【科捜研の女 season18】正月スペシャル 感想

科捜研の女
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正月スペシャル
土門、最後の事件へ…マリコVS連続爆破犯 予測不能の起爆装置とマイナス10℃の殺意!
衝撃クライマックス

ゲスト:宅麻伸、宮崎美子、上島竜兵、堀部圭亮、沢村一樹(新番組「刑事ゼロ」主演)

脚本:櫻井武晴
監督:森本浩史

ここ数年恒例、キャスト陣の皆さんからの直筆年賀メッセージ!

 今回は藤倉刑事部長こと金田さん、佐伯本部長こと西田さんのメッセージも! 20周年でスペシャル!

沢口さん → やはり美しい……(全てが)
内藤さん → 「健康第一」と「熱烈演技」はわかる。「時間厳守」ってなんすかw いや、大事なことだけど。
若村さん → 「2019年も調べておきます」 もうご自分から宣言されたなら仕方ない。
風間さん → 猪なのはわかるけど、アレは何でできてるんだろう。粘土? そもそも手作りなんか?
斉藤さん → 斉藤さんがいっぱい……消しゴムはんこかな? メッセージはシンプルイズベスト。安心安定。
渡部さん → ジャンプ読者としては、これは『鬼滅の刃』の伊之助にしか見えないんだけど、真相は如何に。
ひかるさん→ イラストかわいいし、もうなんかキラキラしてて眩しい……こんなの私には描けないよ……
石井さん → 「かんばります」の波動が消えた。蒲原刑事がレベルアップしたからか。
金田さん → 最萌え案件。これはちょっと狙いすぎでしょーあざといわーおかしいわーめっちゃ素敵ですね!!!!!(テノヒラクルー)
西田さん → 圧がすごい。なんだろう、文字から伝わる熱量がすごい。佐伯本部長の裏表なさそうで汚くて一周回ってクリーンなとこ、大好きです。

沢口靖子に平成最後のみうらじゅん賞贈る 『科捜研』のマリコに「癒やされた」

 歴史と伝統ある賞を受賞されて、本当におめでとうございます!(真顔)
 厳密に言えば受賞したのは沢口さんですけど、みうらじゅんが推してるのは『科捜研』の沢口さん(マリコさん)なのでw

 今でも見られます→輝け! 第21回みうらじゅん賞 (2018)

 沢口さんの受賞は1時間27分頃から。

「再放送で見た『科捜研』がやたら面白くてハマった」
『科捜研』から『相棒』への流れが俺のフェイバリットタイムだった」
「今までの『科捜研』見てなかったから、(周りに)頼んで探してもらって全部見た」
「マリコさんと土門さんの関係性が気になって、そこから周りの関係性も気になってきて、内藤さんが出てる他のドラマも『沢口さんが出てるんじゃないか』と思って見ちゃう」

 みうらじゅんのハマり方が沼にハマったオタクそのもので草。
 しかも、おそらくめちゃくちゃ理想的な再放送コンテンツのお客さんだよなーと思ったりもする。こうやってどんどん様々な同局他ドラマに引き込んでいくのか……
 そんなみうらじゅんにとってもおめでとうございます案件の重大発表だったな。だって通年放送なら、それだけ再放送も増えるだろうし。再放送しか見ない人も喜ぶわこれ。

 ミニトロフィーふりふりしてるのも、無茶振り質問されて困ってるのもかわいい。沢口さんかわいいな……
 「メリークリスマス!」「マリコ嬉しいです」もかわいかった……
 「これ、真面目な話ですか?」は笑ったw 意図的にボケた沢口さんも見たかったわ。
 次シーズン以降に『科捜研』にみうらじゅんが出たら、それは忖度キャスティング確定ですからw
 本人は「出るとしたら爆弾犯とか」っつーてたけど、たぶんそれも噛ませ・前座扱いとかで、黒幕は別にいる系とかだな……

 そういうわけで、GyaO!ではちょうどこの正月SP放送日まで、S15・16を一挙配信してました。アンタらグルか!?(違うらしいよ)
 ごめん、これ年末のまとめに書けばよかったね……忘れてたんだ……

 ギャグ方面の2018年振り返りアンケートの結果です。
 ちょうど昨年やった同じような質問が「S17前半」で括ってたので、ちょうどいいかなと2018年縛りで。
 選択肢は独断。一応、S17とS18から2つずつ選びました。
 投票してくださった方、ありがとうございました!

 無慈悲にも「所長、死んでください」がトップ。日野所長が血涙流してるのが見える。この世に慈悲なんてものはない。なんでや、日野所長なんも悪いことしとらんやろ!

 「所長、死んでください」もそうなんだけど、マリコさん自身が身体張ってる系のネタより、周囲がマリコさんに振り回される系の方が票数が多い。私、エスパーマリコさんはもっと票が入ると思ってた。でも確かに、私も投票するなら別のになるかな……
 なんか、こういうところにファンが抱くマリコさん像が出ているようで面白いですね。
 もちろん、これは偏った層にしか訊けていないから、何の信憑性もないと思うんですが。でも、こういう結果も出たよってことで。

 こちらは(当社比で)真面目系アンケート。
 このアンケートに限り、Twitter以外でもサブツール的に投票フォームを設けてました→アンケート結果

 投票してくださった皆様、ありがとうございました! 合計投票数150。
 今回の結果は、Twitterの投票結果とアンケートフォームの結果を合算したものです。ってなわけで、結果。

 1位は2つ、『武藤さん15年ぶり再登場(内藤さん一人二役)』『S18が1クールで(一応)終わった』。両方とも、合計58票。
 Twitter上の投票では『武藤さん再登場』が僅かに上回ってたんですが、フォームの投票で同率に。
 武藤さん、人気だなぁ……じゃあ再々登場しましょうや(ゲス顔)。

 どっちみち、他2つとは圧倒的大差。
 去年も同じような選択肢を入れて同じような結果になった覚えがあるんだけど、『S18が1クールで(一応)終了』にこんなに票入るとは思ってなかったw
 S19の通年放送は制作陣の労力が半端ないお祭りみたいなものだろうから除外するけど、それ以降でも2クール体制当たり前みたいにされると、木ミス枠の新作を作る余地もなさそうなんで、個人的にはそこまで2クールに固執はしてないな……が本音。もうちょっと新作を増やして、ローテできる作品を増やした上で、余裕が出てきたら最高なんだけどね。今度の通年放送の間に、新作のネタとか溜まるといいなぁ。

