が分かれるところかもしれませんが、これはさすがに八つ当たりすぎてアカン。
 能見や外山がちらちらとヒントをばらまいてたのは、それこそ「秩序」教に囚われすぎていたから、かもしれない。
 どんなに言い繕ってもやってることはそれこそ世の中の「秩序」を破壊しかねない行動なわけで、その「秩序」を守るべく働く警察(の中でも優秀な時矢さん)に、実は希望を託してたのかもしれないよ。秩序を守るべく、自らが犯した罪を裁いてもらうように。
 思えば、初回冒頭では自分から非常ベル鳴らしてましたもんね。あれはわざと捕まって、釈放されることで他の「秩序」教信者たちに殺してもらうためだったんだなぁ。それでなくても能見・外山・藤林の3名の行動はあからさまにマインドコントロールされてる人の動きで、めっちゃ気持ち悪さが出てて好きです。
 まあどのみち、教祖ひっくるめてみんな犯罪者なわけなんですけどね。
 そして、信者たちには自害を求めてても、教祖の草葉さんがそれを選んだとも限らない。わからないだけで、もし過程が違えば他の人たちと同じ様に自害を選んだかもしれないけど。わからんよね。




◆刑事でい続けるしかない


 そもそも時矢さんの記憶喪失の原因も意外だったので、最終的なオチが結構苦しいものになるとは思ってなかった。
 刑事人生への否定が原因なんだろうなーとは思ってたけど、それが連続殺人の動機にまで繋がってるとは思わなかったし、なんというかもう少しポジティブな、「刑事としての20年間で何も出来なかったわけじゃないんだよ」という方面に持っていくのかなと思ってたら、「罪を忘れず刑事で在り続けます」なんてオチにするとは思ってなかった。
 に、苦い……
 でも刑事であっても人間である以上は自分の手が及ばない範囲があることは自覚しないといけない、その上で如何に多くの人たちと向き合い救っていけるかが時矢刑事の中にあったんだろうと思う。そこを的確に突かれたとはいえ記憶喪失までしてしまうくらいだから、以前からそういうことで思い悩んでたのかもしれない。
 『刑事ゼロ』は時矢刑事が時矢さんとなり、改めて刑事としての信念を思い出してプラスに向かう話なんだけど、その覚悟が重くてなぁ。やっぱり刑事、ヒーローの存在って重たいわ。




◆藤倉刑事部長……


 そんなわけで、『刑事ゼロ』の世界でも刑事部長は藤倉さんでした。
 あの藤倉刑事部長が今回の時矢さんのスタンドプレーを許すのか……? と疑問なんだけど、まぁマリコさんとか土門さんのやらかしぶりに比べたら、若干、多少なりとも若干、マシと言えないこともないかもしれないと思いたい。
 時矢さんは記憶喪失前は優秀で決して問題児じゃなかっただろうから、多少はね?
 でも藤倉刑事部長ぐらいになれば、様子のおかしい時矢さんに違和感を持ってもおかしくはない、かもしれない。いやでも、こんな疑念は抱かないに限る。知らない方がいいことって、世の中にはいっぱいあるよね……




◆戻らないんかい!


 知ってた気はするけど、やっぱり記憶戻らないんかい!
 ストレスが少なくて心地が良いからこのままでいいや論。実際に医療的にどうなのかはともかくこの発想、やっぱりパレオ時矢刑事も元々は結構ネオ時矢さんに近い性格だったんじゃね?
 それか、やっぱり元から京都府警の面々からの期待が重荷すぎたとか。ちゃんとスペックもポテンシャルも高いんだけど、それ以上に期待が重圧過ぎて、その期待に応えてても「無能な警察は罪だー!」とか言われて(しかも殺されかけて)、「もうやってらんねぇー!」状態だった可能性。
 ってことは、初回冒頭の「俺はどうして刑事になったんだろう……刑事じゃなきゃ、こんなことにならなかったのに……」は、めちゃくちゃありがちな働く中年男性の悲哀の台詞だったのかもしれない。働く中で期待が負担になって自らの存在理由を見失うとか、めちゃくちゃ悲劇じゃないですか……




◆そんな悲劇も、喜劇に変わる。


 時矢さんと奥畑さんの離婚理由、ちょっと知りたいんですけどw
 結果、情に絆された元妻が並ぶことで時矢・佐相・生田目・奥畑揃い踏み。変な話ですけど、ここでようやくシーズン1の初期設定が出揃った感。
 再度言うけどこれは時矢さんがゼロからプラスに向かう物語で、最終回になってようやくゼロじゃなくなった話、なんだと思ってる。
 なので最後の最後でシーズン1がここから始まるような終わりになったのは正しいしおしゃれだと思うが、それはそれとして、やっぱりこの4人の掛け合いはもっと見たかったよな……と思う。絶対楽しいやつじゃん。





 残りはまとめで!
 3ヶ月間、ありがとうございました! 楽しかったです!


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