【科捜研の女12】第8話 感想

科捜研の女
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File.8 疑惑の女たち! 奇妙な溺死体、不可思議な海水の秘密

ゲスト:杉本有美、菊池麻衣子、春木みさよ、橋爪遼、比留間由哲

脚本:真部千晶
監督:石川一郎


| 何について調べますか?
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| | お前を殺す方法       |
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| └────────────┘
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       `ー´    ヽi`ヽ iノ
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              r’´、ヽ
              `´ヽノ

そんな感じで、今回はイルカ回! というか、水族館回。


◆先週に引き続き、開幕ダンスタイム。監督は違ったのに何故だ。被るものなのか、こういう演出って。それとも、音楽をつける人って監督とかとは違うのかな。

◆またもやマリコさんに耳を引っ張られる相馬さん。
「びょーん」ってなんだよ、なんなんだよあの効果音。伸びるの? 相馬さんの耳、伸びちゃうの?

「イルかわいい」という言葉を思いついたので、是非皆さんで使ってください。たぶん、使いどころは今回ぐらいしかないけど。
作中でも相馬さんに水をかけたりしてたけど、もっとイルかわいさを知りたかったら、東映公式サイトで。

◆泰乃ちゃんはフグが好きらしい。
「フグ刺し、からあげ、ふぐちり!」
「フグ飯!」

どれも美味そうだ。食べたこと無いんだが。

◆気のせいか、調査では宇佐見・泰乃ペア、マリコ・相馬ペアが多いけど、やっぱりこれって「常識人」ペアと「変人」ペアってことなんだろか。
今シーズンは、『捜査(10)』がいっぱい流れて嬉しい。何度も言うが、これを聞く度に脳が溶ける。

「イルカの胸びれの中には、指の骨が5本あるんだよ!」
どう見ても子ども向けのパンフレット「わくわくイルカBOOK」をあんなに楽しそうに読める相馬さんが、結構本気で羨ましい。いや、別にパンフレットの出来云々ではなくて。
あのパンフレットは京都水族館のものを使ったのか、或いはまた東映の本気かどっちだ。たぶん前者だけど。
そして結果的に空振りに終わったとはいえ、パンフレットからヒントを見つける相馬さん。その時のドヤ顔がまさしく「うぜぇ」。いや、大好きだよそういうところ。「無駄足ですみません」とか言えちゃう、妙な素直さも。

◆水族館に来ても喜ばない人、いるよ。東野圭吾は海嫌い(水に潜るのが嫌なのではなく、海中が嫌いらしい)だよ。
「葛西保彦さんも、あなたのイルカショーを見に来ることはあったんですか」
笑顔でさらーっと核心を聞くなよ、マリコさん。前から知ってたけど、こういうところ怖いよね。油断も隙もあったもんじゃねぇ。

◆被害者の食道の付着物と、丹波の大納言小豆入り抹茶プリンを一緒に袋に入れる感性の持ち主、風丘先生。そして、それにツッコまず流すどころか、差し入れに喜んでいるマリコさん、相馬さん。やっぱり色々ズレてんなぁ、この人ら……
と思ったが、ものすごく今更なツッコミであることに気づいた。わざわざ被害者の食べたものと似たようなものを差し入れに選んだり、体の一部を載せたテーブルで平然とモノ食ってる人たちだしなぁ……

◆髪切ったことをイジってもらえなくて拗ねてた相馬さん。これってアドリブだったりするんだろか。
そして、優奈ちゃんに気軽に話しかけられるのは、相馬さん自身が水族館のパンフレットやキーホルダーを見てはしゃげるぐらい子どもだからなんだろうか、とか失礼なことを。個人的にはいいと思うぞ、その性格。

◆風丘先生の「診ましょうか? 私、医師なんです」は確かに嘘じゃないんだが、なんだこの納得出来ない感じ。
今期、風丘先生回がない代わりなのか、割と風丘先生が出張っているというかキーになってることが多いような気がする。

◆マリコパパがいなくなってから、なんか日野さんがどんどんマリコさんのお父さん化しているような気がする。若干存在感が空気気味なのも、退場前のマリコパパっぽい。とか考えると、嫌だなぁ。
肉まん美味しそうだ。私にもくれよ。

◆もはや今更ツッコむのすら野暮だとわかった上で言わせてほしい。相変わらず科捜研の映像解析技術はおかしい。あの荒っぽい映像から、口の動きまで解析しやがった。

◆美里さんが背中を見せるために脱ぎ始めた時、「夜8時なのにエロキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と思ったヤツは正直に挙手なさい。
いや、木曜夜8時の限界で鎖骨から下は映らなかったし、風丘先生による濃厚な触診もなかったし、そもそも「菊池麻衣子が脱いでも誰得だよ」と言われたら困るんだが。でも、肩紐が少しねじれているちょっとだらしないところ、そしてそれを直す仕草に、どうしようもなく仄かなエロスを感じたよというのはここだけの秘密だ!
しかし、私は後々残る写真より、その場で終わる触診の方がいいけどな。案の定、UV写真とかいう新兵器で虐待の事実を暴かれてるし。
全く関係ないが、沢口さんも『シングルマザーズ』でDV被害者役やってたなぁ、と。あれもなんかエロかった。舞台の方が。