 3位。『祝・200回突破』。合計20票。
 少なくない!? この選択肢の中だと、一番めでたくてニュースっぽいニュースだと思うけどなw
 やっぱ2018年最初の方の出来事で、その後に色々ありすぎて霞んでるのかな。
 200回SP、超よかったよな。あと前週の「祝・200回!」の3秒予告も。

 4位。『遺留捜査』最終回でのコラボ。合計14票。
 『遺留捜査』の作品の(ほんのりでも)縦軸に使われるってのはどーかと今でも思ってるけど、きちんと(?)コラボやってくれるってんなら大歓迎っす。
 昔みたいに『京都迷宮案内』『京都地検』『おみやさん』みたいな、事件にもガッツリ絡んでくる相互乗り入れコラボ、またやろうよー。
 でも今のレギュラー作って、それぞれカラーや舞台がまるで違うので、ガッツリ系をやろうとすると難しいかもしれない。たとえば『科捜研』『一課長』とか、作品のテンションもまるで違うしなぁ……
 どっちみち、S19では他作品とコラボは叶わない気がする。あるとすれば、開局60周年企画で他枠ドラマと、かなぁ。

 そんなわけで、新年明けました。

 最初に言っておく。

 土門さん栄転取り消しおめでとうございました!!!!!!!
 第二ボタン業者が急ピッチで用意してくれた第二ボタン3億個が無駄になりました! よかったです!

 はい、本編!

OPまで

◆京都にカジノ誘致計画ですって。

 現実の京都はさておいても、この修羅が過ぎる京都にそんなことしたらもう、佐伯本部長が「美しいハゲ」どころじゃなくなるわ。ハゲが散らかる。
 景観条例云々で地下に施設を作らなきゃいけないぐらいなら、もうこの京都は最初からIR誘致に立候補なんてやめてほしい。それがこの京都の、ひいてはこの日本のためだ。そんな気がしてならない。

 久々の自転車マリコさん。
 ……たぶんS17初回以来だから、「久々」でいいんですよね?
 マリコさんはカジノ誘致計画にまるで興味なし。ですよねー。亜美ちゃんも若干引いてるw
 でもそんなマリコさんを試しにカジノで遊ばせたらどうなるのっと。ボロ儲けするのか、或いは負け越すのか。
 普段、サバイバルな科学ライフに運を全振りしてそうな気もするので、負け越しそう……かな。でも無駄に強運な気もする。どっちだ。

◆新年早々爆発です。

 景気が良いね! やっぱり新春と言えば爆弾事件ですよね!
 これが末期の『科捜研』視聴者脳ですから。っていうか制作陣のせいでもある。バカスカ爆発させやがって……!w

 所長が臨場の号令をかけて他4人が現場へ急行。カッコいい! テンアゲ!

正月スペシャル 1回目のCMまで

◆爆発現場の現場検証・鑑定

 マリコさんと一緒にご遺体からの微物採取をする亜美ちゃんの返事がちょっと硬かったのは、やっぱ黒焦げのご遺体はキツいってことなのかな。今の亜美ちゃんでも。
 それでも弱音吐かずに写真撮ったりできてる辺りが亜美ちゃんですな。亜美ちゃんさいつよ。

 現場に重役出勤しといて、「なんだ。まだ身元わからないのか?」も何もねーもんですよね、土門さん。
 土門さんは、この事件がなかったら自分の異動話をいつマリコさんに打ち明けるつもりだったのだろう。下手したら、異動した後にマリコさんがその話を知るパターンもあり得たのだろうか。
 美貴ちゃんと7年会ってなかった件といい、私はそういう面では土門さんを本当に信用してませんから!!!!! 土門さん最低だな!!!!!!!!

◆黒部「冷却運搬処理ですね」

 これで「相馬さん卒業事件では、それでしてやられたもんな……」とか言ってたら、本当に今回はあの事件が深く関わってて驚いた。
 そ、そんなところで過去の描写拾ってくるかー……
 今回、それに限らず、色々と過去回からの描写だのなんだの拾ってることが多くて、一瞬、一瞬だけ「土門さんマジでこのまま……」とか思った。違った。くっそ。

◆蒲原「ところで、巽さんは平気なんですね」

 直接的にどうこうってわけじゃないけど、結果を見れば意外とこれは「蒲原刑事鋭かったね」案件。よかったね!
 ……最後、巽さんに腕ひねられてたのはちょっと忘れようか。しょうがない。相手は腕で成人男性を落とすヤツだぞ?

◆風丘「体を貫通した傷も多くて、まるで銃創みたいだった」

マリコ「リボルバーによる弾が秒速300メートルなら、ダイナマイトによる破片は秒速1000メートル以上になりますからね」

 マリコさんがここでフラグを立てるから……
 私には科学のことはわかりませんが、想像するだに痛い。
 今回の被害者、即死だったかどうかって言ってたっけ。たぶんあの距離とか所見諸々なら即死なんだろうけど、これで即死じゃなかったらそっちの方が辛そうだな。地獄のような苦しみを受けながら死ぬの嫌だ。
 その破片を土門さんの身体が受け止めてるわけでしょ? それでまだ生きてリハビリして復帰する気満々なんでしょ?
 土門さんはマジで「タイプ:はがね」なの? もうひとつのタイプはたぶん「かくとう」だろうし、土門さんってルカリオだったの? 波動使うの?
 電車に轢かれたアレは、一応減速してたとか(かなり苦しくても)理屈はつけてたから、自分はネタ以外でアレを持ちだすつもりはないっす。

◆風丘先生にじゃれる呂太犬

 成人男性がふくれっ面でお菓子目当てに美女にじゃれつく、とな。
 新年早々あざと可愛い枠狙ってんじゃねーよ! 「この前の回で亜美さんのヲチャーぶりがバレた今ならイケる!」みたいな感じであざとくいくなよ!(熱い風評被害)
 今回の差し入れは「みんな大好き、バウムクーヘン!」。マリコさんは「で、これはマリコさん大好き、解剖鑑定書」。「には」じゃなくなったところに優しさを……いや、なんでもないです。

 科捜研への差し入れなのに、当たり前のような顔をしてバウムクーヘンを取る(そして食べる)蒲原刑事。
 その前に、爆発の通報のことを報告し忘れてたので風丘先生・亜美ちゃんに「それ、早く言ってよ」とバウムクーヘンを一旦没収される蒲原刑事。ちなみにマリコさんにも睨まれてます。蒲原刑事に女難の相が見える(適当)。いや、適当なのは蒲原刑事のホウレンソウだろうか……
 バウムクーヘン、アレ結構デカいと思うんだけど、パッケージされてるからひとりひとつ換算してるのか、若手の皆さんがもっしゃもしゃ食ってて笑ったw あのサイズなら、2~3人で分けるのかと思ってた。蒲原刑事なんか、呂太くんさんがほんの少し報告するまでの間で半分ぐらい食ってない?
 よく食べるなー……鑑定とか捜査とか、そういう頭も使う労働をした後だと、脳が糖分を欲しがるのかね。
 確かに、体を動かす仕事より、デスクワークの方がお腹は減る気がする。……とかいうと、途端に話が矮小化するな。やめよう。

◆佐伯本部長と藤倉刑事部長ちーっす!

