【科捜研の女 season17】第6話 感想

科捜研の女
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File.6 マリコの民泊

ゲスト:柴田理恵、西尾まり、今井悠貴、ふせえり、伊藤正之、B.T.

脚本:松本美弥子
監督:濱龍也

12月は7日が休止、現在のところの放送予定は14日のみとなっております。チキショー!
いやしかし、ここまで休止なしなのが奇跡だった。仕方ない。これが東映事件モノドラマの宿命よ……

『女性自身』12月5日号に、『科捜研』の特集が! 主演の沢口さんの魅力を徹底的に「鑑定」!
ってなわけで、約2ページ分ぐらいの内藤さんのロングインタビュー+若手のひかるさん・石井さん・渡部さんのミニ対談+塚田Pと藤崎Pのインタビュー+若村さんのコメントで3ページもの特集。必読ですよ!
沢口さんを妹のように可愛がる内藤さん、沢口さんにメロメロになりながらも後輩として先輩を尊敬する若手組、女優魂に圧倒されつつ尊敬を抱くPたち、そしてちょっとアブないコメントをしている若村さんw、と、これは本当に買っておけ! という特集でした。ネットでも一部は見られるみたいなので、試し読みしたら買ってみよう。
こういう女性誌の3ページの特集でも「ありがてぇ……! ありがてぇ……!」となる訓練された『科捜研』(っつーか木ミス)クラスタ。砂漠に見つけたオアシスみたいなもんだ。
個人的には、ひかるさんの「沢口さんが実在した!」と、S15の蒲原刑事へのビンタシーンをむしろご褒美と捉える渡部さんにちょっと笑った。
若村さんの「ガラスケースに入れて飾りたい……」がアブなくて笑う。マリコさんと風丘先生の掛け合いは監督を交えたほぼ現場のもの、ってのは驚き。「どもマリ」に続き「風マリ」も(雑誌だけど)公式化か……

今回のアンケートです。投票してくださった方、ありがとうございました!
今回も次回予告から。それぞれを民泊させたらどうなるか、裏番組ですがモニタリングはしてみたい。つまり人選はそういうことです。

ということで、呂太くんさんトップ。実はずっと首位をキープしていたのが彼。
マリコさんと土門さんは途中までだいたい同じぐらいの比率だったんですが、投票終盤ぐらいでマリコさんがグッと票を伸ばしましたね。

土門さんや藤倉刑事部長を我が家に泊めたら、お説教食らいそう。特に後者。S13でちらっと映った自宅、綺麗だったもんな……
そして約3割の方がマリコさんに票を入れたわけですが、その方たちが今回を見てどう思ったのかを訊きたい。
そういう意味では、呂太くんさんはお菓子を与えればよさげで楽そうだ。こういうのが「ダメ育児」となります。こういう思考の方は反省しましょう。私だけか。

そんなこんなで今回ぃ!


◆既に吉倉家に民泊しているマリコさんが出勤するところからスタート。
まさか事件前から既に民泊済みとは思わず、「時系列シャッフル……?」と無駄に混乱したのは私だけではないはず。
だって絶対、「事件についてより深く知るために民泊体験するぞ!」コースだと思ってたから……

◆未だ黄色ジャンパーの皆さん。
後に判明しますが、作中ではまだ10月中旬(被害者が亡くなったのと解剖は16日)設定なので仕方ない。まあ、現実では10月の時点でも結構寒かった覚えがありますけど。

◆清掃代行について、マリコさんが珍しくスラスラと解説するもんだから戸惑う土門さん。マリコさんには粋が足らず、土門さんは最近の世俗に疎い。

◆突然登場した文恵さんにビビりつつも、突き飛ばされたマリコさんを受け止める呂太くんさんジェントルメン。ママは僕が守るもん!(違う)

◆とばっちりで攻撃を受けがちな蒲原青年。出前は……取ってくれないよな、蒲原青年だと。

◆洛北医大をバックに、SEとともに現れるサブタイ『マリコの民泊』
正直に言うが、個人的にはここが面白さのピークだった。だって画面がシュール過ぎるんだもん……

◆風丘先生のカッコいい英語の「開いてみましょうね」
最近、マトモにこの台詞言わせてもらえてない風丘先生なので、たまにはカッコよく。そう、主にマリコビームの餌食になってるせい。