◆日野さんの帽子姿かわいい。あざといとすら言える。あの帽子被った頭をぐりぐりしたいです。させてください。

◆今回の1番の被害者は、間違いなく何も知らないまま人殺した水で料理作ってた小料理屋のオッチャン。
あの殺し方じゃあ、絶対被害者の髪の毛とかが水に紛れ込んでるよね……
そんな水で、何も知らないままにお客さんたちにあの水を使った料理を振舞ってたんだよね……
もしそれが広まったら、最悪、あのお店に悪評が立ってお客さんがいなくなったりするかもしれないよね……
何ひとつ悪いことなんてしてないのにね……
と、もう私の頭の中では、あの人のよさそうなオッチャンの不幸物語がハッキリと描かれてますよ。あの犯人が出所する時、たぶんあのオッチャンが刺し殺しに来ると思う。
殺人なんて、やっぱりするもんじゃないわよねぇ。

◆水に顔をつけられるシーンって、アレはどうやって撮影してんだべ。本当に水の中に顔を突っ込まれてるんだべか。もしそうなら、プロ根性に乾杯。

◆私は芝管理官のことを好意的に見ているという前提で聞いてほしいが、今回の芝管理官は完全に最終回に向けての前振りのためだけに出てきてたなw

◆水槽越しを見る優奈ちゃん筆頭に、そこまではめっちゃ可愛かったのにラスト、お母さんに手をひかれてた優奈ちゃんは……ええと……ぶ、ブサ可愛い。

◆確かにあの母娘に比べりゃ悲壮感も切迫感も薄いんだが、フグ研究しててそれをバカにされてた不倫相手の円佳さんにラスト何のフォローもないのには、なんというか、私はある種の悪意しか感じない。いや、確かにあの人はバカっぽかったけども。

◆今回の宇佐見さん
・潮の流れから他殺かもよと可能性を指摘
・今回、何かと泰乃ちゃんと絡んでてちきしょうお前そこ代われ
・偶然だけど(そもそも泰乃ちゃんが口紅に気づいたからだけど)、被害者と浮気してた円佳さんを見つける
・水の出処に気づく
・物証であるコンタクトレンズを発見する
・犯人を追求する時、1番前に出てきて指摘してた

なんか宇佐見さんが優遇されてる。
泰乃ちゃんをたぶらかすだけじゃ飽きたらず、とうとう作中での地位向上を目指し始めた! なんだよお前! お茶汲み係に甘んじるのは飽きたってか! わかった! それでいいからちょっと5、6発ぐらい殴らせろ! いや、やっぱ駄目だ!

◆今回の事件は3月に起こったっぽい。UV写真を見ている時が3月5日でした。

「何故、菊池麻衣子は幸薄い役ばかりなのかを真剣に考えたい」の会。前も2サスでDV被害者の役やってたべ。しかもそれがハマってるから困る。前に別役で『科捜研』に出た時も、別ベクトルで幸薄い役だったし……
今回の脚本担当である真部さんは、この前の土ワイといい今回の『科捜研』といい、結婚とか女とかに対して何か思うところでもあるんだろうか。
題材にしやすいからということだけではなく、その描写からは何というか、深い業を感じるよ。私の気のせいでしょうか。
そして肝心の事件ですが、

・小さな店とはいえ、食品を扱う店で使う水に目視できる大きさの植物の繊維片が紛れ込んでるって怖くね?
・犯人はどうやって誰にも見つからないまま、死体を海まで運んだんだろう……車?

この2つが気になってのう。
あと、虐待してたお父さんも優しい時があったって深堀さんは言ってたけど、それってDVする人の典型的なパターンですよねって。それに騙されたらダメだよ。それをいい話風(深堀さん風に言うなら「優しい記憶」風)にラストに持ってくるのは違うと思うんだがなぁ。私が細かいことを気にし過ぎなんだろか。
いつもは(オチはともかく)捜査過程が楽しい真部脚本ですが、今回はそれもイマイチだった。やっぱり「水を探して捜査する」っていうと、第7シリーズの硬水の回と比べちゃうよなぁ。ものすごく大雑把に言うと、あっちも食べるところの水がキーだったし。あっちのが色々ぶっ飛んでて楽しかった、とか言っちゃダメですか。ダメですか、そうですか。でも言いました。戸田山さんはそろそろ、またああいうネタ回書かんのけ。

次週、最終回!

ということで、いつからか木ミス枠も、最早当たり前のように「最終回詐欺」をするようになったんだなぁ……何回目だ、「最後の科学捜査(鑑定)」。
とか油断していると、『おみやさん』『新・おみやさん』みたいなリニューアルがあったりするからなぁ。あの時、「ハイハイワロスワロス」的な反応してたら相方も環境も変わりやがった。別に『新・おみやさん』、世間様が言うほど悪くは感じないんだけど。
それはともかく最終回に、「マリコvs土門刑事」とか持ってくる櫻井脚本ステキ。私は相棒キャラが対立するのは大好きなので、「いいぞもっとやれ」と心待ちにしております。
しかし個人的には、芝管理官が襲われるどうこうより、芝さん自身が事件捜査の中で自分の中にある壁や殻をぶっ壊す王道展開を期待していただけに、ちょっと意外というか……正直に言うと、不安もあるというか……
しかし、今まで幾度と無くそんな不安をぶっ壊してきてくれた櫻井脚本だもの。期待はしている!
ということで、とうとう最終回! どう決着がつくのか、ひっじょーに楽しみであります! 頼むぜ!

そして来やがったな、新番組・『刑事110キロ』予告!
土ワイの『福原警部』と違って、結構動く役柄っぽいな。当然、セリフ量も増えるだろうし……『福原警部』みたいに、寝るか食うかだけじゃダメなんだろな。どうなるんだろ。
次週の予告はもうちょっと長いかな?
なんにせよ、こっちにも期待してる。石ちゃんに、とか話の筋に、というよりは、周りのレギュラー陣に。このメンツは色々ガチだよなぁ。星野真里が正統派にかわいく見えたのは何故だ。

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