 特に佐伯本部長はS18では初回しか出番なかったんで、本当に久しぶり。
 その分、正月SPでは絶好調でしたね。大好きです! 最初の捜査会議で飲んでたのはサプリメントなのかな。飲みすぎじゃろw というか、もうちょっと真面目に捜査会議に参加してくださいw
 「そうですそうです。藤倉くんの言う通りだ!」「そうだ。藤倉くんの言うとおりだ!」で全てをゴリ押しする佐伯本部長。明らかにこの捜査方針で何か問題が会った時に言い逃れできるようにしている。
 ホント、佐伯本部長は正月SPで絶好調だったな。大好きです。

 捜査会議に出る科捜研の皆さんも久しぶり、な気がするけど、たぶんこれは「気がする」だけだな。
 こういうときに過去の回を見返そうとかしない辺りが私の悪癖。S19は、この悪癖で自分が苦しむ予感がする……

 藤倉刑事部長の捜査方針は当たりだった。やっぱ藤倉刑事部長はすごい。さすが俺たちの藤倉刑事部長は2019年新春早々格が違うな! 格付けチェックで一流いけますわ! カッコいい! 抱いて!
 それだけに、被害者の指紋がIR道路工事関係者だってなった時に、すぐに「土門。どういうことだ?」ってため息ついてるのがまた。ため息が重すぎてまた。「ウチの不良生徒がヤンチャしてすみません」みたいなノリ。
 2019年も藤倉刑事部長の胃が心配です。土門さん最低だな!!!!!!
 まあでも、一応謝ったから許す(何様)。これ、対立関係の頃だったら絶対謝らなかっただろ! ってのは、とりあえず考えないようにしておくw

◆京都府警爆破未遂事件

 またの名を、「相馬さん卒業事件」
 やっぱアレ、前代未聞の不祥事だったよな……
 本当に、この京都府警はこの20年間でいくつ不祥事を起こしてきたんだろうな……もう視聴者はとっくにそれを数えるのは諦めてると思うけどw
 さっきも書いたけど、あの事件が今回の話にかなり深く食い込んでて驚いた。それを実質解決した相馬さんさすが。さす相。

◆土地の所有者の水野珠美さん

 今回のオチをつけたファインプレー賞受賞者。お前ら、少なくとも2019年度は宮崎美子様に足向けて寝られんぞ。
 「父から相続した土地はたくさんあるの」ってことは、水野さんの家はいいとこなのかな。警察官の取り調べに腹を立てて、抗議する先が京都府警とか飛び越えて警察庁、って発想もなかなか一般人とも思いにくいし。
 あのオチをつけてくれたから、ってわけでもないけど、確かに水野さんの言い分もわからんでもない。相続放棄もできない、「いらない」って思ってるものを管理しろだの金払えだの言われてもなぁ……って。
 今回の水野さんの場合は逼迫した事情とかはなくてただただ「なんで自分が」ってだけなんだろうけど、本当に「管理したりなんだりするだけの余裕なんてねーわ、どうしようもないです」って場合もあるんだろうし。
 それだけに、なんにも身に覚えがない事件を勝手に起こされて2度も東京から京都に呼びつけられたのは、そこだけは本当に同情する。「いや、知らんし……」って。
 自分の土地で事件が起きるって、嫌だよなぁ。という、実に当たり前のことをしみじみと。

◆土門「『人事は自分じゃどうしようもない』……確かに、そうですね」

 そんな未練たらたらなら、せめてマリコさんや蒲原刑事、周囲の皆さんにもうちょっと早く話通せよ! なんだよ! 蒲原刑事よりも土門さんこそ「早く言ってよ」案件じゃろこれ!
 土門さんが巽さんに入れ込めば入れ込むほど不穏なフラグが立ってて。土門さんって、ホント人を見る目ないよな……(暴言)

◆日野「ほう……さすが、元航空科研の研究者!」

 さすうさ。
 ウォークスルー型爆発物探知装置とかいう新兵器も、宇佐見さんなら入手できる。

宇佐見「航空科研にいた頃の知人にその探知機を借り、呂太くんが改造してくれれば、すぐに使えると思います」

 呂太くんさんの改造がどんなものか、どの程度かにもよるけど、借り物を改造するのか……って。というか、前提がその場にいない呂太くんさんが改造できることなのか……って。それ、返すときには元に戻せるのか……? って。戻す必要があるかは知らんけど、普通は借りたものは元の状態で返すものだと思うし……
 さすが宇佐見さん、やっぱこの人も結構ネジぶっ飛んでるよな。ここの科捜研の人は、みんな大概ぶっ飛んでると思うけど。

◆マリコ「いえ。ひとり、適任者を知っています。その人に、私から頼んでみます」

 このマリコさんの発想があったから巡り巡って犯人がわかり、あのメンバーはほぼ死んでたかもしれないというフラグを回避できたわけだけども、この発想がなければ巽さんは爆弾を通信式にしようとか思わなかっただろうし、そうなると巽さんがあのタイミングで小屋を爆破することもなく、土門さんが小屋の爆発で怪我を負う必要もなくなったかもしれない、いやその前に皆で山中の爆発で死んでたかもしれないのか……
 なんていう、不毛な妄想。タイムパラドックス!(違います)

◆藤倉「お前と土門の仲だ」

藤倉 「言いたいことだけ言って勝手に行くな」

 ほんこれ。
 マジでこれですよマリコさん。2019年度のマリコさんの課題、これにしましょうよ。「人の話をちゃんと聞く」。これ。ね?

