File.5 寄生する女
ゲスト:黒川智花、牧田哲也、寺井文孝、加藤歩(ザブングル)、吉村泉、前川恵美子
脚本:戸田山雅司
監督:濱龍也
#科捜研の女
抱きつかれるなら誰がいい?— そらいろ (@akanegarnet) 2017年11月11日
今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
予告から思いついた本当にしょーもない質問ですが、投票してくれる人がいてよかったw 毎回、こういう心底しょーもないことを訊きたい。
それはともかく結果。結果に対して率直な思いを言うならば、闇深。
イケメンの宇佐見さんがトップはわかるけど、風丘先生があまり票が伸びず、上2人にそこそこ票が入ってるのが闇深い。よく見てくれ、どう見てもロクな目に遭わないぞw
ネタとして答えてくれたんだと思いたい。『科捜研』視聴者が案外闇深いとか思いたくないw ドM多すぎ問題。
ってなわけで、あまり闇に触れないようにして今回ぃ!
◆というわけで事件現場。やたら霧が深い設定。やだなぁ、ここで夜景見るのw
科捜研の皆さんがまだ黄色ジャンパー(=夏服)。現実では既に冬将軍が来ているというのに……
◆イケメンピン芸人・笹原バグ。彼のブログの名前は「笹原バグのバグった日常」。でも書かれている日常は別にバグってない。普通。
で、持ちネタは「お前のハートをバグしちゃうぞっ」。
一発ギャグに最も禁句なのは「つまんない」よりも「それどういう意味ですか?」だと思うが、このギャグには後者の言葉をぶつけたい。それどういう意味ですか?
この一発ギャグに、誰からも何のコメントもないのが逆に無慈悲。この一発ギャグを考えた監督たちの努力が報われてない感あって涙が出る。
もう少し余裕があったら、マリコさん辺りがツッコんでくれたかもしれない。「それどういう意味?」って。
◆今回の登場人物名は、テーマに沿って虫づくし。
被害者の笹原バグ(=虫)。
もうひとりの被害者は有(=蟻)村葉子さん。
犯人である渚左(=蛹)麻由(=繭)。
渚左さんに食われた恩師の大学教授は「桐山藤郎(とうろう=カマキリ)」さん。
ついでに、その桐山教授の奥さんの名前も「蛍子さん」。
で、ちょっとこれはこじつけだけど、一番最初に渚左さんに食われたドラ息子は瀬戸幹(木の幹。アジアコウモリガは幹などを食い破る害虫)也。
もっと言うなら、バグさんと昔コンビを組んでたサブングルさんの役名は「甲野安人(読みは“やすと”、でもこれはたぶん『アント=蟻』)」。
それだけじゃなく、言葉遊び的なシーンも多かったのが戸田山脚本っぽかった。
◆今回の被害者は2人、というところで「風丘先生も大変だな……」と思ってたら、OP明けで出てきたのが徹夜明けの仮眠から叩き起こされたあくび混じりの先生。そこで「あっ(察し)」となるのが訓練された視聴者。
今期1話で「徹夜してまで仕事するのが正しいのかよ!」と問題提起されたところからこれ。第1話のアレが正しいか正しくないかはさておいて、風丘先生が可哀想なのは間違いないw
マリコ「よかったですね! 熟睡する前で!」
そんな可哀想な風丘先生にかける言葉がこれなマリコさんである。これが菩薩……?
