【警視庁・捜査一課長 season3】第5話 感想

警視庁・捜査一課長
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第5話 ベビーカステラ強盗殺人!! 巨大迷路に潜むお祭り女!?

ゲスト:山本未來、天野浩成、鈴木友菜、春海四方、近江谷太朗

脚本:田辺満
監督:濱龍也

『TV station』11号に、内藤さんへのインタビューと、『捜査一課長』の監修をされている久保さんへのインタビューが! ぜひチェック!

逆輸入俳優・矢野浩二「あらためて刑事ドラマの難しさを痛感しました」

鑑識の武藤さん役の矢野さんへのインタビュー。
撮影現場の裏側が見えるインタビュー好き。っていうか金田さん素敵案件が好き。なんだかんだで、『捜査一課長』出演者のインタビューにはほぼ必ず金田さんのことが出てくるの好き。どんだけ素敵なんだよ……

今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
「小春さんの手料理」トップ。つまり、その愛妻手料理をいつもなんだかんだで食べてあげない大岩一課長は文句のつけようがないワル、ということでよろしいか? デレたってダメなんだよぉ!
ブランクさんの健闘。笹川刑事部長のあの差し入れに勝つのか……すげぇ……
確かに、ラテアートはいつも可愛い。でもここ最近はないのがちょっとさみしい。

今回!


◆冒頭電話。ベビーカステラを握ったご遺体。
電話ではもっと伝えるべきことがあるはずだよな。

◆本日の舞台は谷中。「谷(中)根(津)千(駄木)」でお馴染みのあそこです。谷中銀座でお馴染みのあそこです。階段行きたい……
ちなみに、谷根千と警視庁は千代田線で繋がっている。冒頭、大岩一課長とブランクさんが「迷路みたい」とか言ってましたけど、むしろ地下鉄で行ったほうが早いかもレベル。実際はそうでもないだろうけど。

◆谷中でも映る猫。でもビビちゃんじゃない。
あざとい猫推し!

◆武藤さんのよくわからないベビーカステラレシピ。
武藤 「ベビーカステラは、ホットケーキやカステラのような生地を球状に焼いたお菓子です。まずは小麦粉に砂糖と卵を入れ、泡立て器でよくかき混ぜ……」
小山田「レシピはいいから」
これは止められても仕方ない案件。レシピは各々でググってくわさい。

◆萌奈佳ちゃんの「濃密な人生経験」に、やっとツッコミを入れ始めたヤマさん。遅いですよ! 今、5話目ですよ!?
しかもツッコミが弱い。「出たな……」の一言だからね。お化けかよ。

◆奥野「(20キロって)5キロのお米なら4つですよ。相当重いですよ……」
そこで米換算になるのがブランクさん主夫なんだなぁ、って。

「わっしょい」で通じる萌奈佳ちゃんとブランクさん。何あの不思議空間w
萌奈佳「それだ! お神輿、担いでたんじゃないですか?」
小山田「お神輿?」
萌奈佳「ベビーカステラもお神輿も、お祭りの親戚みたいなもんですよね」
小山田「いや親戚かどうかは知らんけどな」
「まつわるものですよね」とかじゃなく、「親戚みたいなもの」。若者の語彙力低下問題は深刻だ。ここで「語彙力」とか使ってる私も相当アレですけど。
そんな漫才をしてても捜査はきちんと。小山田管理官の指示に(一旦は)きちんと「はい!」って返す現場資料班……

◆なんかまたキャラが濃ゆそうな係長が出た。「赤羽 麗子」さん。谷根千(台東区)舞台なのに赤羽(北区)なのか……
しかし指示棒を持ってるのと、声の通りがいいこと以外は、特に普通の方だった。熱血なのは『捜査一課長』に出てくる人、みんな大体そうだし。