藤倉 「それで必ず犯人を追い詰めろ」
マリコ「もちろんです」
藤倉 「土門のためにもな」

 2019年新春から藤倉刑事部長がデレすぎてて心が保たない。なんなん、どうしたの? デレ期とか通り越し過ぎじゃない? ツンがなきゃ嫌だ!!!!!(我儘)
 挙げ句、「それなら、俺の口から言うことじゃない」からの「お前と土門の仲だ。直接聞けばいい」だもんな。デレすぎだよぉ!
 もし万が一土門さんの異動話が皆に知れ渡ったとして、その件でマリコさんを一番真摯に気遣いそうなのは藤倉刑事部長な気はする。対立を経てきちんと信頼関係を築けている今、二人のバランスが崩れることはイコールで京都府警本部の崩壊にも繋がりかねない……とかなんとか。
 亜美ちゃんとは違う方向で『科捜研』の熱心な視聴者感がある藤倉刑事部長。
 アレだべ、『相棒』見る時とかにスタッフ陣を気にするタイプだべな、藤倉刑事部長は?

2回目のCMまで

◆発破技士ヒヤリハット 事例集

 被害者の部屋の捜索中に映った本。
 他の本は割と硬めなタイトルなのに、これだけ結構目立ってた。分厚い……

土門 「まさに、京都の刑事のエキスパートですね」
巽  「いえ、自分は本部での刑事経験がありませんから」
土門 「現場で経験を積んだあなたみたいな人こそ、本部に来るべきだと、俺は思いますが」

 土門さんがやたら巽さんを褒める度に、「巽さんを本部に引っ張ってきて、自分の代わりにマリコさんに付けたいのだろうか……」と考えてしまい、そこからメタ的に「じゃあそれが叶いそうにもないから巽さんが犯人なのか……」って。
 この直後にマリコさんが来た時の、「なんだお前……どうした」のニュアンスとか、あれはあのくだりをマリコさんに聞かれたくなかったから、あれ以上のくだりを聞かれたくなかったから、だよな。マリコさんが鈍くて助かった。
 ここで誰が一番ヒヤリハットかって、土門さんだよな。ギリセーフ。いや、ギリアウトかもしれん。
 これは結構真面目に言うけど、土門さんがもっと早くに自分の異動話をマリコさんたちに打ち明けてたら、他の人に託そうとかそういうことで目が曇ることもなかっただろうになー、とは思う。そしたら巡り巡って、自分が怪我を負うこともなかっただろうになー、とも思う。そのルートを選んでたら、最悪死んでた可能性も無くはないけど。
 じゃあまあ、生きてるだけで丸儲けってことで。生きてることが一番の正義。終わりよければエブリシングオッケー。必然上等、結果オーライ。

◆土門「すみません。勝手な女なんです」

 ここでのマリコさんの所業

・「あの山を歩き回ってて詳しいだろうから」ってことで既に民間人である巽さんを危険な場所に同行させようとしてる
・しかも出発は1時間後(決定済み)
・本人に話を通す前に京都府庁(上)に話を通してしまう(外堀から埋めてる)

 今回の事件ってある意味、様々な要因で巽さんのストレスメーターがマッハに振り切ったことが原因だと思うんだけど、今回のマリコさんのこの行動は、巽さんにとって多大なストレスだったんじゃないだろうか……と思う。だって、長年の付き合いの土門さんにすら行動が読みきれてないし。
 2019年もマリコさんは勝手な女です。安心はしてないw ちょっともう土門さん、小一時間お説教かましてやってくださいよ! この調子じゃ1年保たねっすよ!

◆呂太「名付けて、『ウォーキング型爆発物探知装置』!」

 テレレテッテテー!(ドラえもん感)
 でも(元は借り物とはいえ)この新アイテムが呂太くんさんの改造によるものなら、どっちかといえば「キテレツ」なのかな……他局か。藤田淑子さん……

マリコ「ではこれから、この装置を使って……」
呂太 「『ウォーキング型爆発物探知装置』!」

 呂太くんさんのこだわりが強い。改造したなら愛着も湧くか、そりゃそうだ。息子の工作は褒めたげよう、マリコさん。(息子じゃない)
 振り返ると、黒部さんめっちゃいい人だったな……職業意識が高く、最後の最後でプロの意地も見せてくれたし、私の中で再登場希望キャラ枠にランクイン。2019年最初のランクインです!

◆土門「俺たちだけなら、完全に迷ってたな」

 むしろ迷ってた方が爆弾の爆発に巻き込まれず、もしかしたら巽さんが爆弾を通信式に変えなかったかもしれないから、本当の意味での正解ルートだったやもしれんね。完全に不毛な妄想ですけど。
 そしたら犯人にたどり着けたか、土門さんの異動フラグがどうなったのかはともかく。タイムパラドックス!(だから違う)
 山中で重い機材を運ぶ、モブ爆発物処理班の皆さんが一番大変そうだった。モブ爆発物処理班の皆さんに敬礼!

◆土門さん殉職!?の提供画面の後に

 『一課長』の予告いれんな!
 と、リアタイでは思ったんだけど、1月6日の放送後、1年はレギュラー放送で会えない(と思う)から、まあ……いいや……

3回目のCMまで

◆巽さんは生きてる

 本人にとってもガチアクシデントで結構な斜面を転げ落ちてたけど生きてた。すごい。
 マリコさんを守ろうとすると、その人も防御力が上がる仕様なんじゃろか。マリコさんは戦闘力ゼロだから自身を守ることはできないが、傍にいる人はなんだかんだで守れるサポーター、ゲームなら補助魔法使い仕様なのか……その割にはガンガン前衛に出ようとする厄介な人ですけど。いのちだいじに。

亜也子「私……あなたから、刑事の仕事を奪っちゃった……刑事のあなたが好きだったのに……!

 これ、言ってる巽さんの奥さんである亜也子さん側の心情もキツいんだけど、言われてる巽さん側も辛いな。そんなこと言われても、きっと巽さんだってそう言ってくれる亜也子さんのことが好きだったんじゃないかって思うんです。
 なので改めて見返してみると、巽さんはこの台詞で一度殺されてるようなものじゃないかな、って気がする。それ以降の巽さんは、果たして本当に生きてたと言えるんですかね。
 それまでずっと所轄の刑事として生きてきたけど、亜也子さんの看病のために今までの生き方を捨てて彼女に寄り添う道を選んだのに、これ言われたらもう。後悔してもしきれないんじゃなかろか。
 「じゃあ、自分がずっと刑事のままでいて、家を空けっ放しにして、傍に寄り添わない選択の方がよかったんだろうか?」って。亜也子さんの言葉に、何も答えられなかったのが本心の現れ。きちんと巽さんも自覚してる。
 「選んだのは自分だろう。押し付けがましい」とか、外野はそう思っちゃうかもしれないけど、でも実際にこの状況になったとき、「もしも」も「あの時」も考えない、迷わない人ってそうそういるんだろうか。
 その上、奥さんの死に際を看取れなかったとなったら、それまでのストレスが理不尽な方向に爆発するのはそうなのかもしれない。だからって今回の事件みたいなの起こすのはダメ・ゼッタイですけど。