これは割と真面目に言うが、マリコさんはそろそろ風丘先生に後頭部引っ叩かれても文句は言えないw
◆風丘先生の嵌りがちなパターン。
風丘 「両腕の上腕外側に皮下出血。生体反応あり」
マリコ「強い力が加えられたとすれば、気になりますね」
風丘 「うん、確かに(書類にペンを走らせながら)」
マリコ「……よかった。風丘先生も気になるんですね」
風丘 「………………!?」
マリコ「………………(じっと風丘先生を見る)」
風丘 「……目力ビーム……ノチホドクワシクシラベテオトドケシマス(棒読み)」
これは4割ぐらい風丘先生が悪いw いくら大事なメモをしながらとはいえ、マリコさん相手に若干でも気を抜いた返答をするとこうなる。風丘先生が目力ビームにやられるパターンは大体決まっている。
これも割と真面目にアドバイスするが、風丘先生はこの若干適当にマリコさんに返答する癖を直した方がいいよw
◆唐突なS15のテーマはやめーや。私の今のスマホのアラーム音がこれなんだよ。どっちなんだかわかんなくてビビるw いや私の視聴環境の問題か。
◆おそらく視聴者の半分は流して見てしまい、3割ぐらいはメインテーマで踊っていることで有名な鑑定シーン。
その鑑定シーン、画面上の扱いはとても小さかったが、鑑定画面で被害者がずーっと「笹原バグ」で扱われてて草。本名じゃないんだw
その後の鑑定結果報告のシーンでも、蒲原青年以外はみんなして「笹原バグ」で呼び通してて更に草。いくら今回のテーマが虫だからってそんなw
◆これはツッコんじゃダメかもしれないが、一応ツッコんでおく。
もし渚左さんの証言どおりなら、展望台の手すりに有村さんの血液指紋がついてるはずだが、それについては何の言及もなかった。ゲソコンには言及してたのにw ズルいw
もっと言うなら、有村葉子さんが書いたと思われるストーカーの手紙の筆跡鑑定もしてない。ズルいw
◆今回、初めて亜美ちゃんを呼ぶ呂太くんさん。一応、「亜美さん」って呼ぶんだね。
で、監視カメラが役立たずなことにおこな亜美ちゃん。「その悔しさを、有村葉子さんのスマートフォンの復元にぶつけました」。私も亜美ちゃんの悔しさをぶつけられたい。
◆防犯カメラに対して「この子」呼ばわりする亜美ちゃんが愛しいです。
◆その時点ではまだ被害者側だった渚左さんの勤務先まで暴かれるネットは闇深。やめーや。
しかもマスコミにまで顔バレしてるし。やべぇ。あの世界、こっちの世界よりももっと酷いw
◆虫が苦手っぽい蒲原青年。甘党で虫嫌い。どんどんキャラ立ちしていくね、君は……
◆風丘先生の人間向け差し入れ、第5話にして今期初。さすがに全部覚えてるわけじゃないし見返すだけの余裕もありませんが、これは今までで一番遅い記録なのでは。
そんな風丘先生からの差し入れは「三栗堂の“蒸し”まんじゅう」。作中で呂太くんさんがツッコんでたとおり、「やっぱり“むし”なんだ……」。言葉遊び大好きだなw
それを受けてか、亜美ちゃんがいつもの妙な敬礼ポーズをしようとしてるのか、途中で固まってるのが微妙に映っている。そういや亜美ちゃんは虫、大丈夫なのかな。
◆笹原バグさんの皮下出血の状態の話から、ハグ合戦に。バグ→ハグの言葉遊び。
まずは呂太くんさんにしがみつく亜美ちゃん。こうして見ると、この2人って結構身長差あるのね。でも姉弟みたいでかわいい。ロマンス的な萌えはないが、ほのぼのとした萌えはある。
で、本日のメインイベント・宇佐見さんをハグホールドするマリコさん。次回予告の時点で「これホールドじゃん」って思ってましたけど、話の筋を知ったらマジで単なるホールドで大草原。これはイケメンの宇佐見さんに抱きつけるマリコさんを羨ましがるべきなのか、美人のマリコさんにホールドされてる宇佐見さんを羨ましがるべきなのか、或いは不憫に思って笑うべきなのか。
いや、強く抱きつかれる宇佐見さんが完全に引きつってたので、これは笑うべきところだな。全国の沢口靖子ファンを一瞬で敵に回したイケメンの宇佐見さん。これから生き延びるのが大変やで。
◆とか言ってたら、もうひとつのメインイベント・土門さん乱入。さっきまで実験にノリノリだった風丘先生まで固まるくらいの一瞬で凍りつく空気大好きw 無言やめろw
引きつったままの宇佐見さんと、ざっと視線をマリコさんたちから土門さんに移す亜美ちゃんと、「うわヤバい」って表情を隠さない風丘先生が好き。
土門さんの眉ピク芸。っていうか、あんな風に片方の眉だけ動かなくないですか!? やっぱプロの役者さんはすげぇや。
っつーか、土門さんってわざわざ科捜研までマリコさんを屋上に呼び出しに来るの!? ってところも発見。いや、あれはあの空気がいたたまれなくて上手いこと連れ出してきただけかもしれんけど。
◆CM明けザブングルさん。『科捜研』にも芸人さんが出る時代。結構しっかりした演技で驚いたw 気づかなかった、というか知らない人が見てたら普通に端役の役者さんだなと思ったかもわからんね。