◆マリコさんの辞書には、一応「門限」という言葉があるという発見。そしてそれを守ろうという気も一応ながらある、というのも発見。
そこから発覚する、マリコさん民泊中の事実。じゃあこのままずっと民泊してれば、第1話の徹夜問題は解決だね!(ニッコリ)
っていうか、マリコさんっていつの間にマンション住まいになったんですか!?
前の長屋、どないしたん。やっぱり、マリコパパがいなくなったのを機に……みたいな感じだろうか。
メタ的なことを言えば既にシーズン9の頃ぐらいからマリコさんの家のセットは出てこなくなってたので、もうあのセットはない、ってことなんだろうなぁ。
『京都地検』もない今、京都ならではのセットを見せてくれるシリーズがない。寂しい。

◆それはともかく、日野所長のマジトーンの「大丈夫……?」「僕が心配してるのはマリコくんじゃなくて、マリコくんを泊めてるお宅の方なんだけど……」という容赦ない言葉に草。しかもみんなして同意してんのに大草原不可避。宇佐見さんなんか何回も細かく頷いてるし。

◆ということで、吉倉家でアンジャッシュコント開始。
マリコさんが確信犯(誤用)的に物騒な単語だけ切り出してオウム返ししたりするもんだから、吉倉家の中でマリコさんが凶悪犯になっていくというコント。

「アンタ、顔が怖いんだよ!」
全国推定100万人(脳内調べ)の土門さんファンに全力でケンカを売る文恵さん。
まあ、確かに怖い。
私は土門さんのことが好きだけど、取り調べされるとなったら本当は嫌ですw

◆話には全然関係ないんですけど、土門さんが「榊、頼む!」っつーたときにマリコさんが「はい!」って返事したの好き。
ふとしたときにマリコさんが土門さんに敬語使うの好き。口調萌え。

「母は昔から、人とコミュニケーションが出来ないんです。まるで外国人みたい。言葉も通じないし……なんていうか、文化が違うんです」
今あなたの横にいる人も大概ですよ、とツッコんだ人は意地の悪い視聴者です。それは私。私、マリコさんのことは好きだけど、マリコさんときちんとコミュニケーションが取れる自信ないもんw

◆京都迷宮、じゃなくて京都観光案内回。
かと思ったけど、別にそうでもなかった……薄味だった……
ただし、10月の水に浸かるはめになった呂太くんさんはお疲れ様でした。そりゃいくらなんでも冷たかろうw

◆海斗くんを引き当てるマリコさん強運。
っていうか、海斗くんを見つけたときのマリコさんの笑み、なんかちょっと怖かったんですけどw なんつーか、獲物を見つけたハンターのそれ。

◆で、逃げた後の文恵さんはどうしたんだべ。忘れられてる?
そのまま、今度は海斗くんを追うことになる蒲原青年。悲鳴とともに海斗くんが落っこちた時、まさかの「マモレナカッタ……」案件かと思いきや、まさかの自主的飛び降り逃亡劇。
「あのばあさんにしてあの孫ありかよ……」と蒲原青年が呟いてましたが、そもそも海斗くんは喘息持ち設定である。なんであんな全速力で逃げられるんだ。発作大丈夫?

◆吉倉家でアンジャッシュコントその2。
マリコさんが滞在何日目かは知りませんが、机の上以外は案外綺麗に使ってるな……人様の家だという意識さえあれば、一応は綺麗に使えるのかな……
と思ってたら、よりによって一番隠さなきゃいけないものを出していた。法医学のすすめw
難しいことはよく知りませんが、専門書にそんな死体の写真なんか載るものなんですか?
それはさておき、状況証拠が着々と積み上がり、「榊マリコ=大麻の売人で殺し屋の凶悪犯」の図が吉倉家の中で出来上がっていくのはまさしくコント。