 言わずもがなですけど、この「生き方」の選択は後のマリコさんと土門さんにも突きつけられるわけですよ。結局は水野さんのファインプレーで蹴散らされるんだけど。
 「自分が望む生き方が理不尽な出来事によってできなくなったとき、あなたはどうする?」って話。
 なんで自分が、どうして、あの時、もしも。
 進む道を変えざるを得なくなる「理不尽」はそこらじゅうに転がっている。人によって様々な形で、決して平等ではなく、不平等に。
 それに躓いて、折れてねじ曲がって道を踏み外したのが巽さん。
 折れなかったしねじ曲がらなかったのがマリコさんと土門さん。
 その差はなんだったのか、と訊かれたら……それは……生命力とくぐった修羅場の数、かな……
 常人にはたどり着けない境地。むしろたどり着いたらいけない境地。
 「その差はなんだったのか」以降は冗談です。

◆今、やらなきゃいけないことは

 メールの発信元特定にサイバー犯罪対策課が駆り出される。そりゃ担当としてはそうなんだろうけど、これは泰乃ちゃん徹夜ルートだよぉ……

呂太 「マリコさん。巽さん、大丈夫……?」
マリコ「私たちは、私たちにできることを」

 呂太くんさんはいい子やぞ。ここで「でも……」とか言い出さない。「うん!」って頷ける。呂太くんさんもこの修羅の都で生き抜くための神経が備わってきたな。
 あとアレは、単に巽さんが時間読み間違えただけだと思うから気に病まなくてオッケーです。巽さんドジっ子だよな。

◆ま た お 前 か

 と思った矢先に蒲原刑事が「またあなた……」と視聴者(私)の代弁をしてくれて笑ったw
 こうして見てると、今回の話の中で巽さんが水野さんに対して怒鳴ったり声を荒げたりなんだりしなかったのは、蒲原刑事や土門さん辺りが怒りを代弁してくれてたからかもな。

◆時矢刑事キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 1月期木ミス『刑事ゼロ』から時矢刑事が緊急参戦。

 完全新作なので時矢刑事の初舞台なんですが、『刑事ゼロ』のメインライターは戸田山さんである。今回のこの話は櫻井さん。
 タイミングの問題だろうけど、先のお披露目がここでよかったんだろーか。『刑事ゼロ』って、主人公の時矢さんが物語の最初で記憶喪失になること(で、性格まで激変すること)が大きな鍵っぽいのにな。
 で、今回出てきた時矢さんは、これはまだ記憶喪失にはなってない……んだよな? いかんせん比べる材料がないのでわからんけど、普通に優秀な刑事さんっぽかったからたぶんビフォーなんでしょう。
 『刑事ゼロ』本編では当然だけど記憶喪失後のアフター時矢さんの描写がメインだろうから、これはおそらく貴重なビフォー時矢さんの描写、ということになる。
 ……これ、『科捜研』には興味ないけど『刑事ゼロ』は見る」って人が見逃してたら、絶対悔しがるパティーンじゃん……
 で、再放送かなにかでまたこれを放送して、あわよくば『科捜研』の沼にも引き込んでやろうって、そういう魂胆なんだろ腹は見えてんだよ!
 出番はちょっとしかなかったけど、スマートでカッコよかったぞビフォー時矢さん。モテそう。爆ぜろ(嫉妬からくる暴言)。
 たぶん、こういうコラボで時系列なんか気にするのは野暮なんだろうとはわかってるんだけどもw
 でもなぁ、明らかになってる『刑事ゼロ』の設定・あらすじがアレだからなぁ。そりゃ気にしたくもなるよ。私は『刑事ゼロ』もめっちゃ楽しみにしてるんです。

◆こういう瞬発的な場面でマリコさんと意思疎通

 できるのが宇佐見さん。操る言語のひとつに「科学捜査」があるからね。『科捜研』の中のほんやくこんにゃく。
 付き合いが長いけどできない日野所長。日野所長は科捜研メンバーの中では比較的常識人だからね。

マリコ「現場に行く」
日野 「なんで?」
マリコ「宇佐見さんも、『あれ』を用意してから来てください」
宇佐見「用意でき次第、すぐ向かいます」
日野 「……何する気なの……?」

 付き合いの長さって……なんだろうな……
 いや、宇佐見さんもマリコさん一緒になってもう8年ぐらいか。そうか。十分長いなw
 それにしても今回、マリコさんの選択が終盤までほぼ裏目に出てる感がすごい。主人公特権をもがれた人がマリコさんみたいに突っ走るとこうなる。
 神様って酷い、なんて言いかけたけど、マリコさんは神仏の類にこういう責を負わせるなんてことはしないだろうから、じゃあ自己責任ってことできちんと自分で負ってもらおう。ちゃんと土門さんのお説教受けろよ! ちゃんと受け止めろよ!

◆お仕事って大変だよな……

 と思わされる、巽さんの入院先病院の看護師さんの台詞と、黒部さん・藤倉刑事部長のやり取り。それぞれ違うけど、「職務を忠実に全うしようとするのは大変だ」って意味では同じ。
 前者は自分の職務を全うしようと注意してんのに強引に病院から抜け出す聞かん坊だし(しかも後から聞かん坊2人目が来るし)。
 後者は、藤倉刑事部長側にもきちんと理屈はあるんだけど、職務を全うしようと上司に掛け合う熱血漢なのは立派だけど、そりゃまぁ規則は規則で大事ですし。

◆黒部「佐伯本部長の鶴の一声でオーケーになりました」

 ここ、珍しく佐伯本部長のナイス判断だったのにな。運悪く巽さんが電話してこなかったら、マリコさんが電話繋いだままにしなかったら、黒部さんが来たことには十分意味あったのにな。
 せっかくの珍しい好判断を活かしてもらえない佐伯本部長ソス。仕方ないね、普段の行いだね。

◆宇佐見「命をかけるのは、最後の最後です」

 (本音)イケメンに普通にイケメンなこと言われても面白くないな。
 (建前)キャー宇佐見さんカッコイイ抱いてー!

 逆ゥ!
 とまぁ、そんな冗談はともかくこの台詞はカッコいい。理屈抜きでカッコいい。被害を最小限に留めようとする科捜研の宇佐見さんはカッコいい。
 それを受けて、セッティングは黒部さんたちがやってくれるってのがまたカッコいい。プロカッコいい。
 あの電話さえなければ……ってことになるけど。大事なイベント中は電話を切りましょう。

◆見ろ! 東映が金をかけた爆発をー!