◆今回も萌奈佳ちゃんは煽っていくスタイル。そこが好き。
萌奈佳「『秘書が』ね……国会議員定番のフレーズ」
   「アリバイがない人の定番のフレーズ」
しかし今回のメインゲスト・北見議員もやり手議員だけあって、一筋縄ではいかないのであった。
北見 「こんなこと、本当に票に繋がると思います? 多くの人と繋がりたいなら、ブログやSNSの方が効果的でしょう。絆だなんだって言っても、しょせん、信じられるのは自分だけ。」
   「私の座右の銘、ご存知です? 『清濁併せ呑む』。人生経験濃密なあなたなら、おわかりになりますよね? 柔道の萌奈佳さん」
これを言われた萌奈佳ちゃんの顔だけが、モロに「ああ、今までの挫折経験を思い出してんだな……」って。それを表情だけで表現できる安達祐実は本当に女優さんだと思うが、それとは別に、「やっぱり萌奈佳ちゃんの設定って重いよな……」と改めて。『捜査一課長』レギュラー陣の中では、今までで一番と言ってもいいぐらいの重さ・暗さを持つ彼女の過去。
そもそも「父親が殺されてる」時点でひとつのドラマができそうなぐらいなのに、その事件にもまだなんか裏がありそう、とか「本当の父親」がどうとか、挙げ句「柔道の萌奈佳ちゃん」で顔がかなり一般的に知られてる、その知名度故に広報課の片隅でひとり部署をやってた、やってるってのがかなりキツい。その上、本人が後に言うように「大事なところで負けちゃう」ってのが日本中に知れ渡ってるのが辛い。
自分でああやって定期的にわざわざ言葉にして消費しなきゃならないほどに、萌奈佳ちゃんのトラウマは根深いんじゃないか、と心配になるレベル。カウンセリング行った方がいいんでないか。大丈夫か。
まあ、そんな重さを上手いこと「なんかむかつくんですけど!」の一言で中和できてるのでギリギリ木8ライン。ここで萌奈佳ちゃんが少しでもセンチメンタルなこと言い出してたら、ちょっと重さに耐えきれないw
ここでのヤマさんが「お前が言うの?」みたいな視線を向けてるのも救い。煽りスキルはMAXでも、煽り耐性はあまりない萌奈佳ちゃん。

◆小山田「さすがの谷中も、一本取られたな(萌奈佳ちゃんに睨まれる)……まあ、有効か……
目の前で「柔道の萌奈佳」で萌奈佳ちゃんが煽られたのを見てるのに、わざわざぶり返すヤマさんが迂闊すぎてかわいい。そしてちゃんと柔道ネタでフォローしてんの健気。
でも「一本取られたな」はたぶん、ヤマさんは柔道のことのつもりで言ったんじゃないと思うからそこは許してあげてくれ、萌奈佳ちゃんw

◆行列に並んでるところに、あんなお店の人に雑談かましてる客いたらぶっ飛ばしたくなるなw
でも実際にやったら、萌奈佳ちゃんには逆に投げ飛ばし返されそうである。

◆萌奈佳ちゃんマジ有名人。
女子高生「あの! 柔道の萌奈佳ちゃんですか?」
女子高生「背負投の萌奈佳ちゃんですよね?」
萌奈佳 「はい。期待されるとメダルが取れない、谷中萌奈佳です
女子高生「やっぱそうだ! あの……一緒に写真撮ってもらってもいいですか?」
こんな自虐かまされても一緒に写真撮れるJKつよい……
っつーか、女子高生相手にも自虐をかましてる時点で萌奈佳ちゃんのメンタルが心配になるレベル。そうやってネタにして消費しないと、って時点でキツい。おまけに萌奈佳ちゃんは警察官なので、たとえ女子高生相手でも下手な対応できないってところが更に辛い。盗撮されてないだけマシだけど、こうやって堂々と撮影求められるのもそれはそれでキツいものがある。「もうなんとも思わなくなりました」って言ってたけど、そうだったらこんな自虐かまさないんじゃないかな……
そりゃ北見議員も思わず「あなたも色々大変ね」って漏らす。この萌奈佳ちゃんなら「同情するなら金をくれ」言うてても納得するわ。言ってないけど。「金」は「きん」と読んでください。
萌奈佳ちゃんの「濃密な人生経験」、台詞にすると確かに浮くんだけど、設定や描写を振り返るとまさしくその通りなので、不快になるよりまず心配になるわ。濃密というか「過酷」って感じだけど。

◆笹川刑事部長ヒントタイムに萌奈佳ちゃんからの逆差し入れ。やるな、と思ったけど、ベビーカステラ、完全にアレ、北見議員への聞き込み時の余り物な気がするんですけど……
踊る笹川刑事部長。やばい、この一文だけだと何が何だかw
萌奈佳ちゃんは「人生経験」を比べるけどさ、別に比べなくたっていいじゃんな。その人にとってはそれが「濃密」なのだから、それでいいじゃんな。いいんだよ萌奈佳ちゃん、そんな自虐に走らなくて……

◆本日のお茶菓子はベビーカステラなので、ラテアートなしのお茶。先輩である『科捜研』の宇佐見さんの十八番を奪うブランクさん怖いもの知らず。
で、北見議員の過去という重い話をしてる最中(さなか)でもベビーカステラを食べられる萌奈佳ちゃんは強キャラ。ブランクさんが驚くぐらいの強キャラ。「ベビーじゃなくて、ヘビーな人生ですね」なんてギャグも交えながら。
そこで食べる選択をしてくれることで、過去を乗り越えられるって信じてます……

◆捜査会議の場で「無茶だ……」っつーてたのは準レギュラーの井上さんかね。
そこで「無茶でもやるの!」「そういうことだ!」で押し通す体育会系刑事ドラマが『捜査一課長』
なんかこの近所の力を借りて、ってのはS1のホタル回みたいですね。わざわざ停電させる意味はよくわかんなかったけど、アレはまあ話の演出としてなら好きw