でもネタはきっちり言わせてあげる優しさ……なのかこれ。「悔しいです!」。誰だこれ言わせたのw
◆ロイコクロリディウム。早口言葉、言えるかな? 言いづらいけど、当たり前かもしれんけど誰も噛まないのがすげぇ。
奇遇ですね、先週の他局・『刑事ゆがみ』でもロイコクロリディウムをテーマに扱ってましたよ。
ついでに言うなら、先週の『ドクターX』も(さすがにロイコクロリディウムではないけど)寄生虫が話のタネだったし、なんだ、今月は寄生虫月間かよ。嫌だそんなのw
ロイコクロリディウムでレッツ・ら・動画検索……しちゃダメぞ、特にグロに弱い人は。マリコさんとのお約束。ご飯時の夜8時のドラマだからわざわざマイルドなイラストを作ってまで説明してくれてるんだからな。ダメだぞ。忠告はしたからな。フリじゃないぞ、これ。
◆しかし地元のドラ息子→大学教授→当時は売れない芸人→弁護士(未遂)。男性遍歴を見る限り、割と迷走してる気がするんですが、それは。
なんだろう、やっぱり「新しい世界」が見たくなる(飽きる)と殺しちゃう、みたいな感じなのかな。だとしたらただのサイコパスやんけ。怖っ。
◆自分から仕事を見つけられない指示待ち族・呂太くんさん。
冗談です。わざわざ日野所長に仕事があるかを尋ねる仕事熱心な呂太くんさん。変われば変わるもんだねぇ。
◆今回、渚左さんに狙われた方の中で八坂弁護士だけ無事だったのは、彼の名前が虫に関連するものじゃなかったから説。よかったね。
◆登録無料写真共有SNS、「PA写UP」。つまりインスタみたいな。そういう。
で、謎の箱が写っていたのが「2017年2月7日」、防犯カメラの映像が「2017年2月3日」なんですけども、そう考えるとどんだけ手の込んだ、いや気の遠くなる期間の計画だよ……と。ストーカーに根回しして宿主には足跡を残させて、と……
計画の回りくどさで言ったら、先週とどっちが上だろうな。
◆とうとうマリコさんの無茶振りが無関係(のはず)の外部の大学関係者まで……と思ったが、いつものことだった。今更だった。ですよね。
◆話の流れを見る限り、マリコさんがドア側に来たのに鍵開けてダッシュしなかったのは、完璧に土門さんたちを待機させた上で言質取るために囮になったよなw 命張り過ぎかw 後ろにちゃんと鍵持った大学の人いたもんな。
サイコパスリケジョvs最強の科捜研の女。勝敗は科捜研の女の勝ち。マリコさんに科学のハッタリは通じない。マリコさん自身が結構ハッタリかますからなw
後ろでドヤ顔をする蒲原青年。君、マリコさんが勝つとだいたい嬉しそうな顔してるなw ホント、マリコさんの実験台になってる方々はドMばっかやでぇ……
◆とうとう聴取シーンすらぶった切り。まあ、研究室でだいたい自白しちゃったからな。
そんなサイコパスリケジョさんの最後のシーンは、取調室の窓で区切られた向こう側を飛んでいく蝶を眺める姿。結局彼女は、蛹で繭のままだった、と……
◆強い信念の余り心が歪む。ロイコクロリディウム。つまり、先週の『刑事ゆがみ』ですね?(違います)
私は、マリコさんなんかそこにもう片足突っ込みかけてね? と思うんだけどw ギリギリで踏みとどまってる感はある。そろそろ誰かマリコさんの後頭部ひっぱたこうぜ。風丘先生辺りが。
◆今回の沢口さんCMは、50代に見えない50の恵、ではなくて月桂冠。好きだよね、月だよね~♪
これはルヴァンパーティーではない、月パーティである。
先週に引き続き、倒叙モノで燃えるマーちゃんが見どころ。ホント、ターゲットをロックオンしたらガッチリとホールドして逃さないマリコさん怖すぎぃ!
もっと言うなら、「ここではない遠い何処か」に行きたいと思ったら、誰かの力を借りないで自分でたどり着こうとする系ヒロイン。やっぱり少年漫画の主人公じゃないですかやだー! 実際、私はマリコさんのこと、「戦闘力がない『めだかボックス』のめだかちゃん」だと思ってるからね。結構真剣に。
そういえば、ここ最近は倒叙モノで燃えるマリコさんがあまり見られてなかったから、2週連続でこういうマリコさんが見られてなんとなく懐かしくて嬉しいw
虫と言葉遊びとミステリ大好きな戸田山脚本っぽい話でした。好きだ今回。
はい、次回ぃ!
マリコ逮捕。
この次回予告で、「マジで!?」的な反応より「今更!?」「マリコさんってまだ逮捕されたことなかったの!?」的な反応の方が多くて笑った。どんなヒロインだよw
まあ、マリコさんはゴミ袋から生まれたヒロインですし、監察も受けたし、今更逮捕ぐらいなんてことないんじゃなかろか。大丈夫大丈夫。
で、次回サブタイは『マリコの民泊』。もうサブタイだけで事故が予測できる。アカン、これはアカンやつや。
これが次回、OP明けにSEとともに表示されるのを想像するだけで今からちょっと笑うw
しかも話はマリコさんが民泊体験。やめろ、被害を京都府警の外側に出すんじゃない!
っていうかそもそも、なんで「民泊体験」と「マリコ逮捕」が一緒の話になるんですかね……?
そんな感じで、次回以降も期待! しておりますよ!