 採掘場だから遠慮なくぶっ放してやがる。
 やはり『科捜研』は東映特撮の血を色濃く継ぐ番組。

4回目のCMまで

◆思い出してみよう!

マリコ「リボルバーによる弾が秒速300メートルなら、ダイナマイトによる破片は秒速1000メートル以上になりますからね」

 秒速1000メートル、ってもう私の乏しい想像力だと想像も及ばないんだけど。5センチメートルじゃダメですか。ダメですね。それは別の意味でダメなヤツだ。
 ……ちょっとここは、我ながら驚くぐらい平常心でいられないんで、あまり詳しくは書かない。ちょっと自分でもビックリした。リアタイ視聴時はむしろ平気だったのに、辛くて見返せない。なんか下手に見返して解剖シーンをもう一度見ちゃってたからダメなのかな。再度マリコさんが言ってた話を前提にしてみると、痛そうで辛そうでなんとも。
 「えっ、私、こんなに土門さんのこと好きだったのか……」って、ちょっと今でも動揺しているw マリコさんをあんなに叫ばせて、土門さんは罪な男ですよ。
 今回のマリコさんは全体的に本当に聞かん坊で「もっと人の話を聞けよ!」なんだけど、「自分を庇って他人が負傷する」を天丼されるとか(ひとりは犯人だったけど)、割とこれからのサバイバル科学ライフに影響を及ぼしかねないアレ。
 むしろ、多少は影響を及ぼしててほしいけどな。もっと人の話を聞けよ!

◆マリコ「命には別状ない」

 「には」のニュアンスに気づける土門さん。
 これはむしろ、土門さんがすごすぎるんだと思うけどね。なんなのそのマリコさん関係のレーダーの緻密さは。土門さんってマリコさんのなんなのさ!
 マリコさんも、土門さんの前でしか泣かなかった。強い。むしろ強すぎて、いつか本当にボキッときそう。怖い。
 このやり取りがあったからか、日野所長と亜美ちゃんに対しては、言い方をちょっと変えてるんだよなぁ、マリコさん。

マリコ「……大丈夫。オペは成功した。命に別状はない」

 思えば、土門さんの状態は「少なくとも今すぐに動ける状態ではない」程度にはみんな知ってたみたいだけど、詳しい状態とか栄転話は最後まで科捜研メンバーは知らなかったんだっけ。知ってたのはマリコさん・藤倉刑事部長・蒲原刑事くらい?(巽さんは除く)
 土門さんの栄転話。蒲原刑事には素直に話す藤倉刑事部長。マリコさんには「直接聞け」って言ったくせにな。

土門 「なんだ、祝いの言葉はなしか。……俺には、分不相応な栄転だ。……めでたい話だ」

 じゃあ、現行仮面ライダーからウォズを呼んできましょうか? 祝ってもらおうか。別にあの人、お祝いするだけの人ではないんだけど。

 「司法取引導入準備室」「司法取引監督官」。土門さんの卒業詐欺こっきりのネタになるのも勿体無い、というかむしろこれ、本命の前降りなのでは……みたいな気もする。何とか誰とは言いませんけど。でも私の予想はいつも外れてばかりだから。

◆呂太「えっと……『これが?』って言われても……」

 今回、呂太くんさん頑張ってたのにな。起爆装置に使われた珍しい電池を見つけ、謎の破片(体液付着)を見つけ、と。
 なのに日野所長も亜美ちゃんも冷たいw 辛いw
 説明下手がテンパると、こういう時に辛いよね……って、ちょっと自分の傷をえぐられた気分です。私の日常を描写するのはやめていただけますか。心にダメージが。

◆日野「だとしたら、その『誰か』……死んでるかもね」

 間違っちゃいなかったけど、さらっとこういうこと言える日野所長も結構ブラックですよね……って。
 さらっと言ってることがキツい。間違っちゃいないんだけど。

◆誰だよ、芸人キャスティングなら死なないって言ったやつ。

 上島さん死んだやんけ。
 でもあれ、顔までくまなく埋められてて絶対キツいヤツだ……
 私アレ『勇者ヨシヒコ』で見たぞ。仏が顔以外の全身埋められてるヤツ。アレめっちゃキツいらしいぞ。
 それをこなすリアクション芸人の鑑。土に埋められてもいいキャスティングってことだったんだろうか……(酷い偏見)
 登場初期に比べたらご遺体にはだいぶ慣れてきた呂太くんさんでも、やっぱりドッキリ発見はまだ無理か。いや、アレはビビる方が人としては正常だと思う。

5回目のCMまで

◆風丘先生がマリコさんを落とそうとした!

 ゴキッ。
 普段の無茶振りの仕返し的な何かではない、はず。
 雰囲気が明るい。仲いいな、2人とも。
 土門さんがピンチだと、途端にイチャイチャ度が増すこのお二人。時代は風マリかぁ……そうか……

◆マリコさんの主なファン層は変人か犯罪者。

 なんでだろね。辛い。マリコさん自身が変人だからなんかね。だからってここまでファン層偏る必要ないじゃんな!

呂太 「えっ? 何? ちょっと空気、変……」
亜美 「えー、結論から言うと、超高感度のカメラでした! さすが害獣の監視用」

 亜美ちゃんによる意図的な空気ブレイク。むしろここ、黙ってみてる年長者2人が若干怖いw
 首つっこみたがりでも傍観者でも、この科捜研メンバーが「ワイドショー好きそうだな……」みたいな感想はいつでも変わらない。暇な平日午後とか、絶対ティータイムしながらテレ朝午後のワイドショーとか再放送とか見てんべな。

巽  「すごいですねぇ、科学捜査って……デカだった頃は科捜研と付き合いがなかったんで、知らないことばっかりです」
マリコ「では、デカに戻った時はお付き合いしてください」
亜美 「……誤解を与える言い方である……」

 亜美ちゃんのツッコミが冴え渡る。マリコさん、そういう態度だから変人と犯罪者にモテるんだよ……治んないと思うけど……
 後の展開を見るに、ここでマリコさんがこんなこと言ったから亜美ちゃんが珍しく独断専行やらかした感がある。君、本当に『科捜研』の熱心な視聴者だよね。再放送は地上波・BS・CS・配信全て網羅して、なんなら全国のヲタ友とネットワーク作ってそう。