◆交番の自転車を借りて走るヤマさんには、どこに行けば会えますか? 谷根千?
人の走るスピードに合わせて自転車並走、って結構難しいと思うんだけどヤマさんはケロッとやってる。すげぇな。
犯人の自転車が消えた先を追うと、裏路地の階段が。そこで自転車を担ぎながら階段を登る天笠くん……
いや別に自転車は置いていってもいいのでは、警察の自転車は鍵とかかけられないのかな、とリアタイ時は思ったんだけど、後の説明にもある通り、これ犯人の逃走ルートを辿る捜査だから「自転車が防犯カメラに映ってない」以上、犯人もこの階段を自転車担いで逃げたことになるんだよな……その検証も同時に行わせるヤマさん鬼畜、いや有能。
『捜査一課長』、捜査員だけじゃなく犯人側も体力を要求されている。東京って、下町とかだと結構坂がキツかったり、階段多かったりしますよね……

◆久々のマリコさん東京出張キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
50代に見えない50の恵キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
紫外線をシミにしたくない、「シミにしないぞぅっ!」バージョンでお送りされました。

◆今回の被害者は、『一課長』に珍しくゲスなので、「殺人が一番ダメなこと」という信念がある大岩一課長だけが語るとちょっとアレだった。
殺人という行為自体は確かにやっちゃダメなこと、それは正しい。でも西渕さんの思いも拾ってあげてくれぇ……本当、殺人の動機がかなりマトモな部類なので、大岩一課長に「でも殺人はダメ」で切り捨てられてしまうのが可哀想でなぁ。
ここで去年のケイブくんみたく、「素直で熱血で若さゆえに思ったことハッキリ言っちゃうキャラ」がいたらなぁ、って。

◆なんにせよ、法被姿に照れる大岩一課長はギルティ。「ありがとう」は言えるのに褒めることはできないんですか! なんだよぉ!
小春さんのコスプレは1シーズンに1回ほしい。潮干狩りに浮かれてた小春さんかわいかったよな!

◆主題歌CDプレゼント告知が、まさかの内藤さん+金田さん+GLIM SPANKYさん共演というパワーシチュエーション。主題歌CDプレゼント告知で、歌手さん本人が登場するのってかなりレアでは。本人がドラマ出演してる系統は例外として。
なにこれ……! ご褒美……! ご褒美……! ありがとう……っ!
なんでこんなことができたかといえば、次回6話にGLIM SPANKYさんが出演なさるからのようです。

主演・内藤剛志が2人を“ライバル視”!?主題歌を手がけるGLIM SPANKYが1年ぶり2度目のゲスト出演!路上ライブで熱唱!!

S2で異次元コラボ、いやタイアップをしてましたけど、今回はかなり真っ当な形で出演なさるようで。そりゃGLIM SPANKYさんを出すなら歌わせろよ、って話であるw
去年の出演時は「歌手じゃない」っつーてた気がするから、去年と次回は別人設定なんだろうか……
っつーか、今年の主題歌ってやっぱりドラマのための書き下ろしだったんだな! そりゃピッタリとハマるわけだわ。去年のもそうだったのかなぁ。知りたい。

今回の北見議員も相当辛い過去だが、振り返ってみれば萌奈佳ちゃんも「そりゃ口癖にして消費したくなるよな……」っていう濃密な人生経験ぶりだよな、ってのを何故か改めて思い返す今回でした。
そう、萌奈佳ちゃんって『捜査一課長』レギュラー陣で初と言ってもいいぐらいの暗い過去持ちなので(大岩一課長の春菜ちゃん関連はイレギュラー)、やっぱそこらへんがドラマの中で異質な感じを生み出してるのかな、と思う。
でも萌奈佳ちゃん、私は好きなんだよなぁ。前回みたく、「萌奈佳ちゃんならでは」の面をもっと見せてほしい。

事件はね、こう……「お祭り」と「地域性」を繋げて「人々の繋がりの大切さ」を描いてたのはよかったけど、それを描くなら徹底すべきな気がした。最後はタクシーのドラレコ頼りってのはなぁ……
まあ、徹底したら徹底したで、下手に描くと「防犯カメラsageかよ」みたいな話になっちゃう危険性もあるんですよね。防犯カメラがあって、捜査上で損することはないはずですし。そこんとこは難しいよね。

次回!

100メートル走なんて大嫌いです!
柳原可奈子はいつの間にメインゲスト張れるくらいの女優になったんだ……知らなんだ……
相変わらずハチャメチャな予告だが、「ネタ度は低いな……」と思っちゃうあたりが毒されている。だから予告は芸じゃねぇっつってんだろ!

ってなわけで、次回以降も楽しみ! にしておりますよ!

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