◆風丘先生、今期2度目の差し入れ。「HA-NA ROLL」。抹茶味は鉄板、そうだね。
で、ここで珍しくマリコさんが風丘先生の差し入れに手を伸ばしてるのに、まさかのお預け! しかも風丘先生がとうとう自主的に「念のため」調べてきた!!!!
いつもの意趣返しかw でもこれで済んでるんだから、風丘先生は本当に優しい。本当ならそろそろ、後頭部一発ぐらい引っ叩かれてても文句言えないんだぞマリコさんw
しかし、風丘先生は事件の都合で何にでも興味がある設定にされてしまうなw 敢えて口悪く言ってしまうなら、良くも悪くも使い勝手のいいキャラ。科捜研じゃなくて外部の人だしね。

◆2度目のCM明けにしれっと文恵さんが出てきてる辺り、文恵さん逃亡のくだりはまるっと忘れられてるかカットされてるかのどちらか。どっちにせよなんでや。
科捜研の男手により持ち去られていった浜野家の畳ですけど、あれ鑑定のために解体しちゃってたよね。あれ返せないよね。どうするつもりなんだ。弁償すんの? しないよね?

◆畳の鑑定で夜も更けて……
……あれ? マリコさん、民泊の門限は?

◆「海斗くんは犯人じゃないですよ」からの「ってことで、ホントのこと話せよな」(意訳)と文恵さんに迫るマリコさんは策略家。脅迫のプロ。

◆マリコ「対象者の指紋とDNAを集めましょう。徹夜になるわよ
ねぇ、だから民泊の門限は?

「指名手配されたから、高飛びするつもりね……!」
ここまで勘違いコントが進めばもはや伝統芸。状況証拠だけで動かされる警察の方々が可哀想w

◆店の備品であるはずのポイントカードスタンプを、わざわざキーホルダーにして持ち歩かせる意味とはなんだろうか。
いや、確かにあのキーホルダーは可愛かったけどもさ。

◆ジェイソンさん、めっちゃ死ぬ演技上手い。白目剥いてた怖い……
今回の犯人はクズの大麻売人、ということで本当の凶悪犯はこっち。土門さんも上着を脱いで本気モードの取り調べ。やっぱり私、土門さんの取り調べは受けたくないなw 受ける予定もないですけど。

◆いい感じで事件を締めようとする中、エンディングテーマが流れた時点でまだ先週の予告芸「マリコ逮捕」がないぞ……これは……! と察した視聴者の記憶力はまだまだ大丈夫。というか、中盤あたりのペース配分で気づいた方多数なのでは。
ってことで、アンジャッシュコントの締めは逮捕されかける主人公。「主人公が逮捕されかける」という大事が、まさかのただのコントのオチである。
笑顔の土門さんと、わずかに顔を覗かせる蒲原青年による救出劇。マリコさんと土門さんは楽しそうですけど、なんか所轄だか交番だかから来た警官2人はとても災難。っていうか、こんな凶悪事件()で呼び出される土門さんと蒲原青年もはた迷惑w

サブタイが『マリコの民泊』の上にマリコさんがわざわざ民泊してんのに、マリコさんと吉倉家の交流が全然ないのはアカンでしょ。吉倉家の2人がやってたのはただのコントだし、最後のマリコさんはただのオチ要員じゃん。
普通こういう話の場合、マリコさんが民泊を体験することで何か発見して、それが大なり小なり事件解決に役立つとか、そこから得た体験で事件関係者に言葉をかけるとかすると思うんですけど、今回のこれってただのコントじゃないか。
ベタで構わないから、吉倉家の人たちと一緒に寝食をともにしたりして、比較できるほどとは言わなくても同じような体験してるところを見せなきゃダメじゃね? これだと話になってなくね?
事件を見せたいならマリコさんの民泊話がすげぇ邪魔。マリコさんの民泊コントがやりたいなら5分以内で収めろ。そんな話でした。でも吉倉家の2人はまた出てほしい。いくらなんでもあの扱いは可哀想だ。

次回!

マリコ先生の(夜の)教室。夜8時からの教室。意味深。
とうとうマリコさんも教え子を持った。しかし、その教え子には秘密が?
マリコさんの知識が、というよりは、こういう事件ドラマの知識は悪用されそうではある。実際にしてた事件もあったんだっけ?
っていうかつい最近、『9係』でも刑事ドラママニアが証拠隠滅してた回あったな。
つまり、次回の容疑者は我々視聴者。これは視聴者に対する挑戦ですよ! 冗談です。

ってなわけで、次回以降も期待! しておりますよ!

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