◆呂太「まあ……イノシシさんの監視用だからね」

 成人男性が「イノシシさん」。あざと可愛い枠をエグく狙っていくスタイル。
 今回、亜美ちゃんはお留守番気味で目立つところが少なかったからなぁ。ここぞとばかりにエグいぐらい狙っていくな。でも私は、基本的には亜美ちゃん派なんで!
 ちなみにこの話はここの監視カメラ映像でわかるとおり、2018年11月下旬に起きた事件なのでまだ亥年ではありません。まだこの世界では、平成最後の大晦日を迎えていません。

◆「色を追う」

 めっちゃカッコいい響き……なにそれカッコいい……
 私は不真面目な視聴者なもんで、「あっ!この科学捜査、前にも見たー!」とかあまり覚えていないのですが、色彩認証は覚えてます。
 でもそれを、防犯カメラ・監視カメラの膨大なネットワークに繋げて動線を追う、「色を追う」ってのはすごいなんか……「技術の発展すごすぎない!?」って。
 もうこれから、下手に目立つものを身に着けて外歩けない。大量流通した既成品の使い回しバンザイ。没個性バンザイ。
 ……これ、犯罪者の思考だな……やめとこ。

6回目のCMまで

◆佐伯本部長が駄々っ子。

「それは駄目だよ! 君。今度は山の中じゃない。街中だ! どれだけ被害が出るかわからんだろうが!」
「駄目駄目駄目! すぐに探して、見つけなさい!」
「じゃあ、どうすんの!」

 佐伯本部長の話は一応聞いてるけど、基本的にスルーしてきちんとこれまでの捜査からの捜査方針を打ち出せる藤倉刑事部長強いよな。さすが藤倉刑事部長!

◆蒲原刑事に電話する土門さんズルい。

 そりゃ蒲原刑事なら喋っちゃうだろ。ダメじゃろ。
 でも靴のことは最後まで黙ってた。偉い。
 土門さんはそれ抜きでも犯人に辿り着いちゃったから、意味なかったけどな……大体は亜美ちゃんのせい。

◆だから大事なイベント中は電源切れって。

 土門さんからの電話だからってそんな、律儀に出ることないんですよマリコさん。ぶっちしてオッケー!
 でもここは一応、伏線っつーか後の展開でアレを見せるための前振りだった、んだよね?

 やっぱり苦労している看護師さん。聞かん坊が短期間に2人もすみませんでした。
 めっちゃいい人そうなのになぁ。土門さん、せめてこれからの入院生活とリハビリの時はちゃんと看護師さんの話聞かないとダメだべ。

ラストまで

◆それってどういう関係?

 亜美ちゃんには珍しい、独断専行をやらかす正月SP。充電池の流通先リストを土門さんにFAX。そのせいで病院の看護師さんが……

日野 「マリコくんは『土門さんに知らせるな』って言ったでしょ!」
亜美 「だからです!」
日野 「ええ?」
亜美 「だからこそ、土門さんにだけは知らせなきゃいけないと思って……だって、マリコさんと土門さんは、きっとそういう関係だから……!

 「俺には何でも話せ」の関係。よく知ってたね亜美ちゃん。あれ、屋上トークでしか出てないと思うけど。
 やっぱり亜美ちゃん、『科捜研』の熱心な視聴者だな……もうちょっと自分も『科捜研』のキャラである自覚は持ってもらっていいんですよw そこまで視聴者の心情に寄り添わんでもええんですよ。本当、亜美ちゃんってメタネタスレスレもいけるキャラだな。
 ちなみに、ここで日野所長は『科捜研』の熱心な視聴者ではないことが判明しました。「どういう関係よ? 意味わかんない!」って言ってたから。でもここは日野所長が正しい。これは言っちゃダメだったヤツ。

◆劇団『科捜研』、はーじまーるよー!

 驚きの白々しさ。
 非接触型爆薬蒸気ガスセンサ。早口言葉かな? 言えるかな?
 呂太くんさんがめっちゃ役者である。今回のファインプレー賞が水野さんなら、主演男優賞は呂太くんさんだと思う。今回、呂太くんさん頑張ったな。偉い。
 今回の犯人の巽さんはずっと演技を続けて自分たちを騙し続けてきて捜査情報を利用しやがった犯人なので、目には目を、演技には演技を。劇団『科捜研』、めちゃくちゃ執念深いw 酷いw
 キリッとしてるマリコさん・宇佐見さん・呂太くんさんカッコいい。
 カッコいいんだけど、この釣り計画は誰がどこまで知ってたのか非常に気になる。
 土門さんの「伏せろ!」に反応してたってことは、蒲原刑事は通信妨害装置による起爆装置の無効化のことは知らされてなかったんだろうか。
 で、避難命令出してた藤倉刑事部長はこのこと知ってたんかな。避難命令は万が一に備えてどのみち出さないといけないと思うけど、これ無断でやってたとしたら叱られるどころの話じゃないよなぁ。かと言って、藤倉刑事部長がこういう釣り計画に賛同するとも考えづらいし。どうなんだろ。

 巽さんはドジっ子。予測不能なマリーダムのせいとはいえ自分も爆発に巻き込まれて怪我するし、靴を職場のゴミ捨て場に捨てるし。挙げ句、劇団『科捜研』に釣られるし。脇が甘いとも言う。
 そう考えると、ちょっと可愛く……見えねーよ!
 最後まで抵抗して、結局爆弾を爆発させるし。

◆「箱」を推せる話。

 確かに『科捜研』の皆さんは箱推しできるがそういうことではなく、爆発物処理に使う「箱」、『チャンバー』が最後の最後にちゃんと役立った! という話。動きもモフッて感じで可愛かった。中でどうなってるのか、あれがなかったらどうなってたかってのは、あんまり想像しちゃいけない。
 黒部さんたち爆発物処理班のプロ意識も見せてもらえてよかったー! 最後に見せてもらえてよかったー! 黒部さんマジ推せる。また出てほしい。
 本当、あの場でちゃんとチャンバーに入れて処理できるってのがプロ意識高い。今回の推しは黒部さんです!

◆蒲原刑事が……

 弱い。
 いくら武術経験あるとはいえ、現役じゃない元刑事に腕ひねられて腹蹴っ飛ばされてる。相手が凶器持ってなかったからよかったけど、ナイフのひとつでも持ってたら刺されてたよねこれ完全に。耐久力があっても、相手が凶器持ちだったらあんまり意味ないしなぁ……
 それだとマジでいつか殉職されかねないんで、もうちょっと鍛えてもらってもよろしいですか。先輩レッドの教訓を活かそう(戒め)。

◆佐伯本部長のスーツがオシャレ。

 今回、ずっと椅子でふんぞり返ってただけだったけどね……そんな佐伯本部長が好き。

佐伯 「また京都府警が叩かれる!」

 あっ、いつも叩かれてるご自覚はあったんですね? よかったです。
 まあ確かに、直近でも200回SPとかいうトンデモウルトラCがあったしな……

佐伯 「どうするんだ、藤倉くん! ……いないよなぁ

 なんで佐伯本部長はこうも笑いを取りに行くことに全力なんだろ。いや、佐伯本部長がっていうか西田さんか。ズルいわ。佐伯本部長好きぃ!

◆フェイント藤倉刑事部長

藤倉「お前と土門の仲だ。直接聞けばいい」

 藤倉刑事部長、そうやってフェイントかけるの、『格付けチェック』でハマタさんがめっちゃやってるヤツです……くっそ意地悪いヤツです……

 ってなわけで、土門さんの結果は残留! おめでとうございました!!!!

 マジかー。めっちゃ感動的なスピーチ文とか、第二ボタン3億個とか用意してたんですけどねー。使えなくて残念ですー。
 嘘です安心しました。「土門さん卒業なんてないない、大丈夫だよ!」と自分に言い聞かせてる3週間でしたから。焦らすにしても期間が長すぎるんだよw
 フラグクラッシャーは今までマリコさんだと思ってたけど、土門さんも大概だな……もう二度と土門さん関連のフラグは信用しませんから。
 とか言うと、「じゃあ」とか言って何の前ぶりもなくさくっと殺されそうな気がしてきたので、あの、すみませんでした。残留決定おめでとうございます。

 そういうわけで、再度言いますが今回のMVPは水野さん。
 これから『Qさま』とか『ミラクル9』で宮崎美子様を拝見する度に、我々は拝まないといかんね。足向けて寝られませんよ。

土門 「栄転話は、めでたく消えた」

 ご自分でもこれは「めでたい話」とご自覚されてるようなので、これは皆で宴ですな。皆に心配とかかけたから、マリコさんと土門さんの割り勘で、皆で打ち上げ。

ざっくり雑感。

 さっきも書いたけど、今回は「理不尽」がテーマになってるのかなぁ、って思うんです。もうひとつは「プロ意識(生き方)」かな。

 巽さんは奥さんの病気とか急死、自らが選んだ第二の道で「理不尽」を経験する。その中で、自分の中に確かにあったはずの刑事としてのプロ意識、生き方は完全に折れてねじ曲がる。で、狂っちゃった。

 黒部さんも、「理不尽」と言うほどではなくとも組織の規律によって、なかなかその熱いプロ意識を活かすことが出来なかった。

 土地の所有者である水野さんは自身が「理不尽」の権化ではあるけれど、彼女もまた、土地の相続云々に関しては「理不尽」だと思ってるし、そしてその土地で人が死んだり爆弾事件が起きたりなんてのは「理不尽」だ。

 で、土門さん。
 思えば2017開始前SPでも土門さんは人を守ろうとして死にかけてるし、もっと遡れば木島っち回とかもそうだし、土門さんは咄嗟の時に他人のために動ける人だ。
 それが土門さんの警察官としての信念だから、いつでもそれに忠実なだけだ、と本人は言うのかもしれない。
 でもそんなプロ意識を持ってた土門さんが、もしかしたら刑事を続けられなくなっていたかもしれない。「理不尽」に。
 今回いきなり爆発が起きたのも、現場の人たちからすれば「理不尽」な出来事。それで刑事生命が絶たれそうになるのも「理不尽」。
 もっと言うなら、今回の事件がなければ、人事というどうしようもないある種の「理不尽」によって、刑事は続けられなかったかもしれない。
 だけど、こういう信念に忠実な人は案外、馬鹿を見ないこの世界。
 なので最後に、よりによって「理不尽」が助けてくれる。たぶん、「理不尽」なまでにキツいリハビリの果てに、土門さんは刑事に復帰できることでしょう。

 「面白かった?」と率直に訊かれると、正直に返すなら「うーん……?」って感じではある。
 藤倉刑事部長や佐伯本部長が絶好調だな! ってところとか、もちろん他にも好きなところや見どころはたくさんあったけど。
 でもさすがに、年末年始で3週間も焦らされたからなぁ。自分でもびっくりするぐらいハードル上がってた感じ。つまんなくはなかったけど……って。ちょっとこういう微妙な感触が、自分としては一番イヤなんですけどw
 再度言うけど、「つまんかった」ではないんです。よかったところ、好きなところ、面白かったところ、たくさんあります。ただ本当に、こっちのハードルが自分の予想以上に上がってただけだと思うw

 再び犯人にされた宅麻伸は乙。しかも今回、マリコさんといい感じになってたのがまた。いいなぁ、やっぱダンディな俳優さんはいいなぁ。
 私としては、鷹城さんのキャラは好きなんだけど、鷹城さんに対するマリコさんの態度が好きじゃないんで、S13付近で再登場しなかったんなら、まぁもう別人再利用しててもいいかな……派。

 何はともあれ、これで科捜研の皆さんや土門さん・蒲原刑事や藤倉刑事部長、佐伯本部長も平成最後に向かって、平穏無事に新年年越しできてるといいですね。たぶん、それは絶対なさそうだけど。

重大発表

20周年を迎えた『科捜研』、テレビ朝日開局60周年企画で2019年4月より1年間放送決定!!!!

20周年の『科捜研の女』、4クール連続放送が決定!沢口靖子「初めてフルマラソンに」

 これに声を出さなかった視聴者はおるんじゃろか。私の第一声は「脚本家が死ぬ!!!!!」でした。
 っていうか、役者陣・スタッフ陣ともに、文字通り命を削る所業な気がする。命がけで20周年祝いのお祭りやるつもりなのか……!
 1年て。誰が予想してたんだろう、これ……
 そりゃS18は1クールになりますわ。諸々S19に向けて温存しますわ。1クールに文句言ってたヤツ、総土下座展開。手のひらクルーですよ。
 私、「映画化」に100マリコくらい賭けてたんだけどなw 7:3くらいで「映画化」か「円盤」だろうと。違った。すげぇ。

 今や通年放送しているドラマなんて大河ドラマかニチアサの特撮シリーズしかないわけで、比較対象がそれらや『暴れん坊将軍』になっちまうマリコさんのレジェンド感が半端ない。
 しかも2019年4月から1年間ということは、文字通り、マリコさんは平成から新年号をまたぐ主人公になった、ということで……

 マリコさんのレジェンド感が半端ない。もう、下手にギネス載るとかよりレジェンド感があるな……

 これ以上は感想まとめで。

 何はともあれ、3ヶ月+新春SPの間、本当にありがとうございました!

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